Sep 06, 2007

過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会 第7回

既にあちこちで言及されている。
ざっとリンクを集める。

著作権保護期間の延長を巡る本格的な議論が開始、文化審議会小委(internet watch)
著作権の保護期間延長問題、権利者側への反論相次ぐ -- 文化審(ITpro)
《著作権》議論空転、問われる審議会のあり方--文化庁過去の著作物等の保護と利用小委(第7回)(毎日新聞ユニバーサロン)

文化審議会著作権分科会過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会傍聴記津田さんが委員になっている意義(Copy & Copyright Diary)
著作権の保護期間延長について 或いは 今度は我々がかける外圧と来るべきコンテンツ・ヘイブン(万来堂日記2nd)
著作権延長問題。自分たちは特別という思い上がりが全ての根源?(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

思うに、延長を主張する側には、反対する側を説得し得る材料は何もないのだ。
延長によるメリットを享受するのはごく一部の限られた権利者と、多分一部の役人だけ。反対意見を覆すに足る文化的メリットは何もない。

Copy & Copyright Diaryで、「でも今は、津田さんを介して審議会の場に自分たちの意見が出される、反映される。これは本当に心強い。」と書かれている。
そう、たしかにすごく心強い。
僕たちの声は、確かに審議会の場に届けられているという意味で。

でも、奴らがその声を聴くだろうか?
僕の想像では、多分、無視した上で「ネットユーザーの声も反映させた」と言い訳に使って済ますつもりに決まっている。

Copy & Copyright Diaryではこうも書かれている。

先日のthik Cの公開トークイベントviol.4が開催されたときに、文化庁著作権課前課長の甲野氏が会場に来ていて、質疑の際に、「延長の議論は審議会でも民間でも行われているが、一般に低調である」という様な発言をされた。

こんなところでも「官が白と言えば黒でも白い」と主張している。
まあ、そういうタイプの人はどこにでもいるけど。

こんな茶番に付き合わざるを得ないなんて、バカバカしい。
まともな人間なら他の楽しい事を探したいと思うところだ。
しかし、こういう役人たちが言うようなことが「結局は本当だったんだね」というような結末は、金輪際残したくない。委員として踏ん張っている津田氏に申し訳が立たないし、何よりそうなったら自分自身が悔しくて堪らないだろう。

結局、出来るだけの事はするしかないわけだ。
少なくとも、連中がいかに委員会・ひいては政府を私物化したかを(私物化という言い方がおかしければ、委員会の公的な役割を職権で歪め、などというところか。公=官か?違うだろう。)、まともなアタマを持った人間であれば誰から見てもはっきりしている、というとこまで持っていく必要がある。
輸入権の時のように。

厚労省は年金問題と医療崩壊でひっくり返っている。
舛添は「どろぼう」と言ったが、はっきりいって他の役所も好き放題している。
今の日本の政治が「官主導」なのは当面やむを得ないだろう。
ひっくりかえす方法がないから。
しかし、泥棒や詐欺師にいつまでも我々の生活のバックボーンを背負ってもらうわけにはいかない。

連中は言うだろう。
自分たちがいなくなったら、国が立ち行かないと。
だけど、いつまでもそういう国でいるのがいいことだとは、僕には思えない。

Posted at 10:00 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit
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