Aug 18, 2007

アメリカで軍人がこんなこと言ったら

あんまりこういう話ってここでは扱わないんだけど、、、
佐藤正久発言は国会で真相究明を(壊れる前に…)

思うんだけど、軍人が上の指示に反することをしたら軍法会議にかけられてエラいことになるんじゃないのか?
というか、元自衛隊員が堂々と「国の定めたことを逸脱する」と公言するのって、どうよ。
隊員個々人の思いはあろうけど、国の命令を守って動いてくれるから国民は自衛隊を受け入れているんじゃないのか。こういう自衛隊を国民が求めてるのか?
安倍ちゃんのいう美しい国ってこういうのか?

要するに「なし崩しオッケー」ってことじゃないか。
文化庁のなんちゃら委員会でやってる茶番と同じだ。

それはちょっと違うか、、。

19日、ちょこっと追記。
TBS報道のニュース動画というのがもう見れないので比較は難しいんですが、多分、同じ件について他社が報道してるのがあったのでリンクを貼っとく。
集団的自衛権、憲法解釈見直しは不透明に・安全保障懇談会(nikkei net)

TBSの報道に比べたら穏やかな論調だ。
ネット上を巡ってみると、TBSは「集団的自衛権に関する政府の有識者会合はPKO=国連平和維持活動を行う自衛隊に対して、憲法上できないとしてきた「駆けつけ警護」を認めるべきだ、という意見で一致しました。」と報道していたらしい。
日経は「基準を緩和すべきだとの意見が大勢を占めた。」ということで、少しマイルド。
ただ、全体的に見ると両者で言ってることに大きな違いはないようにも見えます。
佐藤氏のコメントは日経にはないですが。

記事で上がってる懇談会のサイトがある。
安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(首相官邸)
TBS報道で政府の有識者会合と言っていたのがこれでしょう。

佐藤議員のコメントが加わることで、いろんな意味でセンセーショナルな記事になっている。
この人は、以前イラクから帰った際にも問題のある発言をしていたようです。
“誇り”でだまされてはいけない(とむ丸の夢)
いったいどうなってるのだろうと思ったけど、多分、佐藤氏はシカゴ条約無視を求めたのではなく「民間機で帰るのではなく、自衛隊機で帰りたかった。」という含みでああいう発言をしたのだろう、と解釈しました。

ともあれ、佐藤議員の発言は「文民統制」というものが現実にどこまで機能し得るのかということについて、大きな疑問を我々に与えてくれました。
佐藤氏は「現場感覚」と言っているようですが、これがそうだとしたら「その場にいるものが好きにしていい」ということが現場感覚ということになってしまう。

そんな感覚で「戦争」を始めないでいただきたい。
きちんと理を尽くし、スジを通していただきたい。
自衛隊という組織がそれをしないというのなら恐ろしくて仕方ない。そんな組織は絶対に海外になんか出すべきじゃない。国のトップが責任を持てないんだから。
自衛艦からの情報漏出がアメリカで問題になったことがありましたが、今回の発言も、国が「軍の統制」を取れているのかどうかという意味で、海外から不安を持たれておかしくないと思います。

佐藤氏1人が憲法違反で裁かれようがどうなろうが、一旦事が起こってからではそんなことは僕らに何の関係もない事だ。似非ヒロイズムで政治をするのは勘弁して欲しい。

一方で小池百合子防衛相と官僚の騒動もあるわけですが、うーん、、、
誰が手綱を引いているのか分からないのは、上も下も変わらないってことなんでしょうか、、。

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