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Jun 14, 2016
オーディオ状況報告(2016.06.14.)
現在のオーディオシステムについて記録。
OMRON BY50S |
QNAP HS-210 | |||||||
buffalo LSW4-GT8NSB | --- LAN --- client PC (ncmpcpp/sftp/ssh) | |||||||
planex FX08-mini | ||||||||
planex FX08-mini | ||||||||
Raspberry Pi 2 piCore7.0 mpd 0.17.6 HiFiBerry Digi+ (COAX : DH LABS D-75) |
Raspberry Pi B+ Volumio 1.55 mpd 0.19.1 HiFiBerry Digi+ (TOS : SAEC OPC-M1) |
rosendahl NANOCLOCKS (Word clock:192kHz) |
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Kripton PB-500-2 |
TEAC VRDS-25xs (COAX > BNC) |
RME fireface UCX (TRS Phone > XLR : ZAOLLA ZSX-103M) |
Kenwood DP-5090 (TOS > audio technica AT-HDSL1 > COAX) |
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Sharp SM-SX100 (協和電線 5.5sq Cabtyre) |
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JBL 4425mk2 |
(Space&Time omni8) charge coupled network |
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FOSTEX T900A |
下流は変わらないが、上流がいろいろ変わっている。
以前はibookとmpdを使ったusbオーディオが中心だったんだけど、そこからRaspberry PiとVolumio、i2sボードを使った方法に移行している。
更に、最近はRaspberry pi2のRAMに音楽ファイルを丸ごと読み込んで再生するメモリ再生方式も取り入れている。 なかなかこれがいい感じだ。
NASからRaspberry piまでの間にはハブを3つ噛ましている。
これはジッター軽減を目指しての所作。
しかしメモリ再生が中心になってくると、あんまり意味がないということになるかも。
DACはfireface UCXに変更になっている。
これに伴って、以前にSRC2496に使おうとしてうまくいかなかったnanoclocksを復帰させている。中古だから壊れているかもと思っていたら、ちゃんと繋がった。しかし、効果のほどは不明だ。
SRC2496はシステムから外れた。
VRDS-25xsは、リッピングしていないCDをちょい聴きするときに使う。ちょい聴き用だからデジタル出力をSM-SX100のデジタル入力に入れている。あんまり推奨される使い方ではない。
DP-5090は子供用。VRDS-25xsを子供に使わせるのはCDがトレイに付いたりして危なっかしい。なんでSM-SX100のTOSに直接入力していないかというと、SM-SX100のセレクターが不調でTOS入力が選択できないからだ。同軸入力はBNCとCOAXがあるので変換したら何とかなる。
SM-SX100は本当にいいアンプだと思うんだけど、生産終了し何年もたったシャープに修理に出すのがちょっと不安な感じになってきている。
nmodeのアンプを入手すべきか、などと考えたりする。
追記。
4425mk2のセッティングについて書き忘れていた。
転居以降、地震対策の名目のもと、キャスターの上にスピーカーをセッティングしている。
当初はまともな音が出なかったが、現在はそこそこ満足できる音が出ていると思う。
セッティングの状況は以下のような感じ。
1cm厚御影石ボード+T900A |
0.5mm厚ゴムシート片 6枚 |
4425mk2 |
スピーカースタンドMST-40Hの天板 |
TAOC PTS-N 3個(スパイク受け) |
TAOC TITE-46GP 3個(スパイク上向き) |
3cm厚御影石ボード |
ベニア板積層積み上げ (間にスピーカースタンドMST-40Hの底板を含む) |
楽走くん(キャスターボード) |
床 |
結局、スピーカーの下に質量を詰め込んだ形になっている。
見た目は、客に見せられない。いつかなんとかしたいけど、、、
スピーカースタンドがお蔵入りかと思っていたら、天板と底板をネジを外して使うことになった。ベニヤ板を積んでなんとかしようとしたが、かさばる割に質量がない。比べたら鋳鉄板は相当重い。
しかしこれで俄然、音が引き締まる。
JBLのスピーカーは箱を鳴かせたほうがいいという意見をよく見るが、うちでは逆だ。エンクロージャーの上下を御影石と鋳鉄板でサンドして、箱鳴りを極力排除している。
エンクロージャーを鳴らさずに、その下のスパイクを上向きに使うことで、スピーカーからのエネルギーが下方に流れていくのを止めている、ということかな。
結果、不足気味だった低域がしっかり鳴るようになった。
スピーカーのエネルギーが、空気に伝わりやすく音に変換されやすくなったと思う。
以前はかなり絞っていたアッテネーターも、今は10時半~11時ぐらい。
つまり、過去に安定して鳴っていたときと同じ位置で使えている。
May 02, 2015
転居後の状況
転居後は試行錯誤を細々ながら続けている。
多少はましになってきてので記載しておこうと思う。
4425mk2のドライバーには可変式のアッテネーターが付いている。
これを絞ってみたところ、なんとなくいいバランスになる。強かった高音域が押さえられて、相対的にはっきりしなかった低域が強く出るようになった。

うちのサイトの過去ログを読むと、2007年頃にも絞って使っていたらしい。フローリングでよく鳴る床板の対策で試行錯誤していた時期で、キャスターを使っている現在とスピーカーの足回りの状況は似ているかもしれない。
その次の住居は床が固く、いつの間にか12時の位置になっていた。子供がいじっているということもある。
現在は9時の位置でも悪くない感じだ。
それ以上絞るとなると音質の劣化が問題になってくる。アッテネーターに使われている可変抵抗の影響が大きくなるのか、眠い音になるのだ。
そこで固定式のアッテネータを継いでみようか、などと考えている。
4425mk2はバイアンプに対応しているので、高域用の端子にだけアッテネータを付けるというようなことが出来る。固定式で音量を下げることが出来たら、可変抵抗アッテネータは開けることが出来る。可変抵抗の悪影響を減らすことが出来るはずだ。
スピーカーは部屋という空間の空気を制御する装置だ。
上手く鳴らすと室内の空気自体がひとつの生き物であるかのように動き始める。
聴覚的な宇宙を造成する装置だと言えるかもしれない。
オーディオという趣味について、音楽を聴いていないという指摘があるが、いつ頃からかそうかもしれないと思うようになった。僕にとって、オーディオという趣味のイメージは、ミュージシャンの音楽性を音源から引き出すことよりも、音源そのものが内包するイメージを現出させるニュアンスのほうが大きい。音楽性は個人的な感性だが、音源から情報を引き出し宇宙を現出させるのは物理学、電気工学の手法であり、つまり客観的に結果が自明なものだ。ベクトルが全く違うじゃないか。
いや、本来自明であるはずのものだ、と言うべきか。
コンポも音源もユーザーも多様で、一筋縄にはいかない。
オーディオと音楽鑑賞という趣味はしばしば同居していて、両者の比重はときと場合によって変わる。
音質とか関係なく音楽を聴いていることだってある。
転居して、部屋の容積が3倍以上になっているせいか、空気が簡単に動いてくれない印象を持っている。
スピーカーと音と僕、という感じなのだ。
空気自体が生命を持って踊るようにならないとオーディオは楽しくない。
いまひとつ物足りない感じがするのは、そうしたところから生じているような気がする。
でも、いずれなんとかしたいとこだ。
次に、スピーカーの下を見直した。
楽走くんの上に、当初は3mm厚のMDF板(これは転居前に床に傷がつかないようにスピーカー台の下においていたものだ)を敷き、その上に御影石のボードを置き、J1のコーン(S35S)でスピーカーを3点支持していた。
これだと御影石をはじくと若干だが高い音がして塩梅がよくない。
あと、若干だが床が振動していた。床が振動するのはよくない。ノイズ源だしスピーカーのエネルギーが無駄になっているという事だ。
まずホームセンターで合板を購入、カットしてもらって楽走くんの上に3枚重ねにした上に御影石ボードを置く。
現在はそれ以上は手を入れていないが、まあ、暇があったら何かまだ細工するかもしれない。
次にJ1をTAOCのTITE-46GPというのに変えてみる。
3個セットで1万円と比較的お手ごろ。重量級の鋳鉄の塊でTAOCらしい製品。
スピーカー2つなので2セット購入。
スパイクを上にして3点支持で使用。同梱されてるスパイク受け(これって多分、PTS-Nと同じものだね)をスピーカー側に使用する。
これが、表面を研磨してある御影石の上に乗せると案外すべる。スピーカーを押すとキャスターが動く前にインシュレーターがすべりそうな感じだ。
でもまあ、なんとかなるかな、、、
これで、だいぶマシになった。床の振動は減っている。
これは転居前からだけど、DACが代わった。
Odeon-lite から、RME Fireface UCX に変更した。
もともと録音用の機材なので、ちょっと最初は取り扱いに戸惑った。
アンプのSM-SX100に接続するためにTRS Phone-XLRの変換ケーブルが必要になったり、Windows機にソフトをインストールしてUSBケーブルで継いで設定をしないと音が出ないというのも、なかなか新鮮な体験だった。
設定をしてしまえば、あとはいい音を出してくれる。
転居前の時点で少し鳴らしたときはOdeon-liteより数段いい音が出るという感触だったが、転居後はいろんな要素が変わったので、いい音が出ているはずだから、ということで運用中だ。
デジタルトランスポートは、今は2台。
ともにRaspberry Pi B+ / Volumio 1.55だ。
1台からはUSB出力をRAL-24192UT1を通してSPDIF(COAX)をFirefaceに送っている。
もう1台はi2s出力をDACカード RBD-02+に送りアナログRCA出力をアンプに出している。
両者の音の違いは、今は検証しようという気にならない。
他に手を入れるべきところが多すぎるのだ。
あと、VRDS-25xsを復帰させた。
リッピングする間もなく聴きたいCDを聴けるように。これは勝手知ったる音がする。
SM-SX100のデジタル入力に直接つないだりして音質上は好ましくないとされていることをしてるが、この際まあいいか、という感じで使っている。気にしなければそんなに悪くない。
あれこれと手を入れるうちに音のほうは徐々に良くなってきた。
当初は欠落していた低域の量感やアタック感もそこそこ出るようになってきている。
臨場感も出てきている。
案外なんとかなるかも、と思えるようになってきた。
しかし、どういうものだろう。
久しぶりに振動の挙動についてあれこれ考えた。
昔、機械インピーダンスという考え方があるとネット上で教わった。
10年ほど前にもあれこれ考えてサイト上に書いたりしたんだけど、まとまった感じになっていない。
この場で多少整理しておこうかとも思ったけど、やはり自信がない。
機械インピーダンスについて検索したら、理解困難な数式が出てくる。
僕は高校数学で挫折した口なので、どうにもハードルが高い。そこで我流で解釈する感じになっていく。
そんなのブログなんかに書いていいものかどうなのよ、とか思う。
そんなわけで、現状報告で止めておく。
Apr 18, 2015
引っ越した
3月下旬に引っ越した。
その数ヶ月前からいろいろと家具や荷物の整理をして運べるものは運びする中で、この数ヶ月間はメインシステムは休眠状態だった。その間、雑誌の付録でしのいでいた。
4月中旬、ようやくメインシステムを梱包から解いてセッティングしたという状況。
環境は大きく変わるのでいろいろ設定しなおす必要があるとは思っていたが、やはり再生音は大きく変わった。
まず環境の変化。
以前は賃貸マンションのリビングに設置。
床はコンクリートにシートを張ったような構造で非常に固い。女房からは素足で歩くと頭に響く気がすると言われ不評だった。転居でかなり楽になったという。
広さは8畳程度で、そこにコンポや炬燵机その他を並べていた。
転居後。
実家のリフォームで2世帯住宅化。
床はコンクリートの上に板張りで、そこそこ固いがコンクリートそのもののようなことはない。
フロアは、20畳以上もあろうかという空間にリビング、DK、寝室のエリアが配置され境界がない空間。コンポの周囲は現在はほとんど何もない。
次にセッティングの変化。
以前はスピーカーをTAOCのスタンドに直置きして鳴らしていた。
現在はというと、いわゆる台車の上に乗せている。
台車というのは具体的には「楽走くん」という屋内搬送に使う道具で、転居に際して非常にお役立ちだったもの。
これの上に30kgの御影石ボードを置いて、その上にスピーカーを置いている。
トータルだと70kg程になると思うが耐荷重100kgということなので、たぶん大丈夫だ。
最初は御影石の上に直置きしてみたが、さすがにどうかという感じだったので今は手近のインシュレーターをかましている。
台車を使ってみようかと思った理由は地震対策だ。他の理由はない。
キャスターで支えるので、地震の際には横揺れを受け流し倒れない。直下型地震だと関係ないが、岡山という土地の特性から遠方の地震を想定し横揺れ対策でだいたいやれるだろうという判断。
音の変化はどうなのか。
セッティング当日は、ろくな音が出ない。アンプが目覚めるまで最低でも3日かかるからだ。
それを差し引いてもちょっといただけない感じだった。
しかし梱包を解いてセットするので体力を使い果たしたので、そのまま放置。
3日後、少しマシになってきたけど全く焦点が定まらない音なのでインシュレーターを使用。J1の黒いコーンとTAOCのステンレス製スパイク受けを組んで3点指示で受ける。
これで、かなりマシになった。
今の時点で一番気になることは低域が弱いこと。ほとんど聴こえない。アタック感もほとんどない。
中高域がそれなりに鳴っているのに対して、バランスが悪すぎる。
ボリュームを上げても、広い部屋の空間に吸い込まれてしまうのかエネルギー感が全く感じられない。中高域ばかりが大きく感じられて騒がしい。
キャスター使用にした時点で低域の弱さは予想はしていたけど、実際に聴くとここまでとは、と感じる。
もうひとつは、聞こえるはずの音が聞こえてこないということ。
ワルツ・フォー・デビーの、グラスがチャラチャラいうのが聞こえにくい。
あれがきこえないと臨場感が全くない。高域は出ているので聞こえていいはずと思うのだけど、何故か聞こえない。
部屋の音響が影響している可能性を考えている。なにしろ、リスニングポイントの背後が壁じゃなくて空間なのだ。コンポの左右も壁が斜めで、スピーカーからの1次反射がリスニングポイントに届かないセッティングになっている。
以前から考えたらありえない状況だ。
とりあえず、キャスター止めようかな、と思い出しているけど、そこは比較してからの判断とする方針。