No! CCCD Diary

 2005.09. 
SuMTuWThFSa
010203
04050607080910
11121314151617
18192021222324
252627282930

2003年
2004年
2005年

著作権延長反対バナー  輸入CD規制反対! レコード輸入権注視バナー no!cccd

CCCD Explanation
CCCD Link
No! CCCD TOP

05.09.28.

国民の知る権利など5つの権利を明記へ 自民新憲法小委(asahi.com)

パブコメ直前にして自民党が何か言ってる。以下引用。

自民党新憲法起草委員会の「国民の権利・義務小委員会」(船田元・委員長)は26日の会合で、「新しい権利」として、党新憲法草案に国民の知る権利や環境権など五つの権利を盛り込むことを決めた。
(中略)
新しい権利は(1)個人情報を守られる権利(2)国民の知る権利(3)環境権(4)心身に障害がある者や犯罪被害者の権利(5)知的分野などでの財産権。これらの権利は「国が保護に務める責任を有する」とされる方向だ。

他にも報道あり。

自民、改憲要綱案に環境権など5項目追加(nikkei net)
環境権、知る権利など明記 自民改憲案に新たに5つ(sankei web)
環境権、知る権利など明記 自民改憲案に新たに(U.S. FrontLine)

知的財産権は国が保護に務める責任があるのだと。
フェアユースについて法的な規定がないこの国では、過剰な保護に結びつくような気がする。現状そうでしょ?

文化審議会著作権分科会(第16回)(zfyl)

冒頭から酷い。以下引用。

○ 岡田委員(作詞家,社団法人日本音楽著作権協会理事):35頁の補償金見直しに関して。iPod等の機器について速やかに追加政令指定すべきと考える。これら機器はMDに比較して大容量で、売れに売れており、これに取って代わるものであるにもかかわらず、補償金を払わなくて良いという考え方は全く理解できず納得できない。iPodの政令指定が遅れているという課題の解決を、現行補償金の運用ではなく、DRMに期待するという意見もあるが、DRMはまだまだイメージの段階で現実的な議論ではないと思う。iPodへの課金が遅れれば遅れるほど30条2項が機能不全となる。すると、1項の見直しをしなければならないこととなる。すると、私的録音の全面禁止、その都度課金ということになり、補償金を払うより高く付き、消費者にはデメリットとなる。制度にはメリットがあるものであると考えており、一段階上の、消費者、メーカーの理解をいただきたい。
 追加指定に反対している人は、不正録音が非常に蔓延しているのに、お金を払いたがらないというただその一点で議論をしている。音を作るのは文化的行為であり、その所産が作品だが、それがレコード会社に持ち込まれ商品となると経済行為となる。我々の行為は、文化的行為と経済的行為の裏腹の関係にある特殊な世界と思うが、経済行為は我々の生活の糧である。文化的行為だからお金については言うなというのは、霞を食べて生きろということであり、納得できない。
 メーカーは自分たちの特許は守ろうとするが、他人の権利を守ろうとしない自己矛盾に気付くべきである。
 著作権保護は音楽文化振興を支えるもので、それは人の心を豊かにするもの。現在、権利者側で私的録音の実態調査をしているところ。その結果も参考に今後の議論をしていただきたい。

よくもまぁ、ここまでどうかと思う発言が出来るとは、一種の才能かもね。

1)大容量で、売れに売れており
だからって補償金が必要っていう根拠にはなるまいに。
2)DRMはまだまだイメージの段階で現実的な議論ではない
イメージって、思い込みで意見を言うな。議事録後半、里中委員から突っ込みが入っています。壊れたレコード数枚に、言いたいことは言う漫画家ひとり(試される。(ココログ mix))
3)私的録音の全面禁止、その都度課金ということになり
これが、音楽業界が私的録音の全面禁止にしようとしてるというソースなんだね(これだけじゃないのかも知れないけど)。こういっちゃあれだが、しょぼすぎる。こんな情けない意見で国政が左右されるなんて、そんなおぞましいことが本当にあるだろうか。あり得るから怖い。。。
4)不正録音が非常に蔓延しているのに、お金を払いたがらないというただその一点で議論をしている。
これって名誉毀損で訴えられてもしょうがないね。逆にお金を支払わせたがっているというただその一点で議論をしているのは誰かと。
5)文化的行為だからお金については言うなというのは
誰もそんなこと言ってねー。こういうの読むと、僕は「餓鬼草紙」を思い出す。食べても食べても満足しない、、。
6)現在、権利者側で私的録音の実態調査をしているところ
その調査、信用していいのかね。。。

「iPod課金」をめぐる論議が佳境に 文化庁は意見を募集(hot wired)

忙しいので取りあえずリンク。
盛り上がっています。

↑↑

05.09.21.

丸山茂雄対談録 第1回 津田大介氏(mF247)

音楽配信メモの津田大介氏とmF247を主宰する丸山茂雄氏の、非常に濃厚な対談。
これは必読。

以前、 memory labで語られたことと、案外、ここで語られていることは近いことなのかもしれない。

補償金制度廃止論にまつわる明と暗(ITmedia)

小寺信良氏による、これも必読のコラム。

なんつうか、凄すぎる。
パブコメ直前にして、この内容なのかよ。。。

私的録音補償金制度、本来は私的な録音は許容されている筈なのに、何で補償金なんてものを支払う必要があるのか。
なんでこんな訳分からないのかという理由が明快に説明されています。
目から鱗が落ちるとはこのこと。
以下引用。

もともとこの補償金という制度は、1965年に当時の西ドイツで生まれた。このときのスタンスは今も継続されているわけだが、そのスタンスとは「録音機器を作るメーカーには、著作権侵害のほう助にあたる責任がある」という考え方である。つまり補償金というのは、このほう助責任をクリアするために、メーカーが権利者に払うものなのである。

そういうことなんだって。
そういうことなら、理屈の上ではすごく納得がいく。
それが何でユーザーが支払うってことになってるの、というのは、記事を参照してください。脱力ものです。。。

しかしちょっと待って。幇助?
幇助っていえば、Winnyの話あたりが僕の脳裏には引っ掛かってくる。
包丁作ったら殺人の幇助にあたるのか、っていう例えがよく引き合いに出されていた。
一体ここらへん、解釈はどうなるのか、、。

ともあれ、米国では1992年に、デジタル録音のみに限定した補償金制度「Audio Home Recording Act(AHRA)」が成立したのだと。
日本でも急ぎ法制化が必要とのことで、「米国の補償金制度導入からわずか1年という短期間で、三者手打ちとなった。」のだって。
「法律上は消費者が払うってことにして、実際はメーカーが払う」ということで。
ひでー。

そもそも、ユーザーが悪いってわけじゃないんじゃん。
ところが呪文のようにユーザーが悪いって唱えてるうちにこの体たらく、音楽業界の自家中毒ぶり。
本気でユーザーが悪いと思い込んじゃった。

なんといっていいのか、、。
このコラムでは恐るべきことが書かれている。

仮にこの補償金制度が廃止へと向かった場合、権利者団体は著作権第30条とともに心中するつもりだ。つまり、私的複製を全く許さないよう、潤沢な資金を使って現行法の改正へ動き出すだろう。もちろん30条には、テレビ録画も紙コピー機による複写もいっしょくたに含まれているので、音楽だけの事情で全廃できないだろうが、例外を追加するという形は有り得る。

開いた口が塞がらない。
これは大掛かりな釣りじゃないのか?
だってこんなの、「逆ギレ」じゃん。

30条を潰して業界に何の得があるのか。何もない。
だいたい私的録音を禁止する方法って、あるものなら教えて欲しい。
どうやって取り締まるのかも分からない。

全てにとって大きなマイナスがあるばかりだ。常識的な考えを持っていれば、そんなことは絶対にしない。

絶対にしないはずのことを「する」と言うのはなぜか。
音楽業界のトップが、そこまで「壊れてる」か、僕らに対する「脅迫」だと考える。
どっちだろうね。

どっちであろうと、最低なことには変わりない。
なくした方が世の中のためだということは、これではっきりした。
何の呵責も葛藤もなく、私的録音補償金の廃止と、適格性を欠くと思われる管理事業者JASRACについて、パブリックコメントを送ることにしようと思う。
どうなってもこれ以上酷くはならないという気がする。

22日、追記です。
小寺氏のブログで30条の件、補足があります。
コデラ ノブログ: ガンダム逮捕(ITmedia +D Blog)

友人知人が警察にタレ込んだ瞬間に即タイホ、ということにはならない。実際に侵害された権利者本人から裁判所への訴えがあって、初めて犯罪として立件できるのである。

それはそうだけどさ。
私的にコピーして使っていいのかどうか、メーカーが決めれるってことでしょ?
まぁ、今でも決めれるんだけどさ、だからCCCDなんて売ってるんだけどさ。
カーステレオで聴くためにもう1枚CD買わなきゃ違法って言われたら、買わなくちゃいけなくなるんでしょ?
別に告訴されないかもしれないけど、告訴されたら確実に負けるんでしょ?
いやだ、そんなん。
iPodも使えなくなるじゃん。
持ってるだけで告訴されるの待ってるようなもんじゃん。
コピー禁止してる曲を聴いてないことを証明できないなら著作権侵害してるとか、JASRACだったら法廷で言いそうじゃん。
E●I社のCDを50枚持ってるから50×3000で15万円払えとか、言いそうじゃん。
我ながらきれてるな。。。

つうか、本気で業界が考えてるんだったら、マジで終わってるよ。

試されるで記事があがってるのでリンク。
一夜漬けでもいいから理論武装したい人のための参考文献 ──iPod 課金パブコメに向けて
Re: 補償金廃止論にまつわる明と暗(試される。(ココログ mix))

↑↑

05.09.18.

今更ながらパブコメ関連

パブコメ×3実施中(The Casuarina Tree)

そう、今回は3つある。勘弁して。。。マジで暇ないよ、、。

ちょっと最近疲れてるっす、、。

私的録音録画補償金について(JASRAC)

JASRACトップのお知らせからリンクされているFAQ集です。
そのお知らせには「JASRACは他の音楽関連団体とともに、iPodなどハードディスク内蔵型録音機器等の、早急な政令指定を求めています」とのコメントがあります。
JASRACは、iPodなどハードディスク内蔵型録音機器等の、早急な政令指定を求めていますと言う記事が掲載(Where is a limit?)

ついでに、こんなのもある。
楽譜コピー問題協議会(CARS)がホームページを開設(JASRAC)、楽譜コピー問題協議会(CARS)

週刊ダイアモンドで、JASRACの記事が。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

週刊ダイアモンドでJASRAC問題について記事になっています。
以下リンク追加。
JASRACの呆れた実態な記事(鎌津間ブログ)
週刊ダイヤモンド『日本音楽著作権協会(ジャスラック)/使用料1000億円の巨大利権 音楽を食い物にする呆れた実態 』記事掲載(musiclover blog)
JASRACの巨大利権は今回の著作権等管理事業法のパブリックコメントでストップ出来るか?(Where is a limit?)

JASRACは取材拒否。
個人情報なんですと。
確かに最近、個人情報保護法のおかげで仕事が何かと面倒なことがある。しゃーないけど。
しかし、公人に対しての報道取材などに関しても制限掛けられるようなものだったのか。

JASRAC分割ってどうなんでしょう

JASRACと著作権等管理事業法(Copy & Copyright Diary)で、著作権等管理事業法によって複数の管理団体が生まれることで、JASRACの横暴が助長されているという話。
なるほどと思うことがある反面、疑問がいくつか浮かんできた。
以下、引用しながらいこう。

利用者がある特定の楽曲を利用したいと思ったときに、その楽曲はどの団体が管理しているのか調べなければならなくなった。利用許諾を得るための手間が一つ増えるのだ。
しかも、管理事業者には管理著作物のリストを利用者に提供する義務は無い。

これは、受け付ける窓口機関を一つ作ればいいだけじゃないだろうか。
特定の曲を使いたいと窓口機関に申請したら、窓口がどの団体が管理してるのか、いくら払えばいいのかなどを調べてくれて、ついでに払い込み手続きもそこで出来てしまうようにすれば。
ついでに包括手続きも代行してもらおう。
JASRACの窓口を独立させればいいだけだから簡単じゃないか、とか愚考します。

管理事業者には管理著作物のリストを利用者に提供する義務は無い、とのことですが、現状そんなことで「著作権管理団体」と言えるんでしょうかね。
JASRAC分割に際して、リストを利用者に提供する義務を追わせるべきだと思う。
使用料を取っているのだから、当たり前のことです。
窓口機関にリストを提供しない団体は管理団体として認めないようにするとかね。

なんかパブコメ関連で文部科学省のサイトを読んでいたら、管理事業法第17条には情報提供の努力義務規定がありますと。
面白い記述が。
以下、著作権等管理事業法の見直しに関する報告書(案)[3−3]から引用。

なお、現行法が努力義務規定となっているのは、特に新規事業者のような人的・物的資源に欠ける事業者に提供義務を課すのは負担が大きいこと、また既存の管理事業者によっては、作品毎に委託する方法を採用しておらず、管理している著作物等を具体的に把握していない場合もあることなどからである。

なるほど。
JASRACは「管理している著作物等を具体的に把握していない場合もある」わけね。
だからあんな丼勘定の徴収なわけだ。

次、断片的な引用で失礼します。

第2JASRAC、第3JASRACができて、JASRACと競争を始めたとして、そこでも利用者は抑圧される。管理事業者間の競争が利用者を抑圧する構造になっているのだ。
なぜ、利用者が抑圧されるのか。
管理事業者が複数あったとしても、利用者には選択肢は無いからだ。

第2JASRAC、第3JASRACとしては、JASRACからより多くの著作権者を引き抜くことが収入増に繋がることになるのだから、JASRACよりも著作権者側に有利な条件を提示することになるだろう。つまり、JARACよりもたくさん著作権使用料を分配しますよ、ということだ。

つまり著作権等管理事業法は、利用者からいかに多くのお金を巻き上げて、権利者にたくさん分配するか、という競争をひき起こしているのだ。

そうですね。確かに利用者に選択権はない。
権利者がどこに管理委託してるかで、使用料の支払先は決定されるのですから。
管理団体間の競争が起きることで、利用者に不利益が生じるという話ですが、確かにそういう面はあるのかも。

しかし疑問に思うのは、だったら現状JASRACは、なんで使用料の引き上げをしようとしないんだろう、ということです。
あちこちで非人道的とまで批判されるような取り立てをしてるようですが、そんなことするより、払ってくれてるところに広く薄くもうちょびっと払ってもらう方が、圧倒的に収入増に繋がると思います。
それをしないのは何か歯止めがあるからだと思うんですね。
それは、著作権管理団体の数とは関係ないと思うのですが。

あるいは、本当に委託者へのアピールなのかね、利用者に店を閉めさせるような取り立ては、、。
やり方考えろって言う委託者もいそうなもんだが。

そういう声が届かないであろう理由の一端が、週刊ダイアモンド(9月17日号)に掲載されたJASRACの記事に書かれてる。
理事会って、まともに機能しない感じだね。
何でもJASRAC評議員の1/3は改革派だが、理事を選出することはできない仕組みだそうだ。
自浄作用は望むべくもない、と。

委託者の声についてだけど、TM NETWORKの作詞で知られる小室みつ子氏が自らのサイトに08月12日書いている。
音楽の楽しみ(最近何してんの? (CGI版))

利用者が抑圧されてることも問題ですが、権利を委託する者も抑圧されているってことですね。
搾取されてるのは、利用者と権利者、両方っていう構図、かな。

単純に分割すればいいというものではないと思うけど、、。

追記。
Copy & Copyright Diaryにて、コメント欄に質問させていただきました。
詳しく返答をいただいています。

↑↑

05.09.13.

文化庁、「私的録音録画補償金の見直し」に関する意見募集(internet watch)

以下、ブログにリンク。
iPod課金の是非に対するパブリックコメント募集開始!!(Where is a limit?)
文化庁の意見募集(Copy & Copyright Diary)
iPod税の是非に関するパブコメ募集開始(若旦那の独り言2005 Ver.3)
私的録音補償金(iPod等税)パブコメスタート。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

音楽著作権関連でユーザーの声を国会に届けてくれたのは、エンタメ議連を中心とした民主党議員でした。
今回の選挙では、落選してしまった議員が多く出てしまっています。とても残念です、、。
以下の表はThe Casuarina Treeの名簿を参考に作成しました。

05.09.11.参議院選挙結果
議員名選挙区結果
五十嵐文彦埼玉9区
井上和雄東京14区
奥田 建石川1区
川内博史鹿児島1区比例当
城井 崇福岡10区
小林千代美北海道5区
近藤昭一愛知3区
近藤洋介山形2区比例当
佐藤謙一郎神奈川1区
高井美穂徳島2区
高山智司埼玉15区比例当
樽井良和大阪16区
中津川博郷東京16区
中村哲治奈良2区
長安 豊大阪19区
橋本清仁宮城3区
鳩山由紀夫北海道9区
原口一博佐賀1区比例当
肥田美代子大阪10区
松本大輔広島2区比例当
山田正彦長崎3区比例当
横光克彦大分3区比例当
議員名選挙区結果
吉田 治大阪4区
笠 浩史神奈川9区比例当
泉 房穂兵庫2区
市村浩一郎兵庫6区比例当
宇佐美登東京4区
生方幸夫千葉6区
奥村展三滋賀4区比例当
海江田万里東京1区
岸本 健和歌山2区
小宮山洋子東京6区比例当
島田 久東京25区
神風英男埼玉4区比例当
末松義規東京19区比例当
仙谷由人徳島1区
武正公一埼玉1区
田島一成滋賀2区
田中慶秋神奈川5区
中川 治大阪18区
計屋圭宏神奈川10区
古川元久愛知2区
松崎公昭千葉8区
松崎哲久埼玉10区

自民圧勝の余波を受けて、パブコメの重要性が高まっています。

例えば、文化庁著作権分科会にはこういう委員がいる。
あまりにも酷いiPod税への見識(若旦那の独り言2005 Ver.3)
“御大”三田誠広氏の“見過ごせない論理の貧しさ”(試される。(ココログ mix))
三田誠広のような委員は他にはいないと信じたい。
この人は以前からいい加減な発言を繰り返して、僕も辞めたらいいのにと思っていますけど、辞めない。
こういう人の意見が反映される法案が、国会に提出されるってことで、、。

気を引き締めて、パブコメを出そうよ、ね。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

与党安定多数の状況は、法案が国会に提出されれば余程でなければ100%通る、ということです。
法案が国会にあがる前の段階で、民意を反映させていく必要があります。

木村氏ブログに起きたこと(こころはどこにゆくのか?)

のまネコ、店頭で見かけてどうなってるんだろうと思ってたんですが、なんか大変なことになってるみたい。
what's my scene? ver.7.0からのリンクで知りました。MOVEの木村氏が自らのブログで語った内容について書いています。

木村氏のブログの方は、追記更新が続いています。
誰がAAを殺したのか(MUSICLIFE v2)
話はのまネコだけでは収まらなくなってきている様子。

ネットニュースになってる。
「のまネコ」は「モナー」? ネットで騒動に(ITmedia)

はてなブックマーク(benli)

はてなブックマークを始めました。とのこと。

↑↑

05.09.07.

「Shima-Uta」風に乗る——iTMS-J含む世界20カ国で同時配信(ITmedia +D LifeStyle)

昨日の島唄についての話、追加です。

宮沢和史が記者会見をしたらしい。
5曲パッケージは海外向けと日本向けでは一部収録曲が異なるとのこと。
うぅ、、、それって聴けないバージョンがあるってことなのか?
以下引用。

「グローバリズムに地域性やマイノリティが飲み込まれてしまうとすれば残念なことだけど、(音楽配信によって)これまで注目を浴びてこなかった国や地域のミュージシャンが注目を浴びるかもしれない。グローバリズムとマイノリティ、双方のいい部分が(音楽配信で)両立されると思っています」

現状の音楽配信が宮沢氏の理想に添ってないことが、凄く残念。

今更になって気になってきてることがある。
iTMS参加国全てで配信されるこの楽曲、どこに配信されるのか。
アメリカ、ルクセンブルグ、ポルトガル、ベルギー、フランス、フィンランド、ノルウェー、ドイツ、デンマーク、スペイン、スウェーデン、スイス、ギリシャ、カナダ、オランダ、オーストリア、イタリア、アイルランド、イギリス、日本の20カ国。

あれ、ブラジルにはiTMSはないんだね、、。アジアでiTMSがあるのは日本だけ。中南米、アフリカにはiTMSはない。東欧にもないんだね。
それとも、日本以外の国では、例えばアメリカ店から買えるんだろうか。
買えないとしたらこんな悲しいことってないよね。
そしてこのことって、島唄に限ったことじゃないんだよね。
ディヴィッドボウイは情報化が進むことで持つ者と持たざる者の間に情報格差が進むことを懸念していたけど、そのことがまさに音楽で起きてるってことになる。

iTMSがない場所ではCDとして販売するとか?
著作権って何なんだってことがまたここで問題になってしまう。

まぁ、今までロシアのポップミュージックを日本人が聴いてたかというと、僕はt.a.t.u.以外は知らなかったりするし、ネット上に国境があるからといって大多数の人間にとっては大して困ることじゃないと言い切っても大きな問題にはならないのかも知れないんだけど、しかしね。
文化的鎖国状態だよね。
欲しいと思わないから手に取らないのと、求めても手に取る方法がないのでは、全く違う。

iTMSで鎖国してるのは結局、日本だけじゃないってことですよね、、。

↑↑

05.09.06.

パブリックコメントに向けて(Copy & Copyright Diary)

とりあえずリンク。
9月16日(金)18:00〜20:00、ルノアールマイスペース新宿区役所横店で、文化庁が実施予定の意見募集(パブリックコメント)に向けて、オープンフォーラムを開催することとなりました、とのこと。
パブコメに向けての勉強会ということです。
詳細はリンク先を参照ください。

ソニー、ネット音楽配信でアップルに楽曲提供(yomiuri online)

音楽配信メモに取り上げられています。
SMEがiTunes Music Storeに楽曲提供の方針を固める(音楽配信メモ)
Mac People誌の連載記事でも書いてるとのこと。
ちょっと引用。

iTMS−Jに参加するということは、SMEが楽曲価格の決定権を事実上放棄する(150円か200円に固定されるため)ということだ。権利ビジネスに最も敏感なSMEが参加しない大きな理由はこの価格決定権にあり、
12月はORICON STYLEへのATRAC3形式の楽曲提供を開始する時期だったはずだから、それと合わせてくる可能性もあるね。

ORICON STYLEといえば、こんな記事があった。
音楽配信は、レンタルや中古CDの代替として普及する---普及の目安は1曲100円以下、80円くらいが妥当では(IT pro)
オリコン、音楽配信にATRACを導入(ITmedia)
ここでは9月と書かれてるんだけど、12月になったんだろうか。

それはともかく、オリコンのATRAC3で80円か100円か知らないけど、iTMSの150円か200円にぶつけることになるのかね。
日本でのATRACの影響力を強めようってことなんでしょうかね。
多分マカーは蚊帳の外なんだろうけど。そしてvaioを優遇するんでしょうか。

SMEの中にもいろんな意見があって、動きがとりづらいんだろうか。
それでいろいろやってるように見える。
2つの方式で競争というか、あ、moraとかあるからもっと複雑か。
それにしても、毎日の記事に拠ると「楽曲ファイルの圧縮方法が違うため、競合しない」と言ってるらしいが、普通に考えたらそんなことはないだろう。

えーと。
ATRACといえば。
Results of Multiformat at 128kbps public Listening Test
圧縮方式による音質比較の結果です。忘れないうちにリンク。

なんつうか、使用環境が限られ音質も悪いとなれば、80円が妥当ということもあるかもね。
レンタルの替わりになれるかどうか、どうでしょう。

一方でこんな記事が。
iTMSとの契約更新を渋るレコード会社(ITmedia)

強欲な愚かさは息をのむばかりだ。Appleは、正しくやれば合法音楽ダウンロード提供が成功できることを証明してみせたが、レコード業界の動きは、法を守っている人を違法なダウンロードに向かわせてしまう恐れがある。一部のレコード会社は、その機会をとらえようとしているかのようだ。

この際だから、自由競争でもいいんじゃないかい?
目に余るほど高いファイルを売る企業は淘汰されるでしょ。
音楽ファンもミュージシャンも離れていくことになる。
アップルサイドから契約を切ってもいいと思うよ。それで損をするのはどっちのほうか、はっきりしてると思うし。

ユーザーが困るのか。
なんかね、ビニール盤からCDへの移行期にあったような不便さを感じる。
いや、あの頃以上か。配信方法が乱立してるんだもんね。
マックのユーザーだったら別の意味で困る。iTMS以外の選択肢がないわけさ、、。

それでもこの際、iTMSから撤退して下さる企業がいてもいいと思います。
残ったとこから買わせてもらうから。

さて、本当にiTMSにSMEは参入するのか。趣味の問題2ではかなり穿った見方をしています。
SME + 讀賣 vs Apple + 日経(趣味の問題2)
うゎー、、、と思ったけど、じっさいにありそうで怖い。。。

とか言ってたら、「島唄」iチューンズが世界20か国で同時配信(yomiuri online)
この曲って、いまどこが権利持ってるんでしょうかね。
ソニー?

追記。
島唄だけど、nikkei netによると、元々のCD版の発売元ではなく、デジタル配信専門のレコード会社としてアップルとこのほど音源供給契約を結んだグローバル・プラス(東京・渋谷)を供給元とする。とのこと。
iチューンズで「島唄」など宮沢さんの5曲を世界配信へ(nikkei net)

つうことは、SMEじゃないわけだ。
こちらに解説。
「島唄」全世界配信について、思うこと(著作権マニア)
ちょこっと引用。

そうなんです。重要なのは、アーティストサイドが誰にも気を遣わずに、好きなチャンネルに音楽を提供できる環境があることです。

同時に重要なのは、音楽ファンが国境とか気にせずに好きなチャンネルから音楽を享受できる環境があること、かな。
このブームの曲、僕らは聴くことが出来るのか?
この国のミュージシャンなのに、聴けなかったら笑うよ。
聴けます。20カ国ということはiTMSがある国、全てってことです。つうか、記事にも書いてるね。

他にも取り上げてるブログがある。
「島唄」iTMS全世界配信へ(若旦那の独り言2005 Ver.3)
宮沢和史がiTMS用に原盤を制作しなおし(what's my scene? ver.7.0)

↑↑

05.09.04.

Imagine there's no country.(benli)

すごく大事なことが書かれていると思います。
以下引用。

いわば国際的情報分割といいますか、日本在住者がある種の情報を適法に入手する手段を排除し、日本にいてはその情報にアクセスすることができなくなるようにする手段として著作隣接権が活用されているわけです。

つまり、これって音楽に限られたことじゃないんですよね。
現在は、音楽のネット配信で行われてることは、他の著作物でも行われ得ることではないでしょうか。
現在、東アジアの近隣では情報統制が行われていますが、同様のことが著作権保護を名目に、行われ得るかもしれない?
現状の著作権法はこんな事態は想定していないということなのでしょう。

今回のiTMS-Jの状況は、ネット上で情報統制がいかにして行われうるか、ってことについて、考えさせられました。
著作権をそのための道具にさせるわけにはいきません。

JASRAC分割

えーと。まだよく分からないんだけど、、、2日のJASRAC分割したらどうか、って話。
分割したらしたでいろいろあるみたい。
使用料の支払先が複数になるので、利用者にしたらなんか手続き面倒みたいな。
しかしね、、。
これだけ情報化が進んでるんだから、使用する楽曲と使い方をパソコンに打ち込めば、一発で使用料の支払い方法が表示されるような、ネットバンクみたくキーボードで支払いが出来ちゃうみたいな、そういう管理の方法ってないものかね?
団体が少々増えたって問題ないと思うけど、どうなんだろう。

それはともかく、
管理団体が複数あって競争するとしても、それは著作権所有者にとっての利益を追求する競争になるので、音楽利用者への利益はない、っていう意見。
それはそうだけど、少なくとも管理を委託する側にとって、透明性の高い団体を選べるというメリットはないだろうか。
どんぶり勘定で利用料が支払われてると感じるのは、委託する側にとっては辛いところがあると思う。
日本作詞作曲家協会とか、そういうとこから結成されたんだと思うし、変な融資とか、天下りへの退職金とかでイライラせずに済む団体の方がいいよね。

そして透明性が高い団体というのは、音楽利用者にとっても有益なのでは、と思うわけで。
現状、自分が支払った金が、どう使われてるのか闇の中ってことで。
それが日本の公益法人ってものですよ、そういうものなんですよ、って話じゃ納得できないってもので。

あと、JASRACで評議員をしていた玉木宏樹氏のサイトを読むと思うんだけど、JASRACって管理を委託した人間の意見をちゃんと吸い上げてくれる団体じゃないみたい。
玉木氏もばからしくなって評議員になるのをやめたみたいだし。
風通しがいい組織かどうかというのは、委託する側にとっては大きいように思うのですが。

とりあえず、著作権マニアで書かれたようなことをする管理団体からエキソダスできる環境が整うだけでも、音楽の状況は良くなるだろう。

まぁ、ちゃんと取り立ててくれるかってのも大きいのか(w;。
それはしかし、まっとうに常識的にやってくれればいいわけで。
JASRACのやり方についてはいろいろあるけど、まぁ、今ここで取り上げるのは止しとく。

2日、「 要するに気付かないうちに僕らは搾取されてる。音楽奴隷ってとこかな。」と書いた。
先月、「僕は、彼らが支配するならするで上手くやってくれるなら文句は言わない。著作権の権利者なのだから。」とも書いた。
どうなってるんだろうね、自分。

上手くやる、ってのがどういうことなのか、ってことなのかな。
少なくとも、JASRAC、RIAJ、SARAH等の団体が上手くやってるとは思えないわけで。

著作権管理に関して、多くの団体が同じ方向を向いている、というのも気持ち悪い。
ミュージシャンは著作権所有者であると同時に、著作物の使用者になることもあると思う。
多様な意見があるはずなのに、統一意見しかないように見える。
ミュージシャンの中にも、現体制が硬直的で、末端の現場の意見が反映されにくいことについての不満は多いんじゃないだろうか。

JASRACの分割って、そういう部分をクリアに出来るんじゃないかと思う。
たまったゴミを洗い流すいい機会にもなる、かも。
2つに分けて、それぞれトップを日本作詞作曲家協会と現JASRAC理事会で担当したら、どうなんだろう、とか。
recommuniのような、あんな考え方を持てるような団体が生まれてもいいんじゃないか、とか。

思うに、管理団体が増えることは音楽家にとって良いことで、それは多分、音楽ファンにとっても悪いことではないと思う。
素人考えだけどね。

↑↑

05.09.02.

やっぱりJASRACって、、、

分割すべきじゃないかな。ちょびっと試される。からのリンクで知った記事です。

JASRACとその他の著作権管理事業者(著作権マニア)

もう1つは、他管理事業者とお付き合いするには、JASRACに新たに委託料を払わなくてはならなかった点。すでにJASRACと信託契約を持っている音楽出版者は、他管理業者と新たに信託契約を結ぶためには、新たに事業部を立ち上げ、その事業部が新たにJASRACと信託契約を結ばなくてはならないんです。

それって、二重取りじゃん、、。
私的録音補償金が二重取りとかそういう批判、この団体は「どこに問題が?」とか本気で思っていそうだな、、。

JASRACほど、包括的に著作権管理が出来る団体は今のところ他にないんだそうですね。
で、一部だけ、他の管理事業者に管理を移管しようと思った場合、どうなるか、って話です。
意味もなく手間と金がかかるようになってる。

なんでそんな手間がかかることを著作権者側がしなくちゃならないのか、っていう疑問。
誰が決めたんだろうか、こんな信託契約約款。
そして誰が許してるのか、こんな約款。

独占禁止法に引っ掛からないから、こんな非道いことが当たり前のこととして通るんだろうかね。
その結果、誰が不利益を被るかというと、音楽家であり音楽ファンだ。
要するに気付かないうちに僕らは搾取されてる。
音楽奴隷ってとこかな。

とか言ってると、こんな話が。
社団法人私的録音補償金管理協会(sarah)、"私的録音補償金制度の認知向上"広報キャンペーンを開始(musiclover blog)
二重取りの正当化をしています。
その宣伝費は俺等が払った金じゃないのか。詐欺を正当化させるために払ったつもりはないぞ。

セキュアCDは

CDS-300、とのこと。

新たなCDコントロール技術「セキュアCD」を試す(ITmedia +D LifeStyle)
東芝EMIの「セキュアCD」(フェアフリーダムCD技術)を試す −PCでの音質は改善。CD-RコピーでセキュアCDの複製が(AV watch)

またしてもコピーコントロール銀色円盤が登場 〜 セキュア銀色円盤 (CDS300) (CD-R実験室)
規格外不良品であることには変わりない「セキュアCD」、発売日のうちに丸裸(ちょびっと試される。)
セキュアCD検証(musiclover blog)
東芝EMIのおニューなCCCDはやっぱCDS300(趣味の問題2)

なんでいつまでもこんなゴミに音楽を詰めて売るのか、っていう、、。
再生時の誤動作の可能性はあり、補償はされない、とのこと。
呼び名が変えられたり、ステッカーが貼ってなくても、セキュアCDは立派なCCCDだということが明確になったということか。

「Fair Free(公正さと無縁な)CD」の間違いじゃねーの?(忘れようとしても思い出せない日記 rebirth)
こちらでは、国民生活センターに通報したとのこと。
FAIR FREEDOM CDで説明されてる免責事項がすごいらしい。

いろいろと、、

iTMSの妥協が生む悪循環(ちょびっと試される。)
日本のiTMSが高過ぎるせいで、海外にも影響が出るらしい。

アメリカでもiTMSの1曲99セント統一価格は廃止の方向?(what's my scene? ver.7.0)
アメリカiTMSを値上げに導かんとするレーベルの正体(musiclover blog)

別にいいじゃん、国別、会社別で値段が違っても。
ただし、どこからでも好きなものが買えるようにしろと言いたい。競争を排除して値段を決めてるのが問題なんでしょ?

【アンケート】J-Popに触れる方法(benli)
海外在住社に向けてのアンケートです。
興味あります。

「iTMS-Jへの楽曲提供は検討している」——SME、音楽流通への考え(ITmedia +D LifeStyle)
ほほう、、。
突っ込みが入ってます。
口当たりは良さげだが、腹に一物(ちょびっと試される。)
SONYの言い訳(ぽか〜ん)(若旦那の独り言2005 Ver.3)

↑↑

TOP of No! CCCD Diary
back to No! CCCD