さて、この頃から某サイトにスレッドを建てています。
大丈夫かよ?と思うことを真面目に試すならば某サイトでしょう。
(と、当時考えました)
叩かれたり教えてもらったりながら、いろいろいじりました(w
実は、某サイトの過去ログをメモ代わりにこの文章を書いています。
(もし当時見ていた方がおられましたら、あの時はお騒がせしましたm(_ _)m)
抵抗値は当てずっぽうで、こんな感じのネットワークを組みました。
R1とR2についてですが、、、
電池やコンデンサーなど部品を付け替える時には急激な電位の変動が生じます。
006P乾電池の9Vに由来するものです。
R1の抵抗値が小さいと、急激な電位上昇は高周波ですからコンデンサーを通過し、、、
直接スーパートゥイーターに到達します、9Vが(汗
恐ろしや。
これに気付かなかった頃、一瞬ユニットを飛ばしたか?と思うことがありました。
(当時は、コンデンサーに蓄積された電力によるものだと思っていましたが)
R1はある程度大きい値でないと危険なようです。
R2はないか、小さくてもいいようです。実際4425mk2は4Ωのようです。
しかし当時はそれは分からなかったのでした。
ともあれ、危険を伴いながら(w、R2を調節して音質の変化を観察しました。
R1は15Ωに統一。R2を、10Ω、100Ω、10MΩに変えてみました。
R1+R2の値で、ローカットの特性自体もかなり変わります。
R2なしだと(うゎ〜R1でなくてよかった...)元気だけど、かなり不安定な感じ。
10Ω、100Ωと抵抗値が上がるにつれて安定してきます。
10MΩだとかなり安定しますが、硬い感じがなきにしもあらず。
前述の電位変動の危険があるので、その後、R1を10MΩで固定しました。
おそらく10MΩの時の音が、T900Aの個性が出た音だろうと思います。
R1+R2の値が小さい時の不安定な感じの原因は、よくわかりません。
一般的なCRフィルターとの違いは、電池が入っていることだけです。
単純に考えたら、CRフィルターの特性の違いが音に出ているのかも。
しかし「不安定な音」です。
聴いた感じ、フィルター特性の違いだけで生じる変化と違う気がします。
単純なローカット特性の変化というより「揺らぐ感じ」です。
アンプからの出力でマイナスラインの電圧変化が生じる、、、
これがコンデンサー間の+9Vの基線を不安定にするんじゃないか、とか?
R2が大きい時安定するのは、電圧変化による影響が減るからでは?
全くの想像ですが。なにしろ、よくわからないです。
その後、こんなになったりました。
C1、C2は0.47μF。R1は15Ω、R2は10MΩ、Lは0.2mH。
R3はいろいろ替えていました。試行錯誤の繰り返しです。
コイルを付けると僅かにサーノイズが生じます。
(実はトロイダルコアコイルでした。近所の部品屋には空芯はないのです)
音楽を聴くには、影響はないのですが。。。
R3を追加するとこれが小さくなります。しかしコイルの効果は小さくなる。
抵抗値によっても微妙に違いが、、、泥沼(w
つうか、空芯コイル買えよ。
固定抵抗によるアッテネーターも試してみました。
個人的な印象では、全体的に抵抗の癖がつくように思いました。
安価な金属被膜抵抗だったからか、全体にベールを被せた感じになりました。
柔らかく聴きやすい音ではあるのですが、僕の好みには合いませんでした。
時々、コンデンサーのチャージを解除したり1個にしたりして聴いてみましたが、
総じて音がざらつき滑らかさが減る感じ、ホワイトのイズが混じるような。
これは抵抗の癖とは傾向が違っていて、興味深いところです。
しかし、いずれも音声の鮮度が減り色彩感が失われるという点は同じです。
部品の癖なのか、高級な部品だと問題ないのかは、よくわかりません。
まだまだ実験不足です。
この頃からの記憶があいまいです。
記録が残ってないからやったことや前後関係がはっきりしないのです(w
ちょっと情けない。
結局、R3は外し、0.18mHの空芯コイルにしました。
仕事の都合で徳島にいく機会があり、合間にオーディオ店巡りをしました。
あるお店で0.18mHの在庫があり、定価の半額で譲っていただけました。
というか、定価がわからないから××円でいいよ、ということで。
後で調べてみたらほぼ半額だったわけです。
ネットワークのコイルを買う人は最近は少ないのか、、。
恐縮しましたが、ありがたく購入させていただきました。
空芯の方がやはりノイズは少なくなります。最初からこうしていればという感じです。
最終的にSM-SX100だとコイルがある方がよく、TU-870だとないほうがいい、
という結論に達しました。
この頃からR2を外しています。
かなりすっきりして、こんな感じに。
C1、C2はともに0.33μFか、0.33μFと0.47μF。Rは10MΩ。Lは0.18mH。
先祖返りにも見えます(w。しかし、
いろいろやった末に一応、ひとつ落ち着き処に落ち着いた感じです。
コンデンサーの容量が下がり、スーパートゥイーターの作用も小さくなってます。
全体のバランスで、そういう感じになってきました。
目下、ネットワークボードをもう少し使いやすくしようと思っています。
1つ1つ部品をつなぎ変えるのは面倒。
主要部分をユニット化し、ワンタッチで交換できるボードにしたいです。
多分、複雑なネットワークでも簡単に試すことが出来るようになります。
あとアッテネーターなのですが、固定抵抗では今一つだったということで、
トランス式のアッテネーターをいつかは試してみたいと思っています。
Fostexの製品があるようです。
気になるのは、温度変化による変化です。
どうも季節が変わり寒くなると、微妙に音が変わるような気がします。
セッティングする位置も変わりました。
スーパートゥイーターか、ネットワークなのか、僕の耳のせいなのか
・・・?という感じです。
セッティングする位置については、かなり微妙です。
写真のピントがあうかのように「決まる」ポイントがあるようですが、、、
これがけっこう移動します。
しかも、mm単位で位置決めしないとそのポイントが出ません。
ちょっと、かなり大変です。
前述の温度変化によるものだろうと思っているのですが、、、
奥が深い、というか、謎は尽きません(w
2003.01.07. 現在
2021.10.03. 追記。
いろんな課題を書き残していますが、手をつけないまま今に至ります。
組み換え式ネットワークは製作しないまま、トランス式のアッテネーターも試さないままです。
セッティングする位置にも当時はこだわっていたのですが、余りにもデリケートで手間暇がかかるので、数ヶ月後には「数mmぐらい違ったって、たぶん大丈夫じゃわい」と、すっぱり割り切りました。