No! CCCD Diary

 2005.07. 
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05.07.31.

音楽業界7団体の主張

あちこちで取り上げられています。
以下報道にリンク。

「iPodなどを私的録音補償金制度の対象に」JASRACなどの7団体が声明(internet watch)
速やかに「iPod課金」を——音楽関係7団体が強く要望(ITmedia)

JASRAC、RIAJ、日本芸能実演家団体協議会、日本音楽事業者協会、音楽出版社協会、音楽制作者連盟、日本音楽作家団体協議会。

あちこちで突っ込みが入っています。
まずこちら、internet watchの記事から引用。

声明では、私的録音が許されるのは極めて零細な使用だからだと主張。権利者団体の調査によると、私的録音された楽曲の51%が私的録音補償金制度に含まれないデジタルオーディオプレーヤーなどの機器や記録媒体で録音され、仮にそれらの楽曲をパッケージで購入すると試算すると3,400億円に達する。こうした状況は「零細な使用とはいえない」というのが権利者団体の考えだ。

零細な使用って何だ。
自分で買った音楽を自分が好きなように聴いてることが問題だと言いたいらしい。
自分で買ったCDをiPodに入れて外出するのは「零細な使用」ではないので金を払えと言いたいらしい。
要するに他の媒体に音楽を移したら「零細な使用」ではなくなると言いたいらしい。
仮に購入すると試算って、やっぱりCD再生用とiPod録音用と2重に買うべきだと思ってるらしい。
そんなムダ、誰がするか。
非現実的な絵空事を現実の議論の根拠に持ち込むのはやめてくれ。

3,400億円ってどうなの。これに対して突っ込み。
私的録音の損害が3400億円、を割り算してみる(趣味の問題2)
音楽業界が何か言い出したらいつもこんな感じだ。
水増しねつ造をいけしゃあしゃあと述べて正当だというふりをしてる。

趣味の問題2氏は他にも突っ込みを入れています。
以下リンク。
JASRACなど7団体さん、墓穴掘ったみたいね7543人に入れなかった音楽家はだったらCDに乗せれば>私的録音補償金(趣味の問題2)。

08.02.追記。
以下、internet watchの記事から引用。

日本芸能実演家団体協議会の椎名和夫理事の説明によれば、DRMついては、私的録音補償金制度とDRMは対立するものではないという。また、DRM対応機器を導入する際のコストはユーザーの負担になるなどのポイントを指摘した。二重取りについては、音楽配信業者やCDレンタル業者へ許諾した範囲と私的録音の範囲は異なると反論。

個人使用だろうとメディアシフトだろうと、コピーは全て補償金を取るべきだという考えなんでしょうな。

レンタルについて、CDV-NETで説明があります。
CDV-NET - レンタルと著作権(CDV-NET)
このページの「CDレンタルの著作権使用料」という項目を見ると、「CDレンタルに関する著作権使用料は、「レンタルユーザーがコピーをすることへの代償」及び「レコードをレンタルビジネスに使うことに対する使用料」の2つの観点から決定されました。」とあります。
つまり、レンタル料はコピーして使用することを前提に設定されてるってこと。

椎名和夫氏は、iPodが音楽の共有に使われるという意見もしておられる(下記、著作権分科会についてを参照)。音楽業界のトップがウソ八百並べるのは日常茶飯事なので今更驚かないけど、見識のなさにはあきれ果てる。
こんな人の主張は真面目に聞く気が起きない。
こんな意見を下敷きに政令が決定されるということに虫酸が走る。

続いてITmediaの記事から引用。7団体を代表してJASRAC吉田茂理事長のお言葉。

「著作権法第30条では私的複製を認めているが、極めて零細な使用に限られている。(複製の完全禁止と無制限の複製許可のどちらでもなく、利用者によって有益な)私的複製のバランスを保つために用意されているのが補償金制度であり、音楽の創作サイクルのため、必要であると考えている」「政令指定をしないまま現状を放置することは、文化芸術の振興を妨げる。対象となる機器と記録媒体について、速やかに政令指定すべきであると考えている」

極めて零細な使用に限られているって、そもそも勝手に決めつけるな。
バランスを保つためって説得力全くない。
政令指定ですか。役所に働きかけるのが好きですなぁ。国会は通さなくてもいいわけですね、今回は。、、、多分こういうとこで「権利者」って言い方するんだろうな、彼らは。

引き続き、JASRAC吉田茂理事長のお言葉。

「私的複製の制限については、ベルヌ条約(著作権に関する国際条約)にも記載されており、日本でHDD/フラッシュメモリオーディオなどに関する補償金制度がないのは条約違反ですらある」

すっごく怪しい、、(w。
絶対ウソだと思う。

ベルヌ条約には私的複製の制限についての記載はない(benli)
ベルヌ条約ってどうなってるんだろう、と思ってたとこにありがたい解説です。
なんというか、記者会見でこういうことばかり言っちゃうというのは、ひょっとして突っ込みを待ってるのかね彼らは。
壮大な釣りですかね。確信犯ですかね。

上記の会見の前に行われていた著作権分科会について触れているとこもあります。
まず議事録、著作権分科会 法制問題小委員会(第6回)(zfyl)。多謝。
議論自体はまた先送りされた。
次回のパブリックコメント募集がまたかなり大きなヤマになりそうってことらしい。
文化審議会著作権分科会法制問題小委員会(第6回)・・・結論先送り時系列から推測する(自称)権利者団体の目論見(Where is a limit?)
法制小委#6 ── 「iPod 課金」はまたしても割れる、その後 JASRACら 痛い会見(試される。(ココログ mix))

ちょっと議事録から引用。

芸団協椎名氏:里中委員の、iPodの話で、自分で録音したものは自分でしか使えないということだが、ちょっと訂正したい。iTunesというソフトには共有という概念があり取り込んだものを共有できる。複数の人間で音源を利用可能。一人で使うしかできない、外に出せないのではない。

またいい加減な嘘をついて議論を誘導しようとしてると思ってたら、別の方向から回答が示された。
反対派もぬるい>私的録音補償金(趣味の問題2)。
なるほどそういう意味だったのか、って、オイ。
それって自分もやってますがな。自分、知らないうちに音楽共有してたか?
アップル。紛らわしい見出し付けるんじゃない。音楽業界のよくわかってない人が誤解したじゃないか。
つうか、よくわからないまま適当な発言するんじゃないよ芸団協委員。それともわざと知らないふりして言ってるのか?

法制問題小委員会開催される!!(正々堂々blog)
以下引用。

8月3日の文部科学委員会一般質疑において今後の方針等を、大臣答弁で確認したい、と思います。
みんなも、何か聞いて欲しいことがあったらコメントを寄せてください。
待ってまーす!!

コメントを寄せてほしいと!!
これはいい機会です。実際、訊きたいことはいっぱいあるよね。

なんつうか、、、ユーザー1人が払うことになる金は、そんなに高額ってわけじゃない。
しかし集まると大変な金額になる。それがどう流れてるのか全く不透明。
制度としておかしい部分もあるし。
僕が思うのは、これも「被害」を「想定」して集金する制度だって言うこと。
とてつもなくあいまいな「被害」を根拠に「補償金」を集める制度で、こんなことしてるから「権利者(つうか権利を主張する者、必ずしも著作権所持者ではない。JASRACとかね)」の著作権意識が歪んでいくんだと思っている。
その結果がコピーコントロールであり、輸入権であり、コピーワンスだったり貸与権だったりするんだと思う。
こんな制度は廃止すべきだし、それが将来のためだと思う。

川内議員に訊いてほしいこと(ちょびっと試される。)

EMIのこと

what's my scene? ver.7.0経由。
Van Der Graaf Generatorの新作がCCCDでリリースされたことについては心痛の極みでしたが、こういう話が。
偽装CCCD!・・・いや、偽装CD-DA?:輸入元、東芝EMIの謎(本と音楽に関する個人的備忘録)
うーん、、。
以前、CDDAにCCCDって書いて売ればいいのにって書いたことがあったけど、本当になるとは思わなかった(汗。。。

安全なふりして実際は問題があるようなのと比べたらマシか。いや、CCCD販売自体がそういうもんだったっけ、、。
CCCDは毒入り、っていうのが多くの音楽ファンの間では常識となった現在、これは全く意味がないっす。
やるならCDS-200導入前にやるべきだったよ。

XCP

これもwhat's my scene? ver.7.0経由で、XCP(Extended Copy Protection)のリッピングテスト(YA・JI・U・MA根性!)
これは興味深い内容。

一応メモ。ソニーBMGとEMI、コピー防止付きCDの米国販売開始(ITmedia)

↑↑

05.07.27.

SMEがレーベルゲートCD2作品を全廃。通常CD-DA作品で再リリースへ(音楽配信メモ)

一部ネット上で信憑性が話題になってたレーベルゲート作品のCDDA再発。
正確にはレーベルゲートCD2作品ですが、リストによると105作品が再発になるとのこと。
単純な疑問ですが、レーベルゲートCD作品はどうなるのだろ、、。
レーベルゲートCDで出た作品って、もれなくレーベルゲートCD2で再発されてるんでしょうかね。
そうでなかったらCDDA再発から漏れる作品ってないのかな、、。
調べる元気はないのだけど、、。
買えるようになるのでありがたい作品はちょくちょくありますが。

ちなみに、SMEのCCCDリスト
404作品がリストアップされてる。これら全てが再発されるというわけではないんだな。
ちらっと見たけど、藤井フミヤのアルバムとか再発されないような。
いろいろと謎がありますよ。
多分、このリストには漏れがありますよ。
つうか多分このリストは最初ので、この後からも他の作品が再発されるのだろうなと予測、つうか期待。

↑↑

05.07.24.

補償金課金制度見直し大勢/iPodで自民知財小委(四国新聞)

引用。

デジタル技術の進展で行き詰まっている同制度の抜本見直しを求める意見が大勢を占めた。ただ課金の是非については意見が割れ、方向性を示さなかった。

抜本見直しと言っても、ハードディスクに課金するか、いっそ廃止するか、両方とも抜本見直しなわけで。
課金に反対する議員と推進する議員と、どっちが多かったのか。
記事では世耕弘成参院議員とほかの委員、という感じで書かれていますが、、。
世耕弘成ってやっぱ若い議員なのね。

それにしても、この自民党知的財産政策小委員会って何なんでしょうね。
何か政策に影響することについて、決定権があるんでしょうか。そりゃ何らかのもんがあるか、、。
こことか見ても載ってないし。
他の何かなのかな、、。
小委員会だから載らないのか、、?
メンバー構成とかよくわからない。

Where is a limit?で記事があります。
世耕議員のネット上での発言について取り上げられています。なかなかすごいです。
ただ気になるのは、私的録音に対する一定の著作権料の支払いは必要だと考える、と言ってること。私的録音が何を言ってるのか分かりませんが、僕が自分のCDの曲をiPodに入れて聴く際に一定の支払いを?
僕は、私的録音に対する著作権料の支払いは不要、もしくは害悪と考えているので、ちょっと容れないところがあります。

権利者

これもWhere is a limit?経由。川内博史議員のブログで著作権についての話。

2005年07月14日依田さんとの会食
2005年07月22日私的録音録画補償金問題(正々堂々blog)

実際、14日の記事で「JASRACは権利者だからねぇ」というコメントには、ちゃうだろオイ、JASRACは著作権使用料の管理をしてるだけだよ、そんなこと言ってて理論武装かよ、詭弁の間違いだろうアタマ寝てるのかよ、と思ったものですから、22日にそこについて突っ込みの意見が掲載されたのは良かったです。

人権擁護法案

自民党は人権擁護法案を今国会に提出することを断念した、とのこと。
以下、報道にリンク。

人権法案、今国会見送り 自民党内で調整難航(中日新聞)
人権法案の今国会提出断念 自民党、郵政を優先(河北新報社)
自民、人権擁護法案の今国会提出見送りへ(asahi.com)

以下、ここのトップに挙げていた項目へのリンク。

人権擁護法案(法務省)
人権擁護法案を危惧する国民協議会 人権擁護法案を考える市民の会
人権擁護(言論弾圧)法案反対!
人権擁護法反対論批判 faq編(BewaadInstitute)

国会が荒れるに伴い、共謀罪の方も廃案になる可能性が出てきてる様子。
踊る新聞屋‐。: 共謀罪

↑↑

05.07.14.

共謀罪

踊る新聞屋‐。氏の共謀罪関連のエントリー
氏は共謀罪についてのトラックバックセンターを作ってみた、とのこと。

↑↑

05.07.03.

なんかいろいろある。。。えーと。順々に行きましょう。

私的録音録画補償金関連

「私的録音録画保証金制度」の内容を知らない消費者が8割超すBSAは「私的録音・録画補償金制度」の課金対象拡大に反対します。(BSA)
BSAって違法コピーに反対する団体なんですけど、そこがこういう声明を出したってことで。

報道。
「私的録音録画補償金制度」の内容を知らない消費者は8割以上〜BSA調査(internet watch)
BSA、私的録音録画補償金見直し審議を「消費者不在」と批判(ITmedia)

ブログのコメント。
明日の決戦に備えて?私的録音録画補償金見直し審議をBSAが「消費者不在」と批判(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

6月30日の著作権委員会著作権分科会 法制問題小委員会についての報道。
私的録音録画補償金、見直し機運高まるも慎重論が大半(ITmedia)

ブログにリンク。
著作権分科会 法制問題小委員会(第5回)(zfyl)
結局、結論は持ち越し>私的録音録画補償金(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
法制小委#5 ──私的録音録画補償金制度自体には問題点指摘の意見殺到、しかし iPod 課金は賛否割れる(試される。)

とりあえず、今回は大きな進展はなかった様子。

Groksterが最高裁で敗訴。著作権侵害認定へ(音楽配信メモ)

かなりぎっちり関連記事についてのリンクも貼ってあり、とても参考になります。
判決文の和訳についての記事も。
Grokster裁判の最高裁判決要旨和訳(音楽配信メモ)

ファイル交換技術自体を「違法」としたわけではない、とのこと。
今後は、合法的なファイル交換についての模索が始まるらしい。

The Casuarina Treeでは共謀罪についての言及。これはこの国の話だけど、、。

CCCDとして発売されたBONNIE PINK「Present」がCD-DAで再リリース(音楽配信メモ)

当時、公式サイトで本人のコメントがありました。
かなり辛そうだった。
その後、インディーで作品を発表しました。
今回のCDDAでの再発は、本人にとってもいいことじゃないだろうかと思いました。

還流防止法関連

その後の還流盤、RIAJに動きアリ(趣味の問題2)
さて、RIAJはどーうごくんでしょーか・・・(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

正直、日本国内作品が還流防止されようがどうしようが、個人的にはほとんど興味ありません。
しかし法的な裏付けがないのに、いかにも禁止する正当性があるかのように製品に表示していた、っていうのは別の問題ですね。
不当表示ですね。まぁ、CCCDがあったので今更驚きませんが。
しかしRIAJ、、。
還流防止法で日本国内から得られる利潤が大して増えたとも思えないのに、変な仕事ばかり増やしちゃって御愁傷様ですね。

↑↑

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