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May 10, 2022
DVDドライブで聴くCDの音が良いような
うちではCDを聴くのにノートPCにUSB接続したDVDドライブを使っている。
ノートPCといってもTiny Core 64 / mpdをインストールしたPPAPフロントエンドだ。つまり音の出口はうちのメインシステム。
普段、CDはリッピングしてflacにしてNASに置いて鳴らしているんだけど、リッピングができていないときにDVDドライブを使って直接にCDから聴いている。
しかし使い始めた当初から、なんだかこれが音が良いような気がすると思っていた。
ブラインドで分かるとは思えないし、プラセボだろうと思っていたんだけど、その割には何時の間にかリッピング前にCDで聴いてみるということが増えてきた。単にリッピングが面倒だからという説明で納得していていいのか、、、そんなことを考えるようになった。
そういうわけで、ちょっと踏み込んで考えてみようという気持ちになったということだ。
差異があるのはPPAP Frontサーバーだ。
様相を表にしてみる。
mpdがどのように動いているのか、比較する。
strage plugin | input plugin | decorder plugin | output plugin | |
---|---|---|---|---|
Daphile / UPnP | curl | curl | pcm | pipe |
NAS / TCP IP | local | file | flac | pipe |
CD Drive / USB | udisks | cdio_paranoia | pcm | pipe |
mpdの前段の処理が三者三様で異なっていることが分かる。
plugin以外の要素も加えて図にする。

UPnPを使うときはupmpdcliが同時に動いている。topでみたらVSZ %VSZが大きくて、仮想メモリを1.5GBぐらい確保しているようだ。何に使っているのか分からないけど。
DaphileにUPnPのサーバーとコントロールポイントを宛てているのは、Daphileのコントローラーであるウェブブラウザがコントロールポイントというのはどうもしっくりこなかったからだ。ウェブブラウザとDaphileがUPnPでつながっているわけではないと思うので。
スマホアプリのSqueezerとか使ってコントロールする場合はどうなのかな、あれもUPnPとは違うのではなかったかと思うのだけど。

NASから鳴らす場合はnfsが働いているんだけど、昔の経験ではNASのマウントはけっこう重い。甘っちょろいNASはマウントの負担で動かなくなることがある。
UPnPを使う場合よりは図面がすっきりしている。

USB DVD/CDドライブを使う場合は、cdio、dbusあたりが働くのではないかと思うんだけど、よく分からない。しかし何が動いてるにせよ、アドレスの処理とかの負担が少ない分、たぶんLANを通すより軽いのではないだろうか。
mpcは軽いクライアントで殆ど無視できると思うので、LANはPPAP Middle Endへの出力にほぼ専念できるのではないか。
これだけ違ったら、音の良し悪しの判断はともかく、音が違っていたとしてもおかしくないということかな。、、、
いや、音が違っておかしくないということはない。
なぜ違うんだろうというのは疑問として残る。
同じデジタル音源で同じ再生機器であっても、OSで音が違う、再生ソフトで音が違うというのは、しばしば聞く話だ。
しかしデジタル信号としては同じものだ。
(うちはmpdでアップサンプリングするので厳密にいつも同じなのかと問われたら同じ計算してるとしたら同じ結果になるんじゃないかなとしか答えられないんだけど、ビットパーフェクトで鳴らす場合にも実際にそういうことであるわけで)
同じ信号でも音が違うというのは、アナログレコードだったら当たり前のことだと思ってしまう。
しかし、アナログ的に厳密に同じ環境にして鳴らした場合、音の聴き分けは難しいのではないだろうか。
デジタルのCDは、最初は同じCDは同じ音がすると言われた。
アナログはちょっとしたことで変わるけどデジタル信号は01で変わらないからと。
現実、そうは聞こえないと言ったら、機械が悪いとか聞く者の耳が悪いとか言われたものだ。
実際のところ、撲なんかは今でも、同じデジタル信号で同じ音がしないことに、どこか納得できない気分を抱えている。これは何なのか。若い頃に、デジタルは同じ音がしないはずが無いということを叩き込まれたせいなのか?
なんというかな、、、
あれだけ「同じ音だ」と言っていた人達は、今は何処で何をしているのか。
理屈は分からないけど同じ音がするはずがないんだよ、だってデジタル信号といったって電気っていうのはアナログな存在だからね、などと言っても、僕は何だかそれでは気が済まない。
そう、実際にすっかり同じ音が出るようにした上で、「ほら、ここまでのことをしないとデジタルで同じ音は出ないんだよ。あなたたちが言ってたことってすごく底が浅くていい加減で視野狭窄で考えも研究も足りなかったってことが分かったかい?」というふうに言ってやりたいのだと思う。
まあ、無理なんだけど。
デジタルだから同じなんて言ってたけど、今思えば底が浅くていい加減で視野狭窄で考えも研究も足りなかったと思う、と言ってるオーディオ関係者を見たことが無いので、そんな気分になるのかな。
今の状況は「コンポが良くないから音が同じにならないのだ」で済んでしまう。
ソフトで音が変わるなんて、どこかおかしい機械をお使いなんですね、とか。
それって昔と同じじゃんね?
いったいなにをうだうだいってるのか。
要するに、アプリだプラグインだを通すうちに音が変わるのは現実としてあっても理屈が伴っていなくて気持ちが悪いと言いたいのだろう。
ジッターが違うんだろうだけではいまいち足りない気がする。
アプリの違いによって、どのようなジッターが生まれ、どのようにして音に影響するのか、それが説明されないと分からない。
ここらはアナログ的な何かだろう。
というかデジタルな問題ではない。
ソフトウェアが動くことでコンピューターの中でアナログ的な何かが生じているはずだ。瞬間的にではなく、音に影響するぐらい持続的に生じていて、それがソフトウェアによって異なり、デジタル音声データに乗っかって転送され、DA変換の何処かに影響する。
そう考えないと、現実に起きていることの説明がつかない。
だってデジタル信号としては同じなのだから。
僕が思い付くのは、プラグインの動作に周期的に継続して現れる01の並びがあって、これに伴う周期的な電圧変動がクロックを揺らし周期的なジッターとなる、これがデジタル信号に乗って伝送される、周期的な変動だから音に乗る、とか。
まあ、僕なんかが出来るのはこんなふうに取り留めなく妄想じみた思考をすることばかりで、現実には研究できる人にしっかりやってもらうしかないわけだけど。
なんか、今回は要するに愚痴みたいな感じになった。どうなってんだろう。おかしいなあ、、、
Sep 30, 2010
ファイルオーディオ現状
久しぶりにオーディオ。
このエントリーは自宅外で書いてます。自宅では忙しなくて、まとまった文章は書けないので。しかし、そういった事情のため画像などはありません。できればアップしたいけど無理だ。
さて、最近の自宅のオーディオ状況ですが。
以前からの主力ソースはiTunes→AME→DACで再生するオーディオファイルです。ちょっとゆるい音質です。ファイルにも拠りますが、これはロスレスファイルでも同様です。
今まで、それでもいいかと思っていましたが、ちょっと残念な気分でした。
まあ、それでもまあいいか、と我慢できる程度の音質は確保されてるはずだ、と思ってたのですが。
ちょっとやっぱり我慢できないかな自分は、ということになりました。
今年の5月、メインマシンがPowerbookG4al/12inchから、MacbookPro/13inchになりました。
PBG4、ファン周りがおかしくなりまして騙し騙し使っていたけど限界かと。あと、Remote+iPod touchを使ってiTunesを操作できたらいいなというのもあって(結局、これは使ってないのですが)。
この機種変更に伴い、マック本体からのデジタル光出力が使えるようになりました。
と言いながら、すっかり失念してました。ネット上ではafplayの話題が上がって来ていましたが、自分に関係あることという目で見ていなくてスルーしていました。
多分、音質に拘るのはもっと先のこと、という頭があったのかもしれません。
9月、ツイッターのタイムラインに触発され一回繋いでみようという気になりました。
MacbookProの光出力をDAC(Odeon-Lite)に繋ぎafplayで音を出してみました。
とりあえずAME経由よりも音がいいと思いました。
というか、VRDSみたいな音という第1印象。
afplay以外では、X11+Wine+foober2000での再生、iTunesでの再生を試みています。これらの音質差は少ない。あまり比較試聴に時間が取れない状況ですが、僕には聴き分けられませんでした。
iTunesもMBProの光出力からだと侮れない音なんですね。
光出力からの音声出力はCore Audioからの出力のようです。
Audio MIDI設定というソフト(ユーティリティフォルダの中にあります)で、Core Audioのサンプリング周波数と量子化ビット数を変更できます。
単純に、これらの数値を大きくしたほうが音がいいと感じました。
低音質のファイルでも若干、音が良くなります。例えば128kbpsのmp3みたいな音源もアップサンプリングして出力してるみたい。これは、うちのDACが入力された信号のサンプリング周波数を表示できることからの推測です(ちなみにOdeon-liteは24bit/96kHzまで対応してます)。
そんなこんなで、VRDS25xsを復帰させました。
どうしたって、比べたくなります。
VRDS25xsで再生するCDの音質は、AME経由より数段よろしい。
音が流れ出た瞬間、求めるのはこの音だよという感触がありました。
家庭ユース利便性のために音源を一本化するというコンセプトで1年前にしまい込んだのですが、結局、CDプレーヤーがあった方が女房も使い易いらしい、ということで戻しました。
つくづく戻して良かった。
VRDS25xsの同軸出力の音と、MBProの光出力の音の比較は、十分な時間が取れないので出来ていません。
VRDSのほうが若干良さそうに聴こえる?でも自信は全くない。好みかも。
そういうわけで現在、うちのDACには3つのデジタル入力が繋がっています。
以下に羅列。
- MacbookPro:LAN→ AirMacExpress:光出力→ DAC
- MacbookPro:光出力→ AT-HDSL1:同軸出力→ DAC
- VRDS25xs:同軸出力→ DAC
AT-HDSL1というのは、オーディオテクニカ製のDDコンバーターで同軸と光を変換します。96kHz/24bitまで対応してるので、うちのDACにぴったり。
ジッターがどうなってるのかは気になりますが。
とりあえず、少しずつオーディオを再開したい。
時間がないなら、ないなりに。