no!cccd

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03.10.27.

音楽配信メモで、CCCDに対する(ネット上で読める)意見大特集(10/23〜26)が組まれています。

僕は、瀬戸内海を超えて岡山のTower RecordにCDを漁りにいくことがよくありました。
何十枚もいっぺんに買うものだから、レジ係にとっては迷惑だったかも。
過去形です。
最近は、ほとんど行かなくなりました。
最新のポップミュージックについて冷めてしまったというのはすごくある。新人のディスクはあんまり買わなくなった。
コピーコントロールディスクのせいなのかどうか、僕にはよく分からない。
正直若くはないから嗜好が変わったのかも知れないし、CCCDなんかのせいで冷まされてしまうなどということは認めたくもないし。
しかし音楽について感じていることが、何か変わったのは事実です。
所詮はモンキービジネスかよっていうか。要は幻滅してるわけです。

小谷美紗子とか聴かなくなって、しかしta-taというバンドでCDDA訂正。CD-EXTRAで出します。これは買います。
何をやってるのか気になります。
CCCDが現れる前に聴いていたアーティストです。僕が最近聴いてるのはそういうアーティストになってきました。
昔から思い入れがあった人たちです。そこには、音楽への夢の残り火が灯ってるかのような気がするのだと思います。

音楽はそもそも、聴いた者の心に届くものであったわけで。
唄いたい者が唄い、境界を超えて届くことに僕らは感動し、対価を支払って来たと思う。
聞き流されてもいいし深く愛されてもいい。忘れられてもいいし後世に歌い継がれてもいい。5才の子が唄うのも音楽だし80才の老人が唄うのも音楽だ。ラジオで聴こうがSACDで聴こうがかまわない。
金に換算できるものではなくて、支払いながらもそんなことは本質じゃないと思っていた。音楽は鳴らされさえすればただそれでいいと思う。
鳴るべき音が鳴らないとか、届くべきところに届かないなんて悲しい。
そんなものはもはや、音楽ではない。猿にはそんなことは分からない。

GLAYプロデューサーの佐久間氏のBBSで新しいコメントがありました。
スタジオでCCCD自体をチェックしたというわけではない、とのこと。体制上、製品をチェックする余裕はないそうです。
評論家であり、イベントやレーベルも主催している高橋健太郎氏のコラム
メジャーの体質について、10/24に批判のコメント(2000/5/2と表示されますが、今年です)。

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追記。
佐久間氏のサイトで新しいスレッド(CCCD その2)が立ちました。

03.10.31.

『デジタル・ミレニアム著作権法』に新たな例外規定、という記事。
EFFが悔しがっています。アメリカのコピーコントロールディスクで使われている、MediaMaxCD-3のガード(これってコピーガードじゃない。単なるギミックじゃん)を解除するShift keyのプッシュについて騒動があったわけですが、ああいうのも違法になるのかしら。理不尽ですなー。
それはともかく。

輸入権が創設されたという話が。10月15日の日刊工業新聞1面に出ていたという話。
法制化されたというわけではないみたいですけどね。
そもそもこれって権利なのかよ。
関税かける代りに輸入権で保護してもらった独占企業に金が逝くだけじゃん。
最低です。公正取引委員会にがんばって欲しい。

あと、ここに至ってJASRACががんばっておられるようです。ライヴハウスやクラブの著作権使用料の取り立てを。。。
詳しくはリンク先の2003年10月22日の書き込みを読んでいただくといいのですが、言い分がすごい。
店が営業を始めて今までに登録されている曲が演奏された可能性があるので、営業開始から今までの使用料を払え。
つまり「あんたのとこは泥棒してた可能性があるから金払え」といってる。
こういうのが通用するということ自体が信じられません。
請求額は数百万円とか。何年分にもなるから。
はっきりいって、ライヴハウスに潰れろというようなものです。
案外、それを狙ってるのではと思います。
メジャーから取り立ての要請があったのかなぁ。アーティストがインディーズに逃げ出しつつありますから。
Respect Our Musicというのは「メジャーの音楽だけ尊重しなさい(他は消えろ)」という意味なのでしょうからね。

そうまでして音楽を独占したいですかね。ま、金のなる木に見えるんでしょうねぇ。。。

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03.11.14.

GLAYプロデューサーの佐久間氏のBBSで新しいコメントがありました。以下引用。

昨日ミーティングをして、今後のGLAY、CCCDは無いね!と言う方向で落ち着きました。メンバーもこのBBSを覗いてくれていた様です。
TAKURO君の言ですが、「100%の自信を持てない作品は出せない」と「一度試してみた結果(CCCD)、僕らには会わないと思う」とのことです。

落ち着くべきところに落ち着いたかな、という感じ。一安心。

コピー防止技術に関する記事をいくつか。
デジタルコンテンツに行き詰まり--望まれるコピー防止技術の標準化
「もう待ちきれない」-MPEG関連団体、独自のDRM標準概要を発表
著作権保護に関しては、デジタルコンテンツに共通の基準がないんだそうで、言われてみたら不思議な話。
それが出来たら、OSレベルで著作権保護が可能になるのでしょうかね。
ついでに、
「マイクロソフトの支配が、国家安全保障の脅威に」:米業界団体報告書
そういうこともあるんだなぁ、、。
音楽業界とPC業界の足並みはお世辞にも揃っているとは言えないわけで、さらに各々の業界内でも足並みは揃っていない。
本来それが出来ていれば、こんな問題になることもないんですけどね。競争原理が働くということで、多くの方式が乱立することが容認されていたのだと思うのですが、実際には独占状態のもとでは競争もへったくれもないもんな。割りを食うのは末端の消費者ということで、それはPC業界も音楽業界も同じなのかも。
コピーが出来ることの利便とコンテンツ保護のバランスを撮っていく必要があるんでしょうね。
現状は、各々が利益を追求するばかりで、歩み寄るという感じじゃないもんなぁ。

などと言ってたら、、、ついに来た。。。
海外版音楽CDの逆輸入禁止、2005年にも

2004年通常国会での著作権法改正を目指す。日本での販売禁止が明記されたCDやレコード、カセットテープを販売目的で輸入することを著作権の侵害行為に追加する。

輸入権です。文化庁も何考えてるんだか。。。

米欧から独占ライセンスを買った日本のレコード会社が、安い輸入盤を国境で差止め、レコード店頭には高い国内ライセンス生産盤だけを並べることになる。

これは、本間忠良氏のネット音楽とアナルコ・キャピタリズムからの引用。
書籍について同様の法的規制を行ったカナダ、オーストラリアで輸入本が輸入できなくなってるのだとか。
日本で売られている輸入盤もそうなる、というのです。

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03.11.19.

以前ちらっと書いた、デジタル放送のコピーワンスについて、新しい記事が。
地上デジタル/BSデジタルの全番組が来春よりコピーワンスに(AV Watch)
個人的には、コンテンツが全てデジタル配信され、コピーガードされる未来を危惧しています。管理社会ですね。。。
誰もが情報にアクセスできる、共有できると感じさせられながら、実は情報を管理するものによって情報操作が行われる世界です。既に徴候は至る所にあるわけで。
SFだと思ってた世界が来るのかな。
本気なのかどうか、今後はアナログEPしかリリースしないというRadioheadが正しいのかも。

以前にも書いたことですが、デジタルで配信される情報がコピーガードされた場合、そのコンテンツは万人に共有されているように見えて実はサーバー上にしかないわけです。
サーバーを管理する者やハッキングする者によって情報操作が行われても、証拠がユーザーサイドに残りません。

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03.11.22.

平成15年11月19日発売TRICERATOPS 「TATTOO」 (商品番号VICL-35595)に関する『CCCD』情報告知の遅延に対するお詫びです。一方、
掲示板閉鎖のお知らせです。こちらはレミオロメン。
謝罪文に関しては、またそのうち消えるんだろうな。
見解の相違により起こった「掲示板」の混乱が第一ということですが、あれで混乱というのはどうかと思う。なんでそんなナイーブなふりをするかね、ビクターは。会社への批難が書き込まれたら閉鎖するという対応自体まずいでしょうに。あ、ビクターの意向で閉鎖なんでした。スクービーの件から何も学んでないようです。やってること、同じ。自作自演も含めて。。。
謝ってしまえば何やろうがかまわないという姿勢自体おかしいですよね。
謝った後どうするのかが一番大事でしょう。

音楽配信メモでCCCDにまつわるトラブルのアンケートが始まりました。

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03.11.26.

コピーやリミックス自由のレコード会社がイギリスに登場という記事。
クリエイティヴ コモンズという著作権運用のアイディアを実行している会社です。
やっぱ、こうでなくちゃ。音楽は自由であってこそ音楽なのです!!(感情的)
メジャーのやり方が閉塞しか呼ばない中、こういうやり方はきっと実を結ぶはず。だって音楽ファンを味方に着けちゃいますからね。

関連して、日本の「クリエイティブ・コモンズ」の可能性という特集。上記の記事と同じ、hotwiredによるもの。

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03.11.29.

トライセラトップスのサイトがすごいことになっています。BBSはただただ感謝の声で埋められています。
トライセラはビクターと交渉して、次からは普通のCDで出すことになったのです。
和田唱氏からCCCDについて知らなかったことについて謝罪の言葉もありました。
これで喜ぶなというのが無理ですね。
以下DIARYから全文引用。

ごめん、改めて書くね。今回CCCDに関して俺らが知識不足だったために、悲しい思いをする人が出てくるとはこれっぽっちも思ってなかった事を謝るよ。TATTOOを聴けなかった人達、本当にごめんね。その代わり、次のシングルとアルバムは普通のCDにしてもらえるように今まで交渉してたんだ。みんな安心して。次からは普通のCDにしてくれるってさ!!

ここのBBSに書き込んで思いを伝えてくれた人達、この間のアコースティック・ライブや今回のキャンペーンで会ったファンの子たち。Thank You!! みんなの気持ちがこれを現実にしたんだぜ。

読んで泣け!って感じですな。
BBSにトライセラのメンバー達によってかなり長文の書き込みがあったようで(もう見れなくなってますが、削除されたという話も)BBSが閉鎖されずにきちんと議論が重ねられたことも良い方向に作用したようです。
不買、という以外にも、ファンが出来ることはまだまだありそうです。

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03.11.30.

このサイトは自分に取ってはメモ代わりでもあるのでリンク。
Winnyで逮捕者が出たという記事。あちこちで報道されてますが、YOMIURI-ONLINEINTERNET WATCHです。
一人はWinnyの作者だということです。 (゚Д゚;)

12.01.追記。Winnyの作者は逮捕されたのかどうかはっきりしないらしいです。参考人という話もあり。

こういってはあれですが、フーン、って感じ。
共有文化に縁がない人にとっては、あんまり実感が湧かない。
コピーコントロールの問題とはあんまり接点がないし、って、接点がないということ自体がどういうことよ?ですが。
CCCDというものがああいうものだから仕方がないですね。

著作物をどうやって共有するかということのひとつの答えがpeer to peerという方法なわけですが、コンテンツを生産し供給している著作権所有者にとっては、当然、由々しき問題な訳で。そこには何らかの歯止めは必要だと思います。
しかし、猫も杓子も共有禁止という現在のコンテンツ業界の方向性には、僕自身は疑問を持っています。
じゃあ、どうすりゃいいの?といわれると、難しいのですが。
ネットが存在しなかった頃には忘れられて消えていったようなコンテンツが共有文化の中でやり取りされるという面もあるらしいし、それを指くわえて見てるか攻撃するしかない業界というのはちょっと情けないと思いますけど。そういう部分はビジネスに結び付けることは可能だと思います。それでなくてもコンテンツが店頭から消える速度が早くなってるのだから。ただ禁止して死蔵するのはコンテンツにとっても不幸だし、業界にとっても意味のないことだと思います。
問題は、どこまでネット上の共有が音楽業界の「損害」に結びついてるかなんだけど、うーん、、。

12.01.追記。これって音楽業界じゃなくってゲームですね。
それだったら音楽とは事情が違うかも。入手困難なゲームもあるかもですが、どうなのかな。
新しいゲームがp2pで出回ったらけっこう困るのはあるかも。
映画という話もあって、しかし任天堂とハドソンで映画?
今は噂ばっかり先行してます。

しかし、これって誰が起訴したんでしょうかね。現行犯ってことらしいけど。
起訴されなければ逮捕されないはず。
不特定多数に発信するというのにひっかかってるんだっけ?、、不勉強だな、我ながら。
って記事に任天堂とハドソンって書いてるじゃん(汗

ついでに、来年にもアップルが日本でapple music storeをオープンするという話。
思うのですが、レンタル業界がこれだけ広がってる日本でどれだけやれるのだろうか、という不安が。
アップルの方法は価格や手軽さにかけては他の日本のネット配信と比べると圧倒的なのですが、レンタルだったら好きなアルバム1枚を数百円でコピーしてるわけです。このコストパフォーマンスと戦うのは、正直かなりキツいのでは、と。
CCCDとかなしになってどんどんSACD等になってる状況だったら、戦いようがありそうに思うのだけど、、。

12.01.追記。追記ばっかり。
アルバム収録曲のこれとこれだけが欲しい、シングルの一曲だけ欲しいというようなケースだったら、レンタルよりもアップルの配信の方が手軽で安価ということもあるかもしれません。そういうケースだったら、僕なども積極的に利用すると思います。

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03.12.02.

世界情勢がいよいよいやな方向に、、、どうなっちまうのでしょ。
しかしここでは音楽情勢について書く、と。。。

Any Musicというのが来年始動するそうです。
ネットニュースの記事がこちら。オーディオ機器へ音楽を直接配信するサービス「エニーミュージック」
オーディオコンポを直接ネットにつなげるのだそうです。
オーディオコーデックはATRAC3、著作権管理技術にはOpenMGを採用しており、Net MDに対応したMDプレーヤーであれば楽曲の持ち出しも可能<とのことですが、ということは音質はMDレベルなんだよね。しかし音質を気にする人にはCDで買うという選択肢も用意されてるようで、端末に内蔵されてるであろうハードディスクに入れっぱなしじゃ飛んだ時に困るという音源はMDに落とすかCDを買えばいいというわけで。そうした意味ではよく出来てるか。
CDSのコピーコントロールディスクで売られるんだったらやだなー。

これってブロードバンド推奨で端末を購入しなくちゃいけないようです。
自分はナローバンドの環境なので、ちとキツい。
あと、MDレベルのファイルを得るのに端末コンポを買わなきゃいけないというのも抵抗材料。
ネットMD非対応のMDプレーヤーしか持ってなかったら、これも買わなきゃ。
パソコンでやらないというのは、ネット上に流れたり容易にディスクに焼かれたりすることを嫌ったものでしょう。ATRAC3なら多分、コピー防止機能も含ませることが出来るんじゃなかったかな。違うかな。
バイオなら端末コンポを買わなくてもつなげられるとかするのかな。

昨日書き込んだアップルの配信が日本で始まるのも、ソニー周辺のこうした動きがあってのものかも。
ソニーに出来てアップルに出来ないというのじゃ変な話ですものね。
そういや、ナップスターも日本に来るとか。聴き放題とのこと。
成功するかどうかに価格と利便性、あと何よりどれだけの音源を揃えられるかだと思うのですが、どうなっていくのでしょうか。

追記。
とか思ってたら、こんな記事が。SMEが洋楽と旧譜を“150円”に〜楽曲数も2万曲へ拡充
アップルが来るのなら、せめてこの程度の値段にしないとね。旧譜や洋楽のアルバムがかなり安い。けっこう健闘しそう。
しかし、Macには対応してないんだよね。。。
あとファイルの取り扱いはガードが高い。これなら僕だったらディスクを買うかなぁ。
2万曲ということですが、個人的にはせめて10万曲は欲しいとこです。

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03.12.06.

取りあえず、ニュースのリンク。
Winnyに参加しただけで摘発も? 〜ACCS (1/2)
「P2Pに政治力を」——オンライン政治団体、始動へ
「ISP料金に楽曲使用料上乗せ」の提案
うーむ。
実は、時間がなくてほとんど読めてなーい(w;
p2pに課金するという最後のニュース、興味深いのですが成立するのかな。
すればいいとは思うのですが。
2つ目のニュース、デジタル著作権に関して政治を動かしていこうということらしい。
実際、保護主義ばっかり政治的にやってて、一方的に過ぎますからね、いい動きだと思います。
しかし、アメリカの政治って大変だね。
ブッシュのやってることってイラクのこともほんとむちゃくちゃだしねー。
イラクといえば、NO WAR EMERGENCY DEMONSTRATIONで、自衛隊イラク派兵反対の動きがあります。

社員の音楽サービス使用を遮断する企業向けソフト
「音楽ダウンロードや交換」が、「ワームやウイルス」に次ぐ2番目のトラフィック増加要因となっている<ということで、まじかよ。
本当に音楽ファイルなんですかねー、とか思ったり。

あと、2ちゃんねる芸能音楽速報板の【音楽・危機】人々から音楽を奪う欠陥CCCD part26【業界倫理問題】スレッド、424-427に興味深い書き込み。
5日、輸入権に関する、消費者団体・音楽業界代表・文化庁・経済産業省・公正取引委員会・内閣官房知的財産戦略本部事務局の六者協議が行われたと。書き込みによると国の方は導入で押し切りたいような感じ。
「情報提供をおながいします」とのこと。

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12.07.追記。
P2Pユーザーを訴えた効果はあったか?
微妙な感じ。
活動家団体 Downhill Battle によるゲリラ的なステッカーキャンペーン<って、なんでしょうねぇ(w。
日本では出来ないかなぁ。「警告:このディスクはコンポを破損する可能性があります」とかね。

12.12.追記。
P2Pでも有効なコンテンツ販売方法「Payshare」をスイス企業が発表っていう記事。
面白いアイディアです。
あと、デジタル証券によるコンテンツ流通システム
これも面白いアイディア。

03.12.08.

これって本当なんでしょうかね?
2ちゃんねる洋楽板、【コピー】CCCDの賛否両論 パート5【防止】スレッドの193
CCCDへの批判に抗議して、EMIがサンプルを引き上げたとか。
雑誌はジャーナリズムというよりも業界の宣伝媒体であるというのは、特に音楽に限らずよくあることですが、不良品を不良品と言うことがおかしいというなら、EMIは自分で宣伝雑誌を販売すればいいのにね。
他の音楽雑誌はこのことをスルーするのかなぁ。
いっそ、多くの音楽雑誌がCCCDのサンプルをEMIに突き返したら面白いのになぁ。そしたら困るのはEMIだろうに。まぁ、音楽雑誌もお金がないんだろうからそんなことにはならんだろうけど。どうせどこも宣伝誌だしね。

スヌーザーは最新刊でi-Podの特集をしていますね。
デジタルコピーを私的使用することを「スバラシィ!」と絶賛しています。なかなか微妙で面白いスタンスです。
コピーコントロールについては以前「どうせ自分のマックでリッピング出来るしどうでもいい。もっと業界には問題にすべきとこがある」とコメントしてました。CCCD読者アンケートも取っていましたが。これも微妙なスタンス。
これからどんなスタンスで動くのでしょうか。

米国音楽は新刊が出ないし。。。

音楽雑誌って何でしょうねぇ。
bounceとかネット上の情報もあるし、こっちも読みごたえがある内容にしていかないと音楽業界と共倒れするような気がするな。

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John Lennonの命日なんだよなぁ。
Happy Xmas、あちこちで流れて欲しいなぁ。アメリカで流れてるのかぁ?、やっぱり自粛かぁ?

03.12.12.

もうなんつうか、ハァ。。。って感じで今さらどうしようかと思ったんですが、一応リンク。
「文化審議会著作権分科会報告書(案)」に関する意見募集について
あちこちで話題ですね。

行政が意見を募集しています。締め切りはイブだって。本気で意見を読む気があるんでしょうかね?
詳しくはリンク先を参照。
しかしなんか、えらい量ですね、この報告書案のpdfファイルは!!
2週間の間に意見をまとめろと。読むだけでもかなり大変です。どういうつもりだろう。
一般の人は意見書かなくていいからと言いたいんでしょうかね。

本間忠良氏のサイトによると、状況は危機的と赤い字で書かれています。
>議員さんたちはあきらかに海賊盤問題と本件の真正盤問題を混同させられており、 <
って、、待ってよ。
きちんと分かった上で決定しなくちゃろくなことにならないよ。
まぁ、国会とか見てたら学級会かよと思うこともありますけど。
懺悔。最近は国会中継は見れてません。学生時代に見てた頃の印象でした。今は多少違うのかなぁ。わからん。
人間ってけっこう頭悪いからしょうがないよなぁ、とも思いますが、あんまりいい加減にやって欲しくないよなぁ。
人のこと言えないけどさ。人の上に立ってやってるんだからさ。

まぁ、稚拙な作文でもいいや。この際何か送るとしましょうか。どうせ時間ないしね。

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12.13.追記。
全国消費者団体連絡会が2003年12月5日の意見交換会を経て、コメント出しました。
いい仕事してます。いろいろ参考になりそう。

12.14.追記。
レコード輸入権創設に係る公正取引委員会の考え方(リンクミス修正しました。)
公取の反対表明です。
>洋楽盤の輸入も阻止されることとなるおそれ
>他の著作物(ゲームソフト,ビデオ等)について同様の権利を求める要望がなされた場合

について懸念。

03.12.17.

RIAA訴訟の成果か——ファイル共有の「本土」は欧州に
これってさ、欧州でも売られてるCCCDのせいじゃないんですかね。
日本でも共有が増えてるんじゃないかなー。
DeCSSをつくったプログラマ、今度はiTunesのDRMをハック?
またうざったい話。勝手にしろですね。
ハッカーたちは、コピーロックを外すことにやりがいを見出している。だそうです。

以前から思ってますが、こんなのを相手に本気でコピー防止しようと思ってるのが信じ難いんですがね。
どう考えたって労力の無駄です。
売れるものを売って、ユーザーの啓蒙に力入れた方がよっぽいいでしょうに。

思うんですが、著作権法規そのものがユーザーフレンドリーじゃないんですね。
なのに音楽業界はそれを根拠にユーザーを啓蒙しようとしてるんですね。
自分達は著作権の恩恵を受けながら、同時にユーザーにはその法規に定められた損失を受けるように求めてる。
日本なんか、再販制度もあるからねー。
法は自分達の味方とばかりに欠陥商品を売ったりねー。
自分達が甘い汁吸うためにお前らは聴けなかったりコンポが壊れてもがまんしろ、って言ってるようなものだから。

音楽業界自身が、著作権に基づく思考をアタマから除けて考えないと、もうだめなんじゃないかな。
今の業界は、今の著作権法規に支えられてきたんだから。
そんなものに支えられた音楽と業界は滅びるような気が。
いいけど。
インディーズでCDDAかな、これからは。

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12.24.追記。
RIAAの「召喚状送付は違法」の判断
RIAAの召喚状作戦に大きな痛手——控訴裁が逆転判決AP通信
ということらしいです。
しかし業界には痛手というのは、個人情報の取得による召喚状が違法であるとしたわけで。
誰か分からないまま起訴するから和解できない。とRIAA。うゎー。。。
反感買いまくるのは目に見えてます。そっちのほうが痛手のような気がする。今更か。

12.26.追記
オランダ最高裁、Kazaaの配布行為を合法と認める
だそうです。コピーの共有自体が合法になったわけではないですが。
しかしオランダだからねー。大麻が合法の国だからね。関係ないか。
アメリカは自由の国だとか言いますが、ヨーロッパの方が風通しがいいような気がします。
あと、
DVDコピーツール作者、控訴審でも無罪判決
自分で購入したDVDをコピーしてもいいってことで、コピーを他人にあげていいということじゃないようです。
iTunesのDRMをハック?の記事と同じ人ですね。
知的財産保有者と消費者の権利のバランスが云々、というコメントを弁護士が言ってます。
結局、ユーザーの権利はこういう闘いによってしか拡大する方法がないのでしょうね。
何か、釈然としないものを感じます。

03.12.21.

最近、忙しー。
ようやく投稿しました。"「日本販売禁止レコード」の還流防止措置"に関する意見。
言い足りない気もするし、もうちょっと熟れた文面にしたかったが、まぁ、いいや。
今回はこれだけ。

↑↑

12.22.追記。
benliの「輸入権について」。すごいっす。。。負けた。
って、勝ち負けじゃないけどさー(w。自分がふがいないだけさー。

03.12.22.

CD−R実験室に、aikoの暁のラブレターについての報告がアップされています。
なんか、へんなディスクみたいです。焼いたらエラーが出るんだって。
ドライブに使われているチップのバグかも、ということらしいのですがよく分からないそうです。

このディスク、普通に聴けてしまうらしいですが、規格外は規格外なわけです。
無気味ですね。
正体不明というか、従来のコピーコントロールディスクはドライブに負担をかけるという明確なつかみどころがあったのですが、こいつはとっかかりがない。安心して聴いていいものやらどうなのやら、わからない。
遺伝子組み替え食品の安全性はどうなのか、みたいな。
とにかく規格外だから安心できないというか、でも安全だというデータがあるというか、じゃあそのデータだけで安心出来るのとか。

"普通に聴く分には負担はCDDAと同等なので安全です。保証しますので聴けなかったら交換します。"
とか、アナウンスもない。
そりゃそうですね、そんなアナウンスしたらじゃあ今までのCCCDはなんなの?ってことになるもんね。
なんでこんなとまどいを助長するようなメディアで売るんでしょうかね。

個人的には、普通のコピーコントロールディスクのほうが気楽です。
ゴミはいらねーっていってれば済みましたから。
変な体質になっちゃったなぁ。。。

↑↑

03.12.25.

仕事、一段落。まぁ、これからまた正念場だけどねー。
奇しくも「文化審議会著作権分科会報告書(案)」に関する意見募集の締め切りと重なっちゃった。
読み返すと僕の意見、なんか小見出しと論旨がずれてる。ハァ、、。
ま、いっか。

過去の日誌表をリンク集にも使えるようにしようとしてるんですが、なんでしょね、このリンクの多さは。
主にネットニュースなのですが、ちょっと多すぎですよ。
ま、それだけ騒がしかったんですね、今年は。

10.22.に「コピーについて思うこと(1)」を書き換えるとか言っていましたが、なんか随分、考えが違ってきました。
最近、なんかね、著作権法規に捕われた考え方してるうちは何も解決しないんじゃないかと思えて。
コピーコントロールにせよ何にせよ、根本は著作権法規が、音楽的でないとこに根源があるんですよね。
著作権法規は金のための法規だから。
音楽のための法規じゃないんですよ。
そこらへんから、メジャーがやってるとことは違う場所から音楽を生み出していかないと、と思うようになりました。
コピー防止についてどう考えるか、なんて、いくら考えたって不毛なだけです。
現在の著作権法規に乗っかって考えてる限り、ユーザーはメーカーに頭下げる以外の選択肢ないんですからね。
そうでしょ?

メジャーが音楽の墓場になったっていいじゃないか、好きにすれば?、とか。
著作権法規を骨抜きにするのは簡単。
好きにコピーしなよって言えばいいだけです、考えてみたら。
それって結局、CDDAで売ればいいってことなんですよね。

なんだ、簡単なことじゃないかって思った。
言うは易しってね(w。

↑↑

03.12.27.

12.17.に追記していってるネットニュース記事、RIAAの訴訟の行方とコピーガード解除についてなんですが、
一介のユーザーにしてみたら、コピーガード解除してくれと頼んだわけじゃないわけで。
それでユーザーの権利云々と言われることに抵抗があります。
しかし、その一方で、こういうのってニーズがあるんですね。
そういう意味ではユーザーの利便性の向上ということで。

いたちごっこだという人がいます。
実際、そういう様相を呈しているわけで、これって本当にユーザーの利便性が高まってるのかというとそんなことないわけで。
企業とユーザーの権利の争いという視点はありかもしれませんが、なんつうか、勝手にしてろという気持の方が強いんですよ。
ガード解除してユーザーの権利を拡張してくれてありがとう、なんていう気持にはならない。

ユーザーの利便性に関して、著作権法には規定されていないはずです。
だって、規定されていたらコピーコントロールディスクなんて販売出来ませんからね。
米国で「自分のためにコピーする権利がある」とされているぐらいじゃないかな。
基本的にユーザーはわがままだといいますが、その言い方の受け止め方は立場によってどうにでもなるわけで。
著作権を守ってくれという立場から見たら「止めてくれ」ってもんで。
法的に保護されていないユーザーの権利を勝ち取るべきだという立場から見たら「もっとやれ」ってもんで。

法に規定されていない限り、このいたちごっこは延々と続く気がします。
落としどころがないんだもんね。
で、金の問題だけを焦点にコンテンツの使用について争われる状況になるわけです。
コンテンツがどう使われるべきかという根本は放置されたままで。
PC関連で訴訟をおこしている企業がいて、弁護士に支払う費用で経営が赤字になったそうです。
何なんだかです。

クリエイティヴ・コモンズの考え方は、そうした状況を変えることができるのだろうか。
よくわからんけど。

↑↑

過去の日誌一覧をリンク集にしました。

03.12.30.

今年はこれで最終かなぁ。
コピーについて思うこと(3)をアップしました。
まぁ、ほとんどヤケクソな内容だけど。

考えてみたら情報化社会というのはネット上に解放された空間を作ることで成立したわけで、それと独占管理を許された著作権というのは相性が悪くて当然なんだよなー。
コピーガードは好きにすればと思うけど、ユーザーサイドが音楽に触れる機会を失うようなやり方は止めて欲しいですね。
ラジオで途中までしか流さないとか、デジタル放送でもコピーワンスとか、そうやってガードを固めることで生まれる窮屈さというのは、なんて言えばいいか、、、
根本的に音楽の有り様を変えるだろうと思うんですね。
それは、著作権教育も同じ。
窮屈なものとして認知されてしまえば、コピーガードの有無と関係なく、何か冷めるものがあるような気がする。
10代の頃、曲を途中でフェードアウトするラジオ番組を僕は聴かなかったしね。
気持良くないんだもの。

20世紀後半、ポップミュージックは自由の象徴でした。
何かが冷めた後、ポップミュージックはそうした役割を終えるでしょう。
ようやくロックは死にます。

って、死なないだろうなぁ(w。
音楽は与えられるものではない、ということを最近強く感じるな。
クリエイトする環境自体を僕らが作っていくべき時代が来たんだと思います。
どうやって?
既に始まってる気はするのですが、どうなんでしょうかね。

↑↑

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