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Mar 31, 2026
うちのDACの最近の状況について
過去に「Musician Pegasus R2R DACを入手した(12.01. 12.07. 追記)」というエントリーをアップしている。
http://blown-lei.net/endive/blosxom.cgi/audio_diary/20210521a.htm
5年前とは、うちのシステムの状況がいろいろ変わった。
ノイズ対策でデジタルデータ送信の精度は昔よりも上がったと思う。
結果、以前のエントリーに書いた内容と現在とでは、Pegasus R2R DAC の音の印象も変わった。そのあたりを書いておく方がいいのではないかと思って、上記エントリーに追記しようかと思ったけど、なんだか上手く書けなくて、すっきりしない。それでエントリーにしている。
ついでに、RME ADI-2 DAC のことも少し書いている。こっちも以前とは変わっている。
結果、取りとめない内容のエントリーなんだけど、取りとめない感じでDACを使ってるということなのかも。
5年前のエントリーでは、Pegasus R2R DAC は NOS(Non-Over Sampling)のほうがいいんじゃないかと書いている。
しかし最近は OS(Over Sampling)で使うことが多い。
というのも、44.1kHz のデータを受けることが増えて、それだと NOS だとやや粗っぽく感じるからだ。OS のほうが滑らかに聞こえる。
以前は、RME ADI-2 DAC の 44.1 の音はきつくなりがちということがあり、44.1 を受けるなら Pegasus でというのがあった。
しかし最近、うちの 44.1 の音質が向上して ADI-2 の音が聴きやすくなり、そういった役割分担がなくなっている。
敢えて言うなら、ADI-2 は精緻でHiFi、モニター的で、Pegasus のほうがそういった傾向が若干少ないような気がする。そうした印象は、大きく以前と変わらない。ただ、うちのノイズ対策が進んで、両者とも以前より音が良くなっている、というのはある。
ちなみに、44.1 は、Ras Pi 2b からUSB出力している。
最近はアップサンプリングは 384kHz 固定だ。
こちらは、apu2d4 からUSB出力。
それだと Pegasus では NOS と OS、本当に僅差で、ブラインドでは区別不可能だし、ブラインドでなくても、区別は難しい(いや、でも音源によっては OS の方がいいかな、ちょっと追記しておく)。
ADI-2 との聞き分けも難しくなり、音の違いは、ないとは言わないけど、どっちのどこがどうとか上手く説明できなくなる。
結果、384 については運用の差別化が難しい。音色の違いを聴きやすいのは、44.1 という気がする。
アンプのほうは個性、音質の差があって、やはり SM-SX100 は精巧精密で、Brooklyn Amp は若干音楽的かな。 しかし、そういったことをあんまり配慮しない適当な使い方になっている。あれ、今は何で何を鳴らしてたんだっけ、ということがある。
そんなわけで最近のシフトは、384、ADI-2、SX100、という経路と、44.1、Pegasus、Brooklyn、という経路で使うことが多くなっている。
2022年5月には、Pegasus、Brooklyn の組み合わせは良くないと書いていたが、今はそうでもなくなっている。
組み換えはケーブルの抜き差しがあるので、なにかで気が向いたときにということになる。
音源のサンプリング周波数、DAC、アンプ、と其々に2通りの選択があるので、8通りの接続法があるということになるので、時々替えてみている。そして変えっぱなしになって、今は何をどう繋いでたのだっけ、ということがある。
もしかしたら、分からなくなるのが面倒なので、あんまり接続を変えないということがあるのかもしれない。
ちょっと余談になるが、Pegasus は Yuho式アクティブアースがある方が良くて、ADI-2 は、何故か無い方が良さそう?、ということがあった。
ともに、COAX端子のGNDにつないで試していた。
Pegasus は音色がクリアになる気がする。
対して、ADI-2 の方は何故か、なんだか音のキレが悪くなる。音がにじむ。
ADI-2 はずっとDC入力に自作ノイズフィルター(といっても小さなコンデンサー1個だ)を付けて使っていて、以前は効いていたと思ったのだけど、もしかして今は外したほうが良くなっているのではないかと思い、外してみたら、少し音色がきれいな気がする。アクティブアースも良い方向に効き始めた、ような気がした。
しかしその後、アクティブアースを外すと音がきれいになる。どうも、やはり ADI-2 は付けないほうが良いのかな。
自作ノイズフィルターも戻してみる。判断が難しい。
ふと思いついて、ADI-2 の上に乗せている玉石の袋(けっこう前からそんなものを乗せていたのだ。あるほうがいいように思った記憶がある)を外してみる。更にインシュレーター(いつから使ってるか覚えていない。そんなに昔ではない。音はそんなに変わらないと思っていたが、、)も外してみる。
その上で、アクティブアースを使うと、悪くならない。1日たつと、良くなったような気がする。
自作ノイズフィルターは、以前から接続が緩くて抜けやすいので、これを機に外すことにした。音質に変化はないように思う。
そういう経過で、現在は両方のDACにアクティブアースがつながっている。
他のDACとして、SMSL の M500とM300SE があるのだけど、これらの出番はあんまりない。
MQA を聴くときと、何か他に特殊な用事があるときかな。
でも、ときに思わぬことで役に立つことがあるので維持している。
May 21, 2021
Musician Pegasus R2R DACを入手した(12.01. 12.07. 2026.03.31. 追記)
ネット上にはR2Rで768kHz対応という自作DACの記事がある。
以前から気になっていたけど、自作は手に余る。
それが先日、既製品でNOS R2Rで1536kHz対応というのがあると知った。
DACは数台あるし、安価とは言えないので迷ったが、入手した。
そもそもNOSだからR2Rだからどんな音になるとか決定的なものではないとは思うんだけど、R2R方式のDACは所有したことも聴いたこともないので。
MUSICIAN Pegasus R2R DAC
http://www.musician-audio.com/en/col.jsp?id=122
中国白雲区広州市の企業らしい。香港のすぐ近くだ。広東省深圳市からも近い。
10数万円とかでこんなん作るのは反則業だと思う。
amazonで購入手続きした後で気付く。
USBで1536kHz、それ以外で192kHzまでとamazonに記載があるけど、それって300、700kHz台は対応していないってこと?いや、まさか、、、
届いたamazonの箱を開けると、ダンボール箱が出てきて、それを開けたら製品の箱が出てくる。三重の梱包だ。
本体はずっしり重い。
脚は3つで前2後1なので背面にXLRケーブルを刺すときに揺れやすいので注意。筐体デザインの関係で右XLRケーブルの着脱が若干やりにくい。これは直してほしいところ。
テスト環境につなぎ、mpdサーバーにコマンドを打つ。
tc@box:~$ cat /proc/asound/card0/stream0
MUSICIAN USB HiRes Audio at usb-0000:00:10.0-1, high speed : USB Audio
Playback:
Status: Stop
Interface 1
Altset 1
Format: S32_LE
Channels: 2
Endpoint: 1 OUT (ASYNC)
Rates: 44100, 48000, 88200, 96000, 176400, 192000, 352800, 384000, 705600, 768000, 1411200, 1536000
Data packet interval: 125 us
Bits: 32
Interface 1
Altset 2
Format: SPECIAL DSD_U32_BE
Channels: 2
Endpoint: 1 OUT (ASYNC)
Rates: 44100, 48000, 88200, 96000, 176400, 192000, 352800, 384000, 705600, 768000, 1411200, 1536000
Data packet interval: 125 us
Bits: 32
とりあえず、よかった。まあ、変な心配しすぎだよね。
以下、レビュー等のアドレス。
Musician Audio Pegasus R2R DAC Review
https://soundnews.net/sources/dacs/musician-audio-pegasus-r2r-dac-review/
Measurements of Musician Pegasus R2R DAC
https://www.audiosciencereview.com/forum/index.php?threads/measurements-of-musician-pegasus-r2r-dac.18786/
Musician Audio Pegasus R2R DAC Review
https://headfonics.com/musician-audio-pegasus-r2r-dac-review/
MUSICIAN Pegasus R2R DAC
https://audiophilestyle.com/forums/topic/59435-musician-pegasus-r2r-dac/
メーカーサイトによるとエージングに1週間(300時間)かかるとのこと。しばらく使いながら通電継続する。
電源コードをつないだらスイッチを入れなくてもスタンバイ状態になり、それだけでもエージングは可能らしい。多分、スタンバイでもクロックが温まるように出来ているんだろうと思う。
とりあえずメインシステムにつないで出力してみたNOS 768kHzの音は、ADI-2 DACよりも暖かく柔らかい肌触りなのにメリハリがある。エージング前だしアンプも違うので単純比較はできないが。
2026.03.31. 今更ながら追記。
5年前とはシステムの状況がいろいろ変わった。
大きく変わったのは、ノイズ対策面で、デジタルデータ送信の精度は昔よりも上がったと思う。
結果、このエントリーに書いた時期と現在では音の評価も変わった。
5年前はNOSのほうがいいんじゃないかと書いているが、最近はOSのほうがいいと思う。
そのあたり、下記の新規エントリーで書いている。細かい音質のレビューにはなっていないが。
うちのDACの最近の状況について
http://blown-lei.net/endive/blosxom.cgi/audio_diary/20260331b.htm
さて、1週間たった。エージングも進んだ筈。
音はどうか、、、
NOSの設定で、音源は768kHz32bit。アンプはSM-SX100。
それが、、、ADI-2 DACと区別がつかない(w;)。
なんとなくPegasusのほうがまろやかで、なんとなくADIのほうが清涼感がある、ような気もするが、ブラインドで当てろと言われたら全く自信がない。いや、ブラインドでなくても、あれ、、、今、どっちを鳴らしてたっけ?と思って確認を要するような、そういう感じ。
音が同じじゃ使い分けも出来ない。
どうしたものかと思っていたら、更に数日で、もう少しだけ音が変わった。
音場が、広く深く、拡大したような感触。見渡しが良くなり余韻の響きがより細やかになった。
空気感があるというのか、湿度感というのか、独特の雰囲気がある。音の実体感の違いと言う方がいいのか、注意して聴いたら耳当たり、聴こえ方に差がある。
Pegasusu (NOS)は空気感、湿度感があり柔らかい。羽毛で優しく撫でるような心地良さがある。これは、嵌る人は嵌るんじゃないだろうか。
ADI-2はクールで硬質な鳴り方で、こういうのはモニター的という表現が当てはまるのだろうか。
以前、ADI-2の音について珊瑚礁の海のようなと表現したことがあった。潜るときは息を詰める。冷たい水のように聴く者を覚まさせるような鳴り方をする。それに対してPegasusの音は暖かい空気だ。優しい空気で包まれていて、大息をついても寝てしまっても問題ない。音源の性格によって、どちらが似合うかが違うように思う。楽音の明瞭さ、情報量、スピード感は同等で、クオリティの差は聴き取れないように感じるが、音像にまとわり付く余韻の質が違うという感じ。それらがどうリアリティに結びついているのかが、判断できない。これはもう比較試聴のスキル、経験が足りないとしか言いようがない気がする。
NOS設定を解除すると音色の感触が変わる。若干、ADI-2の音に近付く。比べるとNOSのほうがまろやかな音がする(まろやかと言っても緩い訳ではなく、キレは良い)。
昔、ΔΣ方式でNOS(アップコンバージョンOFF)で使えるというDACを一時所有し聴いたことがある。そのときのNOSの音は刺々しさがあり、うちでは使えないかな、と思った。
PegasusはむしろNOSのほうがいい。
OS有りがいけないというわけではないけど、硬めの音色になったときにはADI-2のほうが説得力が高い。
NOSのほうがPegasusの持ち味を生かせるのではないかと思う。
今回の試聴では、途中からAmazonで入手したセレクターでDACを切り替えていた。入手自体は1年前。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07R1661QH/
DACとアンプをつなぐケーブルの接続変更には時間が掛かり、聴いた音のイメージが薄れてしまう。
セレクターを使ったら切り替えは迅速になるけど、若干だが音が劣化する。DACの本領が発揮されないが、高品位なセレクターで対応となると現状では難しい。ケーブルの抜き差しで比べるしかない。
そんなこんなで、あれやこれやとやっているうちに、聴き比べも飽きたというか、、、根気が尽きた。
ほぼ同等のDACが2台になったでいいんじゃないかな、という気分に。
いや、ほぼ同等だが、、、
もしかしたらだが、メインのDACは代替りするかもしれない。
というのは、Pegasusは時が経つに連れて更に良くなってるような気がするからだ。デジタル系コンポのウォーミングアップには数週間かかることもある。もう暫く使いながら様子を見る。
さて、一息ついて、確認しておいた方がいいことを確認しておく。
まず、1536kHz PPAPを試す。
ncmpcpp上で「paused」になり音が出ない。何処がボトルネックなのかも分からない。今後の課題。
PPAPなしで1536kHzなら出来るのか、その辺りから試してみることになるだろうけど。
次は、アップサンプリングなしでどうなのかを試す。
R2R NOS、44.1/16で聴いてみる。
ADI-2 DACと比較すると、Pegasusのほうが聴きやすい、、かな?
ADI-2の音は硬さが強調されがちで、ときに聞き辛いときがある(libsamplerateによる音源のアップサンプリングによってそういう聞き辛さは減っていくのだが)。
Pegasus (NOS)の音は、そういう硬さが少ないような。じゃあOS有りだとどうなのかというと、意外とこれも悪くない。硬くなりすぎずに透明感が出てくるのでピアノなどは音源によってはこっちのほういいかもしれない。NOSだと少しふんわりした感じになる。何れにしても、耳馴染みが良い音がする。
しかし、そうは言っても、うちでは768/32にアップサンプリングして使う。
その方がよりリアルで高品位な音がするのは、Pegasus R2R DACもADI-2 DACも同じだ。
画像ではLEDの光が白く飛んでいる。実際はもっと赤い光だ。
768kHzのデータを入力すると48k、x2、x8のLEDが点灯する。
DACとアンプが2×2になって此処からどう組んでいくか、使いながら考えていこうと思う。しかし、どちらの音も捨てがたい感じ。簡単には結論が出そうにない。
2021.12.01. 追記。
Pegasus DACにPPAPで1536kHzにアップサンプリングしたデータを送っても鳴らないので、少し調べた。
PPAP back-endにsshでログインしデータ受信の設定。
上流から再生指示しても音が出ない。そのとき表示されるエラーを下記に記載。
tc@box:~$ /usr/local/bin/ncat -kl 4444 -e "/usr/local/bin/aplay -D hw:0,0 -M --period-size=2048 --buffer-size=16384 -t raw -f S32_LE -r1536000 -c2" aplay: main:642: bad speed value 1536000 aplay: main:642: bad speed value 1536000 aplay: main:642: bad speed value 1536000 ^C tc@box:~$
bad speed value、って何?ということでネット検索したら、aplayのソースに記述が。
https://fossies.org/linux/alsa-utils/aplay/aplay.c
Member "alsa-utils-1.2.5.1/aplay/aplay.c" (14 Jun 2021, 90204 Bytes) of package /linux/misc/alsa-utils-1.2.5.1.tar.bz2:
*snip*
644 if (tmp < 2000 || tmp > 768000) {
645 error(_("bad speed value %i"), tmp);
646 return 1;
647 }
*snip*
こんな感じ。「if (tmp < 2000 || tmp > 768000) { error(_("bad speed value %i"), tmp);(以下略)」と。
現状、aplayは768kHzまでしか受け付けないようだ。
aplayを使う以外で音声出力する方法はないのかとなると、調べてはみたけど見付からない。どうしようかなと思っている。
2021.12.07. 追記。
PPAPでダメならというので、MPDサーバーであるノートPCのUSB出力から直接つないでみた。
つまり、aplayがダメでもalsaなら通るんじゃないかな、ということ。
結果、音は出た。
しかし途切れ途切れな上にテンポが早くなって、まともな再生が出来ない。
設定等、以下のような感じ。
tc@box:~$ vi .mpdconf
resampler {
plugin "libsamplerate"
type "Linear Interpolator"
# type "Fastest Sinc Interpolator"
}
audio_output_format "1536000:32:2"
# audio_buffer_size "65536"
audio_buffer_size "130000"
buffer_before_play "80%"
tc@box:~$ cat /proc/asound/card0/pcm0p/sub0/hw_params
access: RW_INTERLEAVED
format: S32_LE
subformat: STD
channels: 2
rate: 1536000 (1536000/1)
period_size: 32768
buffer_size: 131072
tc@box:~$
アップサンプリング設定の負担を減らしても、まともな音が出ない。実際、topコマンドで見た感じMPD自体への負担はそんなに大きくないようだ。
MPDのログに以下のようなエラーが出る。
エラーが出ても問題ないこともあるけど、今回は無理である。
Dec 07 10:15 : exception: OutputThread could not get realtime scheduling, continuing anyway: sched_setscheduler failed: Operation not permitted
Dec 07 10:15 : player: Decoder is too slow; playing silence to avoid xrun

