Jun 08, 2018

piCoreのonboot.lstを編集してタスク軽減を目指す

先日、piCore7で作るPPAP Frontというエントリーをアップした。
http://blown-lei.net/endive/blosxom.cgi/audio_diary/20180529a.htm

その中で、/mnt/mmcblk0p2/tce/onboot.lst を編集することでタスクを減らせるという話を書いた。

sudo vi /mnt/*2/tce/onboot.lst

mc.tcz
openssh.tcz
boost-dev.tcz
libsamplerate-dev.tcz
libsamplerate-doc.tcz
flac-doc.tcz
libcue.tcz
libcue-dev.tcz
libid3tag-dev.tcz
libmad-dev.tcz
mpg123.tcz
lame-dev.tcz
lame-doc.tcz
libmpdclient-dev.tcz
libmpdclient-doc.tcz
mpd-0.19.19.tcz
nmap.tcz

ついにここまで削ったが、ちゃんと音は出ているようだ、、、

tc@box:~$ df
Filesystem                Size      Used Available Use% Mounted on
tmpfs                   833.2M     11.0M    822.2M   1% /
tmpfs                   462.9M         0    462.9M   0% /dev/shm
/dev/mmcblk0p2            3.6G    177.9M      3.3G   5% /mnt/mmcblk0p2
/dev/loop0                1.1M      1.1M         0 100% /tmp/tcloop/mc
/dev/loop1                1.9M      1.9M         0 100% /tmp/tcloop/openssh

(中略)

/dev/loop53             512.0K    512.0K         0 100% /tmp/tcloop/sqlite3
/dev/loop54             128.0K    128.0K         0 100% /tmp/tcloop/libudev
192.168.1.80:/titan       2.7T      2.0T    670.6G  76% /mnt/music/nas

55個になった、、、
じゃあ音はどうなのかというと、例によって比較はできてないんだな、、、
これ以上は削るわけにはいかないような気がするし、この手法で出来るのはここらあたりまでかと思う。

今回は音の比較をしたという話だ。
結論から書くけど、音は良くなる。前の状態には戻したくないな、と思う程度の変化はある。

うちにはメインシステムで運用しているRas Pi以外にテスト運用に使うのが数台あってダイニングの本棚の底のほうに隠すかのように置いてある。前のエントリーをアップした時点では、こうした試験運用piCoreで音を出している、という状況だった。
LANの状態は下図のような感じ。

クライアントPCノートでfront1にsshでログイン、onboot.lstを編集してはリブートし、back-end1に音声データを送って試してみた。ある程度までタスクを減らせたのは前述のとおり。
back-end1に繋がってるのは小さいデスクトップ用モニタースピーカーなので音質評価は難しい。

front1から、メインシステムのback-end2にデータを送ってみる。リビングのJBLの4425mk2から音が出る。
まあ、こんなもんかな、、、
ふだんfront2/back-end2で鳴らしているのに比べると、むしろ音は良くない。

これは想定内でもあって、というのは図を見れば分かるんだけど、front1からback-end2への伝送経路はとても長い。
音源データの流れは、
NAS - hub2 - hub0 - hub1 - front1 - hub1 - hub0 - hub2 - hub3 - back-end2
と、こんな感じ。
hub0はルーターとDHCPサーバーも兼ねていて、そこをデータが通過するのも更に条件を悪化させているんじゃないかと思う。
front2からback-end2への流れは、
NAS - hub2 - front2 - hub2 - hub3 - back-end2
こんな感じ。
front以降に通過する段階がずいぶん違う。
この状況だったらonboot.lstを編集していないpiCoreのほうが音がいい。
というかタスク軽減による効果がはっきりしない。

ということで、front1に刺してあるonboot.lst編集済みmicroSDを抜いて、front2に差し替える。両方とも同じRas pi2初期型だから差し替えるだけで問題なく動く。pi2後期型だとどうなのか分からないけど。

編集なしと比べてどうなのか。、、、
微妙に違う。
というか、front1とfront2の大きな差に比べたら、差は少ない。
しかし、少ないとはいえ無視できないレベルの改善はあって、OSが不安定になるとか問題がないようならonboot.lstを編集しタスクを減らしたほうが良さそうだ。

そんなことを考えながら続けてあれこれ聴いてみるうちに、なるほど、これは戻れないかもと思うようになった。
音のリアリティ、SN感が高く細やかで雑味が少なくなる感じ。音場表現もより安定し深みが出て、前後も見易くなるようだ。

今回はPPAP運用の流れでonboot.lstを編集したけど、PPAPで使うかどうかに関係なくpiCoreでmpdの音を改善しようと思ったら試みていい方法だと思う。Ras pi1台でのmpd運用の時でも音質改善する可能性がある。

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