2wayブックシェルフ型ホーンスピーカーです。
位相管理をしっかり行うコーン型やドーム型が現代のスピーカーの花形のようです。
そんな中、今や非主流のスピーカーといってよいでしょうか。
しかし良質なホーンの音には、コーンやドームにない感触があると感じています。
以下は取説などから抜粋です。
使用ユニット | 300mm径ウーファー(1200H) 50mm径ドライバー(175Nd) |
許容入力 | 200W(IEC) 800W(ピーク) |
周波数特性(-6dB) | 35Hz〜20kHz |
能率(2.83V/m) | 91dB |
クロスオーバー周波数 | 1,100Hz(-12dB/oct.) |
インピーダンス | 8Ω |
寸法(W×H×D) | 409×635×313(ホーン部含まず) 409×635×360(ホーン部含む)mm |
重量 | 25.8Kg |
当時ネットで公開されていたテクノロジー解説によると、新設計のウーファー、ドライバー、バイラジアルホーンが売りだったようです。
表には出ていませんが、S3100mk2などでも使われていたネットワークが使われています。
実際、175Ndというドライバーはよく出来ていると思います。
型番を代えながら現在でもJBLの新型スピーカーに使用されています。
アメリカで販売されているスピーカーにも使われているようです。
JBLとしても自信作なのでしょう。
ホーンはよくいわれる「ホーンの癖」が少なく現代的にまとまっています。
ただ、これは従来のJBLホーン型らしくないという評価もあり好き嫌いがあるようです。
このあたりは、難しいところです。
ネットワークは、なかなか興味深い形式です。
僕は、追加したスーパートゥイーターのネットワークに応用しています。
といってもまねごとに過ぎませんが、結果オーライです(w
2003.01.09. 現在