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Dec 06, 2024

RoonとQobuzをやめた、他いくつか

前回のエントリーアップが8月末で、暫く間が空いた。
何もしてなかったわけではないけど、まあ、急いでエントリーにしてアップするようなものでもないというか。

9月中旬、ROONをオーディオシステムから撤去した。
昨年の夏に使い始めて、最初は色々試したが、音質上はあんまり使用する意味を感じられなかったので、徐々に使う機会がなくなって、月々2千円程も支払うし、使えたらライブラリの見え方も違うかなと思っていたQobuzがなかなか来ないし、なので当面、辞めることにした。
また使う機会が有るようなら再加入する。

そうこうしていたら、Qobuzが日本に上陸した。
10月下旬に、e-onkyoから引継ぎ登録して、無料お試し期間1か月使って、Deezerと比較。

まず、うちのLMSサーバーではQobuzとDeezerは共存できないことが分かった。サーバーがMac mini 2010で古いので非力なのかもしれない。両方のプラグインを入れていたら、音が出なかったり音質が劣化したりする。2択ということだ。

音源の数はDeezerのほうがやや多いかな、と感じた。
日本のポップミュージックは昔は圧倒的にSpotifyが強かった印象で、うちではこの分野はSpotifyに任せる気でいた。しかし最近、差が縮まってきている気がする。Deezer、Qobuzの比較だと、僕が比べた範囲では、Deezerのほうが幾分多かった。
他のジャンルの音源での比較となると、あまりに多いので、よく分からない。しかし、QobuzにはWalter Tignerや土取利行がないとかALM Recordsがないとか、若干、Deezerの方が多いのか、というのが個人的印象。チェックしていたら、DeezerからMark Nauseef の Gazing Point とか個人的に重要な音源が消えていたりお気に入り音源のリンクが切れているのに気付くとか、いろいろある。消えたり出たりするのはたぶん、どっちでもあることだ。なにしろ双方とも音源数は膨大なので、比較してどちらを選ぶという決定打にしにくいような気がする。

音質はうちのオーディオ環境ではDeezerのほうがいい。LMS上で異なるプラグインを使うので有り得ることだ。
Qobuzハイレゾのメリットは音源によっていろいろ。DeezerのCD同等音源と比較しても良いと言えるのは意外に少なかった。
2LのMQAはQobuzでもMQAだった。全部確認したわけではないけど。

Qobuzのウェブプレーヤー、ダウンロードサイトはレーベルで検索ができる。これはすごくありがたいが、完全ではない。まだDiscogsを使う意味はある。
検索は、Qobuzのほうが良さそうな気がする。なんとなくだが見え方、現れ方が洗練されている。しかしあくまで見え方の話だ。ウェブブラウザへの負荷が多いようなら音質に影響する可能性がある。
実際、ウェブプレーヤーの音はDeezerのほうがクリアで見通しがいい。これはノートPCにJBLのbluetoothイヤホンを使っての比較。

費用はDeezerのほうが安い。

総合的判断で、うちではストリーミングはDeezerを残すことにした。
つまりDeezerとSpotifyということで、以前と同じだ。Qobuzはユーザー登録を継続したままストリーミングのみ終了することができるので、音源のダウンロードと音源検索に使っていくつもり。ときに他にない音源があったりする。

12月初旬、LMSサーバーのFedora 39 (Mac mini 2010) を、41にアップグレードした。
参考にしたのは下記のサイト。
How to Upgrade Fedora 40 to Fedora 41
https://www.tecmint.com/fedora-upgrade-guide/

コマンドをうちのFedoraの.bash_historyから転記。

sudo dnf upgrade --refresh
sudo dnf install dnf-plugin-system-upgrade
sudo dnf system-upgrade download --releasever=40
sudo dnf system-upgrade reboot

sudo dnf upgrade --refresh
sudo dnf system-upgrade download --releasever=41
sudo dnf system-upgrade reboot

これでオーケー。LMSサーバーも問題なく動いている。

最近の試み?として、アップサンプリングせずに鳴らすというのを続けている。
PPAPも、Middle Endを使わずBack EndはRas Pi2という、先祖返りした構成で聞いている。
何故そんなことを始めたのか、自分でもよく分からないんだけど、メインシステムは現状で行きつく処まで行った観があるので、一種のフィールドリサーチみたいなものかもしれない。

うちのリファレンスの音(libsamplerateで384kHzにアップし3段階のPPAPでネットワーク分離)と比べたら、明らかに聴き劣りする。
聴いているうちに、この音をもう少し良くする方法は無いかと考え始める。
そこで、ネットワーク分離が出来るんじゃないか、と気が付いた。
現在、Middle Endに使っているapu2c4には、使っていないLAN端子が1つ余っている。ここからRas Pi2に伝送することでネットワークを分離できる。それが出来たら、家庭内LANの中を巡っている関係ないパケット(マルチキャスト、ブロードキャストのパケットは、ネットワーク全体に流れてネットワークオーディオの負荷、ノイズ源となる)を遮断できる。

と、こんなことを書いていながら、まだ手を付けていない。
そのうちやろうと思っている。

Posted at 19:21 in audio_diary | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: , ,

May 09, 2024

Raspberry Pi 3B+をRoon Bridgeにする

今年に入って、いつ頃からか正確には分からないのだけど、piCorePlayerが不調になった。
Deezer音源のMQAを、Daphileから変換せずにDAC(SMSL M500)に送って鳴らすために使っていたんだけど、それが出来なくなった。そして、LMSをDaphileからMac miniに移行しても、動かないままだ。
原因ははっきりしない。
代替をどうするか、Volumio 3、Album Player for Linux(これって、Ras Pi用はpiCorePlayerベースなんだね)を試したが、結局うまくいかなかった。

そういうわけで、roon bridge、mpdとupmpdcliを、最新のpiCoreにインストールすることにした。
piCoreは、piCorePlayerのベースになっているOSだ。うちでは昔から汎用していて、今はサブシステムのRas Pi2、Roon Bridgeに使っている。

まず、piCoreをダウンロード。3B+を使うことにするので、下記から落とす。バージョンは14.1。
http://tinycorelinux.net/14.x/aarch64/
http://tinycorelinux.net/14.x/aarch64/releases/RPi/piCore64-14.1.0.zip

imgファイルをmicroSDに焼いて、cmdline.txt にhost=pC141b3pと追記、config.txtを編集しイヤホンジャックを止めて、i2sを一応生かして、ラズパイに刺して電源を入れる。
無事、起動した。
sshでログインし、filetool.sh -bでsshの鍵を保存する。
以下、パーティションを拡張。2Gも足しとけばよかろう。

tc@pC141b3p:~$ sudo fdisk -u /dev/mmcblk0

The number of cylinders for this disk is set to 121008.
There is nothing wrong with that, but this is larger than 1024,
and could in certain setups cause problems with:
1) software that runs at boot time (e.g., old versions of LILO)
2) booting and partitioning software from other OSs
   (e.g., DOS FDISK, OS/2 FDISK)

Command (m for help): p
Disk /dev/mmcblk0: 3781 MB, 3965190144 bytes, 7744512 sectors
121008 cylinders, 4 heads, 16 sectors/track
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes

Device   	Boot StartCHS	EndCHS    	StartLBA 	EndLBA	Sectors  Size Id Type
/dev/mmcblk0p1	128,0,1 	1023,3,16     	8192 	139263 	131072 64.0M  c Win95 FAT32 (LBA)
/dev/mmcblk0p2	1023,3,16   1023,3,16   	139264 	172031  	32768 16.0M 83 Linux

Command (m for help): d
Partition number (1-4): 2

Command (m for help): n
Partition type
   p   primary partition (1-4)
   e   extended
p
Partition number (1-4): 2
First sector (16-7744511, default 16): 139264
Last sector or +size{,K,M,G,T} (139264-7744511, default 7744511): +2G

Command (m for help): w
The partition table has been altered.
Calling ioctl() to re-read partition table
fdisk: WARNING: rereading partition table failed, kernel still uses old table: Device or resource busy
tc@pC141b3p:~$ sudo reboot

tc@pC141b3p:~$ Connection to 192.168.1.27 closed by remote host.
Connection to 192.168.1.27 closed.
ab@fedora-pb650g1:~$
ab@fedora-pb650g1:~$ ssh tc@192.168.1.27
tc@192.168.1.27's password:
   ( '>')
  /) TC (\   Core is distributed with ABSOLUTELY NO WARRANTY.
 (/-_--_-\)       	www.tinycorelinux.net

tc@pC141b3p:~$ sudo resize2fs /dev/mmcblk0p2
resize2fs 1.46.5 (30-Dec-2021)
Filesystem at /dev/mmcblk0p2 is mounted on /mnt/mmcblk0p2; on-line resizing required
old_desc_blocks = 1, new_desc_blocks = 1
The filesystem on /dev/mmcblk0p2 is now 524288 (4k) blocks long.

tc@pC141b3p:~$

以上で、パーティション拡張終了。

次にntpclient.tczをインストールしようとしたら、リポジトリに置いていない。
http://tinycorelinux.net/14.x/aarch64/tcz/
どういうことかと思ってdateコマンドを打ってみた。

tc@pC141b3p:~$ date
Mon May  6 12:56:11 UTC 2024

どうやらUTCで正確に動いているような。ntpは要らないのかな。

さて、Roon Bridge化する。
https://help.roonlabs.com/portal/en/kb/articles/linux-install

インストーラー使用を推奨ということなんだけどpiCore、Tiny Coreは特殊なのでマニュアルインストールを選択。
libasound2が必要ということだが、説明を読むと、alsaの1.0.27以上が必要と読み替えていいらしい。これはリポジトリにある。
ということでインストール。
関連するソフトも同時に大量にインストールされる。
スクリプトを動かすのにbashが要るので、これもインストールする。ついでになんとなくcurlも入れる。

tc@pC141bp:~$ tce-load -wi alsa.tcz alsa-utils.tcz alsa-plugins.tcz
tc@pC141bp:~$ tce-load -wi bash-dev.tcz bash.tcz curl.tcz

Roonのサイトには、下記3つのRoon Bridgeが用意されている。
Roon Bridge (x64)
Roon Bridge (armv7hf)
Roon Bridge (armv8)

Raspberry Pi 3b+にはarmv8用を使う。piCoreのホームディレクトリにダウンロードし、展開する。

tc@pC141b3p:~$ wget https://download.roonlabs.net/builds/RoonBridge_linuxarmv8.tar.bz2
Connecting to download.roonlabs.net (172.67.14.113:443)
saving to 'RoonBridge_linuxarmv8.tar.bz2'
RoonBridge_linuxarmv 100% |*******************************************************| 17.1M  0:00:00 ETA
'RoonBridge_linuxarmv8.tar.bz2' saved
tc@pC141b3p:~$ tar jxvf RoonBridge_linuxarmv8.tar.bz2
#---- snip

tc@pC141b3p:~$ ls
RoonBridge/                	RoonBridge_linuxarmv8.tar.bz2
tc@pC141b3p:~$ ls RoonBridge
Bridge/   RoonMono/ VERSION   check.sh  start.sh
tc@pC141b3p:~$

チェックスクリプトで使えるかどうか確認する。

tc@pC141b3p:~$ sudo RoonBridge/check.sh

Checking to see if RoonBridge can run on this machine
	Checking for Binary Compatibility                        	[   OK   ]
	Checking for ALSA Libraries                              	[   OK   ]
STATUS: SUCCESS

tc@pC141b3p:~$

使えそうだ。

tc@pC141b3p:~$ rm RoonBridge_linuxarmv8.tar.bz2
rm: remove 'RoonBridge_linuxarmv8.tar.bz2'? y
tc@pC141b3p:~$
tc@pC141b3p:~$ sudo vi /opt/bootlocal.sh

ダウンロードしたtar.bz2ファイルはここで削除する。
piCore起動時にRoonBridgeが起動するように、bootlocal.shを編集。下記、追記。

/home/tc/RoonBridge/start.sh start

tc@pC141b3p:~$ filetool.sh -b
Backing up files to /mnt/mmcblk0p2/tce/mydata.tgz Done.
tc@pC141b3p:~$

filetool.sh -bで、状況を保存。
RoonBridgeが50MBぐらいあるので、数10秒かかる。しかし、他の置き場がないかといっても難しい。というのは、Roonのアップデートがかかる筈なので、filetool.sh -bで保存できない場所に置いたら後で困るから。
結局、ホームディレクトリがいいだろうということになる。

tc@pC141b3p:~$ sudo reboot
tc@pC141b3p:~$ Connection to 192.168.1.27 closed by remote host.
Connection to 192.168.1.27 closed.
ab@fedora-pb650g1:~$
ab@fedora-pb650g1:~$ ssh tc@192.168.1.27
tc@192.168.1.27's password:
   ( '>')
  /) TC (\   Core is distributed with ABSOLUTELY NO WARRANTY.
 (/-_--_-\)       	www.tinycorelinux.net

tc@pC141b3p:~$
tc@pC141b3p:~$ pstree
init-+-bootlocal.sh---start.sh---mono-sgen-+-2*[mono-sgen]
 	|                                 	`-processreaper
 	|-sh
 	|-sshd---sshd---sshd---sh---pstree
 	|-udevd---2*[udevd]
 	`-udhcpc
tc@pC141b3p:~$

pstreeで、mono-sgenと表示されるのがRoonだ。ちゃんと起動している。

しかし、音が出ない。

tc@pC141b3p:~$ aplay -l
**** List of PLAYBACK Hardware Devices ****
card 0: AUDIO [SMSL USB AUDIO], device 0: USB Audio [USB Audio]
  Subdevices: 1/1
  Subdevice #0: subdevice #0
tc@pC141b3p:~$

DACは認識しているようだ。

なにがいけないのだろう。alsa-plugins-dev.tcz、alsa-utils-locale.tczもインストールしてみたが、音は出ない。USBケーブルを変えてみたりしたが、関係ない。
サブシステムのRas pi2からは、Roonで音が出ている。3b+との違いは、i2sかUSBか、ということだ。
でも、そんなところが関係するかね、、、

DACを替えてみる。M500からADI-2 DACに。
音、出るじゃん。
M500も、apu2からのUSB出力を受けたら音が出るのだ。なぜか、Ras Pi3b+からだと音が出ない。

pegasusはどうだろう。

tc@pC141b3p:~$ aplay -l
aplay: device_list:277: no soundcards found...
tc@pC141b3p:~$

USB端子を挿しても、認識していない。
スイッチをオン・オフしてみる、、、認識した。音も出る。

tc@pC141b3p:~$ aplay -l
**** List of PLAYBACK Hardware Devices ****
card 0: Audio [USB HiRes Audio], device 0: USB Audio [USB Audio]
  Subdevices: 1/1
  Subdevice #0: subdevice #0
tc@pC141b3p:~$

DACの名前が出ていない。まあ、中華DACだもんね。
M500もスイッチをオン・オフしてみる。
piCoreが落ちた。
再起動だ。
音が出た。USBってのはいろいろと微妙だね。

しかし、取り敢えずこれで、3b+をRoon Bridgeにすることに成功した。MQAサンプラーCDからリッピングしたMQAを再生できる。
RoonはDeezerには対応していないので、次は、これにmpdを組み込んで、UPnPレンダラーにする。そうすればLMSサーバーからDeezerのMQAを送信できる。
それが、いつ頃になるかは、分からないが。

あれ、もしかしたらvolumioもスイッチのオン・オフで使えたのかもしれない。まあ、いいや、piCore運用の方向でいこう。

Posted at 22:10 in audio_diary | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: ,

Apr 05, 2024

Mac mini (2010 mid)でFedoraが動くようになったので

3月28日に僕はDeezer Premiumのユーザーになり、ProBook 430 G5のLMSでDeezerの音源を聞けるようになった。まあ、聞けるようになったといっても簡単だったわけではなくて、Deezerプラグインに「arl」というのを書き込む必要があった。

logitech FORUMS Search Result : deezer
https://forums.slimdevices.com/search?q=deezer&searchJSON=%7B%22keywords%22%3A%22deezer%22%7D

logitech FORUMS ANNOUNCE: Deezer Local plugin
https://forums.slimdevices.com/forum/user-forums/3rd-party-software/1686739-announce-deezer-local-plugin

How to Get Your Deezer ARL?
https://www.dumpmedia.com/deezplus/deezer-arl.html

これらを参考に、Firefoxから長い文字列をコピーし「ARL token」の小さな窓に書き込んで、めでたく音が出た。それが28日だったか29日だったか、はっきり覚えていない。どっちでもいい話だ。

さて、この時点ではまだ、サーバーをどれにするかは決まっていない。
Mac mini (2010 mid) の処遇が、定まらないのだ。

Mac mini (Mid 2010)
https://support.apple.com/ja-jp/112588

まず、手持ちの古いノートPCたちは何処かしら故障があるのが多いが、Mac miniは無傷だ。スペックもさほど見劣りしない。それにHDDを抜くのが簡単ではない。僕は中古屋にPCを売るときは内蔵ストレージは抜いて持っていくのだけど、かなり深いところまで掘らないといけない。つまりMac miniは中古屋に売りにくい。前向きに処分する気になれないのだ。
そうした理由に加えて、昔のMac miniは音がいいという話を読んだことがある。できれば確かめたい。

Mac miniには古いデータや使わなくなったソフトが沢山残っていて、そのまま使う気にもなれない。この際なので、デュアルブートにしてみよう。厳密じゃないが、OSによる音質差を比較できる。

rEFIt ~ 複数のOSの中から起動するOSを選択する(Intel Mac 用) | Basic Werk
http://basicwerk.com/blog/archives/817
MacMini に Ubuntu をインストール: rEFIt のインストール
http://ubuntu-on-macmini.blogspot.com/2011/01/refit.html

rEFIt - An EFI Boot Menu and Toolkit
https://refit.sourceforge.net/

macOS をダウンロードしてインストールする方法 - Apple サポート (日本)
https://support.apple.com/ja-jp/102662

まずは、Yosemite 10.10をダウンロードしてクリーンインストールしようとしたら、大きすぎてDVD1枚に焼けない。Lionもぎりぎり焼けない。片面2層に書き込みできるDVD-ROMが要るらしい。うちにはない。
Mac mini購入時に付属していたSnow LeopardのインストーラーDVDをあちこち探して引っ張りだし、HDDを4つのパーティションに切って、インストール。
雪豹の起動画面、派手だなー。

続いて、rEFItをインストールする。
ふつうにSafariでrEFItのサイトにいってダウンロードしようとしたら、セキュリティの関係でアクセスできない、といわれる。どういうつもりだ、Safari、雪豹。
しかたがないので他のPCのFirefoxでダウンロードして、それをUSBメモリにコピーして、それをMacに挿してインストールした。

続いてFedoraをインストール。順調にデュアルブートになるかな、と思ったら、雪豹で起動できなくなった。というか、OSの選択が出来ない。電源を入れたら、rEFItの画面が出ず、そのままFedoraでブートする。
なんでこうなったか、よく分からない。

全部入れ直し?、えええ。。。

そういうわけで、Mac miniはFedoraで動くようになった。sshによるログイン、リブートも出来る。
結果として、むしろオーディオサーバーの用途に適う動き方になった。とはいえ、デュアルブートできなくなったのは残念だ。

これにLMSをインストールした。やり方は前回エントリーと同じである。
なんだか音がいい様な気がする。もしかしたら、文鎮のように重いアルミ筐体が効いているのかもしれない。

これでLMSが2台になった。
音質の比較ができるかと思ったが、2台だと音が出ないとか不具合が出てきた(Daphileで問題なかったのは幸運だったのかね)。
しかし、ほんとうにLMSが増えたのが原因なんだろうか。
Deeaerのサービス利用・販売約款(なんでかDeezer HiFi用のままだけど)を読み返してみる。

https://www.deezer.com/legal/cgu

「Deezer HiFiサービスの音楽カタログ及び本件サイトのプレイリストにある楽曲をオフライン時にも聴くことができるようにするため、許可された3台の機器(ポータブル又は非ポータブル機器)に一時的にダウンロードすることを目的とした無制限アクセス」と、ある。

3台というのが、ひっかかっている可能性はないか。
僕はスマホにもDeezerをインストールしている。PCのWebプレーヤーを開いていることもある。考えてみたら、WiiMでも使うことがある。
これらにLMSが加わったら3台を超える。

いや、3台というのが、同時に3台、という意味とは限らない。Deezerには、アカウントがリンクしているデバイスを確認できる場所がWebプレーヤー上にあるのだ。リンクって何なのかは、よく分からないのだけど、「最大3台のデバイスとリンクできます」と表示があるので、約款に書いてあることなのだろう。
今現在使っているデバイスが表示される、というものではないらしい。過去に使ったデバイスが、全て表示されるというものでもないようだ。

Spotifyには、このようなものはない。機器の数の制限は、探したが見つからなかった。
だったら、Spotifyで、2台のLMSを運用できるかどうか、確認してみてもいいのではないか。

2つのLMSサーバーで、Spotifyを交互に操作してみた。
音は普通に鳴る。、、と思っていたら、挙動が少しおかしい。停止ボタンが効かない。ああ、そういえば、Daphileを2台で使ってるときにこれってよくあったっけ(忘れていた、、)。
どうも、通信状態が良くないと起きるような気がする。
やっぱり、1台で使うのがいいんだろうな。

しかし音の比較はしておきたい。

まず、Mac mini WiFiと、430 G5 LAN。これだとMac miniのほうが、音の厚み、重なり、透明度、深みがあって、あらが見えやすい。
次、Mac mini LAN。若干、430 G5 LANに近付いた。
430 G5 LANを聴き直す。ある意味、穏やかで聴き易いんだけど、ハイファイからは離れる気がする。
結果、Mac mini WiFiを選択することにした。

さて、Mac miniにroonもインストールしよう。

mkdir Roon
cd Roon
wget https://download.roonlabs.net/builds/RoonServer_linuxx64.tar.bz2
tar jxvf RoonServer_linuxx64.tar.bz2
sudo ./RoonServer/check.sh

Checking to see if RoonServer can run on this machine

	Checking for Binary Compatibility                        	[   OK   ]
	Checking for ALSA Libraries                              	[   OK   ]
	Checking for ffmpeg or avconv                           	which: no ffmpeg in (/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/var/lib/snapd/snap/bin)
which: no avconv in (/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/var/lib/snapd/snap/bin)
 [ FAILED ]
	Checking for the mount.cifs command                      	[   OK   ]
	Checking for libicu                                     	which: no icuinfo in (/usr/local/sbin:/usr/local/bin:/usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin:/var/lib/snapd/snap/bin)
 [   OK   ]
	Testing ulimit -n 8192                                   	[   OK   ]

STATUS: FAILED

ffmpeg or avconv が、必要だ。インストールする。

[ab@fedora Roon]$ sudo dnf install ffmpeg
メタデータの期限切れの最終確認: 3:39:36 前の 2024年04月02日 04時35分28秒 に実施しました。
引数に一致する結果がありません: ffmpeg エラー: 一致するものが見つかりません: ffmpeg [ab@fedora Roon]$ sudo dnf install avconv メタデータの期限切れの最終確認: 3:39:09 前の 2024年04月02日 04時35分28秒 に実施しました。
引数に一致する結果がありません: avconv エラー: 一致するものが見つかりません: avconv

そうだった。Fedoraってそんなだった。前はどうやってインストールしたんだっけ、、、
まあ、いいか、、動かしてみよう。

[ab@fedora Roon]$ sudo ./RoonServer/start.sh &

00:00:00.001 Info:  get lock file path: /tmp/.rnsgem0-
00:00:00.023 Info:  GetLockFile, fd: 36
00:00:00.023 Info:  GetLockFile, res: 0
00:00:00.023 Trace: Nope, we are the only one running
Initializing
Started
Running

まじか。ffmpegやavconvがなくても動くようだ。使えるんだろうか。

タブレットからアクセスしたら、roonサーバーがないよ、と出る。
やはり無理かと思ったら、よく見たら他のサーバーを探すか?、と表示されているのでクリックしたらアクセス出来た。
つまり、前のサーバーが止まったら、新しいサーバーに切り替える手続きが必要らしい。
roonへのログインから、あれこれ手続き、サインイン。

でも、そこからが大変で、roonって、やっぱりなんだかすごく分かりにくい。
設定のあちこちにトラップが仕掛けられているように感じる。まあ、慣れた人には分かるんだろうけど、セッティングなんて一度やったらずっとしないので、以前に何をどうやったかなんて忘れている。
なんというか、感覚的に使ってほしいんだろうけど、僕の感覚から外れている。

NAS音源は、Roonのcifsではなく、Fedoraにnfsでマウントしたのをローカル音源扱いして設定した。これがいいのかどうかは、分からない。
このNAS音源の読み込み、ライブラリの構築が、これがとてつもなく時間がかかるんだね、忘れていた。負荷が大きいからだろうか、Roonサーバーに加えて、LMSサーバー、NAS共々、使えなくなった。音が途切れるのだ。使える音源は、WiiM経由のDeezer、Spotifyのみとなった。
しばらくは辛抱、と思ったが、、、

結局、Mac miniのRoonは使用に至らなかった。
なぜか分からないが途中で落ちて、以降、起動しなくなった。
ffmpegやavconvがないからかな、わからない。Roon、アンインストール。

RoonサーバーはProBook 430 G5に戻った。こちらでは既にライブラリは構築されているので、直ぐに戻せた。

そういうわけで、WiFiで、両者の使用を再開した。LANケーブルはごちゃごちゃしていて邪魔気だし。

だけど、どうも繋がりにくいみたいで、LMSは次の曲に移るところでちょくちょく途切れる。
Roonのほうは曲が途中で途切れて、ネットワークのスペックが低いという警告が出た(英語で数秒で消えたので、細かいところは分からないけど、そういう内容だ)。
早々に共々、有線LANに戻すことになった。

戻してみたら、Mac mini LMSの音は、Daphileで鳴らしていた時よりも良くなった気がする。
Daphileでいつも特定の場所で音飛びしていたDeezer音源が、ちゃんと再生されるようになった。

Daphileのサーバーに使っていた機体は2台とも故障、不調があって、これを機に中古屋に引退である(部品取り用ジャンクとして引き取ってくれた)。ああ、こういうとこが原因だったのか、と思ったが、考えてみたらウェブの通信にmysqueezebox.comが噛んでいたことも関係していた可能性はある。確かめようがないことだが。
ともあれ、今回の機種変更で、以前より安定したということだろう。

一方、Roonの430 G5はサーバーとして使いやすいというわけではない。

一番目の問題は、ディスプレイを閉じたままだとOSが起動しないことだ。つまり、OSを再起動するたびに棚の底から引き出して、開けないといけない。Roonサーバーは基本、動かしっぱなしで、滅多なことでは再起動しないので影響は少ないんだけど、不便は不便だ。
実は、こういうノートPCは初めてな気がする。仕様なのか故障してるのか他の原因なのか、分からない。

そして、RoonがFedora OS起動時に起動しない。
Roonの説明ではOS起動に併せてRoonも起動する筈だと、今回、気付いた。それとは異なる挙動だ。Roonはrootで起動するのが関係しているかもしれない。

あと、ターミナルからのRoonの起動が簡単ではないことが分かった。以前は簡単だと思っていたんだけど、何故、簡単に出来ると思ったのか、今となっては分からない。sshでサーバーにログインして起動するんだけど、以前は出来たと思ったことが出来ないことに気付いた。
現在は、ちょっと裏技っぽいというか、邪道な気がする手法で起動している。洗練とかけ離れた、猿が思い付いたような手法で、ここに書くのは憚られるようなものなので書かないでおこうと思ったが、書いておく。

[ab@fedora2 ~]$ sudo /opt/RoonServer/start.sh
[sudo] ab のパスワード:
00:00:00.033 Info:  get lock file path: /tmp/.rnsgem0-
00:00:00.177 Info:  GetLockFile, fd: 36
00:00:00.177 Info:  GetLockFile, res: 0
00:00:00.178 Trace: Nope, we are the only one running
Initializing
Started
Not responding
has mp3float: 1, aac_fixed: 0
Running
^C
[ab@fedora2 ~]$

まず、ここまで。
コントロール+Cキーでコマンドから離脱したら、Roonも止まる。
これは、コマンドによるRoonの起動にパスワードが必要な動作で、パスワードを打ったab(私)が離脱したら、コマンドによる動作(Roon)も止まるという感じ。

ここで、さらにコマンドを打つ。
今度はコマンドの末尾に「&」を付けて、abが離脱出来るようにする。

[ab@fedora2 ~]$ sudo /opt/RoonServer/start.sh &
[1] 2290
[ab@fedora2 ~]$ 00:00:00.001 Info:  get lock file path: /tmp/.rnsgem0-
00:00:00.024 Info:  GetLockFile, fd: 36
00:00:00.024 Info:  GetLockFile, res: 0
00:00:00.025 Trace: Nope, we are the only one running
Initializing
Started
has mp3float: 1, aac_fixed: 0
Running
^C
[ab@fedora2 ~]$ top

sudoのパスワードを1回打つと、15分間は打たなくてもsudoが通るようになる。
ここでRoonを動かすコマンドを打つと、abによるパスワード打ち込み無しにRoonが動く。ここで、abがコントロール+Cキーで離脱しても、Roonはrootが引き継いだままで動きつづける。
そんな感じ。

こんなんでいいとは、あんまり思えない。今後の検討課題だ。でもなんか、Roonはこのままになるかもしれない。そんなに困らないし。

とりあえず、ごちゃごちゃしてるが、経過の記録。

Posted at 22:44 in audio_diary | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: ,

Aug 30, 2023

I try Roon on Linux

最近、roonを試している。
無料お試し期間は2週間しかないので、なかなかきびしい。あと1日、と表示されていたのが、突然消えてお試し終了したので、結局、月払いで延長になった。
試してみようと思った理由は、ここ数年のネット環境の変化が影響しているんだけど、それは後述。

ここでは、roonとdaphileを比較してみる。
比較する意味があるのかというのはあるが、せっかくなので比較してみる。
音質の比較は、していない。というか、まだする暇がない。だから使い勝手のみの比較である。

しばらくの間、新しく気付いたことや分かりにくいところの修正を、追記していくことにした。
そんなに大したことは書かないと思うが。

roon daphile
インストール

基本的にはアプリケーションを使いたい環境にインストールして使う。
うちではLinuxにインストールした。
https://help.roonlabs.com/portal/en/kb/articles/linux-install

coreは、ノートPCに繋いだUSB HDDに最新のFedora OSを入れて、そこにroon coreをインストール。これはroonが提供しているインストール用のスクリプトを使った。
roon bridgeはRas pi 2bにインストールしている(追記:OSはpiCore13.1)。これは「Roon Bridge (armv7hf)」の圧縮ファイルをダウンロードし展開しただけだ。
roonのサイトで説明されているとおりに環境を整えた上で、ダウンロードして好きなところで展開するだけでいいので、なんだこの簡単さは、と驚いた。
実は、coreもそれでいいらしい。

roonの起動はcuiで管理者権限でコマンドを打つので最初は戸惑ったが、分かってしまえば、まあ誰でも出来そうだ。ちなみに下記のような感じ。起動の過程で警告とかも出るが、安定して動いていると思う。

sudo /opt/RoonServer/start.sh

sudo ./RoonBridge/start.sh

コマンドを打ったあとはctrl+cで抜けていいみたいだ。

2024年4月、追記。
上記の操作方法は、エントリーアップ当時、どうしてこれで問題がなかったのか分からない。どうにも怪しい。あんまり参考にしないほうがいい。

daphileはgentoo linuxベースのOS、ディストリビューションだ。i686かx86_64で動く。

OSイメージファイルをダウンロードしてUSBメモリに書き込んで、起動、インストールして、設定して、と、roonと比べたら準備が面倒くさくて分かりにくい、かな。
しかし、RAM上でOSが動くので、単身で使うなら音質上のメリットがあるかも。
うちでは、USBメモリにインストールして、ノートPCで起動して使っている。

コントローラー

タブレット、スマートフォン

タブレットかスマートフォンに、Google PlayとかApp Storeに登録されている「roon」をインストール。
起動したら、家庭内LAN経由でroon CoreやBridgeが表示されるので、そこから設定を行っていく。

追記。roonアプリは日本語設定できるんだけど、出来るなら英語で扱った方がいい。日本語表記だと英語と意味が違うことが時にあるので、嵌ることがある。結果、英語の方が分かりやすい。

簡単と言えば簡単(daphileに比べて設定できる項目も少ない)だけど、分かりにくいことも多い。
僕の場合、聴きたい曲が終わった後で、勝手にroonが選んだ曲が再生されるのに困った。鳴らないように設定する方法を見つけるのに、1週間以上かかってしまった。

PC、Mac(roonアプリ)

roonではフィルターを調整したりサンプルレートを変えるなど、設定することが出来る。
そうした高度な設定をしようと思ったら「MUSE」というツールを使うんだけど、タブレットからでは全ての機能は使えないようだ。結局はWindowsかMacにroonをインストールして、そこからMUSEを操作する必要がある。

うちにある古いMac miniにインストールしようとしたら、OSが古いのでroonが動きません、と来た。しかたないのでたまたま最近購入したMac mini M2(主に子供が使っている)にインストール。起動したら自動的にfedoraのroon coreがつながって表示された。

roonのサイトの中で、いくら探してもインストールできるMac OSの条件が書いていない。Windowsについても書いてないようだ。roonというのは、全般的にそういうところがある。

ちなみに「roon mac 条件」でググると、「WindowsではWindows 7以上が必要で、Windows 10が推奨されています。 MacではOS X 10.8(Mountain Lion)以上が必要で、OS10.11(El Capitan)が推奨」と表示されるが、うちの10.13.6(high sierra)で動かない。

ついさっき、roonに下記のように書いてあるのを見つけた。
https://roon.app/en/termsandconditions
MAC OS X OPERATING SYSTEM [VERSION 10.9 OR HIGHER]
それじゃあ動かんかったが。

PC(ウェブブラウザ)

サーバーにDaphileをインストールしたら、起動時にモニターにIPアドレスが表示されるので、家庭内LAN経由でアクセスできる。スマホアプリもあるけど、daphileの場合、パソコンのウェブブラウザからアクセスするのが扱いやすい。そこから設定や操作を行う。

追記。日本語表示には出来ない、と思う。

僕の場合、広い画面とキーボード、マウス等が使えるのは圧倒的なアドバンテージだ(タブレットなどの狭い画面で指で繰り返しスクロールするとか文字入力が不便とか、嫌いなのだ)。

それにしても、Daphileもいいかげん、ユーザーに対して不親切なんだけど、roonとは不親切さの毛色が違う気がする。なんというか、daphileは修行感があり、roonはトラップ感があるような。

タブレット、スマートフォン

Squeezerとか使えるコントロールアプリもあるけど、うちでは補助的な感じ。

音源

1:NAS
NASをマウントするのに、ウェブ上を検索してやり方を調べる必要があった。

後からMacでやってみたが、タブレットやスマホから設定するよりMacのほうが分かりやすい。なにしろタブレットでは「ネットワーク共有を追加」という表記が、表示されないのだ。
ボタンは一応ある。「/▼」こんな感じで。
ここから共有フォルダを設定出来るとはなかなか気付かない。
もうちょっと分かりやすくして欲しい。

ちなみにSMB(cifs)の共有フォルダの設定は、こんな感じに書いたらつながった。
\\192.168.1.80\SharedMusicFolder (\は半角バックスラッシュ)

2:ネット配信
対応しているサブスクはTidal、Qobuz、KKBOX。これらは契約してないので聴けない。
Dropboxに対応。ネットラジオに対応。日本のだとOttava Radio、Jazz Sakuraが聴ける。他、海外のが多数。

3:ローカル音源
今回はつないでいない。

1:NAS
後述する理由で、うちではあまり使っていない。
NASのマウント方法は以前このサイトでも書いた。
nfsの場合は、記載例が表示されるので比較的簡単だと思う。
しかしcifsは、例が表示されないことに、今回気付いた。難しいんだねcifsって。あちこちでうまくいかないと言ってる理由が漸く分かった。

2:ネット配信
ストリーミングは各種プラグインで対応。僕が契約しているサブスク、Deezer、Spotifyが両方聴ける。Tidal、Qobuzにも対応してるが、僕が契約していないので聴けない。

追記。
2024年2月からDeezer、TidalはDaphileで聴けなくなる。詳細は省く。Spotify、Qobuzは引き続き対応している。

2024.04.22.更に追記。
DaphileはDeezerに対応した。但し「プレミアムアカウントのみ対応」とプラグインの注意書きに書いてある。

ネットラジオに対応。今回気付いたが、ラジオ局の検索が局名、urlで可能だ(しかし、便利なのかどうかは分からんな)。地域ローカルを探すことも出来る(例えば岡山だとFMつやまが聴ける)。

他には意外なとこでYoutubeの音声が聴ける。これは侮れない。

3:ローカル音源
つないでいない。

ディレクトリ表示

×
ディレクトリ構造の表示はできないようだ。

その代わりに、検索機能を駆使しないと快適な運用はできないと思う。
検索は、あんまり優秀ではない気がする。Amazonの検索と同等ぐらいの印象かな。

そして検索を補完する機能として、ファイルに書き込まれる「タグ」が重要になると思う。後述するが、うちではこれが満足に機能しない。
検索の印象がいまいちなのも、これが影響しているかもしれない。

2024.04.22.追記。

Hell freezes over: How folder browsing came to Roon - Roon Labs
https://blog.roonlabs.com/folder-browsing/

Roonはディレクトリ表示に対応した。賛否あるようだが、僕は使い易くなった。


NASをマウントしたら、ディレクトリ構造を表示できる。
つまり、自分で構築したライブラリの構造を、使用する際に利用できるということだ。
僕の場合、これは大きい。固有名詞を思い出すのが苦手なので、どこのあたりに置いた音源、って感じで探すことがあるので。

しかし、後述する理由で、最近はDaphileにはNASはマウントしていない。
上記のような運用の時は、mpdクライアントのncmpcppを使っている(mpdはディレクトリ構造のライブラリ運用が基本になっていると思う)。

cue sheet対応

×
cueシートは読み込まないようだ。


cueシートを読み込みデータベースに取り込む。
これはすごい機能だと個人的には思うが、ファイルが多くなるとサーバーへの負荷が大きい。

安定性
ライブラリ


使用期間は数週間だけど、安定しているように思う。

マウントしたNASの音楽ファイル7千枚分のデータも読み込んでいるようで、特に不具合はない。
まあ、その程度の枚数ならmpdのライブラリとかも安定しているので、それ自体に驚きはない。

roonの場合、音楽のライブラリとしての機能、ミュージシャンや作品のつながりとか、ネット上の情報やリンクなどが付与される。
こうした情報、どこまでroon core上に蓄積されているのか、はっきり分からない。
そこで、うちの家庭内LANをインターネットから切り離して試してみたが、ちゃんと機能するようだ。つまり、roon coreにそうした情報を込みでライブラリ化していると思われる。なかなか凄いことだ。


NASの共有フォルダをマウントすると、Daphileはデフォルトで音源のデータをライブラリに読み込む。
同時に、cueシートもライブラリに読み込むのだけど、うちの環境(なにしろ7千枚ほどのアルバムファイル各々にcueシートが付いている。アルバム1枚10曲としてデータ量は10倍になる)ではサーバーへの負担が大きいようで、過去にはクラッシュを繰り返した。
なので、最近はNASをマウントする使い方はしていない。今回、臨時の都合でマウントしてみたが、ファイルが少ないフォルダに限定して、負荷が少なくなるように配慮している。
まあ、cueシートを多用していない場合には問題にならないかもしれない。

プラグインのアップデートがあるときに、なぜか若干、不安定になるというか、音質が落ちるような気がする。
なんか音悪いな、と思ったらアップデートが来ているということが、よくある。

UPnP

×
roon coreをUPnPレンダラーに出来たらおもしろそうなのに(daphileからDeezerの信号を送信できる)、残念ながら出来ない。


プラグインを使うことでUPnPサーバー、レンダラーとして使うことが出来る。
うちではサーバーにして、UPnPレンダラー化したmpdにデータを送っている。

RAAT


RAATで伝送。これは音質上有利らしい、が、どうなんだろう。

×
RAATは使えない。

squeezebox

出力先として設定することが出来る。

但し、他でLMSが動作している環境では併用出来ない。roonでsqueezeboxを使おうと思ったら、同一環境のLMS(例えばdaphileサーバーとか)は止める必要がある。

LMSからデータを出力することが出来る。

roonと同一ネットワークでsqueezeboxを共有することは出来ない。roon側の設定を止めるか、daphileを止めるかということになる。
roon側で設定してなければ、共存は可能だ。

使用感

出来ることが絞られてる割には、使い方が分かりにくいと思った。

分かりにくいことが度々ある。多機能、複雑なので、だろう。汎用性は高いと思う。

音源情報


例えば、アルバムに参加したミュージシャンが一覧される。どのトラックに誰が参加してるのか紐付けされる。
ミュージシャンやアルバムの情報には、wikipedia等の記述やレビューが引用され、そこにはリンクが貼ってあって他のミュージシャンや作品に飛べる。
歌詞が表示される。
ツイッターアカウントや、フェイスブック、本人のサイトへのリンクが貼られていることもある。これも便利。ライブの情報とかが表示される場合もある。

ここらへんは、使えるストリーミングに契約していたら、もっと得られる恩恵が広がっていくのだろう。
ひとことでは説明しきれないんだけど、なるほど、これはすごい!、と思った。
特にジャズと、洋楽で恩恵が大きいと思う。
逆に恩恵が少ないのが、意外にクラシックと、当然かもしれないがJポップだ。

×
弱点としては、全ての情報が網羅されているわけではない。
マイナーなミュージシャンの情報はないことが多い。
なぜかバンドメンバーの一部しか表示されないとか、欠けてることもある。この人の情報がなんで表示されないのだ、というケースもある。

例えば「ジャンル」という区分けがあって、そこにいろんなミュージシャンが分類されているんだけど、どこにも表示されない人がいる。そういう人は情報がない。いや、逆か。情報がないからジャンル分けされないのだろう。

そんなことになる原因のひとつは、おそらく僕の「タグ付け」とroonの相性が良くないからだろうと思う。

例えば坂本龍一は、ダウンロード購入したファイルはネット上の情報へのリンクが表示される。坂本龍一だけあって、いろんな情報が出てくる。
しかし僕がリッピングしてタグ付けしたアルバムファイルには全く表示されない。
この場合、ミュージシャンのタグやファイル名が「sakamoto ryuiti 坂本龍一」などとなっていたりする。ryuichiだったら違うんだろうか。分からないけど。
これはうちでライブラリを構築し始めた初期に「ち」は「ti」で統一すると決めたので、そういうことになっている。他にもサ行、タ行周りなど一般的なローマ字表記(ヘボン式という)と違うところがある。うちのは訓令式という表記だ。

しかし、それだけで説明できないこともある。例えば、作曲家のGeorge Enescuは情報がない。wikipedhiaへのリンクすらない。マイナーだから?と思いきや、Vivaldiも情報がない。
何故なのかよく分からない。
Perry FarrellやSex Pistolsも情報がない。Caetano Velosoもない。マイナーとは言えないと思うのだけど。
一方で、Dream DolphinはXアカウントへのリンクがある。そんな感じでいろいろ不思議だ。


PCのウェブブラウザで操作するので、そのまま直接、そのブラウザで新しいタブかウィンドウを開いて、そこから直接、ネット情報にアクセスできる。
しかしこれは、Daphile自体がネットと連携がいいというわけじゃあ、ないんだね。そういう環境が傍に同居してるということだ。

×
ところが最近、普通にネット検索していては、情報が簡単に得られない。

作品名やミュージシャンの名でネット検索して引っかかるのは、大量のストリーミングサービスへのリンクで、音楽そのものの情報は直ぐには見付からない。
目を皿にしてスクロールして探さないといけない。うざったくて仕方ない。

実は、これがroonに触ってみようと思った一番の理由だ。今回、roonを使ってみて、なるほどこれなら、かなり目的に適うかな、と思った。

画像表示


音源、アルバムの8、9割がたは絵が付いていない。間違っているケースもある。
画像データは、どうも、僕が音源ファイルを置いた同じフォルダに入れた画像ファイルからセレクトしているようだ。

うちのNASでは、アルバムミュージシャンでフォルダ分けしている。そこには複数のアルバム音源ファイルと、アルバムのcueシート、アルバムの画像ファイルが、まとめて入っている。
1つのアルバムのファイル名は、拡張子以外は同じにしている。
うちでのそういったファイル管理方法を、roonが理解できるわけがない。
たぶん、roonに理解できるルールに沿って画像ファイルに名前をつけたら、問題なくroonアプリ上で表示されるんだろう、と思う。

ミュージシャンは、有名どころは写真が付いて分かりやすい。
これらはネット上から(roonのサーバーから?)画像を引っ張ってくるんだろうけど、意外な人に写真がなかったり、あったりする。
うちでは写真がない人も多い。前述したタグの問題も関係しているのかもしれない。

あと、ライブラリ画面を高速でスクロールすると、表示がずれる。名前と画像が食い違って表示される。これはハードのスペックによって違うのかもしれない。


アルバムのアートワークが表示され、絵が付かないのは少ないが、しばしば間違えている。
こちらもどうやら、音源ファイルと同じフォルダに入っている画像から合っていそうなのを表示している。
なぜ合うのと合わないのがあるのか、roonもだが、謎である。

ミュージシャンの画像は表示しない。

こんな感じ。

上記、比較表の中で書いた、roonを試した理由。
PCからウェブブラウザで普通にネット検索しても、音楽の情報が簡単に得られなくなった。検索しても、大量のストリーミングサービスへのリンクが大量に上位で表示される中から、見落とさないように注意しながらスクロールして探さないといけない。
うざったくて仕方なくて、roonに触ってみようと思ったのだ。
今回使ってみて、なるほどこれなら、かなり目的に適うかな、と思った。

roonのライブラリは大したもので、それ自体が触っていて面白いし、アルバムなどに個人的なタグを付けるとか色んな使い方が出来るらしいので、発展性もあるんだろう。そういった環境で、音楽を深堀りしていきやすい。
しかし、そこにかける時間が自分にあるのか、そういうやり方が僕の聴き方にあっているのか、どうなんだろう。

あと、月額12.99ドルで1900円、生涯ライセンスで12万円に見合うかどうか。
というのは、表示されない情報もすごく多いのだ。
そういうのは結局、PCでウェブブラウザで探すしかない。おそらくTidal、Qobuzと契約していたら、だいぶ見える景色も違うのだろうと思うけど。

まあ、もうしばらく使ってみる。

Posted at 21:45 in audio_diary | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: ,
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