No! CCCD Diary

 2004.February 
SuMTuWThFSa
01020304050607
08091011121314
15161718192021
22232425262728
29

04.02.02. pepsi & apple
04.02.04. 猿じゃねー
04.02.05. スピーカーもダメ
04.02.07. 音楽スタイル
04.02.09. NO copy protection
04.02.15. JASRACってどう?
04.02.17. どこが改正だか
04.02.19. 骨子が出たとか
04.02.23. 政治の季節2
04.02.25. 早すぎる対応
04.02.26. ダークサイドばかり見るのは飽きた
04.02.29. 議事要旨

2003年
2004年

no!cccd

04.02.29.

文化審議会著作権分科会(第12回)議事要旨の議事概要がようやく上がってきてます。
発言が誰のものなのか知りたいですが、そういうフォーマットになってないんですね、誰の発言か分からない。しかし、やっぱりまとめるの大変だったんだろうか。1ヶ月半かかってる。
読んでみると、、、なんだかよく分かりません。結局この人たちは何を決めようとしてたのかいな。

引用してみます。概要(1)は輸入権とは関係無し。(2)からが問題です。

(委員)
政府の審議会において1000件を越える意見が寄せられることは稀であり,通常,1カ月間のパブリック・コメントであっても数十件,多くても数百件というのが概ねの傾向である。また,米国政府はじめ国際組織からも英文で意見が寄せられたことも特徴的だ。

寄せられた意見の分類を見ると,反対意見が賛成意見に含まれているなど,集計上のミスが散見される。数字についてはきちんとして頂きたい。

(委員)
アメリカは保護期間の延長,国際的な保護と執行の強化,あるいは,侵害の被害に対する効果的な防止について,日本の審議会がそれを認識して検討していることに非常に力づけられたということで,アメリカがこの問題について非常に関心を持ちながら,共通の立場でいるということを確認しました。また,アメリカが民間からの提案が非常に重要であることを指摘しているということも心憎いなという感じがしました。

集計が違うというのは、いやですね。
しかし、委員はそれをチェックしたんだな、大変だったろうな。。。
アメリカと共通の立場ってなんですかね。
オーストラリアで正規品の並行輸入を合法化する法改正を与党連合が提案したときにアメリカ大使館が反対に回ったことがあるとか。実際輸入権関係ではアメリカ業界は積極的だというのは、反革命の波でも書かれていましたが、、。
そのへんコメントの内容がはっきりしませんが、ま、どうでもいいか。

これは前置き。
ここから大荒れ模様の様子。議事概要(3)の内容が何が語られてるんだかワケワカランというか。
まず、輸入盤還流防止反対の委員からの意見を部分的に引用。

(委員)
国民に広く意見を募集して,その結果を踏まえてどう考えるかということで,きちんと審議をいただき,結論を得るべきと考える。あらかじめ事務局から結論部分について多少の修正が出ると思っていたが,特段そういうことではないようなので,きちんと審議会として議論をするためのたたき台となる文言があった方が良いと思い,本日あえて書面にて意見を提案させていただいている。

報告書の「おわりに」の部分に「『日本販売禁止レコード』の還流防止措置については,引き続き慎重に検討を進めることとする」という文章を挿入し,前文にある「等」とか「速やかに」というふうに,ちょっと曖昧にしたり,あるいは拙速にやっているような印象を受けるような文言については,少し整理した方がいいという提案だ。

4点目は,法制問題小委員会の報告の15ページにもあるように「慎重に検討すべき」という意見があることを踏まえるべきということだ。

それから,事務局に3つ質問がある。第1に,先ほど申し上げたように洋盤の扱いについては,法制問題小委員会でも相当議論されたわけだが,その後何か新しいことは出ていないのか。内外無差別の原則から,法的措置でいえば阻止することはできないということではなかったかと思うが,そのへんの状況についてもう一度確認をさせていただきたい。

なるほど、小委員会では「慎重に検討すべき」だったんですね。ちなみに小委員会は分科会の下位機関であり、5つあるらしいです。そこでの審議が分科会に上がっているということ。この委員の質問に答えて事務局より以下のとおり。

(事務局)
洋盤というか,直輸入盤が入ってくることを外国の権利者が阻止することについては,経済的な合理性がないとは思いますけれども,あえてそのような措置をしようと思った場合に絶対不可能ということにはならないと思います。しかし,通常そういう措置はとらない,あるいは,とる合理性がないので,ある程度の条件設定はできるのではないかと思われます。これは,条文を具体的に詰めた後でないと明確にご判断いただけないと思いますけれども,内外無差別を前提としながら,「みなし侵害」で工夫をしていくということです。

The Trembling of a Leaf の、洋楽の輸入禁止が出来ると言うことを認めたという話はここから来てるんですかね。
直輸入盤が入ってくることを外国の権利者が阻止することについては経済的な合理性がないって、根拠が曖昧な気がする。コピーコントロールを名目にしたら合理性なんて簡単に生まれるんじゃないのかな。

以下、かなりごちゃごちゃしています。収拾付かない感じ。

(委員)
議論の大半は還流問題であったことは間違いないんです。その意味で何か書いておかないと,大半の議論についてまとめがないということになります。法制問題小委員会の内容は,「還流防止については何らかの理解を示すという意見が大半であった」と,これは間違いなくそのとおりです。しかしながら,著作権法を改正するかという点については,真っ二つに分かれておりまして,特に有識者は,ほぼ全員に近いぐらいは著作権法の改正は反対だったというのが実情です。したがいまして,この問題をここで議論してどちらに決めるのは大変でございますので,法制問題小委員会の状況をここでまとめて正確に書くようにしていただければと思います。

上の意見は、明らかに輸入盤還流防止に反対の委員の意見。
しかし、賛同が得られない感じです。
議論の大半が還流問題だったということに対しては反対もないようですし、真面目に議論したらそうなるんでしょうが、だったらそれが反映されない報告書って何ですかね。

(委員)
「おわりに」に言及が必要だと思うんですけれども,それ以前の素朴な疑問として,「おわりに」の「速やかに著作権法を改正することが適当であるの結論を得た」というこの結論は誰の結論かという問題があります。この文章をそのまま読めば,5つの小委員会における検討の結果という流れから言えば,これは5つの小委員会の結論だと思うんです。

分科会としての結論をきちんと出すのは構わないと思うんですが,時間的に不十分なので不適切であって,むしろ法制問題小委員会の結論に沿う形での結論を分科会全体としての結論にすべきだ考えています。

(委員)
「著作権法の改正等」とここに「等」を入れれば,「還流防止措置は著作権法改正には反対も多かった」という趣旨のことが入っていいのかもしれません。

うゎ、、、「等」で括られてしまいましたよ、反対意見は。。。
結局、報告書(案)への追加はされず「小委員会の意見をふまえる」という形に落ち着いたように僕は読みました。
結局、分科会は結論付けないと。なんちゅうか、投出しちゃったんでしょうか。
議論の途中で小委員会に差し戻すのはありだが分科会で変えてしまうとすると小委員会の検討は何だったのかとなる、とか、分科会は小委員会の上位機関だから小委員会の意見をひっくり返すことは理論的には可能だが今回は不適切、とか、小委員会で検討してはっきりした結論も出ないものを分科会で結論を出すのは分科会が上位であっても現実的には非常に不適切、とか、そういう意見が出てます。そうなんですか。
根拠が分かりませんが。
なるほど、議論と言うのはこういうふうにしてうやむやになるものなんだな。
要するに、役所の思い通りの報告書が出来て、その結果かどうか知らないが、「7年」と国会が決めた期限を役所が政令で縮めるようにすればよい、なんていう法案ができちゃったと。

もはや国会でしか止める術がないって、こういうことだね。。。
議員がこの議事要旨を読んだら、どう思うだろうか。

↑↑

04.02.26.

RIAAは暴力団? 提訴された個人が反訴
この種の脅しは許されるべきではなく、恐喝に当たる、と原告の女性。
フランスの件といい、こういうことは女性の方が強いのかなぁ。
このことについて書いているitoya_lab*net_news、気になる記述。

RIAAに協力するものはすべて悪である,それは,ペプシだろうがアップルコンピュータであろうがすべて同じ,という雰囲気が,すでにできている。 iTunes ミュージックストア は,いままでの常識を覆す新しい常識と認識されてきたが,スーパーボウルのCMでRIAAに屈した情けない小売り店舗に落ちた。

そうなのか?
あのCMからはそう思えなかったけど、受け取り方なのかな。
しかし、アメリカでのRIAAの心証はそんな感じだとしてもおかしくないな。日本のコピーコントロール企業、レコード協会、JASRAC、ついでに文化庁、みたいなもんですからね。
多分、アップルの配信がどうなっていくかに答えが出るんでしょう。

benliより、自民党に物申す
The Trembling of a Leafより、剥き出されたる本性

審議会では散々「経済的合理性が無い」と否定し続けていた「洋盤の輸入禁止が実行される可能性が現実に存在する」ことを(文化庁が)公に認めた、ということらしいです。
ソースが不明。
改正案を読めていないのですが、そこにあるのかな。違うっぽいな。
しかし、どこかで改正案って見れないんでしょうかね。

↑↑

04.02.25.

音楽CDの逆輸入を規制する法改正案 自民部会が了承 今国会成立へ(Mainichi internet)<リンク修正
禁止期間は政令で5年に CDの逆輸入防止で文化庁(Yahoo! news)

権利者の利益が不当に侵害される場合に限り、著作権侵害とみなすと規定ってどういう意味でしょうねぇ。
不当に侵害される場合って何。
業界の言い分としては多分、輸入盤と国内盤の価格が違うってことかな。
あと輸入盤がコピーコントロールされてない場合とか。
簡単に消費者不在の市場にできますね。
規制期間は7年以内でかつ政令で定める期間内だって。
政令で禁止期間を5年にするとか。「政令で」って、要はお上の好きにし放題、と。
将来的には7年になる場合もあるってことですか?
というか、こうしておけば「政府が政令で定める」んじゃなくて「国会が法律で7年と定めた」という基準が出来るわけかいな。
政府官僚じゃなくて国会が決めた期限だ、という言い分かな。
日本の音楽業界はお上に首根っこを掴まれることで音楽を自分達の飯の種として縛ろうというわけだ。
そういえば、再販制度の廃止と引き換えにって話はどうなったんだろう。

政府は3月上旬、今国会に法案を提出する予定。今国会で成立する見込み、とのこと(ウェェー;)。
しかし音楽に限らず、いろいろ問題がある改悪案と言われてるわけで。
0T0-NETAによると「文化庁内部でも、今回の(著作権法改正と政令による)施策は10年ももたないだろうと囁かれている。(ソースは毎日新聞)」だそうです。
つくづくばからしい。
せめて審議を次期国会に持ち越しとかならないかな。
法律の制定ってこんなに迅速に行われるもんなんですかね。
政治家は政府を信頼し過ぎだ。それともわかってやってるのかね?

コンテンツへの信頼が失われていきつつある昨今ですが、こんな経緯で法律がいじられることがそれを後押しするんだろうな。
それって著作物の重み自体が失われることだと思うんだけどな。
というか、政治やマスコミへの不信しか生まないと思うけどな。
でも、多くの国民は気付きもしないんだろうなぁ。
いや、とっくに気付いてるから興味がないのか。悪循環ですね。
既に世界は1984年的世界になってるんだろうか。
漠然とそんなことを感じています。

↑↑

04.02.23.

benliより、見ざる、言わざる、聞かざる
ちょっと待ってよ、なんてことでしょう。。。
つい最近まで正規の音楽CDについても輸入禁止権が認められていたオーストラリアにおいてはメジャーレーベルの音楽CDを流通業者が並行輸入することができず、オーストラリアの消費者は「少ない品数、顕著な高価格」を余儀なくされた、とのこと。
そんなことになってたとは知りませんでした。
さらに問題は、
正規品の並行輸入を合法化する法改正を与党連合が提案したときにアメリカ大使館が反対に回ったことや、長らく並行輸入を禁止してきたことはオーストラリア国内の音楽産業の活性化には繋がらず、オーストラリアは音楽に関しては輸入大国であり続けたこと等は全く報告されません。
要するに、アメリカの音楽植民地だったって事でしょうか。
アメリカ大使館が反対に回ったのは理由があるのでしょう。

多分「少ない品数、顕著な高価格」のほうが利益が多いと判断したんでしょう。
安価な並行輸入のせいでアメリカの利益が損なわれると判断したんでしょうね。日本で起きていることが将来アメリカの利益になると考えたら、政府がこのことを推進する理由になるかも。今の日本の政権は随分アメリカが好きなようですし。
こんなこと考えていいんでしょうか。

日本の業界は、洋楽の輸入禁止はない、と言ってますが、そうなるかどうかは全く分からない、むしろ海外サイドから求められる可能性もあるということが分かります。もともと音楽業界の根拠は出所自体もはっきりしないものです。そんなものを根拠に、日本のマスコミ報道や文化庁による法制化が進められているということに、背筋が凍ります。

そして、The Trembling of a Leafより。
議員事務所へ行こう(前編)議員事務所へ行こう(後編)
本当にこの段階まで来ると「それしか残されていない」んですね。

政治を動かす力なんて僕らにはないと思わされてばかりですが、、。
それでも、やるだけのことはやるしかないかも知れませんね。

↑↑

04.02.19.

The Trembling of a Leafはガンガン更新しています。すごいなぁ。
パブリックコメント制度改革
僕なりに要約するならば「文化庁、広く意見を募集すると言いながら利益団体の意見しか聞く気ないじゃん」というもの。要約し過ぎだ。
ECD氏が「音楽障壁」反対表明
「決意」から「決断」へ(中山教授「重大決意」問題)

ECD氏の意見。「こんな法案が通ったら日本のクラブシーンは終わりです。」まったくそうだ。
あと、2/5付毎日新聞夕刊に載ったという中山信弘教授のインタビュー記事について。ぜひ読んで欲しい解説。

しかし、中山教授のインタビューのような記事は全国版の規模で掲載されるべきなのにね。
地方民のニーズはないと思ってるのかな。どうだろ?

benliより、音楽産業はいずこも傲慢?
イギリスの企業と香港の企業との間で、逆輸入禁止の合意だそうです。
起訴されたんですね。香港の企業は、裁判にかかる経済的な理由で訴訟継続を断念したらしい。
しかも、Amazonまでがやりだまに上がっています。

文化庁、邦楽CD逆輸入禁止の改正案骨子示す
もっと詳しい内容を知りたいですね。
逆輸入禁止を期間限定にする案があると。5年とか。政令で定めるとか。ん?、政令?
それって文化庁が決めるってことかしら。あれれー?
何か僕は勘違いしてるのか?

The Trembling of a Leafより、日本オーケストラ連盟の叛乱
ジャズ喫茶への徴収の問題についても触れられています。文化庁天下り先のJASRACという構造の不公平性についても。
なんか、JASRACの担当者によって徴収の厳しさに違いがあるみたいな話が2ちゃんで上がってますが、ホントでしょうかね。もしそうだとしても自分が全く驚かないのがすごい。

↑↑

04.02.17.

海外生産の邦楽CD、国内への還流禁止 著作権法改正へ
逆輸入音楽CDを規制へ 文化庁が法改正案骨子提示(04.02.23.追加)
文化庁 期間5年、著作権法改正へ (04.02.23.追加)
ま、なんつうか、やっぱりやる気だなというか。
輸入盤がなくなるかな。どうかな、やるかなぁ。
これで日本の音楽シーンがどうなっていくのかというのは、ある意味見物ですね。
真紀奈17歳では解説とリンク多数。ぜひ訪問してご一読を。
あと、benliの異例ずくめのレコード輸入権騒動Amazonがあるから大丈夫?。こっちもぜひ。

英国でCD販売が増加、音楽産業に業績回復の兆し
安く売れと言いたい訳じゃないけど、安いにこしたことはないですな。
しかし英国、他の欧州にはCCCDを押し付けていい気なもんですな。

02.19.追記。
音楽配信メモに↑のようなひどいんじゃない解説が出ています。イギリスの状況について詳しい。

↑↑

04.02.15.

JASRACなわけですが。
著作権使用料値上げにオケ連反発、支払い拒否4か月(読売新聞)
オーケストラの現代曲が演奏できないって。
去年の記事ですが、こっちはJAZZ。さらに深刻。新潟日報記事/ジャズ文化の灯消さないで 老舗やむなく閉店も 演奏使用料が重圧に
店をたたまなきゃならないなんて話になってる。というか、路頭に迷えというか。
これも去年だけど、ライブハウス。春日井直樹氏の日記。10/22の書き込みを参照。

著作権を保護するということが音楽を保護することにならないという矛盾。
音楽家の中には「店頭に並べられた自分のCDが単に百枚売れることより、そのうちの一枚が百人の人にコピーされて手渡されることの方が求められてるって感じはすると思う(ECD談)」とまで言う音楽家がいるのに、一方では上記のような取り立てが行われている。
著作権は誰のものなのか。
音楽は誰のものなのかってことです。
マイルスは怒るでしょうか? 市井のジャズ屋で知らぬ間に自分の曲が演奏されることに。
ストラビンスキーは金を払えと言うかな? 二人とも既にこの世の人ではありません。
誰が儲けてるのかということです。

JASRACが取り決めた(行政が了承を出してるんだろうか。よくわかりません)著作権使用料の徴収方法って、音楽ファンとか音楽家とか、実際に音楽に接してる人は置いてきぼりでいろんなことが決められてるんだろうな。
著作権管理の方法は本来多様であるべきです。
上で引用したECDとか、こんなんで「著作権使用料です」といわれてお金渡されても寝覚めが悪いのでは。想像だけど。
日本では実質、JASRACが独占的に管理する体制になってる。
天下り先とか言われてますが、どうなんだろ。
著作権の未来はどこにある?
ここでも「「著作権法で守る」対象が“著作権者”ではなく、実際には“流通業者”であるという図式がより進行しつつあるという事実は見逃せない。」という意見が。でも法律上、そうなってるんですよね。そんな法に誰がしたんでしょうね。
ジャズ喫茶での演奏が流通業者を喜ばせるという構造自体が、最初から著作権による搾取の可能性を含んでいたということなんだから。法は誰を守るべきなのかというとこに立ち返らないと、コンテンツに依存した文化は身動きが取れなくなると思います。

追記。参考文献。
東京における国際文化機能の整備について
国土庁大都市圏整備局整備課、日本開発構想研究所がまとめたもの。
東京の現状ということですが、日本中であてはまりそうな感じ。

1枚数百円の1Gバイトメモリが実用化へ NTT、新プラスチックメモリの試作に成功
これってどうなんでしょうかね。今後、使われるようになっていくのかなぁ。

↑↑

04.02.09.

ドイツのレーベルですが。
!K7レーベルが“NO copy protection”ロゴ
OTO-NETA氏へのリンク。なかなかいい感じの訳文が読めます。すごくいいですねぇ。
このロゴを多くのレーベルが使うようになって欲しいな。
って、使えるんだよね?、どうなんだー?

NO copy protection respect the music

↑↑

04.02.07.

音楽CD逆輸入 対応へ著作権法改正作業大詰め 規制求める音楽業界に消費者団体が反発
毎日新聞社の記事。
ふーん、、、まぁ、まともな記事ですね。
音楽配信メモで触れられていますね。上記記事の内容、輸入規制によって音楽のネット配信や技術革新が一層進むという意見について、音楽配信メモでは日本国内では遅々としてまともな音楽配信は進まないだろう。ということですが、同意です。
あれでしょ?、エニーミュージックとかそういうの。お皿は出来てますよって感じですよね。
あるIT業者ってソニーの人だったら出来過ぎですね。
しかし、皿に料理のっけたらユーザーは食べますかね?

なんつうか、着メロとか売り上げてるといいます。
あれって、音楽が売れていると考えていいのかな、と以前から思ってるわけですが。
自分はもっぱら「ディスク派」なので、ファイルで音楽を聴くというのはピンと来ないんですね。
どんなメディアで音楽が配信されるかというのは、けっこう大きなことじゃないかと思っています。
僕がディスクに求めるのは恒久性です。
プレーヤーがあればいつでも聴けるということ。アナログプレーヤーがなくなりかけた頃はレコードの音源を今後どうしよう?と結構悩んだものでしたけど、結局アナログプレーヤーは生き残ったので昔のディスクを今でも聴けます。CDDAだってそう。多分プレーヤーがある限り、引っ張り出して聴けるはず、と思っている(CDの寿命の話があって、ちょっと不安ですが)。
ファイルで送られてくるものは、どうすればいいんだろう?
CD−Rとかに焼いて保存すればいいのかな。アップルのとか出来るそうだし。
しかしコピーガードされるとしたらダメだし。
サーバーにつなげられなかったらどうするの?
うーん、、。変なことばかり考えます。

スヌーザーで触れられていましたが、ファイルによる音楽配信は音楽への接し方を大きく変えると思います。i-Podというのは従来のメディアとは全く違う媒体です。ディスク派の自分が興味津々ながら未だにこれを横目に見ているのは、音楽に触れるスタイルが全く現在のやり方と違うからです。なんかなじめないというか、戸惑うというか。
ディスクというのはビニール盤の時代、子供の頃から接してきたもので、いうなれば音楽に触れるための王道です。戸棚から引っ張り出してプレーヤーにかけて聴くというやり方が染み込んでるんですね。
ディスクに本物の音楽が詰まっている、というアタマがある(w。これはなかなか変えられません。

若い世代は着メロやネット配信によって触れる音楽を、何の抵抗もなく享受していくのでしょう。
それが時代の変化ということで、こんなこといってる僕もいずれはネット端末を音楽に触れるための窓口として受け入れていくことになるでしょう。アルバムは意味を失うともいわれています。四重人格みたいなコンセプトアルバムが生まれる可能性はなくなっていく。実際、最近はああいった作品はほとんどなくなりました。しかし「アルバムが作品である」というアタマがやっぱりある。

何がいいたいんでしょうね、自分(w。
そう、多分、ネット配信への移行に対する最大の抵抗は、僕のような頑迷な音楽ファンの心理的な問題です。
ファイルぅ?、そんなんで聴かなくちゃならないの?っていう。
ファイルなんて試聴じゃん、とか。
パッケージないの?、とか。
音質が、、、とか。

しかし、CDの時もそういうことはあったわけで。あの頃は「CDは音質がいい。キズが付いても聴ける」とさかんにアナウンスされていました。実際はそんなことはなくて、CDの音質がそれなりにまともになるには10年以上必要でした。キズには確かに強かったですが。
ネットによる音楽配信による「旨味」はなんでしょうか。
現状、音質は売りに出来ない。
入手の手軽さは売りに出来るでしょうが、そうして手軽に手に入れた音源を「今まで通りに気持よく」聴くことは出来るのかどうか。音楽に接するスタイルが大きく変わるわけで、楽しみ方の変更を余儀なくされるわけです。これは手軽ではありません。
廃盤が少なくなりそうなのは、旨味かな。でもこれはメーカーのやり方次第。

どのようなユーザーが、ネット配信を引っ張っていくのか。
なしくずしにやっちまえば、音楽ファンは付いていく、のかな(w;。

まぁ、まともなものならついて行けるかな、しかし今の業界どうだろうな、とか考えます。
MXで落としてる人とか、逆に言えばユーザー予備軍じゃないのかなとか思います。
僕なんかよりもよっぽどね。

↑↑

04.02.05.

音楽配信メモの輸入権特集。お疲れ様です。
それはさておき、
「スピーカーから録音」も取り締まる音楽コピー防止技術
アナログコピーさえ防止できる、画期的なCD複製防止技術
なんだ、このゴミは?
ニーズがあるんでしょうね、こういうの。ニーズがあるからって作るなっつうの。
まともに動作する技術なのかどうかというのもありますがね。
音質にも影響しそう。

こんなのを使うメーカーはCCCDで売って平気な連中だけだと信じたいですね。

↑↑

04.02.04.

逆輸入防止法制化なら「CD値下げに努力」 音楽8団体
この8団体って、1/8に書いた話の団体ですかね。
ばかな提言でしたが、今回のも×××。。。
低価格のCDが還流すると国内の音楽産業が壊滅するため、海外に積極的に展開できず、国内の消費者にも利益還元ができない、だそうです。
壊滅するのは壊滅するような企業だからではないでしょうか。
しかも還流防止措置が実現した暁には日本の消費者にも安くCDを提供するんですと。
だったら、輸入権の法制化なんて必要ないじゃないですかね。
これって、語るに落ちてないかな。
音楽配信メモにも興味深い記述が。欧州盤は日本と同等の価格だと言ったとか。誰が台本を書いてるんでしょうか?
何でも適当に言ってればそれが通ると思ってるのかな。信用ならないことを自ら証明するのが本当に好きですねぇ。。。
こんなんで通ると思ってるということは、ユーザーを猿扱いしてるのかもな。

要するに、安くすると言ったってどうせ大して安くはならないってことだし、それよりも米国盤CDDAをブロックされる方がよっぽどイヤです。CCCDなんて、どうせ1000円でも買わないんだから。
安くすると言うなら、再販制度は撤廃する、ぐらい言われないと納得出来ませんね。
いや、再販制度自体撤廃すべきものだから、今までのゴミは捨てるから新しいゴミを食らえと言われるのは、やっぱりイヤかな。
前言撤回。ゴミはどっちもイヤだ。
壊滅する業界はとっとと壊滅して下さい。
そのほうが、新しい時代にフィットした音楽の未来が拓けそうですからね。

↑↑

04.02.02.

1/28にリンクした記事のPepsiとAppleのCM、Appleのサイトにアップされました。
見事なまでの当てつけです。でも世相そのものに問いかけるいいCMだと思いますね。こういう分かりやすいファンキーな表現がCMだというのも、不思議な国だよなアメリカって。なんのかんのいって自由の国なんだな。というか、金を持ってる人間にもファンキーなやつが多いんだろうな。
って出演してる彼等、起訴されたんだよなぁ、、。ひどい話ですね。まぁ、見方次第でしょうけど。
しかし、これはダウンロードして見るべきだな。Green Dayもいい感じだし。

↑↑

TOP of No! CCCD Diary
back to No! CCCD