No! CCCD Diary

 2005.11. 
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著作権延長反対バナー  輸入CD規制反対! レコード輸入権注視バナー no!cccd

CCCD Explanation
CCCD Link
No! CCCD TOP

05.11.29.

SONY BMG

ソニーBMG 音楽CD スパイウェア混入事件:リンク集
これはすごい。
このリンク集からリンクされてる海外のサイトでMediaMaxについて検証されています。
その日本語訳がアップされている。

EULAを拒否しようとも、MediaMaxは迷惑なソフトをインストールし永久に実行し続ける

なかなか奇妙な挙動をするようですね、、。

12.04.追記。リンク修正しました。

マスコミ報道、少ないですね、、。
こんな話が。

本丸か、端緒か(The Casuarina Tree)

10月にYahoo!ニュースを装い、「中国軍 沖縄に侵攻」などと虚偽の記事がインターネット上に公開された事件。
この犯人が「著作権法違反の疑いで逮捕」されたんだそうだ。
なんとも違和感のある罪名、、。
もしかして「著作権違反」と言いたいのが先なんじゃないのかと。

2ちゃんねるとかでは、SONY BMGの件がこれほどまでにマスコミに黙殺されてるのは、著作権保護を推進していたマスコミ自体に累が及ぶからだという説まで出てきてる。引用。改行は変更しました。

この件がテレビや新聞などで「まったく」報道されてない理由として、2chなどでは「ソニーの圧力」とか「広告主だから」って意見が多いけど、実はそれは「ダミー」の理由。本当の理由は
「この事件が、”著作権保護”をお題目に行われているから」。
つまり、この件に関して報道すると、今まで自分たちが色々な無茶を正当化してきた根拠である「著作権」「著作権保護」の正当性を根底から疑われてしまうから。
「著作権は大切、著作権を守れ!著作権を守れ!著作権!著作権!」
必死になってメディアや業者が結託して行ってきた「消費者に対する洗脳」が解けたら困るのは、メディア自身なんだよね。
だから、メディアは「やぶへびをつつかない」ために、この件に対して口をつむぐわけ。
決してソニーを擁護してるんじゃない。
この件を報道することは、自分たちが今まで消費者を洗脳して、思考停止ワードにしてきた「著作権」のタブー性を木っ端微塵にする結果になるから、やらないってこと。
今回の犯罪は、「著作権を護るためだから、自分たちの行為は正しい」という論理で行われてる訳だよね。少なくとも、ソニー側はそういう論理を「正当性」としてテロ行為を行ったわけ。
今回の事件を報道すると、報道する側としても、それを見る側としても
「著作権を護るといえば、何をやっても許されると本気で思ってるのか?」「著作権を護るために、ユーザーに不便や被害を与えることが許されるわけがない」「だいたい、著作権著作権ってうるさいけど、そんなものが本当にたいした権利なのか?」
というような、現在の著作権ゴロの流通業者などの主張を否定することになる。
「著作権を護ることが、全てに優先されると考えるのは大間違いだ。今までは著作権といえば黙っていたが、これからはそうは行かない」
ということになる。
そうなると、レコード会社、出版社、テレビ局、新聞社、そしてJASRAC。いろいろなところが、「今まで行ってきた詭弁」を責められることになる。特にJASRACに関しては我が物顔でいたわけだからね。

さて。
Sony BMG, please keep off my PC(DAILY YOMIURI ONLINE)
読売って、英語の記事はあるけど日本語の記事はないということらしい。

↑↑

05.11.27.

SONY BMGとか

マスコミでも報道するところが出てきたようですね。
ちょこっとリンク。遅いけど。
ソニーBMGの“トロイの木馬”〜利益、知的財産、個人プライバシーの綱引き(nikkeibp.jp)
ま、これはともかく。
ソニーBMGの音楽CD問題、日本では消費者の反応薄く(nikkei IT plus)

24日時点で両社への問い合わせはほとんどないという。米国では消費者団体やテキサス州がソニーBMGを相手に訴訟を起こすなど大きな問題となっており、日米の温度差が大きいようだ。

マスコミ報道してないだろがよ。何が温度差だ。って、記事にも書いてるのか。
単にマスコミが冷めてるってだけでしょう。
音楽のユーザーがどう思ってるかなんて、取材もしないんじゃ永遠に知りようもないだろうね。

ネット上に、First 4 InternetはSONYが出資してるダミー会社じゃないのかという説が。
ソースが不明なのが難ですが、2ちゃんねるから引用。

First 4 Internet?
どれどれ公記録によると、1999/11/24に法人格を取得。
2004年には売上高が709,941ポンド、営業経費が1,301,546ポンド、つまり営業損失が591,605ポンド。
過去5年間、年平均541,067ポンドの損失を出している。 2004年時点の信用格付けは「HIGH RISK(complete with capitalization)」、一方で、4人の役員が年次報酬の224,413ポンドを1人平均56,103ポンドで山分けしている。

役員の一人、Nicholas Bingham(2002年に任命)は、1989年から1997年まで"Sony pictures home entertainment Ltd."の役員で、1996年から2000年まで"Sony pictures television production UK Ltd."の役員、さらに1994年から2000年まで"Sony digital radio europe Ltd."の役員だった。

一方、MediaMaxのSunnCommはSONYの子会社らしいです。こっちもかなり怪しいディスクなんですよね、、。
2002年にMediaMax CD-3という方式が発表され、03年秋にアメリカで採用されています。
その後バージョンアップを重ね、現在はバージョン5になってるらしい。

海外のサイトにリンク。
What Does MediaMax Accomplish?(Freedom to Tinker)
Sony BMG - malware feature comparison(Jiri's blog)

ITmediaの記事もリンク。
もう1つのSONY BMG「無許可」DRMはMacにも対応SONY BMG、「MediaMax」アンインストーラ問題でさらなる深みへ(ITmedia)

EFFの記事をリンク。
SonyBMG Litigation and Rootkit Info(EFF)
以下引用。

Problems with MediaMax
The MediaMax software, which is included on over 20 million Sony BMG CDs, has different, but similarly troubling problems. It installs on the users' computers even if they click "no" on the EULA, and does not include a way to uninstall the program. The software transmits data about users to SunnComm through an Internet connection whenever purchasers listen to CDs, allowing the company to track listening habits -- even though the EULA states that the software will not be used to collect personal information and SunnComm's website says "no information is ever collected about you our(←orの誤植?) your computer."
If users repeatedly request an uninstaller for the MediaMax software, they are eventually provided one. But they first have to provide more personally identifying information.
Worse, security researchers recently determined that SunnComm's uninstaller creates significant security risks for users, as the XCP uninstaller did.

以下、和訳してみた。

MediaMaxの問題
MediaMaxソフトウェア(2000万個以上のソニーBMG CDの上に含まれている)には、XCPとは異なるものの同様に厄介な問題がある。パソコンで使用する場合、エンドユーザーライセンス契約で「No」をクリックしてもプログラムをインストールする上に、アンインストールする手段がない。
購入者がCDを聞くときはいつも、ソフトウェアがインターネット接続でユーザに関するデータをSunnCommに送り、聴いている音楽の傾向について企業が追跡することが可能になる。エンドユーザーライセンス契約に「ソフトウェアは個人情報を集めるのに使用されない」と記述され、SunnCommのウェブサイトで「あなたやあなたのコンピューターに関する情報を収集することは決してない」と言われているが、、。
ユーザーがMediaMaxソフトウェアのアンインストーラを入手するためには、繰り返し要求する必要がある。最終的には入手できるが、しかし最初に、より個人を特定される個人情報を提供しなければならない。
さらに悪いことには、セキュリティの研究者は最近、XCPのアンインストーラと同様、SunnCommのアンインストーラはユーザのパソコンに重大なセキュリティの問題を生じると断定した。

個人的に気になってるのは東芝EMIが売ってるセキュアCD。
これはOSを書き換えたりはしないのだろうか。
CDドライブの動作などに干渉したりしてないのかな。
ユーザーの知らないうちにしてるのなら、立派にウィルス認定されるんじゃないのかな。
EMIは言っています。
「Macrovision製のコピー防止用ツールを導入しようとしているが、こちらは不可視のファイルをPCにインストールすることはなく、ユーザーの承諾なしにソフトウェアをダウンロードしてくることも全くない」
そうですか。
可視のファイルの可能性もある。
ネットへの接続が関係ない仕様ならダウンロードとかは関係ない。

ユーザーのPCをコントロールする権利は誰にあるのか(cnet japan)
ユーザーが知らない間にパソコンをコントロールするソフトは、確かにXCPに限ったことじゃない。でも、ユーザーの知らない間にユーザーの不利益になる挙動を生じるソフトは、やっぱり一線を越えてしまっていると思う。

↑↑

05.11.25.

XCPとか

全く追いつけないSONY BMG関連なんですがリンク。

まずこれ。
全米レコード協会会長「ソニーBMGに非は無い」(The Casuarina Tree)
へぇー、、。
まぁ、RIAJと一字違いだしね。そんなもんかもしれない。

並行輸入の不当阻害(zfyl)
XCPのケースに関しては、並行輸入品を補償対象から外すのは違法と考えられるようです。

ITmedia、記事が多いです。
テキサス州、スパイウェア規制法違反でSONY BMGを提訴電子フロンティア財団もSONY BMG相手取り集団訴訟MediaMaxの新CEOにSONY BMGの元幹部が就任SONY BMGが犯した大きな罪とは?(ITmedia)
ちょっと最後の記事から引用。

ブログやブログでのコメントで指摘されているように、First 4 Internetのような企業は実際、セキュリティ企業と協力し、自社のプログラムが悪性のものとして探知されないようにしている。これは良いことだ。ウイルス対策ソフトが合法なソフトウェアを誤って悪性と探知するようになれば、皆にとって良くない事態となるだろう。
(なお、News.comの記事では当初、First 4 Internetが今回のrootkitをめぐりSymantecと協力したかのように報じられたが、この件についてはその後、両社はFirst 4 Internetのデジタル画像ソフトウェアをめぐり協力していたという内容に訂正されている。)

なるほど、そうなのね。もっといかがわしい話かと思っていたよ。
ITmediaは関連記事をリンク集にまとめています。
Topics:“スパイ的コピープロテクト”の波紋
http://www.itmedia.co.jp/news/topics/xcp.html

テキサスが提訴した件は、うちの地元の地方紙にも掲載されていました。
でも扱いは小さい。10cm四方ぐらいの大きさ。
日本のメディアは驚くほど記事にしませんね。CCCDも輸入権もそうだったなぁ。
あちこちで訴えられているというのに。民事は扱い小さいのかな。

こんな話も。
ソニーBMGのrootkit CD問題、売上への影響は軽微--米調査会社発表(cnet japan)
ちょこっと引用。

Amoebaの店長Allen Lewitesは、「これらのディスクを購入したためにコンピュータにウイルスが感染した、という苦情を言いに来る顧客は1人もいない。レコード会社が何をしようと、だれも気にしないと思う」と語っている。

それがどうなっていくか。
だれも気にしないといっているうちに、取り返しのつかないことになるでしょう。
ことはSONY BMGだけの問題ではないのですから。

他にもリンク。
Open letter to Sony BMG (and its owners, Sony and Bertelsmann), First4Internet, and the LAME community.(LAME Ain't an MP3 Encoder)
LAME開発陣がSony BMGに公開状(OTO-NETA)
訴訟じゃないけど、質問状。どんな返事をするんだろう。

第15回・SONYBMGのリストは信用できないよー!(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
そうなのか、、。
関連してリンク。XCP回収対象リストはあてになるのか??(雑貨屋の広報掲示室)

続・コピープロテクションCDが招く災い交換に追い込まれたコピープロテクションCD問題〜rootkit入りCDを試す(元麻布春男の週刊PCホットライン)
数日前の記事ですがリンク。
ここでは並行輸入品は補償対象にしないということで書かれてるけど、その後対応するということになっています。

メモ

とりいそぎリンク。
「著作権延長反対Ring」始めました(The Casuarina Tree)

JASRAC シンポジウム2005(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
報告と記事へのリンクがあります。
ブロードバンドコンテンツの普及に向けた権利面の課題とは(internet watch)

↑↑

05.11.22.

SONY BMG関連

“スパイ的コピープロテクト”の波紋(ITmedia)
今までのITmediaの記事を網羅したリンク集です。ずらりと並ぶと凄いですね、、。

SONY BMG、「MediaMax」アンインストーラ問題でさらなる深みへ(ITmedia)
XCPだけじゃなくてMediaMaxもセキュリティーホールだと。
とどまるところを知らない感じですね。さらなる深みって、いいかげん底に着いたと思ってたのに、、。

rootkit入り音楽CD——それでもコピープロテクトはなくならない (1/2)(ITmedia)

ソニーCDが明らかにしたセキュリティー業界の本質的問題(上)(下)(hot wired)

以下、ブログにリンク。
第12回 rootkit的CCCD、ついにアーティストが反乱か?しかし・・・(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
いろいろ解説されています。
ここからリンクされてるブログをいくつか。
ソニーBMGのトップアーティストがXCP問題でレーベル首脳に激しく抗議(OTO-NETA)
これは頼もしい話。
ソニーBMG・Rootkit問題と並行輸入〜また一つ、日本レコード協会と文化庁のデタラメが明らかに(The Casuarina Tree)
並行輸入した人は補償について検討中なのだと。こういう姿勢を見る限り、以前「並行輸入を差別する意図はない」とコメントしたレコード協会や文化庁の真意に、大きな疑問符が付いたということ。実際、流通って大きいみたいだし。
あと、日本のSMEJ米SONYBMGの回収リスト。日本のリストなんでこんなに見にくいんだろう、、。

↑↑

05.11.20.

JASRACから返事が来た(牧歌組合〜耳コピとエロジャケ)

20日、午前7時50分現在、削除されずに残っています。
JASRACからの返信が来て、今回の件は実は数日前にJASRACからの告知があったことが分かりました。牧歌組合〜耳コピとエロジャケ氏からのメールの問い合わせに返信があり、その内容が転載されています。
現在、サイトはJASRACからの指摘に対応すべく修正作業が行われていますが、かなりキツい作業だと思います、、。
今回、歌詞の記載が「引用」にあたるかどうかが問題のようです。
JASRACサイドの主張は引用ではないということなのだろうけど、今回のケースは判例に照らすと歌詞の「引用」だと考えられるのでは、というコメントが付けられています。

JASRACは、耳コピでコード論評だけでもブログ閉鎖させるわけ?(リライト最新版)(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
こちら、経緯がまとめられています。

追記。
JASRACのblog削除命令について(著作権マニア)
スパスパッと斬ってます。なるほど。

さて、、。
どこまでが引用なのか、JASRACの基準は一般の基準から外れているんでしょうかね。
JASRACとの往復書簡(旅と現代文学。)では討論した内容が記載されています。以下、JASRACからの返信内容から引用。

貴ホームページにおけるJASRAC管理楽曲の歌詞の一部のご利用は、アルバム及びアルバムの収録楽曲の紹介、解説、批評等ですが、楽曲主体の構成ですので、引用にはあたらないと判断しております。

これに対して、旅と現代文学。氏からの反論も掲載されています。

思うにJASRACの行動は、取れるところから著作権使用料を取ろう、という考えから行われてるんじゃないだろうか。
実際、引用について見解の相違があるとしても、訴訟にはなってないしプロバイダを通じて閉鎖にもなっていない。
下手に訴訟したら負けるだろうし。
歌詞を引用してるサイトにメールを送ることで、サイトが閉鎖する、あるいは使用料が支払われる、と。
それが定着したら「歌詞は引用不可」という一般常識が定着するわけで。

尚、同様なケースとして、雑誌等でのアルバム紹介、解説の中での歌詞のご利用があります。これも、出版でのご利用として許諾手続きをおとりいただいた上で掲載されています。

JASRACはこうも言ってる。音楽雑誌は、歌詞の引用の際には使用料を支払ってるってことだろう。
しかし、それって無駄な出費じゃないかね、、。

歌詞の掲載が不可というのは、もしかしたら法的な問題というよりも、作家団体としてのJASRACの気持ちが出てるのかもしれない。
つまり好き勝手に論評されるのはイヤだと。
貶す人もいるだろうし、はては馬鹿にする人も出る可能性がある。
いちいち名誉毀損で訴えるわけにもいかないし、デリケートな作家は書けなくなるかもしれない?
だったら、著作権使用料というハードル噛ませとけ、と。
それって使い方が違う。

普通に、引用は引用として、世間一般の常識に合わせていくほうが、今後のためではないでしょうか。
18日には、著作権を笠に他人を踏みにじる団体。何かを逸脱してる、とまで書きました。
今にして思えば強めのいい方だったかな、という気がしないでもない。
しかし、実際に行われていることを見ると、やはり「著作権を笠に他人を踏みにじる、何かを逸脱してる」と。そういうことなんだ、と思いました。

↑↑

05.11.19.

XCP、、、

すごく進展が早い。
ようやく国内のマスメディアも報道を始めたみたいです。
CD数増加、ソニー隠蔽体質が鮮明に(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
他にもあるけど省略。
日本でもソニーの声明出ました。
米国Sony BMG発売商品における対応に関するお知らせ(株式会社ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)
引用。

米国での発表と同様に、日本でも同一タイトルのXCP未収録盤との交換を予定しております。交換方法、実施時期につきましては、交換品の供給時期など発売元と調整の上、速やかに本ページ上でご案内させていただきます。

ニュースにリンク。
国内でもXCP入りCDを回収、交換へ SMEJ(ITmedia +D LifeStyle)
「ソニー広報センターによると、XCPを組み込んでいるのはSony BMG製CDのみ。SMEJが販売してきたCDや、ソニーがVAIOに組み込んだソフトなどは問題ないことを確認した」とのこと。じゃあ、日本人が一番ウィルス入りディスクを買ってるってことなのだろうか、、。
ともあれ、輸入盤買った人も交換してくれるよ、よかったよ。
他にもニュース。
SONY BMGのXCPにオープンソースソフト盗用の指摘もう1つのSONY BMG「無許可」DRMはMacにも対応(ITmedia)
SunnCommのMediaMax DRMを使用したディスクもあるそうな。こっちもXCPほどとはまだ言えないまでも、いやな挙動をするらしい。

しかしXCP、さらにあまりにもヤバすぎる情報がネットに、、。
まさか、ここまでとは。
以下、3ちゃんねるからのコピペ。

Lameやmpglibに続き別のGPLなコードを使っていた疑惑発生。しかも、そのコードとは、AppleのDRMを回避するためのコード。
http://yro.slashdot.org/yro/05/11/17/1350209.shtml?tid=188&tid=158

自分のライセンスを守るためなら人のライセンス(GPL)で平気で破るのか?
また、AppleのDRMを回避するコードを使っている目的はなにか?
どんどん斜め上な実態が明らかになってきました。

ここの解析が本当だとするとすごい・・・ ttp://hack.fi/~muzzy/sony-drm/
GPLのソフトを組み込んでるは、リッピングソフトが立ち上がってないか2秒置きに調べてるは、やりたい放題。

問題となっているソニーBMGのRootkitだが、さらにまた新たな疑惑が浮上した。DVD JonがハックしたVLCのソースコードの一部「demux/mp4/drms.c」を盗用した疑いが持たれている。
これが事実なら、GPL違反となるのみならず、”悪名高い”DVD Jonのコードを大手企業が盗用したスキャンダルとなる。

以下盗用箇所に関する具体的な解析結果。

Breakthrough after breakthrough in the F4I case
Muzzy's research about Sony's XCP DRM system

ソース:
DVD Jon's Code In Sony Rootkit?
DVD Jonとは?:http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20084873,00.htm
関連スレ:ソニーBMG製スパイウェア、LAMEのソースコードを盗用?

ソニーBMG(以下同社)のRootkit問題が発覚して久しいが、疑惑はとどまるところを知らない。問題は、先頃同社による盗用が指摘された著名なハッカー、DVD Jonのコードに端を発する。

盗用の主な論拠とされるのは、ある関数の制御フロー、すべての定数、おまけにマジックナンバーで構成された2つの配列までもが、たったひとつの改窮された形跡を除いて完全に一致する事である。
極めつけに、その配列の1つにあるrot13暗号化された文字列を復号して現れたのは、"copyright (c) Apple Computer, Inc. All Rights Reserved."という文字列であった。
解析を行ったMuzzy氏は、Appleが法廷闘争を仮定して埋め込んだものと推測している。

さらに悪いことに、盗用とされたのはVLCの「demux/mp4/drms.c」であった。
ほかでもないAppleのiTunesに採用されているDRM「Fair Play」を回避するためのコードなのである。
このコードが何をやっているか、何もしていないかについては、今後の解析を待たねばならないようだ。

もし盗用が事実であれば、同社はGPLのみならずDMCAおよびEUCDを侵害することになりかねない。

ソース:
Muzzy's research about Sony's XCP DRM system
Proof that F4I violates the GPL
DVD Jon's Code In Sony Rootkit?
DVD Jonとは:http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20086927,00.htm

SONY BMG、終わりです。

そして、EMI。
EMIよ、今度はAppleと喧嘩ふっかける気?(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
EMI:「iPodがコピー防止機能付きCDをサポート」--「異議あり」とアップル(cnet japan)

EMIは、自社の計画とソニーBMGの問題のCDとの違いをさっそく指摘した。EMIではMacrovision製のコピー防止用ツールを導入しようとしているが、こちらは不可視のファイルをPCにインストールすることはなく、ユーザーの承諾なしにソフトウェアをダウンロードしてくることも全くないという。

CDS-300のことでしょうかね。
しかしね、同類のくせに何を勝ち誇ってんだEMI。実際何してるか挙動不審なのは同じだろうに。

↑↑

05.11.18.

XCP関連

もうね、ネタが多すぎて追いきれない。
CD's Containing XCP Content Protection Technology(SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT)
SONY BMGが問題があるディスクのリストを公開しました。しかし、コピープロテクトの表示があってもXCPじゃないのもあるんだって。

米ソニーBMG社の音楽CD、新たなリスクが発覚ソニーBMG社CD:感染は50万以上のネットワークに?(上)(下)(hot wired)

我が家にもrootkit。ソニーはなぜ声明を出さない?(ITmedia オルタナティブ・ブログ)
自宅にrootkitが組み込まれたPCがあった、と。やはりスペックを喰われるみたいです。

続・コピープロテクションCDが招く災い(元麻布春男の週刊PCホットライン)

Sony BMGはもうだめかもわからんね(音楽配信メモ)
ここからリンク。
ソニーのスパイウェア、政府・軍を含む50万以上のネットワークを汚染(Engadget Japanese)
政府、軍って、、。

活動休止のお知らせ(牧歌組合〜耳コピとエロジャケ)

18日にはもしかしたら削除されてるかもしれない。
コード進行を研究してたサイトがJASRACからのクレームで閉鎖になるのだと。

他のブログにリンク。
JASRACの悪行がまたひとつ(若旦那の独り言2005 Ver.3)
JASRAC、Blogを閉鎖させようとする>このままだと閉鎖(Where is a limit?)
続・JASRACは、耳コピでコード論評だけでもブログ閉鎖させるわけ?(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
JASRACが牧歌組合を閉鎖させようとしている件のリンク集(万来堂日記2nd)

音楽著作権を守る団体というより、著作権を笠に他人を踏みにじる団体。何かを逸脱してるって感じです。

他にもメモ

ソニーが通常の小売店とネット通販業者に対して二重価格制で卸す(音楽配信メモ)

Apple、iTMSで価格改定の可能性(ITmedia)
EMIのえらいひとが「確信を語った」だけらしい。
まぁ、価格競争もありじゃないでしょうか、この際。ユーザーに見捨てられるところは見捨てられたらそれでよし、と。

DRMという甘い言葉が剥奪する私的複製の権利(趣味の問題2)
私的録音補償金、制度改革に権利者の理解も得られつつある〜JEITA会長(internet watch)
DRMをどうするかとコピーの度に課金するかどうかと言うのは、全く別の問題だ。

↑↑

05.11.16.

コンテンツ専門調査会 デジタルコンテンツ・ワーキンググループ(第1回)議事録(首相官邸)

あちこちリンク。
デジタルコンテンツ・ワーキンググループ(第1回)議事録を読めば、間違いなく・・(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
コンテンツ専門調査会デジタルコンテンツ・ワーキンググループ第1回会合 議事録公開(Where is a limit?)
ホントに“専門”調査会ですか?(Sawney Bean's Cave)
知的財産戦略本部コンテンツ専門調査会デジタルコンテンツ・ワーキンググループ(第1回)(zfyl)

えっとですね、パブコメ出した後にこれに気付いたわけですが、、。
なんかね、ユーザーが手軽に豊富なコンテンツを楽しめる環境を作るとか、クリエーターが能力を十分に発揮できる環境を作るとか、目標はいい事言ってますが、議論の内容はこれなのね、、。
この人たちの言う目標なんてお題目に過ぎないということはしばしばあることなので、別に驚きはしないけど、しかしがっかりはするわけですね。溜め息が出ちゃうよ、もう。

まぁ、これからどんな議論をしていくつもりなのか。
送りつけられたパブコメの束を見てどう思うでしょうね。
何も分かってないまま適当な話をしてても体裁が保てると思ってたら、とんでもないとこに来てるんだと気付いた部員は(iPodのせいでタワレコが倒産などとたわごとを吐けるのは、何も知らないんだと思うんだよね。狸なのかね?)、少しは肝を冷やして真面目に議論しようと思うでしょうか。
思ってくれないと困るよね。

XCP関連

SONY BMG、XCP付きCDを交換へ(ITmedia)
回収です。交換もしてくれるんだと。
けっこう迅速ですね。あと1週間ぐらいは引きずるかと思ってましたが。
声明も出てます。
To Our Valued Customers:(SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENT)
しかし、、、
XCP「rootkit」組み込みマシン、日本は最多の21万台?——専門家が指摘(ITmedia)
エエェェェェ、、。
なんで日本の方が本国の米国よりも多いん?
つうか、交換してくれるん????

と思ったら。
XCP採用製品の回収と無料交換が決定の模様(ただし米国での話)(what's my scene? ver.7.0)
米国だけかよゴラァ。。。

追記の追記。スミマセン。米国だけなんだろうか?、という話でした。m(_ _;)m
さらにひとつ追記。ソニーBMG、「rootkit」CDのリコール発表--別のセキュリティ問題も発覚(cnet japan)
既に販売されてるのは210万枚以上とのこと。
その1割が日本で悪さしてる、ということなのか。しかし、、、なんか、やっぱり多くね?

もひとつ。
SONY BMG製CCCDにLAMEのソースコードを盗用した疑い(slashdot japan)
どうなんでしょうね、これ。

追記です。
ソニー、ボイコットされています。
ワイアード・コラムニスト「ソニー製品ボイコットを」(上)(下)(hot wired)

ナクソス、月額1,890円のストリーミング音楽配信を開始 −クラシック中心に165,000タイトルをWMA 128kbpsで配信(AV Watch)

やなニュースばかり続いたからね。
これは僕的に朗報。
月に2000円足らずでクラシックが聴き放題。しかもマックにも対応してくれていますよ、クラシック環境も含めて。

ナクソスは比較的良く利用するレーベルだったりします。
妙に気さくで買いやすいんだよね。ビンボくさいけどね。
ダウンロードはできないけど、試聴としても使えて気に入ったらCDを買う、と。
ナクソスなら財布も傷まないしね。
興味深いのは公的機関、学校、図書館とかでの利用も視野に入れてること。面白いと思いました。

こっちもリンク。
ナクソス、月額1,890円のクラシック音楽ストリーミング配信サービス(Broadband Watch)

↑↑

05.11.15.

さて、今日は首相官邸へのメール、締め切り日、なんだけど、、。

追記。
XCPの件、日本向けCCCDの件については、知的財産戦略本部のパブコメに急遽盛り込みました。
デジタルコンテンツと著作権の問題がこんな犯罪を生むようでは困ります。日本だけの問題ではないのですが、、。

これも追記です。

SONYのSunnCommのコピー・プロテクションってどうよ(ECONOMICS, TECHNOLOGY & MEDIA)

もう正規のCDは買えないという話(what's my scene? ver.7.0)から知りました。
SunnCommの技術もXCP同様、やばいらしい。。。
ユーザーを泥棒扱いするくせに、他人の持ち物と自分の持ち物の区別がついていません。

アメリカ国内向けはCD-DAでも日本輸出用はCCCDの現実(いかんともしがたい)

what's my scene? ver.7.0で知りました。
冗談じゃない、、。
引用。

要約するとジャズの老舗レーベル Blue Note がリリースしている作品で、アメリカ国内で流通しているものは通常の CD-DA (Non-CCCD) なのに対し、日本へ輸出され、日本の店頭で販売されているのは同じタイトルにもかかわらず商品番号が違う CCCD 仕様だった、ということ。

こちらはいかんともしがたいからリンクされてるエントリー。
Blue Noteの輸入盤にもCCCD?(ジャズ&オーディオ通信(from USA))
以下引用。

ここで引っかかるのは、僕が今まで、アメリカで購入したBlue NoteレーベルのCDにそのような表示を見たことがない、そもそもアメリカではCCCDなど見たことがないということだ。つまり、Blue Noteを傘下におくアメリカのEMIは、国内用には通常のCDを販売し、日本への輸出用にわざわざCCCDを作っていることになる。

実は一昨日、僕のところに一通のメールが来ていました。
その内容は、まさにBlue Note RVGシリーズの、Wayne ShorterのNight Dreamerという作品についてのもの。
HMVでコピーコントロールディスクじゃないはずのUS盤を購入したところ、パソコンでの再生に異常があったとの報告でした。何かコピーコントロールの表示はないですか、不良品の可能性もありますよ、という内容の返信をしたのですが、こんなことになってるとは、、。

こちらはBlue Noteのサイト。ユーザーのコメントがあります。
Wayne Shorter- Night Dreamer(blue note)
いくつか、コピーコントロールについての書き込みがある。

どうやらEMIは、僕らに音楽なんて聴くなと言いたいらしい。

コピープロテクションCDが招く災い(PC Watch 元麻布春男の週刊PCホットライン)

ここ最近の音楽の状況について的を射たコラムだと思います。
CDにDRMはあきらめろと。
全く同意です。出来ないことをしようとするからムリがある。
音楽ファンの生態についても、正しく認識されていると思います。音楽を聴く機会が減ってることの問題についても。

↑↑

05.11.14.

XCP関連

FAQ:ソニーBMG製「rootkit」CD問題のおさらい(cnet japan)
おさらいw。
もはや基礎知識として必要ですね。
まとめサイトも出来ました。
Sony製 楽曲付きRootkit CD(livedoor wiki)

それにしても、まったく忙しないです。
既に昨日の記事。
Microsoftも「駆除」決定——SONY BMGの「rootkit」対策に乗り出す(ITmedia)
引用。

既に同社ではこの技術の分析を終えており、XCPソフトウェアのrootkitコンポーネントを検出して削除するMicrosoft AntiSpyware(現在はβ版)用シグネチャをリリースする計画であると述べている。

AntiSpywareです。
確かにXCPでインストールされるものはSpywareと言っていいでしょう。

一方、SONY BMGから、SONY BMG STATEMENTが出されています。
なんかね、謝罪とか反省の弁とかではありません。
SONY BMGとしては「コンテンツ保護技術は、私たちのアーティストと私たちの知的所有権を保護するために重要な道具である、と考えています。にもかかわらず、予防措置としてSONY BMGはXCP技術を含むCDの製造を一時中断させています。」とのこと。

そんなこと、こんなとこで主張しなくてもいいのに。
コンテンツ保護技術じゃなくてウィルスじゃないか、という批判を真正面から受け止めるつもりなのでしょうか。
同時に、方針を見直しとも言ってはいますが、、。

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05.11.12.

Sony BMG pulls CD software(reuters.co.uk)

Music publisher Sony BMG said on Friday it would stop making CDs that use a controversial technology to protect its music against illegal copying.

XCPを使ったディスクは生産中止です。

もっとウダウダそれが仕様だとか下らないこと言って泥沼に嵌るかもと思ってましたが、いや、意外に迅速な対応でした。
それだけ大問題になってるってことでしょう。
BBCでこんなタイトルで取り上げられています。Viruses use Sony anti-piracy CDs(BBC)
しかし、一時中止ではいかんのでは。早急に回収を開始すべきでしょう。

こちらは翻訳。
「rootkit」騒動渦中のSONY BMG、XCP技術採用CDの製造を中止(ITmedia)

株式会社ダイヤモンド社に対する訴訟の提起について(JASRAC)

Where is a limit?より。こっちも起訴です。
一部を引用。

この記事は、虚偽の事実または歪曲された事実を記載したり、客観的根拠もなくJASRACの業務遂行の方法を一方的に中傷する表現を用いるなどして、JASRACの著作権管理業務が極めて不適正、不公正に行われているとの印象を読者に与えるものであり、

言うまでもなく、JASRACの著作権管理業務が極めて不適正、不公正ではないのか、というのが記事の主旨です。記事の内容は、僕の考えている事実とよく付合していましたし、根拠があって書かれた記事だと思っていました。それを「虚偽の事実または歪曲された事実」等と言って起訴するなら、JASRACが考える事実というのもあるのでしょう。
それが何なのか、ぜひ法廷ではっきりさせて欲しい。非常に興味があります。

iPod課金問題、2007年まで見送り(Where is a limit?)

とりあえず、iPod課金は見送りです。
読みどころの多い記事なのでご一読を。リンクも充実しています。

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05.11.11.

またXCP関連

いろいろありすぎて困る。ほぼ時系列で。

Rootkit の話題って目立たないですネ(日本のセキュリティチームの Blog)
マイクロソフトのセキュリティ部門のブログとのこと。
引用。「この Rootkit は侵入済みホストの何割かに入り込んでいるという話もありますので、(中略)不自然な動きが見つかれば疑ってみるのも一つかと思います。またその場合には、出来る限りマシンの再構築をお勧めします。」

Sony: Rootkits Are Okay, Because No One Knows What They Are(techdirt)
"Most people, I think, don't even know what a rootkit is, so why should they care about it?"
和訳。
「ほとんどの人は多分Rootkitが何なのか知らないと思うし、気にするとも思えないんだが。」ってソニーのエラい人が言ったらしい。マジか。

ソニーが音楽CDに組み込んだ“Rootkit”とは何者か?(@IT)
これが今回の発端、の和訳です。英語が不得手で読むのを御断念した人に、って自分か。。。

SONY BMG、DRMソフトのrootkit問題で新パッチ、批判は収まらず(ITmedia)
05.11.09.の記事。

DRMd CD List(slashdot)
XCPディスクのリストです。hidemuzicblogで取り上げられていました。リストに載ってるのが全てではないようなので注意が必要とのこと。

ソニーBMG製CDの「rootkit」、ウイルス対策企業が検出ツールをリリース(cnet news)
ちょっと気になることが。
「Computer Associatesによると(中略)コピープロテクトされていないCDを「リッピング」する場合、きれいな音質でMP3化できなくなってしまうようだと、同社は語っている。」
なんかね。
セキュアCDっていう製品の付属ソフトをインストールすると、そのディスクをリッピングすると変な音になる、というのを思い出した。この場合、他のディスクにも影響が及ぶのかどうかは分からないのですが、、。

そして。
SONY BMG、rootkit的DRMめぐり訴えられる(ITmedia)
起訴です。
ロイターによると「カリフォルニア州の消費者がSONY BMGに対して起こした集団訴訟では、問題のCDの販売差し止めと金銭的損害賠償を求めている。」とのこと。
ソニー、勝てる気がしない。

追記。進展は早いです。
SONY BMG「rootkit的」DRM悪用のトロイの木馬が出現(ITmedia)
XCPによって生じるセキュリティホールを突くウィルスが発見されたという記事。
しかも、さらに。
SONY BMGの「rootkit」手法悪用のトロイの木馬に「修正版」登場(ITmedia)
マジで洒落にならない。
はやくもトロイの木馬出現--ソニーBMG製CDのコピー防止ツールを悪用(cnet japan)
引用。「10日午前にこのソフトウェアを悪用する初めてのトロイの木馬が発見された。(中略)しかし、時間が経つにつれて、この欠陥を修正したと見られるバージョンがほかにもいくつか確認された。」

Sony Music CDs infect Macs, too(boing boing)
XCPにはStart.appというマック用のソフトが収録されてるという話。Suncommの技術らしいですが、実際何をしてるのかは謎です。

Sony: You don’t reeeeaaaally want to uninstall, do you?(Mark's Sysinternals Blog)
rootkitインストールの発見者のブログで、また報告があります。アンインストールについて情報を出すというSONY BMGのやり方は、かなりユーザーへの配慮に欠けるみたい。
2ちゃんねるから要約をもらってきた。
「アンインストール方法は SONY BMG のトップから辿れないよう隠されている
アンインストールを要求すると個別IDがつけられ、専用ページに飛ばされる
アンインストールを行うために ActiveX コントロールのインストールを強制される
この ActiveX コントロールはコンピュータの設定情報をソニー BMG のサーバーに送信している」
とのこと、、。

有害なコピー防止技術削除で罪を問われる米著作権法の怪(cnet japan)
アメリカの法はめんどくさいねー。ゴミを違法にインストールさられたからといって、それをアンインストールしたら違法なんだって。こんなのDRMじゃなくてウィルスだと言われてるのにね。

映像コンテンツと競争法(本間忠良の「技術と競争」ワークショップ)

2005年11月5日明治大学法科大学院での公開講演の講演録です。
著作権マニアにて取り上げられています。

人は後世に何を残せるか(ITmedia +D LifeStyle)

小寺信良氏によるコラム。著作権に対しての疑問符。
引用。「最近筆者は、あまりにも著作権法にこだわりすぎるのは、いいこととは思えなくなってきている。」

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05.11.08.

XCP関連

いろいろ出てきています。

追記です。
SONY BMGのrootkit的手法、集団訴訟の可能性(ITmedia)
引用。「SONY BMGのCDコピー防止手法に関し、イタリアのプライバシー保護団体が刑事告発を求める文書を当局に提出したほか、EFFが数週間のうちに訴訟するかどうか判断するとしている」とのこと。
正直、SONYに勝ち目は無さそうな気がする。つうか勝つようだと困るわけですが。

ソニー製CDのコピー防止機能、ウイルス対策ソフトで検出される可能性も(cnet japan)
ウィルス対策企業の動きについての記事。
引用。
「Kaspersky Labでは、ソニーのDRMソフトウェアをスパイウェアとして分類した。とりわけ、これがコンピュータをクラッシュさせてデータを消失させたり、システムの整合性やセキュリティに危害を加えたりするためだ。」
いきなりこれです。
会社によってスタンスの違いは多少ありますが、基本的にはやはり問題ありということです。

SONY BMGのコピー防止CD問題に新たな指摘(ITmedia)
PCWorld.comの記事と内容はほぼ同じようです。
パッチがマシンをクラッシュさせる可能性があることと、XCPソフトがSONY BMGのWebサイトと通信しているように見えることについての記事。プライバシーの問題があるのではないかという話。

ベンダーがマルウェアをインストールするなんて……(ITmedia)
引用。「これはベンダーの行動として卑劣きわまりないものだ。もしこれが違法でないのなら、違法にすべきである。

問題はまだ起きていない、と思ってたら、
起きてる。
既にハッカーに悪用されているという記事が上がっています。

World of Warcraft hackers using Sony BMG rootkit(SecurityFocus.com)
「World of Warcraft」のハッキングにSONY BMG社のrootkitを利用(@police)
引用しましょう。
これは、かなり切迫した状況と言っていいのでは。。。
「多人数参加型大規模オンラインゲーム「World of Warcraft」の利用者の一部が、Warden(ゲームの不正行為対策ソフトウェア)を回避するために、SONY BMG社の著作権侵害対策ソフトウェアを利用している。」
ゲーム会社にとっていい迷惑、ってそれどころじゃないような気が。
もっと深刻な問題が発生するのも、時間の問題ではないでしょうか、、。

取り返しがつかないことになる前に、SONY BMGは至急XCPを使ったディスクを回収すべきでは。

PS3では中古ソフトが起動できなくなる(2ちゃんねる)

XCPじゃないけどこっちもソニーの話。2ちゃんねるのスレッドです。
1をコピペ。

1 名前:It's@名無しさん 投稿日:2005/11/07(月) 23:26:11
SCEがPS3で中古や偽造ソフトを起動できないようにプロテクトするための特許を取得したらしい。
ttp://www.ipdl.ncipi.go.jp/homepg.ipdl
の「特許・実用新案公報DB」から
文献種別に「A」、文献番号に「2004-103239」と入れて照会するとその特許について閲覧可能。


出願番号 : 特許出願2003−360055 出願日 : 2003年10月20日
公開番号 : 特許公開2004−103239 公開日 : 2004年4月2日
出願人 : 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント 発明者 : 久夛良木 健 外2名
発明の名称 : ディスク状記録媒体、この媒体の再生装置及び方法
【課題】 記録媒体の中古ソフトや偽造ソフトから正規ソフトを保護する装置と方法を提供する。
【解決手段】 ディスク800が本体にセットされて、タイトル固有コードを読み出し、このコードの登録されていれば通常動作に移行する。
登録されていない場合認証ソフトを起動し、PG検出を行い、PGパターンと認証データが一致した場合COCTに格納する。
不一致の場合は非正規処理をする。

特許の説明文って難しくてよく分からないのですが、要するにソフト使用に際して再生装置に登録し、ついでにディスクに付いているパルスデータを消去することで中古だと使えなくするシステムらしい。
これがPS3に組み込まれるのかどうかは知りませんが、なんか、ソニー勝手にしろって感じ。
こっちも不買運動になるかもね。

↑↑

05.11.05.

携帯プレーヤー課金、2年間見送り 文化審小委が方針(asahi.com)

既にあちこちで話題になってるようです。

iPod課金2年間見送り 文化審小委が方針(Where is a limit?)
iPod税、見送りっちゅーか先延ばしっちゅーか(趣味の問題2)
法制小委(第9回)を前にして、とんでもない情報(?)(エンドユーザーの見た著作権)

本当だろうか、という声も。
だって、文化審小委は11日の予定なんだからね。

ソニーの音楽CDに「トロイの木馬」真の問題点は何か(hot wired)

Sony slated over anti-piracy CD(BBC news)
世界的に報道されつつあるようです。ちょっと正直、やばいのではないだろうか。

hot wiredの記事では、犯罪かもしれない、としています。
以下引用。

だが、ハッカーやウイルスによる脅威は、本質から外れた論点だとわれわれは考える。ソニーBMG社のとった手法の問題点は、悪者に利用されかねないということではなく、同社が自ら悪事を働いたところにある。

われわれは今回の件で、コンピューターの裏社会を調べあげ、よからぬ行為の証拠をつかむ必要はない。CD購入者のコンピューターの最も基本的な性能に危害を加えたことで、ソニーBMG社はフェアプレーのルールを破り、合法的なソフトウェアとコンピューターへの不法侵入を隔てる、明確な一線を踏み越えたのだ。同社の行為は民事訴訟の対象にもなりかねない。

さらに、米国の『コンピューター詐欺・濫用禁止法』のもとでは、ソニーBMG社の行為は犯罪とみなされる可能性もある。同法では、「故意にプログラムを送信し……当該行為の結果として、利用者の承認なしに、保護されたコンピューターに意図的に損害をもたらした」者は、罰金または禁固の刑に処されると定めている。

XCPがインストールするソフトはウィルスそのものだ、という意見もあります。

SONY BMGは対策をとると言っています。
米ソニーBMG、音楽CDのウイルス懸念に対応策(hot wired)
しかし実際問題、ウィルスを抱えた商品は市場に多数流通しているわけで。
配布にあたっては、「安全性を損なうことはないが、利用者の不安を和らげるために配布する」と言っていると上記の記事にはあります。
ここまでの騒ぎになってこのコメントでは、ユーザーを納得させるのは難しいと思うのですが、、。
つうか、言ってる先からこんな話が、、。

Sony DRM Decloaking Patch Might Crash Windows(PCWorld.com)
どゆことよ。。。
First 4 Internetは正式にはコメントを出していないようです。
いったい、どうなることやら、、。

11.06.追記です。海外での報道は増えています。
ソースは2ちゃんねる。

こちらは消費者保護のために活動している団体らしい。
Green Welling LLP - National Class Action Attorneys
Sony DRMについて掲載されています。
2005年10月31日以前にソニーBMGのコピーコントロールディスクを購入して、Windows PCで使用した人は、私たちにご連絡下さい、とのこと。

日本の法律にも触れるかもしれないらしい。2ちゃんねるではコピペが貼られています。
参考にぐぐるとすぐに出てきます。

刑法 第三十五章 信用及び業務に対する罪 第二百三十四条の二
(電子計算機損壊等業務妨害)
人の業務に使用する電子計算機若しくはその用に供する電磁的記録を損壊し、若しくは人の業務に使用する電子計算機に虚偽の情報若しくは不正な指令を与え、又はその他の方法により、電子計算機に使用目的に沿うべき動作をさせず、又は使用目的に反する動作をさせて、人の業務を妨害した者は、五年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。

刑法 第三十七章 詐欺及び恐喝の罪 第二百四十六条の二
(電子計算機使用詐欺)
前条に規定するもののほか、人の事務処理に使用する電子計算機に虚偽の情報若しくは不正な指令を与えて財産権の得喪若しくは変更に係る不実の電磁的記録を作り、又は財産権の得喪若しくは変更に係る虚偽の電磁的記録を人の事務処理の用に供して、財産上不法の利益を得、又は他人にこれを得させた者は、十年以下の懲役に処する。

↑↑

05.11.02.

SONY BMGのコピー防止CDがrootkitを組み込む(ITmedia)

XCPについての話だろうか、これは。

11.03.追記です。
今回、問題のサンプルになったディスクについて、アメリカのamazon.comですごいことになっている。
Get Right with the Man [CONTENT/COPY-PROTECTED CD] ~ Van Zant(amazon.com)
こんな光景、日本でも2年前の秋にありました。星一つのレヴューに賛同者がhelpfulを付けていくのも同じです。

レビューの中に、絶対にWindowsで聴くな、というのがありますね。
たしかXCPがMacのiTunesに対応できないのは、AppleがFairPlayのライセンスを行っていないから、と言われていました。
でも、こんな記事を読むと、実はそんなことが理由じゃなかったんじゃないか、という気がしてくる。

rootkitというのは、システムの根幹に食い込むツールらしい。
そういうものを、SONY BMGのコピーコントロールディスクはパソコンに組み込むらしい。
かなり大きな問題がある様子。記事から引用。

このシステムの実装では、ウイルスなどの悪質なソフトウェアがこのrootkitを悪用して隠れることが可能だとF-Secureは述べている。このため、最新のウイルス対抗ソフトを使っても探知できない可能性があるという。

ちょっと待て、って感じ。
要するにパソコンで聴くのは極めて危険ってことだ。
cnet japanでも記事になっている。
ソニーBMGのCD保護対策にセキュリティの懸念噴出--「行き過ぎ」との批判も(cnet japan)
引用。

このコピー対策ソフトウェアを開発した英国のFirst 4 Internetという会社は、偽装メカニズムがリスクでないこと、そして開発チームが確実を期すためにSymantecなどの大手ウイルス対策企業と密接に協力したことを明らかにした。
だが、一部のセキュリティ研究者らは、rootkitソフトウェアは他人に悪用される可能性も秘めていると主張する。それによると、First 4 Internetのソフトウェアがファイルを隠すテクニックは応用範囲が広く、ウイルス作者がこれを悪用すれば、CDからソフトウェアを実行したコンピュータに自分たちの仕掛けたツールを隠せるようになるという。

どうも、音楽CDの規格に準じているというだけではダメみたいだ。
ユーザーを危険に晒すという意味では、下手したらCCCDよりも問題があるかも知れないよ、これは。

what's my scene? ver.7.0でも触れられている。
マズいCCCD(しかも危険)(ECONOMICS, TECHNOLOGY & MEDIA)
こっちでも非道い話。レーベルもアーチスト本人も関知しないところでコピーコントロールが行われてるらしい。
ぜひ一読ください。

rootkitについて詳しい解説がこちら。第5回まであります。
rootkitによるハッキングとその防御 第1回 rootkitの概要と検知(ITmedia)

首相官邸がデジタルコンテンツに関する意見募集(趣味の問題2)

取り急ぎリンク。知的財産戦略本部のコンテンツ専門調査会でやってます
募集期間は、2005年11月2日(水)〜2005年11月15日(火)午後5時。
いい機会だよね。

ケイト・ブッシュ、ニューアルバム、CCCD回避!(趣味の問題2)

今更ですが、、。
悩んだ末に日本盤を買ってしまいました。
セキュア回避ということで東芝にご祝儀でもいいんじゃないかと思って。
しかし、高いね。もっと輸入盤との価格差を縮められないものかな、、。

このあとジョンレノンというのも控えていて、これがどうなるのか。
セキュアなら当然買いません。海外盤も最近は怪しいので買わない。
既にCDDAで持ってるからね。
でも、通常のCDDAでリリースされたら、多分買っちゃうんだよな、ジョンだからな。リマスターだもんな。

それにしてもね、つくづくCDDAというのはイイよ。ウィルス紛いの話を聞かされたら特に心底思いますね。

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