No! CCCD Diary

 2005.10. 
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05.10.30.

著作物使用料規程取扱細則(「音楽利用者の会」支援ブログ)

エンドユーザーの見た著作権で記事になっていました。
「使用許諾を得ないで著作物を使用した場合」には「包括契約による使用料額を超え、1曲1回の使用料で計算される使用料額までの範囲内で決めることができる」ということらしい。

若い読者にわかりやすく、団塊リタイアも見込み 名作の新訳 刊行ラッシュ(asahi.com:be Report)

今のうちに出しておかないとね、出せなくなるかもしれないからね。
改めてメモ。
保護期間延長で、埋もれる作品激増? 著作権は何を守るのか(asahi.com:be Report)

今更だけど

セキュアCDについてメモ。
TowerRecordの解説。
メディア・フォーマットについて(Tower Record)
一部プレーヤがCDDAリードアウトの外側にある最外周トラックをリサーチすることがありますが、停止し再生し直すことで解決されます。だって。なるほど。

セキュアCD 【Secure CD】(IT用語辞典)
CD規格には準拠していない「CDもどき」であり、再生が保証されるわけではない。とのこと。

2000万円の超高級オーディオにiPodが挑戦 “iPod VS JBL&Mark Levinson”(デジタルARENA)

著作権とはあんまり関係ないけどメモ。オーディオ好きとしては気になる話です。
僕の場合、iPod shuffleはもっぱらAACファイルで使ってて、高音質なファイルを使うとどんな感じになるかは知らない。
しかしなんか、面白い結果が出てるみたい。

そんなにiPod shuffleの音っていいかね、、?
自分の場合、イヤホンで聴いてると時々音程がずれるのが気になるんだけど、電力が足りないせいなのか、エンコーディングが上手くいってないのか、他に原因があるのか、よく分からない。気のせいではないと思うんだけど。そんな感じだから高音質は間違っても期待してはいけない装置だと思っていたんですけどね、、。
iPod nanoがイマイチというのも意外な結果です。
何が悪いんだろうね、、。
オペアンプが違ったりするのかもしれないけど、、、
まぁ、このへんはいいか。オーディオって時々意外な結果が出ることがあるから不思議。

あと、HD24/96で配信されてる高音質ファイルの音がかなりいいという結果。
今回、光デジタルでパソコンから高音質ファイルのデータを高級DACに送るという聴き方。昔はパソコンからの出力はノイズが多くてダメだと言われていたけど、光ならその影響はないと言っていいのかな。
記事中「SACDを試聴した際に「次世代はこれだ!」というほどの圧倒的メリットを感じなかった」と言ってる、そういう人が「これがもうあからさまに、どうしようもなく、完膚なきまでに、はっきり白黒付いてしまうのだ。」と書いている。
オンキョーの宣伝記事なのか、これは(w;。

ディスクよりファイルのほうがオーディオ的に有利な点があることは以前から指摘されています。
例えば、CDDAのデータをハードディスクに読み込み、そこからコンポに送り出して再生したら音がいいんじゃないかという発想があって、これは製品化もされています。ヤマハのハードディスクプレーヤーはかなり気になる製品だったんですが、僕の場合は結局、VRDS方式のCDプレーヤーを使用し続けています。
保守的なのね、、。
うちでPowerbookからiTunesでロスレス形式ファイルを使ってAirMac経由でDACに送った時には、そんなに音がいいという感じはしなかったけどなぁ。ただ、ちょっとブラインドで聴いただけではCDと区別は着かないレベルだと思いました。
より高音質なファイルだと違うのかな。

今回、ファイルのメリットが如実に現れたと言っていいんでしょうけど、こうなってくると、SACDやDVD-audioのデータもハードディスクに取り込んで再生した方が音がいいんじゃないのか、とか考えてしまう。SACDのデータを読み込んで再生できたら面白そうだね。
しかし出来ないんだよね、SACDのパソコンへの取り込みは。
結局、VRDS-NEOの存在価値はあるということになるのか。オーディオマニアじゃないとわからん話だ。。。

しかし、、、
CDDAの再生でも、いい音で再生するには能力が高いコンポが必要。
さらに高音質のファイルの情報を十分に引き出して再生するには、より高性能なコンポが必要になる。
一般家庭にはそんなものはない。オーディオマニアックであろう我が家のコンポなんかはCDDAの音質を引き出すのがやっとのレベルだと思うけど、それでもかなり満足して聴けてしまう。
より高音質が必要なのか。聴いてしまったら必要になるのか、、。
とはいえ、、、
やはり将来的にはオーディオ趣味もソースはファイルになっていくのかな。DRMも使いやすいと思いますしね。

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05.10.23.

「作家で聴く音楽」第十七回 特別企画 大瀧詠一vs船村徹(JASRAC)

れし氏が取り上げていたので読みましたが、なんか、古色蒼然とした対談だと思いました。
サイトデザインもなんというか、古めかしくて大仰ですね。山水ですか。

しかしこの「作家で聴く音楽」、大瀧詠一氏で17回目ということです。
今回の対談は特別企画なんですね。
遡ってバックナンバーを読んでみると、全部が全部そうかというとそうでもないようだけど、たびたび著作権の問題について触れられていますね。
しかしミュージシャンにも色んな考えがあるね。
ユーザーの良識を信頼したい人とか、業界批判も一部にはありますね。
かと思えば、甘利明議員のオンリーワン政策みたいな主張をされる人もいますね。著作権については何も触れてない人もいる。

なんつうか、対談じゃなくていつも通りのインタビュー記事にした方が、大瀧詠一の言いたいことが聞けたかもしれない、とか思いました。
記事中にある大瀧氏の発言、音楽家を守るためにコピーするなと言っても聞いてはくれない、というのは本音なんだろうと思うし、コピーの問題を突き詰めた結果が「作らないこと」というのは、逆にかなり皮肉を含んだ発言じゃないのかと思うわけで。
本音を言わせたくなかったから会長との対談にしたのかしら。
わかんないけどね。
本音だとしたら、ちょっと怖いことだけど。

チャンスを逃してばかりの音楽業界。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)


ベスト盤、コンピ盤についての話が面白い。
業界の現状について、「レコード会社のトップの方がよその業界から来たという方も増えてて、そもそも音楽そのものに思い入れが足りないのか、何なのか、そんなのもあるような気がする。」とのコメント。
なるほどというか、やはりというか。
しかし、それにしたって、ビジネスセンス無さ過ぎだよなぁ、、。
一体、どんな人がトップに来てるんでしょ。

エイベックス社長だった依田氏なんて、サンスイをダメにした戦犯としてオーディオ業界では語られてるからなぁ。
SMEとかビクターのトップもなんか、どしよもないこと言ってたっけ。よそから来てるのかな?

音楽のことよく分かってないから、保守的というのか、攻めることが出来ないんでしょうかね。
だって、音楽を知らないってことはどんな音楽を売りたいのか分からないってことで、音楽ファンじゃないってことは音楽ファンへの売り方も分からないってことで、それは武器を持ってない徒手空拳と同じだからね。
弱気だからコンピとかにしたって、音源を貸したら損するような気持ちになるのかな。
わけわかんないけど。
だって、貸すだけで収入になるんじゃないの?、コンピって。
別にコンピが増えたらいいというわけではないけどさ。

リンクされてる記事も興味深いです。
音楽業界はP2Pやコピーをおそれて販売チャンスを失っている -東京コンテンツマーケット(Slash Games)

バック・イン・ザ・CCCD(CloseBox & OpenPod)

what's my scene? ver.7.0のエントリーで知った話。遂に東芝EMIのセキュアCDはMacにも対応したらしい。
Mac版プレーヤーソフトが付属してるのだと。
なんだか挙動は怪しいっぽいが。

はっきり言って、買いたくない。

24日追記。関連してリンク。
EMIのCCCD、MacOSXに対応(ポール・マッカートニー新譜)(趣味の問題2)
世界中でCCCDなんだと。初志貫徹してますね、タメイキが出るくらい。

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05.10.17.

週刊ダイヤモンド2005年9月17日特大号の記事への対応について(JASRAC)

既にあちこちで話題になっています。
ちったぁ話が分かる奴になりつつあるのかと思ったら、性根は変わってない。
JASRACが週刊ダイアモンドを起訴するかもしれないんだと。

しかし、どう見ても自爆だと思うんだけど、なぜ訴訟?
もしかしたら、今まで訴訟を武器に大金を徴収してきてるから訴訟になったらこっちのもんだとか、根拠のない自信があるのかもしれないな。まさかとは思うが、JASRACは巨大な組織なので、末端の取り立ての現実とか音楽利用者の会とか使用料規定の見直しとか、全く上層部は知らなくて、だからこういう声明を出したりしてるのかもしれないな。
いや、油断大敵。
そこは何か、深い考えがあってのことかもしれない。
ちょっと引用してみよう。

ダイヤモンド社発行の「週刊ダイヤモンド」2005年9月17日特大号に、JASRACの組織運営や業務の遂行方法を一方的に中傷する記事が掲載されました。
 この記事は、事実関係について客観的裏付けのない誤った記述を数多く含んでいる上、JASRACから最新の情報を提供したにもかかわらず、それを用いずに、現在の事業運営と関連性のない過去の情報を引用するなどして、読者がJASRACに対して悪いイメージを持つよう誘導しています。
 JASRACとしては、この記事がJASRACの社会的名誉と信用とを失墜させ、その業務を妨害しようという意図の下に掲載されたものと考えざるを得ず、看過できないことから(以下略)

一方的に中傷すると言うが、問題があると思うことについて問題があるとはっきり言うと、そういう視点で記事を作ることに何か問題があるのかにゃ?
色んな視点があるわけで、実際問題、あの記事は僕なんかの視点をそのまま記事にしてるということで、なにか反論があるならきっちり言ってみて欲しいという感じですが。その方がJASRACの姿勢についてこっちも理解が進むというもの。
それをせずに一方的な中傷としか言っていないのは、反論できないから得意の逆ギレなのか?
そのへん、法廷ではっきり言いたいというならそれはそれでいいかもしれない。

客観的裏付けのない誤った記述ということだけど、どれがそうなのか。
最新の情報を提供したとか、現在の事業運営と関連性のない過去の情報というけど、ついこないだのことを記事にしてるじゃないですか。関連性だって、記事になってるようなことが問題になって、つい数日前に音楽利用者の会と会合を持ったのでしょ?
それとも天下りのこと言ってるのか?
実際どうなってるのか、はっきり言えばいいのに。言えないのか。法廷か。

業務を妨害しようという意図というけど、この記事でどのようにして何に妨害が生じるのか。
なにか気に入らないことがあったら被害とか支障とか、それってコピーのせいで被害が生じるとかいう妄想と同レベルの妄言じゃないのか?
気分が悪いだけだったら妨害されてるとは言わないのでは。
権利の委託者が減るって?
委託された分だけ蕭々と業務遂行したらいいじゃん。それじゃまずい理由が何かあるのか?
ひょっとして、業務妨害って政治家とかへの工作に不具合が生じると言いたいのか?
法廷ではきちんと釈明するのか?

取材拒否したことについてもコメントないし。
なんつうか、週刊ダイヤモンドのほうから名誉毀損で訴えても勝てるように見えますがどうでしょうね。

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05.10.15.

音楽利用者の会、JASRACに乗り込む!!(正々堂々blog)

エンタメ議連の川内議員のブログで報告がありました。JASRACと音楽利用者の会の間で話し合いがもたれたとのこと。
ちょっと引用。

1、JASRACは、来年の4月に全面的に使用料規定の見直しに着手する方針であり、その為に利用の実態、現場の話を聞かせてもらいたい。建設的な話し合いをしたい。

利用料規程については、いろいろ矛盾や現実との乖離が指摘されているようで、JASRACには現場で気持ちよく音楽出来る規定にしていって欲しいところ。そのほうが誰にとってもプラスになる筈ですしね。
しかし、どこまで本気なんだろうね。
一応意見は聞いたふりして自分たちの利益だけしか見てない規定にするんじゃないのかという疑心暗鬼を、JASRACに対しては抱いてしまいます。
しかし、いい方向に向けばいい。
このJASRACの動きを受けて、掲示板が出来ています。
JASRACの新しい使用料規定の可能性と音楽の現場を考える

他の項目。

2、それに対して、利用者の会の方では、現場の担当者は包括契約しか押し付けて来ないが、1曲あたり(90円)で契約したほうがいい店もある。(月に1回、2回しかライブしない店など)

このことに関連して、というか。
自然食レストラン・銀河のほとりで起きた問題が、いつのまにか解決していました。自分、追跡不足ですね。
著作権関係、その後(銀河のほとり)
経緯について、掲示板の記録がこちら。
JASEACが個別支払いを認めるまでの過程 銀河のほとり-BBSの記録(jab-expressionism)
掲示板の記録から引用。

使用した曲ごとに無理のない金額設定で払えると成れば、銀河のほとりのような経営に積極参入する経営者は増える可能性があります。これは音楽家が創造的な試みを行こなえる新たな現場を拡大することにつながります。

マイヤヒー

osakana.factory - osakana日記2005年10月7日付け、ちょっと興味深い記事が。
先日、2ちゃんねらーの立場から「のまネコ」問題について経済産業省でプレゼンするという暴挙をやった。とのこと。
そりゃー、暴挙だな(w。
つうか、どういう経緯でそんなことに。
まとめとしても面白いです。そんな流れだったんか、という感じ。

松浦氏のmixi撤退時の文章を拝読するに、今回の事件でのAVEX側の認識は恐らく、「俺様達がオマエラの便所の落書きの中から面白いもん見つけて広めてやったのに、一体何で怒ってんの?」である。

なるほどねー。

Japanese labels want 'iPod tax'(若旦那の独り言2005 Ver.3)

海外では日本の音楽業界に対してすごくネガティブな報道が行われているようです。
しかし、どこからどこまでが尾ひれなのかわかんないけど、イメージとしては実情を反映してるのかもしれないとか思ったり。

追記。
音楽業界の動きに対して、家電業界が世界的に連携し反対声明を出したとのこと。
日米欧の家電業界、『iPod』などへの課金反対で共闘(hot wired)
いよいよ四面楚歌。
Where is a limit?にて関連リンクあり。

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05.10.09.

著作権とは関係ないけど

鳥取県 人権侵害救済推進及び手続に関する条例(人権擁護法案を危惧する国民協議会 人権擁護法案を考える市民の会)
鳥取って竹島条例を作ったとこだけど、どこかで繋がってるのかな。
寝ぼけてるのか自分、、、竹島条例は島根です。ごめんなさい。
ここのブログでは本を出すとのこと。

鳥取県弁護士会、県「人権条例」反対声明を公表(The Casuarina Tree)
山陰中央新報のネットニュースで報道されています。
県弁護士会は議員提案の内容を憲法と照らし合わせて検討、その結果、声明文を全会一致で承認した、とのこと。

10月17日 共謀罪の新設に反対する市民と議員の集い(盗聴法(組織的犯罪対策法)に反対する市民連絡会)
こっちでは集会。
法案が再提出されたという話です。
リンクを追加。共謀罪 3度目の国会提出(東京新聞)

↑↑

05.10.07.

「音楽利用者の会」の第1回協議日程(JASRACを考える。)

スワン関連です。
「音楽利用者の会」がJASRACと協議に入る様子。 10月11日(火)とのこと。

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05.10.04.

PCからiPodへのコピーをできなくすれば問題は解決する--法制小委第8回審議(cnet japan)

ちょっと待って、、。そんなのって、ありえないっしょ、、。
一体誰が言ったの?
Copy & Copyright Diary経由で知った記事です。
iPodの使い方自体を知らない委員がいるらしい。
以下引用。

JASRAC関係者は「配信事業者がJASRACに支払っているのはあくまでPCへダウンロードするまでの利用料」との主張を貫いており、同関係者からは「極端な話だが、PCを通じた音楽のコピーをできないようにすれば(iPod課金に関する問題は)解決する」といった発言もなされた。

iPod使うなってか?!
僕は大笑いした後に、なぜかわからないけど、ぐったりと落ち込みました。
こんな奴らを相手に、僕らは大真面目にパブコメなんて出さなきゃならないんです。
本当はそんなことする時間があるなら、音楽聴いたり遊びにいったり、自分の人生を楽しみたいんです。

なのに!!
なんでこんな馬鹿が委員をやってるんだ!!

こんな馬鹿な奴らのせいで、僕らの楽しみは傷つけられていく。
音楽が奪われていく。
権利者だか何だか知らないけど、ふざけるのもいい加減にしておいたほうがいいよ。

コデラ ノブログで言ってる。
著作権法に関してモノが言える機会というのは、おそらく一生のうちでそう何度もないハズだと。
そして、自分が思っている不満や不公平感などを率直に書けばいいのだと思う、とも。
本当にその通りだ。
ここまでコケにされて、黙ってなんていられないと思う。

それにしても「PCへダウンロードするまでの利用料」って、聴く以前の段階で利用料がかかるんですか。
権利者って本当にえらいんだねぇー。

↑↑

05.10.01.

今月から

CCCD日誌をJavaScriptでロードするようにしました。
何でかというとリンクが張りにくいから。
以前のやり方だと、例えばCCCD Explanationから日誌にリンクを張った場合、月が変わる時にリンクを修正する必要がある。
多分、修正するのを忘れるし、そんな手間はかけたくない。
月ごとのファイル更新も変なとこで手間がかかってた。
非常に初歩的なhtmlでやってるもんだから、最近のブログのような気の利いた管理が出来ないんですね。
もっとスマートなcgiとかは勉強する暇もアタマもないもんで、、。

JavaScriptを切ってる方にとっては御面倒ですが、ご了解いただきたくよろしくお願いします。

パブコメのテンプレ

ようやく仕事一段落、一息ついた、、。
さぁ、パブコメやらにゃぁー、というとこにれしさんとこから情報。
試される。(ココログ mix)、 音楽リスナーとPCユーザのための著作権パブコメ準備号にて、パブコメ用テンプレートが上がってるとのこと。
さっそく参考にさせていただきます。m(_ _)m

「iPod課金」——実現したら1台あたり400円プラス?(ITmedia +D LifeStyle)

って、どういうことよ。
著作権分科会の法制問題小委員会が9月30日に行われたとのこと。
そこでなんかパブコメについて中間報告が上がったんですって。異例のこと、なのかな。
圧倒的に私的録音補償金については批判的な内容が集まってるようで、こんな時期に中間報告なんか出すのは、批判してる人を油断させるためであろう、という意見があちこちで。僕もそう思いますね。

それはともかく、400円って何、と思ったら、JASRAC、日本芸能実演家団体協議会、レコ協の3団体が提出した「ハードディスク内蔵型録音機器等による私的録音から著作権者・著作隣接権者が受ける経済的な影響」と題された資料があったらしい。
どういう条件でそんなことに、と思って読んでたら腹が立ってきました。
例によっていっちゃってる。

この資料はiPodのデジタルオーディオプレーヤーが著作権法第30条1項の適用を受けない(複製権の許諾を新たに必要とする利用形態であると仮定する)、あるいは第30条2項の適用を受けた(私的録音補償金制度の対象に含む)ケースを想定し、どれだけの経済的な影響が著作権者・著作隣接権者に発生するかを試算したもので、前者の場合には約485億円、後者の場合には約18億円の経済的な影響が発生するとしている。

私的録音を許諾制にした場合、つまり、コピーするたびにお金を払うってこと。
すると、どれだけ利用料の支払いが必要なのか。

  • 著作権者への経済的影響
    8.1円(JASRAC使用料規定による、演奏時間5分までの1曲の録音使用料)×260.3曲(iPodなどに収納されている楽曲数平均 ※音楽関係7団体の調査による)
  • 著作隣接権者への経済的影響
    邦版 22.68円×190曲
    洋版 31.73円×70.3曲

なんでこんな計算になるのかは記事をご参照ください。
これらを足して、iPodユーザー一人当たりの支払いは、9080円也(www!!!。ふざけてんじゃねぇよ!!!

これと比べたら、私的録音補償金は安いと言いたいんでしょうかね。
本当は500億近くもらえる筈のところを18億円で我慢してやるんだ、とか?
やはり妄想を根拠に利益とか不利益とかを創出するクリエイティブな音楽利権業界の方々らしい報告なのでした。
他の委員も呆れていたようで。

こうした音楽関係団体らの主張について、ある委員は手厳しく、しかし本質を突いた意見を述べた。「sarah(私的録音補償金管理協会:私的録音補償金の分配業務を行う)の収入が落ちるのはとにかく、著作権者への配分が変わらなければいいのでは?」。

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