Feb 19, 2007
デサフィナード掲示板から
2月18日(日)14時15分の書き込みを引用。
米の制裁徴収限度額 投稿者:コマプ墨田 投稿日: 2月18日(日)14時15分29秒
昨夜2chでアメリカの同種問題の英文記事がリンクされていまして、翻訳ソフトたよりで解読しましたら、こういう情報が在るわけです。
ASCAP & BMI -- Protectors of Artists or Shadowy Thieves?
By Harvey Reid
http://www.woodpecker.com/writing/essays/royalty-politics.html>If you use the music, either you pay their fee or they sue you if they catch you using it without the license. And they can charge you penalties up to $20,000 + legal fees per infraction!) ASCAP has teams of lawyers who do nothing else and who are extremely well-versed in the technicalities of the law, and a tavern owner and a small-town lawyer have essentially no chance of winning a lawsuit.
この筆者は、<ASCAPの強硬な徴収体制に問題はないんだろうか?>というニュアンスだと思うのですが、上記抜粋部分を見るとなんだか気が抜けてしまいます。徴収のパターンはまさにJASRACそっくりなんですが、ペナルティ徴収の限度額がちゃんとあって$20000だそうですよ。「まで、課すことが出来る」という文章ですから、最高レベルで違反してる場合じゃないですかね? 例えば名古屋のライブハウスみたいにかなり管理楽曲のみ利用で営業していたなら、最高限度額になると思うのが普通の見方でしょう。さほど使ってもいないのが明らかなのに、最高限度額までもっていったら、最高限度額の意味が無いわけですね。
ASCAP懲罰徴収限度額 → 約¥2400000 = 約$20000
ビートルズ逮捕事件 → 約¥8400000 = 約$70000
名古屋ライブハウス逮捕事件→ 約¥16000000 = 約$134000デサフィナードさんの場合、一般常識で見てペナルティー限度額になるほどの利用状況だと到底見えませんが、最初の請求でアメリカであれば最高ランクのペナルティー徴収に当たる額を請求されていることになりますね。もしアメリカで、デサフィナードさんやビートルズ逮捕事件水準の違反で最高限度額になる罪状(?)だというジャッジだと、より度合いの高い違反との体系的な差を形成できないので、法の威信が完全に失われることに成ります。そこには綿密な査定があって額が算出されるはずですよ。名古屋のケースに至ってはアメリカ人は作り話だと思うでしょう。この筆者やASCAPでさえも。
海外の著作権管理がどうなっているのかはとても気になっていたところだったので、今回の内容はとてもありがたいところ。
しかし、どうなんだ、penalties up to $20,000 + legal fees per infraction、ということは、2万ドルまでのペナルティ+違反相応の法的な支払い、っていうことじゃなかろうか、、。
件のアメリカのコラムにリンク。
ASCAP & BMI -- Protectors of Artists or Shadowy Thieves? By Harvey Reid(Woodpecker Records)
上記の掲示板からの引用部分の一部を訳す。
ASCAPには、法律の専門分野に非常に精通し、もっぱらそればかりを仕事にしている弁護士のチームがあります。本質的に、居酒屋所有者と小さな町弁護士には、訴訟に勝つという機会が全くありません。
日本もアメリカも似てるようだ。
アメリカのASCAPもかなりJASRACに近いことしてるようで、JASRACについて考える掲示板から引用。
ASCAPって 投稿者:てるてる 投稿日: 2月19日(月)16時47分17秒
ASCAPのサイトをぼんやり眺めてたらこんな記事が・・・
翻訳駆使して読んだ限り、1年ちょい無断使用したナイトクラブに8.5万ドルみたいに読めるんですが、どうなんでしょう?
さすがアメリカって感じです。にしても65倍の著作権料って、スゴイっすね。http://www.ascap.com/press/2006/100206_owlclub.html
http://www.ascap.com/press/2006/101906_infringement.html
上がってる記事にリンク。
CALIFORNIA NIGHTCLUB ORDERED TO PAY ASCAP MEMBERS $85,000 FOR COPYRIGHT INFRINGEMENT
PUERTO RICO HOTEL ORDERED TO PAY ASCAP MEMBERS $60,000 FOR COPYRIGHT INFRINGEMENT
(ASCAP)
リンクされてる記事にあたってみましたが、前者のカリフォルニアのクラブの場合、2003年の「first contact」から支払いを拒否しつづけた為に65倍支払うことになったらしい。ということは、当初は1000ドル強ということか。
To make matters worse, one of the owners threatened physical abuse to those representing ASCAP.
ということで、ASCAPの職員に身体的に何かしたらしいですね。
2つ目の記事の場合、1998年以降で30倍で6万ドルに。当初の請求は2000ドルということなのか?
よく分からないのが、Puerto Rico hotelということは、アメリカ国外?
いや、プエルトリコって、アメリカの自由連合州、自治領なんですね。知らなかった。
ともに、支払いを拒みつづけたケースということなんだけど、最初は数千ドル(日本円にして数十万円)というとこが、突然小さな店に訪れ数百万円からの請求をしてくるJASRACとは違うところ、なのか?
このASCAPというとこが面白いのは、ネットラジオとかもやってるところ。金だせって言うばかりじゃないよって雰囲気。実際のところはよく分からないが。
グッズ販売もしてるんですね。
日本のJASRACが、JASRACキャップやTシャツを売るようなものか。
想像したらイヤな気分に、、。
デサフィナード掲示板から2月12日(月)21時37分の書き込みを引用。
ライブの中止 投稿者:デサフィナード 投稿日: 2月12日(月)21時37分36秒
地元の社会人で構成されているアマチュアバンドの方から、
デサフィナードにライブの申し込みがありました。
演奏曲をお伺いしたところ、JASRACの管理楽曲が入って
いるようなので、JASRACに許諾を得るようお願いしました。
このライブはノーチャージです。
もし、営業時間中でのライブに問題があるのであれば
ライブ当日は臨時休業をし、演奏場所を無料で提供する事も
提案しました。
しかし、残念ながらJASRACから許諾は得られず、
2月15日のライブは中止となりました。
そこまでやるか。これについて、benliにリンク。
デサフィナード事件(benli)
引用。
第1審の主文だと、演奏者側の企画・主催にかかるライブのためであっても楽器類の店舗内への搬入が禁止されるので、そこでJASRACの管理著作物が演奏されなくとも、また、演奏者側がJASRACの管理著作物を演奏する場合には利用料をきちんと支払う人々であったとしても、ライブのために楽器類を搬入した段階で間接強制金の支払い義務が生じます。
判決のせいで、そういうのが認められるということらしい。
なんで、日本はこんなことになっちゃってるんでしょうかね、、。
アメリカでもあるのかねぇ。
JASRACといえば、こんなのもあるのでメモでリンク。
wtf!! The legend of JASRAC【すごいぜ!JASRAC伝説】(youtube)
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