Feb 16, 2022
コロナ日記 1
さて、どこから書いたものか。
まず最初に、この記録は事象の終息後に書かれているものではない。
いま現在までに起きたこと、起きていることについて、忘れないうちに記録しておくために書いている。
人のためではなく、自分のためである。
何処に書くか迷っていたのだけど、取り敢えず、ここに書くことにした。
公開しなくてもいいんじゃないかと思ったんだけど、なんというかな、長年ブログなんて書いてきていると公開するのが自然ということがある。そういうのを隠すとなるとモチベーションが下がるようなのだ。病気である。
兆しは時々あった。
僕の職場の職員が、部署は違うけどコロナ陽性になったという知らせ。家族が陽性になって休んでるという知らせ。
そのまま、職場の中には侵入されることなく、時が過ぎる。
かなり心配したこともあったけど、ギリギリで持ちこたえていた。それが今回は違った。
今月上旬、職員が1人、職場で発熱し早退。その後、陽性の知らせ。
数日、何事も無く過ぎる。
11日、入院患者さんが1人、発熱。抗原検査で陽性。侵入された。
緊急会議招集。
感染拡大防止のため対応策を検討、病棟内のゾーニングを行っていく。
もともと、そういうことをするような作りに、うちの職場は出来ていない。建物の構造からして、そういうことには不向きにできている。そこを何とか区切りを入れて、危険区域と清潔区域を分けて、動線を作る。
1日目にやったことは、ほとんどそういうことだ。
一度ことが起きたら、総力戦になるというのが実感される。
最初の日は、いつかはあるかもと予想していたこと、覚悟していたこととはいえ、慌て焦る気持ちを押さえながら皆が動く。
前線兵士として動く看護師、指揮官たる医師、兵站を担う医療事務、ワーカー、薬剤師など。
各々が状況を伝達、共有し、知恵を出し合い、整理しながら、なんとか態勢をを確保する。
この時点で、どのように戦況が拡大していくかは予想が付かない。
ここまで書いてきて、思い出す。
僕はもともと、職場の状況を書くつもりでは、ないのだった。
個人情報だとか色々と最近は難しい。何でも書いていいことばかりじゃない。
僕は、自宅で起きていること、したことについて、書いておこうと思ったのだ。
そう最初に思ったのは、それこそ最初の患者さんが出た時だ。
日にちが開いたのは、多少の逡巡があったからだ。でもまあ、書いておくことにした。
後になったら書けない。忘れてしまうからだ。
最初の緊急招集は11日祝日。
そこから帰ってくるなり、女房が言った。
「あなたには、これからはYちゃん(長男)の部屋を使ってもらうから。Yちゃんとも相談して決めたから。」
なんとスピーディーなことか。
実は以前から、職場でコロナが拡大したらどうするか、女房と相談することはあった。うちは1人で籠れる空間は実質的に子供部屋しかない。ホテル住まいするかどうするか、などと話していたのだ。
帰ったら相談しなくてはと思っていたら、帰ったら既に結論が出ていた。すごい。
まず、以前からうちで行っていた感染対策について書いておく。
基本的に、家族全員で行っていたことだ。
外出を極力控える(外食は禁止、買い物の回数を減らし通販の有効活用、ストック食品利用など)。
必要な外出時には不織布マスク2重。
帰宅時には石ケンで手を洗うこと。
子供の登下校は、バス通学の感染リスクを避けるため、僕の出退勤に使う自家用車で送迎(出来ない日もある)。
ざっとこんな感じか。
以前は最も注意すべきリスクは中学に通う長男が他所からもらってくることだった。学校でもらうかバスでもらうか。実際、大事にはならなかったが学校のクラブで広まったことがあった。
その次のリスクは僕。
それが11日を境に逆転したということだ。
感染源に入って仕事しないといけないのだ。自宅に持ち帰る危険がある。
うちの11日からの新体制について書いておく。
生活空間のゾーニング。
子供部屋から必要な物品(教材やマンガ等々)を出して寝室に移動し積み上げる。寝室と言っても居住空間の中心に設えた畳空間で、リビングとそのまま空間を共有している。子供は其処やリビング、ダイニングで勉強するということだ。
子供部屋を僕の主な生活空間として借りる。
だから寝室空間にあった僕の布団を移動する。子供部屋のフローリングの床に敷いている。
移動ラインも出来る限り別にする。
僕は玄関から西側の子供部屋に至る廊下を移動。女房子供は東側からDK、リビングへの廊下を移動。
風呂は共有せざるを得ないので女房、子供の入浴後に僕が入る。
トイレも共有するので、全員使用前後に石ケンで手洗い。僕は手洗い等の後はペーパータオルを使うこと。
僕は自宅では、子供部屋以外ではN95マスクを使用。
子供の通学送迎に際しても、車内でN95マスクを使用し、換気する。
食事は子供部屋に運んで行う(食事は女房子供とは別ということ)。飲み水は、水筒に入れて子供部屋にもっていく。
子供部屋は、出勤する前に換気を行うこと。
僕が担当していた洗濯物干しを女房がすることになった。衣類を通じての感染を防ぐためだ。
他にも、みだりに家の中のものを触らない、ということになっている。
そんなこんなで、11日からこういう生活なのだ。
趣味のオーディオは我慢だ。
リビングに置いてあるスピーカーを鳴らす機会は殆どなくなった。
仕方がないので、Raspberry pi 3B+、piCorePlayer、USB DAC、ヘッドホンで組んだシステムを子供部屋に持ち込んで音楽を聴いている。
phile-webで日記にした奴だ。
こんなところで役に立つとは思わなかった。
https://community.phileweb.com/mypage/5010/
日記ではVolumioだけど、コンセント抜きだけで電源オフしたいのでpiCorePlayerになった。
24192UT1の電源からRaspberry Piの電源も取れるようにしたいと書いているが、日記をアップして暫くしてから工作して、出来るようになったのでコンセントは1つでよくなった。
Wi-FiでDaphileとつないでDeezerも自宅NASの音源も聴ける。
おかげで思ったほど不自由しない。
いや、不自由だけどさ。
当たり前のことしてるだけなんだよね。仕方ない。
そういうわけで、何か新しいことがあったら記録していこうと思う。
今は現状以上に感染拡大しないように願うのみ、なのだけど、オミクロンの感染力は桁外れだ、、、それを実感しつつある今日である。
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Caution!!!
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