安倍吉俊氏の作品に触れたのは「古街」というデジタル画像を収録したCD-ROM画集からでした。
当時、同人誌を中心に活動していたらしい彼の作品としては、広く流通したのでしょう。僕はある家電店のパソコンソフト売り場で、これを見つけました。
その後、彼の作品を探す日々が続くのですが、、全く見つからない。彼が何者なのかさえ全く分からないままに数年が過ぎました。
その頃です。どういう形で情報を得たのか全く覚えていませんが、多分アニメ雑誌を斜め読みしていて見つけたのだと思います。見覚えがある雰囲気のキャラクターを。
それが「Lain」でした。(しかしその後も彼は寡作で、どこで何をしているのだろうとか思う日々が続くのですが。今はネットに接続できるので、彼のページ自体にアクセスできますからありがたいことです)
テレビ放送は首都圏だけでしたから、僕が触れたのはビデオでした。
初めて見たときの感想は、「ワケがワカラン、、」というものでした。実際何回か繰り返し借りてみましたが、なにしろよく分からない作品でした。
つまらない作品だったのならそのまま忘れてしまうでしょうが、、この作品は、常に頭の片隅にあって、忘れることがありませんでした。
去年の秋、急にDVDを揃えることを思い立ち、amazon で注文してしまいました。くるのに一月強かかったかな。
久しぶりに観た Lain は、以前観たときとかなり印象が違っていました。僕自身ネットに接続するようになって、親和性が高まったのか?
いや、そういうわけではなく、昔とは違う視点で見たからだと思います。
というわけで、
serial experiments Lain について ← Lain について感じたことを書いてみました。
2003年春の時点での感想です。
全く変わりますが、僕のabk1というハンドルは安倍吉俊氏のABというハンドルに倣ったものです(汗
ヤフーオークションを利用する機会があって、abk1で参加しようとしたら既に使われていました。似たようなことを考えた人がいるのでしょうか。