no!cccd

テキストの量が多くなってきたのでファイルを移行しました。
最新のファイルはこちら


過去の日誌のファイル一覧はこちら


03.08.22.

とりあえず、コピーについて思うこと(2)をアップ。
なんか電波ゆんゆんだし、サブタイとか、いいのかこれ?って感じだけど。
複製権について、あれこれ考えたことを書きました。
複製権って、もともと出自が独占を目的にしたものだったらしいですね。いまのコピーコントロール業界は、まさにそれを地でいってます。
Auther's Right(著作者の権利)のほうが後から生まれたんだねー。

↑↑

03.08.23.

ネットでの音楽違法配信に懲役刑の可能性という記事。
なんつうかね、訴えたのがCCCDを売ってる業界だと思うと、素直にうなずけない自分がいます。
本来これでいいはずなんだけど。すごく複雑。

↑↑

03.09.02.

RIAA関連の記事いろいろ。ちょっと古いけど。
米大手ISPが、RIAAを訴える-PtoP関連の召喚状で
容疑者どうやって特定? 米ISP団体がRIAAに質問状
RIAAの個人ユーザー追及に一部歯止め
一斉訴訟の前哨戦? RIAAが“抵抗者”を集中非難
アメリカの大学は気骨がありますね。日本の大学では退学者が出ましたっけ。
なにがいいのかなんて一概には言えませんけど。

8/23にリンクした記事、バカニーア作戦(Operation Buccaneer)ってなんなんだろと思ってGoogle検索してみたけど、日本語サイトにはほとんどありませんね。
なんなんでしょうか。
広がる一斉摘発の波紋,WAREZコミュニティは混乱状態
WAREZの“温床”オランダの大学で学生逮捕
2年ぐらい前の記事ばっかり。
海外には、Operation Buccaneer、こんなんがあったり。作戦本部ですかね。

ちょっとしたテストのために椎名林檎のアルバムを中古で探そうとしたら、うちの近隣には一枚もありませんでした。まぁ、田舎だし中古CDを買えるとこ自体あまりないのですが。で、amazonのユーズドストアにいったら、¥2480からだって。高いよ。どうしたものかね。
まぁ、CCCDでありさえすればシングルでもいいんですけどね。せっかくだしと思ったんだけど。
なにがせっかくだか。

↑↑

03.09.05.

こういうのって好きですね。 ダウンロード購入した音楽の転売は“アリ”か?
シンプルでわかりやすい行動です。
なんかすっとぼけてて自由な感じがしますし、笑えます。
それにしてもアメリカの大学っていろいろやるんだね。
大学内音楽サービス、来春試験へ——ファイル共有の歯止めとなるかだそうです。

そういえば、SMEがアルバムにはレーベルゲートを使用しないことに決めたとか。
ファンクラブ会報でCCCD反対を表明した浅倉大介氏が、今回もファンクラブ会報でそう語ったとのこと。
ガセネタでないことを期待します。

↑↑

03.09.08.

ニュース23でCoccoを見ました。
音楽を止めていた理由を話していました。沖縄で一回限りのライヴを行うに至った経緯とか。
音楽へのプリミティヴな信頼を感じました。
プリミティヴな音楽というものがどういうものかも見せつけられました。
CCCDとは関係ないけど。

ダウンロード音楽のオークションが中止に
オークション中止では消えぬデジタル商品転売問題だそうです。
面白い話だったんだけどなぁ。
一方、RIAAは、音楽業界、不正ファイル交換の赦免プログラム提供だそうです。言うこときくなら許してやってもいいんだぜ、つう感じですね。

ビートクルセイダーズの新譜、コピーコントロールの表示と一緒にCDDAのマークが入っています。
全く困ったもんです。業界自体がコピーコントロールとはどういうものなのか理解していないことの表れなのかもしれないなぁ。

↑↑

03.09.10.

RIAAが明らかにした著作権侵害の調査テクニックというお話。
いろいろすごいんだなぁ、と思うんですが、件の女性がネット上で共有していたという曲、その数、約1000曲。
1000曲かぁ、、、アルバム100枚分。
CD100枚ってカラーボックス半分に収納できちゃうんですよ、めちゃくちゃ余裕で。そう考えたらしょぼい、すごく。
1曲mp3で5MBと考えたら1000曲で5GB。うちのiMacDVの場合ハードディスクの半分が埋まってしまうな。
やっぱりすごいのか?
p2pって、参加者が多ければ多い程いろんなものが集まってくるわけで、しかし参加者が何を持っているかによってそこで得られるものは限定されているわけですね。つまり、p2p参加者が誰も持ってないファイルはどうしたってp2pでは手に入らないわけで。
p2pでは何でも手に入ると豪語する人がいますが、ホントなんだろうか。
まぁ、参加者が何100万単位でいるからなぁ、、。それだけいたら何でもあるんでしょうかね。

追記。考えてみたらmp3じゃなくてもいいんだ。CDに入ってるファイル圧縮無しで共有だって出来るんだよな。
でも、CD100枚分というのはやっぱりしょぼいような気がしてなりません。

一方で、CDが値下げされるんだとか。ユニバーサルはアメリカでコピーコントロールの導入を表明した企業ではありますが、結局、実際には積極的な導入はしていません。EMIがコピーコントロールに関しては急先鋒です。値下げで利益が確保出来るのかどうか、どうなるでしょうかね。

↑↑

とかいってるうちにフランスでEMIが負けたという記事が。
週間アスキー2003年9月23日号のp.31で記事になっています。
再生できなかった女性にEMIは補償しろ、と。CCCDを買ったユーザー全てに適用されるとのこと。しかしCCCDの販売自体は差し止められていません。
なんでネットニュースになってないんだろ。けっこうでかい記事だと思うんだけどな。配信の契約の関係か?

03.09.14.

米国初のコピー防止CD発売へ、という記事です。
初じゃない、初じゃ、、。
昔、何の断わりもなく導入して問題になってますけど、、。
コピー防止機能付きCD,こっそりテスト中

それはともかく、採用されているのがSunnComm Technologiesの方式。CDSではないらしい。
記事を読むと、なんかいろんな機能がついてるようですが、なんていうか、食玩じゃないんだから誰も喜ばないと思うなぁ。
まっとうにCDプレーヤーで聴けるんですかね。
CDSみたいな規格外ディスクだったら、だめだめだぁね。

以下、関連記事リンク。
SunnComm、音楽CDに関する著作権保護技術をヨーロッパで導入
米で著作権保護機能付きオーディオCDが登場(といっても2001年3月の記事)
それがこんな結果に。 不正コピー防止機能付きCDは著作権を守れるか?
そうかと思うとこんなこともやってる。米SunnComm、アナログ録音にも対応する電子透かし技術

MediaCloQでは、完璧にCDプレーヤーと互換性を持たせるのは難しいのではないか、ということでした。
しかしオーディオ部分に手を加えないということは、Key2audioに近いのかな。
今回の再導入は方式について明言してないようだけど、MediaCloQなんだろうか。

↑↑

09.16.追記。
BMG社、米国でCCCDを本格展開、ということで、メディアマックスCD-3という方式とのこと。

10.23.追記。
2ちゃんねるにてメディアマックスCD−3の素性について報告がありました。
ニュース議論板、コピーコントロールCD議論スレPart33の687693のレス。

普通のCD-EXTRAです(Audio+Mode2 Data)
エラーも少ないしサブコードにもおかしな所は見つかりませんでした。
ダミーTOCさえありませんでした。
音楽部分も当然普通〜のCD-DAです。


とのこと。詳しくはリンク先を参照。
ただ、付属のプレーヤーに不具合があるようです。しかしCDS-200に比べると雲泥の差のようです。

03.09.19.

RIAAに訴えられた違法ファイル交換ユーザー、それぞれの言い分という記事。
なかなかすごい。違法性というものにホントに気付いていない人もいたんだなぁ。料金を支払ってると思っていたという人も。
“的”外れにもほどがあるレコード業界の訴訟作戦では、12才の少女のケースが引き合いに出されています。
道理はRIAAにあるということですが、こんな質の悪いやり方ってないですね。コピーコントロールもそうですが。
「濡れ衣」訴える被告も——RIAAの個人追及法に批判、みたいなケースもあったり。自分はやってないのに警告も何もなくいきなり起訴された、とか。アメリカにはオーディオ家庭録音法(AHRA)っていうのがあるそうで、どうもコピーを非営利に個人的範囲で使用しても、訴えられない、ということらしいです。
なんかもう、大変。

↑↑

03.09.23.

秋が来ましたねぇ。。。しっかし、寒いなぁ。
もう、いっぱいありすぎて。

まずこれ、タワーレコードにリンク。BEATLESのLet It Be(naked)がCCCDなんですと!!
あーあ。しゃーねぇなぁ、もう。

それからこれ。これってAUDIO-CDなの?におけるレポート。
なんとエラーを削ったCCCDが出てるらしい。フェイクTOCは残存してるけど、弱いらしい。
CD-R実験室の掲示板での議論によると、要するにコピー防止機能を犠牲にして、再生時のコンポへの負担や聞けない可能性を軽減したのだろう、ということ。
フランスの判決を受けて再生互換性を考慮したんでしょうけど、判決内容をよく読み返した方がいいですね。
聴けない可能性があるCCCDを売るのは結構だが、聴けない人には補償するようにという判決なんだから。
聴けない可能性を減らすべきだが、聴けない人は放っといていいですよという判決じゃないんですけど。
エラー無しCCCDっていうけど「聴けない人のことなんて知りませんよ」ってのは全く変わってない。

おそらく日本で同様の訴訟になった時に、補償対象になる人を減らしたいから、こっそりとこんなことしてるんでしょう。Every Little Thingのベストなんて、多分大量に売れるだろうし、もし判決が出たら聴けなかった人に補償しなくちゃならないわけで。買った人が多いほど補償対象は増えるんだから。そしてCCCDが店頭に並んでいる限り、いつでもユーザーが訴訟を起こす機会が転がってるわけですから。
そもそもコピー防止を諦めて再生互換性を高めるのなら、CDDAで売ればいいんです。誰も困りません。
つい最近2ちゃんねるで、CCCDのマスター音質の改悪の証拠と思しき画像がアップされたりしてましたし、やってることホントおかしい。

あと、これも2ちゃんねるですが、アメリカで導入されるコピーコントロールとSunnCommについての詳細。
コピーコントロールCD議論スレPart33の570〜573。
詳しくってありがたい。僕は英語は苦手なもので、、。

05.11.03.追記です。リンクが切れてるのでうちに残ってたソースを引用。ちょっと長いけど。

570 名前:朝まで名無しさん メェル:sage 投稿日:03/09/22 01:35 ID:u1T9wKMP
BMGアメリカ(アリスタ)が採用したコピーコントロール「MediaMax CD-3」の概要

以前はメディアクロックと言っていたがバージョンアップして改名したらしい。
ちなみにメディアクロックはDVDプレイヤーでは再生不能だった。
全体としてはCDDAにあたるファースト・セッションと圧縮オーディオを収録したセカンド・セッションから成る。
ファースト・セッションにはLMTと称する技術によるプロテクトが施され、セカンド・セッションにはWMA形式の圧縮オーディオとオマケが収録されている。
SunnCommサイトの文章を読む限りではコンピューターにディスクを挿入すると自動的に何らかのプログラム(コンポーネント)がインストールされ、ディスクに施された「マーキング」を識別することによってプロテクトされるらしい。
(SunnCommの社長のインタビューでは「見えなくする」と言っていた記憶がある)。
セカンド・セッションにはLGCD同様オンライン認証が採用されている(メディアクロック版では個人情報の不正使用で訴訟を起こされている)
気になるのはファースト・セッションのプロテクトだが、本当にCDDAと完全互換なのか?
また、ゲーム機やMP3対応のポータブル・プレイヤーやカーオーディオでも再生保証されるのか?
疑問ですねぇ。
オマケのPromoPlayでWMA DRMとP2Pが採用されているのもご愛嬌。
CDSとの明らかな違いはファースト/セカンドの両セッションともにWINDOWS/MACをサポートしていること。

以下はSunnCommサイトの和訳
長いので分割します。
http://www.sunncomm.com/

571 名前:朝まで名無しさん メェル:sage 投稿日:03/09/22 01:36 ID:u1T9wKMP
●MediaMax CD-3
このディスクは2セッションCDである。ファースト・セッションにはCD−A(CDDA?)、セカンド・セッションにはWMAファイルが記録されている。
このディスクが通常のCDプレイヤー、DVDプレイヤーに挿入されるとファースト・セッションが再生され、コンピューターのCD−ROM、CD‐Rドライブ等に挿入されると自動的にセカンド・セッションが再生される。
セカンド・セッションにはプロテクトされたファースト・セッションのコピーの他、ビデオ・クリップ、写真、アーティスト情報、歌詞、PROMO PLAY、リンク情報などの特典が収録されている。

572 名前:朝まで名無しさん メェル:sage 投稿日:03/09/22 01:36 ID:u1T9wKMP
●License Management Technology
LMTはディスクに記録された特別なマーキングとコンピューターにインストールされたコンポーネントの組み合わせによって構成されている。
LMTはCD・DVDプレイヤーまたはバーナーに対してプロテクトを有効にするかどうかを常に監視、コントロールする。LMTはコンピューターのユーザー、プログラム、システムから完全に不可視である。
LMTを採用したディスクは標準的なオーディオCDと完全互換であり、通常のCD・DVDプレイヤーでの再生が保証されている。LMTには以下の機能がある。
Content Protection
コンピューター上のいかなるプログラムもMediaMaxディスクのリージョンからデータを抜き出すことは出来ない。
Self Authentication
このディスクのリージョンはコンピューターから普通にアクセス可能なので、オリジナルCD・DVD上に追加されたマーキングと照合することにより、LMTはディスクが不正コピーかどうかを瞬時に判断し、もしそうであればアクセスを不可能にする。
Track Identification
LMTは自動的に不正コピーと個々のSunnCommの技術でプロテクトされたCD・DVDトラックを識別し、アクセスを制御する。
その結果、ユーザーが焼いたカスタムCDにSunnCommCDの収録トラックが含まれていた場合、これらのトラックはMediaMax CD-3が有効なコンピューターではアクセス不能となる。
Online Digital Rights Management
この技術は、ユーザーがセカンド・セッションに記録された音楽を楽しむためにSunnCommのライセンス・サーバーからライセンスを取得ことを必須とする。
このプロセスは、オリジナル・ディスクが最初に挿入された時に一度だけ、シームレスかつ自動的に、ユーザーに認識されること無く実行される。
Onboard Digital Right Management
このオプションはオリジナルCDのオーナーにインターネット・アクセスを必要とせずに、ライセンスを取得することを可能にする。
MediaMax CD-3はマイクロソフトのWindows Media PlatformsおよびDigital Rights Managementの機能・技術と緊密に統合されている。
SunnCommはライセンスを受けてWindows Media Audio DRMの機能をマルチメディア・ファイルのセキュリティに使用している。


573 名前:朝まで名無しさん メェル:sage 投稿日:03/09/22 01:37 ID:u1T9wKMP
●PromoPlay
この機能はSunnCommの技術でプロテクトされたCD・DVDのオリジナル・オーナーが、著作権を侵すことなく友達と音楽を共有することを可能にする。
オーナーはPROMOPLAYを使ってメールを出すことにより、友達に音楽をダウンロードさせることができる。
ダウンロード先のリンクはメールに埋め込まれている。
権利者は埋め込まれたDRMテクノロジーにより音楽再生のライセンス内容をコントロールすることができる。
例えば、再生可能日数、再生可能回数、再生可能日など。
ライセンス期限が切れた楽曲を再生しようとした場合、ユーザーは特定のWEBサイトにリダイレクトされ、楽曲あるいはアルバムを購入するオプションを提供される。

ついでに、
デジタルコンテンツ家庭内共有の仕様提案へ
デジタルメディア討論会でビジネスモデルが論点に
デジタルコンテンツとコピーの問題に対して、インフラについての視点と、ビジネスモデルの問題だという視点。
税金を使うって、これは何かの脅しでしょうかね。ビジネスモデルなのかなぁ。
エンターテイメント業界はインターネットに見合った発展性のあるビジネスモデルの確立が遅れているとの点で一致した。とのこと。

↑↑

03.09.29.

さて。ビートルズがCCCDです。もう、すごい(w;
まずHMVのレビュー、、。なんじゃこりゃぁ!
さらにTOWER RECORDSのレビュー、、。これもすげー!
amazonはなんにもレビューがないですが、逆に考えたら載せられないと判断してるわけで。
最初のレビューを書いて下さいという書込みが泪を誘いますな。

↑↑

03.10.01.

9月5日に書いたこの話。
>そういえば、SMEがアルバムにはレーベルゲートを使用しないことに決めたとか。<
ガセネタでした。
SME、「レーベルゲートCD」をバージョンアップというこの記事によると、邦楽アルバムについては2004年1月下旬以降の導入を予定しているのだとか。「レーベルゲートCD2」だそうです。
導入したとしてもエラーがなくてコンポに負担がかからなくて再生が保証されてるなら良しとするのですが、ソニーミュージックの解説を読むと、要するにネットでつなげなくてもパソコンで再生出来るようにしたんだとか。ファーストセッションにエラー混入は継続している模様。再生保証なんてないんだろうな。
それって要するに「普通のCCCDに近付いた」ってことですな。
だめだめです。

↑↑

03.10.06.

えっと、コラムCCCDの10/4付けのコラム、面白い話が載ってましたのでリンク。
第三十八回「音楽流通の新しい形」
ミュージックファンドというサイト、その方法について書いています。ファンの投資によって音楽がリリースされるのだとか。なかなかよさげ。
詳しくは、氏のコラムをお読みください。コラムの内容には、激しく同意です(w。
音楽ファンと音楽家の関係を築きなおす方法だと思います。

追記。let it beについてamazonもようやく評価を載せ始めたようですね。どんな感じになるか様子見です。

↑↑

03.10.08.

amazonにレビューが載りました。ありゃまぁ、、。
改めて読み返してみると、、痛すぎる。これは恥ずかしい(汗、、。
、、、。
まぁ、いっか。

Shiftキーを押すだけで、コピー防止CDが複製可能にという記事。
アメリカで発売されたコピーコントロールディスクは、日本のCCCDと違って、メディアマックスCD-3という方式を使っています。これがShiftキーで解除できるのだと。これでコピーコントロール???。甘い、甘すぎる。コピーコントロールってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ、、、違うか。2ちゃんネタまずいな。
ともあれ、消費者から起訴される可能性は、CDSと比べるとかなり低そうです。
聴けなかったら返品できるんでしょうか。
それにしても、CDSー200の悪辣さが際立つなぁ。

↑↑

03.10.10.

CDコピー防止技術を破った学生に訴訟の可能性、だそうな。
なんて迅速な対応だろう。
殺伐としてるべきなんだよなんて、書くんじゃなかった。とてつもなく殺伐してるじゃねーかよ。
SunnCommの言い分は、どう見たって言いがかりにしか見えません。簡単な仕様にしといて「簡単だよ」っていったら起訴するなんて。

コピーコントロール業界のやってることって、結局全てそうですね。
ユーザーを泥棒扱いして規格外を売ったり。自分で道理が通らないことをやりながら、被害者面して告訴ですか。
被害者面して客と喧嘩するのが、そんなに楽しいかと言いたい。
いやなら、音楽を売るのなんて止めてしまえばいいでしょうに。

追記。
「ファイル共有」を使って事業を展開する新興レコード会社、という記事。
メジャーとは180°逆のスタンス。ここまで来てる以上、成功を祈りたい。

↑↑

10.12.追記。
CDコピー防止技術回避の学生提訴は取りやめだって。
だったら最初っからいうなっつうの。ま、性根がよくわかった。
しかし、この記事の最後、気になる記述。
DMCAではコピー防止技術の「回避」を広範にわたって禁止。ごく一部の例外として、リバースエンジニアリングと学術研究は適用外とされているが、米国議会には現在、この例外対象を広げる内容の法案が提出されている。
ほほぅ。

03.10.14.

たとえば自分の好きな音楽がどんな形でも甦るなら手に入れたいとは思うもの… 音がどうなの コピーだからどうなのと 馬鹿じゃない そう思うならシノゴノぬかさず 黙って買うな! いつから正義の味方の振りやってんだよ 真のファンなら 貴重な音源を楽しむもの…ではないかそんな事で一々ファンをやめるなら たいしたことないなぁ〜

以上、HMVのlet it be nakedのユーザーレビューでの某氏の書き込みです。
アジアンカンフージェネレーションのサイトでCCCD論議が起こっていた時、ファンだから買うという心情を綴った書き込みはよく見られました。
アーティストとスタッフは、コピーコントロール反対、容認できないと発言しました。それでも会社の方針でレーベルゲートにせざるを得ないという結論。そこに至っても「聴きたいからレーベルゲートでも買います」という書き込みは、少なくありませんでした。
どう考えたらいいんでしょうか。
僕は、そういったファンの心情を否定したくありません。
しかし「聴きたければ買えばいいんだね」というふうにも言いたくないのです。

ひとつには、そういった書き込みを読むアジアンカンフージェネレーションは、どう感じたんだろうかということ。
アーティストサイドは、嬉しいでしょうか。
そこまでして聴いてくれるファンのみんな、ありがとう。がんばっていい曲作るよ。と、言いきって納得できるのか。
買うなとは、立場上言えないでしょうから。

もうひとつ、そうしたファンにコピーコントロールディスク(レーベルゲート)が売られるということ。
アーティスト自身が容認できなくてもリリースせざるを得ない。だから容認できないものでもファンだから買う。
こういう図式って結局、アーティストとファンのつながりを企業に食いものにされてるということです。むしろ、そういうファンにこそ、不良品ではない保証されたものが届けられるべきでしょう。企業は「ファンだから買いたい」という心情につけ込んでいるのです。

冒頭のHMVでの書き込みの嫌らしいところは、そういった心情を利用しようとしてるとこです。
気にせず買うのが真のファン、という言い方を時に見ますが、そんなのはよけいなお世話です。
わざわざそんなことを言う目的はひとつでしょう。
売れるようにです。
買うことでアーティストの助けになるのなら、というファン心理を突いて、悪徳商品の売り上げを伸ばそうとしてるようにしか見えません。もっともビートルたちは既に2人が天上人。そういう煽りに釣られるファンは少ないでしょうが。
しかし、若いファンが多い現役の若いアーティストだとわかりません。
強いつながりを求めあうであろう若者のシーンにおいては、そういう言い方がもっともな意見として通用してしまう面がどうしてもあります。それは仕方のないことであり、仕方がない故にやり場がない腹立たしさを感じます。
レーベルゲートやCCCDなんかでリリースしなければいいのに。

どんなファンでいるかなんて、それぞれの自由です。
不良品でもファンなら買うべきなんていう気違い沙汰な主張を選民主義で覆い隠して、そこから商魂が透けて見えるレビューは不快です。

↑↑

03.10.22.

Let it be nakedの日本盤の発売が早まったりしてます。
同時発売じゃなかったのかい?とか、そうまでして欠陥品売りたいかとか非難轟々ですが、それはさておき。
FCC、近くデジタル放送のコピー防止策を承認という記事。
アメリカのデジタル放送って、著作権絡みでストップしてたんだねー。じゃあ、ついこないだ日本で始まったデジタル放送ってどうなってるんだろう。
アメリカでは、コピー防止を認めるということですが、日本でもそういう話はあったんですよね。
(過去の日誌、03.08.06.)

米控訴裁、ネットラジオの著作権料支払い義務を確認という記事。
従来型のラジオ放送は「レコードの販売促進に貢献している」との理由から、レコード会社とアーティストに対する著作権料の支払いを免除されている。
だそうで、そうなんかい?
字面そのまま受け取ったら、すんげぇ自由なんですけど。日本はどうなんだろう。確か支払ってたはず。
そういう自由な文化が廃れていくのは残念ですね。アメリカでは、個性的なFM局がつぶれていってるとか。
(過去の日誌、03.05.21.〜03.05.27.)

コンテンツ流通の管理が進むなぁ。
切込隊長BLOGによる、アメリカ音楽業界の華麗なる自殺という、コラムなのかこれは?
ここで、
もちろん、ビジネスの観点からするとインターネット、特にP2Pの発達による複製に関しては放置するのがもっとも所得が大きくなる。
という意見。
基本的に同意ですし、既に僕自身、コピーについて思うこと(1)で同様の持論を吐いています。
しかしデジタル万引きなんていうコトバが生まれたりする昨今、それでいいのかなぁという心配を感じはじめたのも事実です。
モラルというのは社会全体で定まってくるものであって、せまいコンテンツ業界の一部分である音楽業界だけが声高に著作権保護を叫んでも、その声が届くべき相手に本当に伝わるんだろうか?と最近思います。
世の中がゲットした者勝ちな風潮の中で、結局は浮くだけじゃないか?とか。
そういう風潮だから、逆に管理も進むんですね。どこでおかしくなっちゃったんでしょうかね。
そういうわけで、コピーについて思うこと(1)は、近いうちに改訂、または追記を考えています。、、近いうちじゃないかもしれないかも(汗

↑↑

03.10.24.

なーんか、ビートルズの件以降騒がしいですねー。
一昨日の日誌で挙げた、切込隊長BLOGによる、アメリカ音楽業界の華麗なる自殺、補足が入りました。p2pによる売り上げ減少という意見に対しての反論などの末に
くれぐれも私の会社のホームページを調べて電話してくるような真似だけは慎んで頂きたい。
おいおい、、。大変みたいです(汗

それから音楽情報サイト、ミュージックマシーンのタクヤ氏による、CCCDに関する感情論
感情論といえばそうなのでしょうが、深く共感します。ぜひ一読をお勧めします。

さてと、、。
つい先日発売になったGLAYの新譜、CCCDだったわけですが、プロデューサーの佐久間正英氏のサイトのBBSに本人から非常に興味深い書き込みがありました。
以下、リンクと引用。

スレッド「CCCDについて
佐久間氏のコメント
452
456
CCCDでコンポが壊れる話は初耳なのですが、もしそんなことがあればそれはメーカー(レコード会社)側の重大責任だと思います。当然保証(損害賠償)されてしかるべきことでしょう。そこまでのリスクを負ってCCCDを発売するとも思えませんので、その件に関しては何か「風説」のようなものでは無いでしょうか?
PCによっては再生ができないと言う話はありますが。

464
476
CCCDのマスタリングを何度も(何種類と言う方があたりかも)やり直して、その中ではベストな方法を選びました。現段階でできる最上の方法は取れたと思います。
音質に関しては、マスターと聞き比べた上でわずかな違いはありますが、「音が悪い」と言うことは無かったと思うのですが・・・。(実はまだ製品版の試聴はしていません。すみません)

478
先ほどスタジオで製品版試聴しました。愕然としました。先ほどの僕の文は訂正しなければなりません。
制作者の一員として、やはり許せない状況になっているのを痛感しました。

(中略)
スタジオのCDプレイヤーでも読み込むまでに通常の3〜4倍の時間がかかり、その内数回は「No Disk」という表示が出ました。CDライターでは、むろん読み込むことすらできませんでした。そのくせ、CDプレイヤーのデジタルアウトからは、簡単にデジタル・コピーができます。「一体全体、何なんだ!」が本音です。

なんなんでしょう、これ。
CCCDのメーカーは、制作者に対しても虚偽の情報を伝えているんでしょうか。
いや、それは予想していたことですが、もしかしたら市場に出るCCCDとは、全く違うCCCDをサンプルとして渡しているのかもしれません。
そうでなければ、どうして慎重に選んだはずのスタジオでのCCCDと、市場のCCCDがこうまで違うなどということがあるでしょうか。
しかし、、なんで今まで気付かないかな。。。
RADIOHEADも椎名林檎も聴かなかったんだろうか。。。

追記。
もしも、音楽家や制作に携わる者にサンプルとして渡されるコピーコントロールディスクが、市場に出回る物と全く違う物だとしたら。
制作者は「欠陥品でないCCCD」を聴いて販売に同意しているとしたら。
これは詐欺にあたるでしょうか。
音楽業界の常識は、一般的な常識とはかけ離れているので、もはや何とも言えません。
ユーザーは、問題があった場合には制作者にもマイナスの評価を下します。制作者の預かり知らないところでそんな影響がある操作が行われているとしたら。これはいうなれば、悪質な同人誌でコミックス等のキャラクターが原作者の知らないところで貶められるケースと似ていると思います。つまり、複製権所有者(コピーコントロールディスクのメーカー)が率先して著作者人格権の侵害を行っているということにならないでしょうか。
CCCDでの販売に際してコメントを出したボニーピンクも「音質には最善の配慮をした」と言っていました。
彼女が聴いたCCCDはどんなものだったんでしょうか。

10.27.追記、、。
佐久間氏のサイトでの佐久間氏の新たなコメント
スタジオでのCCCDチェックは、結局していないようです。
しかし、だったらCCCDのマスタリングを 何回もやり直したなんて、紛らわしい言い方はして欲しくないです。
ともあれ、現場の人たちがCCCDについてほとんど知らないということは、よく分かりました。

↑↑

03.10.25.

音楽配信メモで、CCCDに対する(ネット上で読める)意見大特集(10/23〜24)が組まれています。
なんつうか、すげぇ(w;
よくぞここまで集まった、、。しかしこれはそれでも氷山の一角。
日本中あちこちで、コピーコントロールディスクについての意見がアップされてるんだろうと思います。
ちょこっと僕のサイトも入ってますね。(^^;ゞ

個人的に目を引いたのは、これ。

「ボクらがこの『戦争』に勝つためにしなければならないこと。知ること・学ぶこと、そして動くこと」
@muplus.net

リンク先は削除されてるのか404-not found。
でも、muplus.netが「戦争」と言った気持ちは、多くの音楽ファンに「わかる」ものだと思います。

↑↑

back to No! CCCD