Jul 03, 2011

NHKスペシャル「広がる放射能汚染」2011.07.03.実況まとめ

twitter上で番組の実況をしていたので、まとめた。
厳密には許可を得なければいけないのだろうけど、得ていない。すまない。

20:51 RT @monjukun: もうすぐ9時からNHKスペシャルで「広がる放射能汚染」ての、やるよ。 http://t.co/TD7PeBQ


21:04 NHKスペシャル。福島県大熊町。原発正門から300m地点、180μSv。「怖いけど、本当のことを知らないと」町の放射能汚染、チェルノブイリ事故での148万ベクレルを越えている。「戻れないというと酷だけど、戻るのは非常に厳しい」ホットスポットが次々見つかっている。 #nhk

21:10 NHKSP。福島市渡利地区。放射線を避けるために、小学校内でほぼ全ての授業。窓は昼休みも締切り。汗だくで遊ぶ。校庭、1日2時間で年間1.0mSv超え→土を入れ替え0.1mSvに。これで子供を外に出していいのか。学校にできるのは線量を減らすことだけ。 #nhk

21:12 NHKSP。学校が示した校庭使用再開の方針。まず休み時間だけ。外で遊ばせるかの判断は各家庭に委ねる。3人の保護者の横山さん。子供を外で遊ばせず、野菜を西日本から取り寄せ。洗濯物は部屋干し。教室より線量の高い校庭には、子供を出せない。「線量低くなったとはいえ心配」 #nhk

21:15 NHKSP。不安の背景、学校外の汚染が手付かずのまま。高い値を記録。どこも、放射線管理区域に相当する線量。ここでは専門家でない教師が測るのが精一杯。学校の管理区域でないので、危険なものを取り除くのは難しい。5年佐藤くん、自宅内は0.95μSv。 #nhk

21:17 NHKSP。母「ストレスはたまるが、生活を考えると動けない。ジレンマ」校庭使用再開の日。長袖長ズボン・マスク姿で、勢いよく飛び出す子供たち。結果、全校児童の6割が教室に留まった。誰が子供たちを放射線から守るのか。保護者と学校に責任が押し付けられている。 #nhk

21:20 NHKSP。東京都世田谷区。大量の放射性物質が飛来した痕跡が。3月15日朝9時、突然数値が上昇。セシウム137が大量に検出。数時間後低下、次の日以降は検出されず。放射性プルームの状態で上空を漂い東京を通過。どこへ向かい、ホットスポットを作ったのか。 #nhk

21:21 RT @dsHirano: NHKの番組の冒頭要約「原発事故により日本は大きく変わりました。私たちは30年後でも半分にしか減らない放射能汚染とともに生きなければならなくなりました」…それでも原発推進の是非を論じる事自体が僕には本気で理解できない。本気で。

21:23 NHKSP。国立環境研究所が分析。大原氏、3.15拡散のシミュレーションを作成。プルームが関東に広がり、静岡に到達、東京を完全に包む。昼過ぎ、東北方向へ帯状に漂う。雨や雪が降ると地面に落とされ、その土地を汚染する。北関東に雨。栃木県北部にホットスポットか。 #nhk

21:26 NHKSP。森内博士の協力で調査。広島大・星教授、慶応大・古谷准教授も。原発から110km、那須塩原市上空。900平方kmを飛行。平常時の20倍の線量を記録。4日間の調査。1時間当たり1.0μSv以上のホットスポットがある。気づかれないまま放置されていた。 #nhk

21:29 NHKSP。近畿大・山崎教授が土壌を調査。2週間後、分析結果が。農家や牧場経営者、子供づれの親たち集まる。江連さんの畑、1キロあたり1725ベクレル。星教授「正しく知ることが必要。まず計算、測量、そしてスポットの精密調査、さらに広域の調査が今後必要」 #nhk

21:33 NHKSP。神奈川県、10の市町村でお茶から基準値超える放射性物質が検出。清川村の農家、葉を切り落とし、放射性物質を取り除く。調査した県、原発事故以降、国のガイドラインに従って検査、すべて基準値を下回っていた。想定外の結果に、新茶の出荷はすべて停止。 #nhk

21:35 NHKSP。なぜお茶は基準値を超えたのか。学習院大・村松教授、お茶の木を調査。放射性セシウム、土や根にはほぼない。葉にだけ多く蓄積。細かく密集しているお茶の葉に関わると考える。飛んできたセシウムをからめとる。新芽が成長し、古い葉から栄養を送る。そこでセシウムが。 #nhk

21:37 NHKSP。きのこ、牧草、ベリー類も同じ特徴がある。茨城県に検査の以来が殺到。農作物の他、牧草、土、魚、水道水なども。検査装置を24時間態勢で動かし検査。週に10サンプル程度がキャパ限界。厚労省大塚副大臣「規制値を超えたものが全く流通してないと確信できない」 #nhk

21:39 NHKSP。福島市。村松教授、東北や関東で調査。秋にかけて収穫。調査を急ぐ必要がある。「すぐに減るというものではない。生産者も消費者も、放射能とつきあっていかなければならない」 #nhk

21:42 NHKSP。ベラルーシ南部、ストレリチェボ村。政府による放射線対策の下で暮らす。チェルノブイリ事故後、道路を水で洗い、土壌を入れ替える対策。25年経ち、線量は下がったが、年間許容値を超えている。マルタさん「不安はあるけど、住み慣れた村を離れたくない」 #nhk

21:44 NHKSP。食の不安をどう解消するか。近所の農家からもらった野菜と牛乳、学校へ行き、放射線の検査を受ける。ほぼ全ての学校に測定器を配置、物理の教師が検査する。さらに市場に出回る食品についても、500を超える施設で、一日3万を超えるサンプルが検査されている。 #nhk

21:46 NHKSP。対策の背景に、国の強いリーダーシップ。省庁を横断する、国家プログラムを設置。国の予算の2割をあてる。さまざまな対策を行う権利が与えられる。最大の課題は、子供の健康をいかに守るか。体内の放射性物質を測る装置を配置し、定期的に検査。治療も生涯無料。 #nhk

21:48 NHKSP。事故25年経っても、新たな問題。残された、汚染されたままの建物から、放射性物質が飛ばされ再び汚染を引き起こす。急ピッチで撤去作業。しかし作業員の被曝線量を細かく管理する必要、思うように進まない。「忍耐、努力、財源が必要です」 #nhk

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21:21 Nスペ。世田谷の3/15の空中線量。朝9時から上昇し振りきれてCs137が大量検出。「現実でないかと思った」と研究所職員。数時間後に低下し翌日以降は検出されなくなった。プルームが降り積もることなく通過したと見られる。 #nhk

21:24 3/15の放出が大きかった。2号機の格納容器の一部破損、4号機も爆発。プルームのシミュレーション。太平洋から関東へ。9時に静岡、東京(関東)を包みこみ、高濃度が北関東から東北に流れていった。雨と重ねあわせると栃木北部にホットスポット存在の可能性。そこでNHK調査したと。 #nhk

21:27 原発から110km離れた那須塩原市の上空からヘリコプターで調査。900km2の広さを1km間隔で飛行。平常時の20倍の線量が次々。4日間で実態が分かってきた。直系1μSv/hのホットスポットあり年間5mSv/yに。広島大教授が農地を中心に土壌調査、2週間後結果。 #nhk

21:29 家庭菜園をしている方の土壌、放射性Csは1725Bq以上。プルームと雨に着目していればもっと前にたいさうができていたはず、と広島大星教授。今後広域の調査が必要と国に言っている。 #nhk

21:30 3/21も「薄いプルーム」が関東を覆った。今首都圏各地での比較的線量の高い場所はこの時にできた。この結果は広域調査の必要性を訴えている。 #nhk

21:31 さらに遠い場所(静岡など)でお茶から放射性物質が検出されたことには、もう一つのメカニズムがあることを示している、と司会者。 #nhk

21:34 基準値を超えたことに驚いたのは神奈川県庁。国のガイドラインで野菜検査、それまで全て基準値を下回っていた。お茶を自主的に調べたのも安全を確認するためだった。農政部の方「どうしたメカニズムか、非常に不思議」。お茶の木を調べてみた。学習院大村松教授。Csは葉にだけ多く蓄積。 #nhk

21:36 細かい葉が密集しているお茶の特性。雨は降らなかったので土壌は汚染されなかったが、細かな茶葉がCsを絡めとって、古い葉が絡めとったCsが栄養とともに新芽に移ったのではないか。きのこ、牧草、ベリー類も同様の特徴がある。細かく調べていく必要あり、と村松教授。 #nhk

21:38 茨城県には検査体制が充実しているため、沢山のサンプルが持ち込まれる。4台の装置を稼働し、農産物の検査に割ける時間は週に10サンプル程度、新たな品目にとりかかることが難しい。全品調査でなくサンプリング、超えたものが流通していないと確信困難、変えていかなくてはと大塚副大臣 #nhk

21:39 村松教授。できるだけ農作物に移行しない技術を。また、検査体制の効率化を。放射性Csの高い状態はそんなすぐに減らない。付き合っていかなくてはならない状態にある。 #nhk

21:41 対応の遅れる日本で何が必要か。チェルノブイリ事故、今でも汚染との闘いの続くベラルーシを取材した。ストレリチェボ村。900人が暮らす。事故直後、年間20mSvを越え道路を洗浄し土壌を入れ替え、今は年間1.8mSvだが「許容範囲の1mSvを越えている」 #nhk

21:43 ベラルーシ。子どもの2人いる女性。不安はあるが離れたくない。食の安全をいかに解消しているか?もらった食材を持って村の学校へ行き、検査を依頼。ベラルーシ政府は汚染地域のほぼ全ての学校で測定器、物理教師に訓練、調査ができるようになっている。25.72Bqで基準の1/4と。 #nhk

21:45 ベラルーシでは、今では3万サンプルの食品を検査している。きのこやベリーを避けて安全とわかった食品を食べていると。この対策には国のリーダーシップがあった。省庁横断国家チェルノブイリ対策委員会あり。国の予算の2割。汚染対策だけでなく放射線防護、経済発展。 #nhk

21:47 ベラルーシでは町や村にホールボディカウンターを置き。全ての子どもの調査をしている。調査だけでなく治療も生涯にわたって受けられる。「子どもの健康は親だけでは守れない」と母親。しかし25年経ってもまだ汚染された建物から再汚染。政府は1万棟を撤去。被曝線量があり進みにくい。 #nhk

21:49 ベラルーシでは、25年経ってもまだ総力を挙げての闘いが続いている。「今の日本政府から感じられないものがいかに大事か」。「あまりに大きなリスク、後戻りできない現実を前にもできることがある。長い戦いはまだ始まったばかり」 #nhk

21:52 いい番組だったなあと思いました。分かりやすくかつ不正確なところをできるだけ避け、しかし主張すべき政府の無策への批判もこめられていますね。専門家や様々な見方の人からすれば「NHKのくせに」などと突っ込みたいところもあったりネットでは「常識」は多くても、それを補って余りあるものかも。

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