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Dec 30, 2013
EACの覚書(2019年追記)
XPのサポートが終わるので7に移行。
これに伴いEACを再インストールしたんだけど、やっぱりいろいろ忘れてるので覚書にしておく。
2019.12月末に追記。今回は10への移行に伴いv1.3をインストールした。そのまま移行するにはHDDの容量が足りなかったので、7をクリーンインストールして10にアップデートしたので、EACも最初からインストールだ。
いろんなデータをバックアップしたけど、EACのプロファイルを持ち出すのは忘れていた。次から気を付けたい。
インストールについて。
こちらがダウンロードのページ。
http://www.exactaudiocopy.de/en/index.php/resources/download/
現在、サイトのトップに「最新の日本語版を 無料でダウンロードする。」と書いてあるボタンが表示されることがあるんだけど、これは「hao123という怪しいのとか抱き合わせにインストールするけどいいよね」という最悪なインストーラをダウンロードするサイトにリンクしている。最新の日本語版とか、よく分からない。
EAC単体のインストーラを本家のダウンロードページから簡単に落とせるので間違えないこと。
インストールに際して、音楽ファイルの保存形式を選択するウィンドウが出たりする。このとき選択しておけばたぶん後々面倒がない。僕はflacを選択している。
2019.12月末に追記。
ここでflacをインストールしたら、古いバージョンのflacがインストールされるようだ。つまりEACに同梱されているflacが古い。別途、新しいflacをインストールして、EACの設定で選択したほうがいいようだ。
flac.exeは32bitと64bitがある。EACは32bitアプリだけど、どちらでも機能するようなので64bitを使うようにした。若干エンコードが速いかな。
日本語化のページはこちら。お好みで。
http://sonicdisorder.net/eacinstall.php
最初のEAC起動の前にファイルを入れるということが書いてあるが、後からでも問題ない。再起動したら反映される。
設定。
ドライブオプション。
インストール直後だとギャップ検出がセキュアになってないので、これを直す。以前、設定がおかしいというエントリーを上げたが、どうもインストール直後のデフォルトはInaccurate(不精密)らしい。検出方法は僕はAを基本にしている。
取り込み方法の設定、ドライブのタグから読み出しコマンドの設定を行う。
オフセットのタグからAccurateRipを設定。
エンコードオプションの外部エンコーダタグを設定する。
インストール時にflacを選択しているからか、既に表示されている。
「追加のコマンドラインオプション」でファイルに書き込まれるタグの内容が設定されているので、これを自分の都合のいいように編集しておく。
僕の場合、CD単位のflacとcue sheetで保存すると決めているので、ARTISTやTITLEを「ARTIST=%albumartist%" "TITLE=%albumtitle%」に変更しておく必要がある。こうしておかないとflacファイルのTrack Titleというタグに、なぜかCDの2曲目の曲名が書き込まれる。2曲目がないCDだったら何も書き込まれない。
これが、mpdで再生するときクライアント上の表示に反映される。
意味もなく2曲目が表示されてるからといって再生自体の不具合はないけど、あんまり気持ちいいものではない。
ちなみにタグと書いたが、flacの場合はID3タグではなく、FLAC tagsとVorbis commentsに対応してるとのことらしい。必要ないならID3タグは書き込まない設定のほうが無難かもしれない。
2018.3.28、追記。
タグについて分かりやすく説明しているサイトがあったのでアドレスを記載。
FLAC形式のタグの混乱について
http://reika788.blog.fc2.com/blog-entry-8.html
2017.04.17、追記。
EACがバージョンアップして、エンコードの設定も多少変わったとのこと。
以下に、EACサイトのアドレス。
FAQ » Exact Audio Copy
http://www.exactaudiocopy.de/en/index.php/support/faq/
Which flags can I use in the external compression scheme “User Defined MP3 Encoder”?
http://www.exactaudiocopy.de/en/index.php/2007/03/15/which-flags-can-i-use-in-the-external-compression-scheme-user-defined-mp3-encoder/
mp3のエンコードということだけど、flacでもこの設定を同様に使用する。
versions 1.0 beta2以降、設定が変わったと書いてある。
この設定を「追加のコマンドラインオプション」に記載していないとエンコードしてくれない。
最低限、「-○ %source%」(○は圧縮率で0から8の数字で設定する)だけ書いていれば、エンコードしてくれる。しかし、それだけだと他のタグをエンコードしたファイルに書き込んでくれないので、他の設定も書き込んでおく方がいいと思う。
圧縮率の数値は、上げたら上げただけファイルが小さくなるわけではないようで、5あたりにしておくのが妥当らしい。
以下、参考サイト。
FLACの圧縮率・圧縮速度の傾向 - sgryjp.log
http://sgry.jp/blog/2016/09/17/3811/
藤本健のDigital Audio Laboratory:FLACとApple Lossless圧縮で、変換速度や圧縮率に違いはある?
http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/650133.html
2019.12月末、追記でうちの設定を覚書にしておく。
-V -T "ARTIST=%albumartist%" -T "TITLE=%albumtitle%" -T "ALBUM=%albumtitle%" -T "DATE=%year%" -T "TRACKNUMBER=%numtracks%" -T "GENRE=%genre%" -T "COMMENT=%comment%" -T "ALBUMARTIST=%albumartist%" -T "COMPOSER=%composer%" %haslyrics%?tag-from-file=LYRICS="%lyricsfile%"%haslyrics% -T "DISCNUMBER=%cdnumber%" -T "TOTALDISCS=%totalcds%" -T "TOTALTRACKS=%numtracks%" -T "PERFORMER=%albuminterpret%" %hascover%?picture="%coverfile%"%hascover% -5 %source%
メタデータオプションのfreedbタグではfreedbサーバを「http://freedbtest.dyndns.org:80/~cddb/cddb.cgi」に設定。日本語に強いということらしい。
2019.12月末、追記。
クラシック中心のリッピングになると不利みたい。最近はデフォルトで登録されている「http://freedb.freedb.org:80/~cddb/cddb.cgi」も使うことが多い。
だいたいこんな感じか。
Feb 25, 2013
Vine Mpd ppcについて覚書(7)というよりEACの設定について
前回はEACで作ったcue sheetがおかしいという話だった。
CDの読み取りの問題なのだろうと目星をつけ、EACの設定を確認してみた。
メニューの中に「Drive Options...」というのがある。
選択すると「これは重要なとこだよ」みたいな警告表示が出る。
これを閉じたら設定項目が表示される。
表示されるタブの中に「Gap Detection」というのがある。
ここの設定が、
Gap/Index retrieval method : Detection method B
Delection accuracy : Inaccurate
になってるのに気付いた。
いつこんなにしたのか記憶がないが、さすがにInaccurateはまずそうだ。
たまたま手元にあったCDを読み込んで、cue sheetだけ作ってテストしてみた。
PERFORMER "Wes Montgomery" TITLE "Full House" FILE "Range.wav" WAVE TRACK 01 AUDIO TITLE "Full House" PERFORMER "Wes Montgomery" INDEX 01 00:00:00 TRACK 02 AUDIO TITLE "I've Grown Accustomed to Her Face" PERFORMER "Wes Montgomery" INDEX 00 04:38:04 INDEX 01 09:11:62 (以下略)
INDEX 00 04:38:04、INDEX 01 09:11:62、、、やはり、酷い数字が出ている。
EACの「Gap Detection」の設定を以下のように変更。
Gap/Index retrieval method : Detection method A
Delection accuracy : Secure
同じCDを読み込んで、もう一度cue sheetを作ってみた。
PERFORMER "Wes Montgomery" TITLE "Full House" FILE "Range.wav" WAVE TRACK 01 AUDIO TITLE "Full House" PERFORMER "Wes Montgomery" INDEX 01 00:00:00 TRACK 02 AUDIO TITLE "I've Grown Accustomed to Her Face" PERFORMER "Wes Montgomery" INDEX 00 09:11:38 INDEX 01 09:11:62 (以下略)
問題のない数値が表示された。CDを正確に読み取っているようだ。
EACをちゃんと使えていなかったのが、INDEX 00の問題の原因だった。
多分、使用するドライブによっても、こうした結果は違ってくると思う。
今回、設定を見直したことで、今までのようなトラブルがなくなることを期待したい。
気になるのは、リッピングの設定が違ったら出来たファイルも違うのかということ。
データがきちんと取れていれば違わないはずだけど、どうもそこが心もとない。
実際にリップして、比べてみることにした。
前述した2つの設定で、1つのCDをリップしてみる。
それにしても、前者で8倍速出てたのが後者だと5、6倍速にしかならない。
それだけ正確を期してるってことなんだろうけど。
出来上がったファイルに違いがあるかどうか、Hash値というのを比べてみた。
HashMyFileというツールを使った。
MD5、SHA1、CRC32、SHA256、SHA-512、SHA-384、全て同一だった。
cue sheetは間違えていても、リッピング自体は正確に出来ていると思っていいかも。
たくさんのFLACをリップしなおさなくていいらしいので、ほっとした。サンプル1つで決めていいのかというのはあるが、まあ、今回はよしとしとく。
とりあえず、今回はここまで。