Aug 26, 2007

国民会議第4回フォーラム、小委員会第10回会合

23日、thinkcopyright.orgの第4回フォーラムが開催された。
関連リンク。
著作権保護問題は欧米に迎合せず、日本モデルを策定すべき(1/2)(cnet japan)
著作権問題、外圧ではなく「日本モデル」の模索を(internet watch)
著作権の“日本モデル”は可能か——保護期間延長問題(ITmedia)

著作権保護期間延長の関連して思うこと(著作権のひろば落書帳)
いかに許可を得るのが大変かという話。

利用許諾を得ようとする人にとっては、誰が現在の著作権者であるかを知るための公的な登録制度がない以上、関係者を発見して事情を聞き、誰が著作権者であるかを突き止めるしか方法がありません。そこで、著作者の子孫に事情を聞いたとして、明確な回答が出てくる可能性がどの程度かと言えば、有名な作家であればともかく、あまり名の知られていない著作者の場合では、その子孫自身がよくわからない、という場合が圧倒的に多いでしょう。

アメリカとかは登録制度があるときく。
しかも保護機関70年とは言うけれど、実際に長期に渡って著作権保護を維持するためには、登録料金を支払う必要があるときいたことがある。
日本のように、創作すれば自動的に「保護すべき著作権」が生じてしまう国とは大きく事情が異なると思う。
外圧に屈するなという論調もありだろうとは思うけど、それよりも現実問題、コンテンツが死蔵どころか霧散してしまうリスクについて本気で考えたら、単純な延長でいいとはとても思えないし、現状の50年でも問題があると思う。

24日、2007年第10回会合が開かれている。
私的録音録画小委員会、これまでの議論を整理した資料提出(internet watch)

なお、次回の会合(9月5日)では、仮に補償の必要性があるとした場合における補償金制度の基本的なあり方について、これまでの議論をまとめた「整理メモ(2)」が提出される。

今後のスケジュールとしては、9月26日に開催される小委員会で「中間整理(案)」がまとめられ、10月12日の文化審議会著作権分科会で、中間整理が了承される。その後、中間整理に関するパブリックコメントを募集し、これを踏まえてさらに検討が進められる。最終的な報告書は2008年1月に小委員会でまとめられ、1月または2月に文化審議会に提出される。

文化破壊庁の名に恥じないマイペースぶり。
パブコメを踏まえた検討って本当にするのかね。何を書いて送ろうか。楽しみにして待っていよう。

Posted at 10:03 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit
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