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Oct 08, 2007
「改めて、CCCDから今まで」の追記
えーと。
ちょっと頭を冷やして、前回の自分のエントリーを読み返してみました。
読み返してみると、「現在の音楽シーンを見て乱世のシーンだな、貧しいなと感じている。」というのは、ちょっと言い過ぎだったかなと感じています。いい作品は今でもあちこちで作られていて、自分も買ってたりするので。
音楽業界全体が、メジャー・インディーズ関係なく規模縮小せざるを得ない状況で、そんな中で作品をリリースしていく苦労はすごく大きいと思います。
できれば潤ってほしいのですが。
そのほうが楽しそうですからね。
なんというか、「豊穣」とか「貧しい」とか、漠然とした言い方は感覚的にすぎたかな、と反省しました。
しかし、僕はそういう風に感じているんですね。
僕が何を感じてそんな言い方を選んだのか、もう少し考えてみると、多分、現在のシーンには「こういうのが面白いから皆に伝えたい、リリースして世に出そう」というのが薄れて、「こうしたら安く作れて売れるはず、リリースして元は取れるかな」というのが濃厚な雰囲気があって、それが音楽なら、音から感じられるというか。
ちょっとネット上の記事から引用します。
着メロ・着うたという巨大音楽メディア〜烏賀陽弘道コラム(10)(OhmyNews:オーマイニュース)
CMタイアップがメガヒットを大量生産していた90年代には、テレビCMの時間=15秒に合わせて、楽曲も「目立つ15秒」ばかりが大げさな、ある意味ちぐはぐな曲が増えた。「曲のこま切れ化現象」である。
私が取材した前述の着メロ会社社長は、着メロ向きの曲として「耳に残るさびのメロディーが5秒あればいい」と断言した。その理論が正しいなら、またさらに15秒から5秒へと「曲のこま切れ化」が進むのだろうか。
さび15秒の勝負なんて、、、
そんなんではフィッシュマンズのブレイクはなかったと思うのですね。
こういうことは、業界に金がないということだけでは収まらない。
ニコニコ動画のコンテンツが、たとえボロボロであっても(失礼!)聴かせる音楽的テンションを持っているのは、そこにかけられた自由な情熱の違いです。多分、そういうのは、音楽が好きな音楽ファンには、聴いたら分かることなんだと思います。それを「豊かさ」と感じる音楽ファンは少なくないと思います。
前のエントリーでは、そういったテンションによって感じられる豊かさと、人材や資産によって生まれる音楽の豊かさが、ゴッチャ混ぜになっていて、分かりにくくなっています。
音楽の制作環境の違いや人のつながりによって、テンションが上がって面白い作品が生まれることがありますから、全く無関係ではないでしょうけど、意味合いとしては別のことですから、これはエントリーの文章がよくないです。
フィッシュマンズが注目される作品を作り得たのは、専用スタジオをポリドールから提供されたことや、ZAKやHONZI(ご冥福をお祈りします)といった人材との出会いがあったことなどが、大きいと思います。
業界の萎縮は、そうした効果、機会が失われていくということです。
津田さんが念頭に置いている「豊かなコンテンツ状況」はそういったことだろうと僕は解釈していて、そうした資産がスポイルされるのは僕も残念だと思っています。
あと、もう一つ。
どうして今の音楽シーンが魅力的に感じられないのか。
やはり、ネットの可能性について、最初から否定し「知ろうとしない」ことは大きいと感じています。
なぜ知ろうとしないのかというと、著作権の方が優先事項だからでしょう。
ネットの可能性やメリット、そこに展開されているエネルギーを自分たちの音楽のエネルギーに取り込みたいと思ったら、今まで行使してきて当然と思ってきた、今まで多くのファンに侵害されて自分たちが被害を受けながら我慢してきていると思い込んでいた「著作権」が及ぶ範囲を「自己規制」せざるを得ない。
だから否定する。
そんな不自由なところで作られる音楽は、多分、お金をかけてもテンションが上がらない。
過去においてシーンを活性化してきたのは、より開放的に音楽ファンの欲望を取り込んで自由に表現したジャンルでした。
本当は、ネットを拒絶したポップシーンというのは、今の時代にあり得ないと思う。
実際、「著作権」を「自己規制」しはじめたミュージシャンや音楽関係者も出てきています。彼らが才能を生かせる環境が整っていけばいいと思うのですが、、。逆にインターネットを使って、今までの業界のしがらみに捉われない繋がりや豊かさを実現できる環境が作れるのではないかとも、業界の外から妄想したりします。
音楽業界トップの著作権への偏愛は、ポップシーンのみならず、クラシック音楽やジャズなどの流行に左右されないシーンにも悪影響を及ぼしています。非常に害悪が大きいので、考え直してほしいと思っています。
しかし、前回のエントリーは「無理だろうなあ」という気分に偏重?しているので、もうちょっと自分は前向きに行きたいなあと考え直したところがありました。
まあ、ともかく、がんばっていきましょう。
1ユーザーの分際で無責任ですまん。
Oct 04, 2007
改めて、CCCDから今まで
今更ではあるけど、津田氏のブログから引用。
私的録音録画小委員会の議論がほぼ決着しました(音楽配信メモ)
俺は前に書いたことの繰り返しになるけどDRM厳しくなって人々がコンテンツに興味失っちゃうような世の中にはしたくないので、そうではない方向で権利者も利用者も納得できるような落としどころを探る努力は必要だろうと思ってるわけです。「別にいいよ。買わなくなるだけだから」って人は、豊かなコンテンツ状況がなくても生きていける人だろうけど、俺はそういう世の中は寂しいし殺伐としてしまうだろうし、ネット的だったり、商業世界とは違うところで生まれるコンテンツには限界もあると思っているので、もうちょっと良いやり方はないものかな、と思っているわけですね。
僕は以前のエントリーでDRMにも補償金にも反対、と書きました。
DRM、そんなに要るなら勝手にかけろ。不買してやるから。と書いたのは私です。
実はあのとき、どう考えるべきなのか迷いがなかったというと、嘘になる。
結局、本能のままに書いた。
これは、後付けの理由付けのエントリーです。
妄想的なので、すまない。
「DRM厳しくなって人々がコンテンツに興味失っちゃうような世の中にはしたくない」という津田氏のコメントには、あのCCCDに対して不買運動をした者として、複雑な思いがあります。
CCCDの騒ぎの中で、本来だったら得られたはずの評価が得られなかった作品がある、というのは1音楽ファンとしても感じていたし、歯がゆい思いもした。音楽業界の中にいて、僕なんかより一層それを強く感じた人はいただろう。
CCCDを不買したとき、好きで不買と言ったわけじゃなかった。
買いたい作品はいくらもあった。
でも、再生に不具合があるのは知っている、ユーザーには御理解いただきたい、とまで言われて買うのには納得しようがなかった。
あの頃は、本当に寂しくて殺伐としていた。
はっきり言って楽な戦いじゃなかったんだよね、「CCCD不買」って。
ホント、あれはなくなってくれて良かった。
そして輸入権法制化のときの国会では、役人と著作権権利者主導でペテンが行われるのを目にした。
まぁ、国会とかに限らず世の中なんていつもペテンが横行してるのに今更カマトトぶるなと言われたら、大人になり切るのは大変ですねとしか言いようはないが、実際、そんな大人になる必要があるのかねと思ったり。関係者じゃないから言えるのかもしれないが。
でも、輸入権は全く効いてないらしいが。
J-POPはアジアで売れなくなっている(Copy & Copyright Diary)
あれだけ苦労したんだから、ちゃんとアジアで売れっていう。
多少なりとも潤えば、日本国内の状況も変わるだろうに、とか思っていたらこんな話も。
なぜJ-POPはアジアで売れていないんだろう?/ああ、「やっぱり駄目だった」って感じなのかも。(万来堂日記2nd)
きつい話だなぁ。
力の入れどころを間違って、今も間違えつづけているとしか思えない。
話を戻す。
また音楽を取り巻く状況があんなことになるようなことは避けたい、という考えは理解できる。
実際、レコード会社に蓄積されている文化的資産って代え難い部分もあるんじゃないかと思いますし。業界が潰れてしまってからでは取り返しがつかないものも多々あるだろう、と。
資本や人材を投下することでしか生まれ得ない作品もあると思うから。
そういう作品が今後は聴けなくなるのは文化的には損失。
補償金オーケイ、ただしDRM無しを保証してね、という案。
僕としては、津田氏が委員会の場で案として提案する分には全く問題は感じていなかった。
補償金もDRMも無しというのがユーザーにとってベストというのは分かり切っていることで、そこからどこまで歩み寄れるのかということになるだろうから。しかもダウンロード違法化も絡んでいたわけだから。
でも僕のような末端にいる者が言うことは他にあるだろう、というのがあって。
僕の本音は、補償金反対、DRMも反対。
だったら、そう言うしかない。
しかも「ダウンロード違法化/iPodの補償金対象化」がほぼ決定、とあっては、なおのこと。
補償金をDRM排除の担保に、という考え方だけど、音楽業界の文化的資産、特に人材やスタジオといった代え難いものを保護するために補償金を使う、ということなら受け入れやすかったかもしれない、と個人的には思う。
しかしそういったアイデアは具体的にどう資金を運用するのかという時点で壁にあたると思われるし、現場に資金が下りるというよりも、どこか関係ないところで使われてしまう可能性を危惧してしまう。
補償金オーケイただしDRM無し保証案は、何より現実に、権利者団体側、行政サイドに、そういう考えに耳を傾けようという姿勢が微塵もなかった以上、結果論だけど、難しかったんだなと思う。
ITmediaの記事には「DRMと契約をうまく組み合わせれば、補償金制度が不要になる可能性がある——という意見も盛り込まれた。DRMと補償金制度の併存も可能性として挙げ、DRMの影響を補償金額に反映させるなど、状況に応じて補償金額を調整していくことなども記載された。」とある。
さらに個人的に考えたこと。
今の状況は、どうやったって殺伐とせざるを得ないんじゃないか、と。
だって権利者は、とんでもなく頭が固い。時代に逆行することが「文化的に正しいことだ」と思っている、本気で。
世界はどんどん先に行く。
僕らは権利者が心変わりするのを待っては居られない。
権利者が僕らを放っておいてくれないなら、対立せざるを得ない。
音楽制作に必要な人材や資産は音楽業界が持っているという現実。
音楽業界が潤わなければ、そこにいる人材も潤わないという状況。
にも関わらず、業界のトップに時代を読んで困難な状況を舵取りする器量を期待することは全く出来ない。しかも国を挙げて出来ない。
個人的妄想だが、日本の著作権業界は、著作権を巡る乱世を生き抜くことが出来ないだろう。自滅の道を辿るだろう。
そして、貴重な人材の業界からの流出は止めようがないだろう。
受け皿はどこにあるのだろうか。
つまり、今は乱世で。
だから今まで当たり前だった「豊穣」を守る事自体が、悲しいけど期待できない。
乱世とはそういうもんだと思うし、僕は1音楽ファンとして現在の音楽シーンを見て乱世のシーンだな、貧しいなと感じている。
いつからなのかは分からないけど。
過去の音楽文化の豊穣が、今後に継承されるのかどうかは、わからない。
多少のお金や、業界への支援があればなんとかなるのか、というと、分からない。
国や業界トップの意識が大事だとも思うけど、、、僕は期待はしない。
そうなってくると、むしろ個々のミュージシャンや音楽関係者が、どこまで今までの業界の枠に縛られずに活動していくことが出来るか、この時代を乗り切ることが出来るか、に左右されるんじゃないかと思っている。そこに幾ばくかの継承があるだろうと。
今、現れてきているのは、過去の「豊かな時代の豊穣」とは違う多様性だと思うのだけど。
そして乱世が過ぎたら、多様性の中から新たな豊かさが生まれるはずだと思う。
そんな時に、著作権権利者は、法をもって、現在の多様性を潰しにかかっている。
彼らは自覚していないかも知れないけど、時代遅れな考え方、過去の遺産、現在のクリエーター・ユーザー、そして未来もろともに、心中するつもりでいる、としか思えない。
日本の末端のユーザー・クリエーターのバイタリティの受け皿は、著作権保護強化によって失われていく。
末端のクリエーターは、ガンガン初音ミクで音源つくってニコニコ動画にアップしている。
あそこには、どれだけ僕たちが「飢えているか」が現れている。
だから、寝ぼけ眼の国や自暴自棄な権利者団体に対して、駄目出ししてやる必要がある。
訳分かってない連中に「目を覚ませ、さもなくば邪魔者は去れ」と。
ダウンロードの違法化なんて法律になってしまった後でひっくり返すのは大変なことだから。
この際、あちこちで殺伐するのもやむを得ないと思っています。
Sep 06, 2007
メモ
例によってリンク。
「メディア継承のため追加対策を」コピーワンス見直しを斬る(1/2)(IT-PLUS)
DRMどころかEPNも嫌いだ(PC Watch 元麻布春男の週刊PCホットライン)
農水省は環境省と統合したらどうか(404 Blog Not Found)
いい考えだと思う。
なんでか、なんとなくCIA関連でリンク。
知的障害と、ぞっとしたことと、ほっとしたこと(万来堂日記2nd)
成長を続けるJamendo(P2Pとかその辺のお話)
音楽をクリエイトする場は多様になりつつある。オランダではCCライセンスに関して著作権使用料の分配を行うという話もある。
オランダ:Creative Commonesミュージックに対しても著作権使用料を分配(P2Pとかその辺のお話)
Jun 27, 2007
SONYにConnectできなくなる?
今更、SONYの話し。
Sony Disconnects June 20, 2007(EFF)
アメリカでSONYがSony Connectから撤退するという噂があるらしい。
撤退されたらDRMの関係上、SONYから買ったファイルを新しいパソコンで聴けなくなる。
Of course, Sony Connect customers could strip out DRM from their music, or tech creators could reverse engineer the DRM to create compatible devices. But sadly, these solutions are illegal under the Digital Millenium Copyright Act (DMCA).
ユーザーはDRMを無効化して聴けるようにすることも出来るだろうが、それはDMCAで違法とされてると。
アメリカ悲しいのう。
The truth is, these dangers exist whenever you buy DRMed music from any vendor. You're locked into the limited array of players that the DRM is compatible with, and, if that DRM some day is entirely unsupported, you're out of luck.
The continuing appeal of vinyl records shows how wrong-headed this approach is.
LPs continue to play just fine, decades after the makers of the first record players have gone out of business, thanks to the kind of interoperability that DRM lacks. That's not just good value for customers who bought LPs, it's also good value for a society that values archives and the ability to access its cultural history long after the companies that distributed it have died off.
アナログのビニール盤は今でも聴けると。ここでもDRM無しの優位性が。
しかしハードがなくなって聴けなくなるソースって過去にもありました。
ベータはもちろん。昔は4chのアナログレコードってのがあったらしい。
DRMなしのファイルと言ったってパソコンが無かったら聴けないわけで、まあ、そんなこと言ってたらきりがないか。
Jun 24, 2007
メモ
メモでリンク。
[WSJ] Webラジオ局、新著作権料に抗議の「沈黙放送」(ITmedia)
いろんなスタンスのラジオ局があるらしい。
必読:これからの10年(Lessig Blog (JP))
IFPI委員会メンバー、ブロガーを脅す:RIAAに不都合なリンクを削除せよ、さもなくば・・・(P2Pとかその辺のお話)
かなり非道い話。
この人は、ここで話題になっている人だろう。
メジャーレーベル、DRMの継続を断念?、「DRMは終わった」と語った真意:Paul Birch氏の返答(P2Pとかその辺のお話)
これって、昨年の晩秋の話。
メジャーレーベルの中でDRMが終わるという予測をした人がいたんですね。
そして今年2月のアップルの話になる、と。
そんな人が、こんなことをするようになるというのは、どうなんだろうなあ、、。
Apr 21, 2007
なんでSONYは懲りないのだろう
前のエントリーで挙げたEFFのサイトにこんなニュースが。
Sony's Latest DRM Backfire(EFF)
New Sony DVD releases like “Stranger Than Fiction” and “Casino Royale” come with copy protection technologies that makes the movies unplayable on some DVD players — including reportedly at least one Sony machine!
要するに正規のプレーヤーで使えないディスクを、また販売しちゃったってことだ。
おいおい、と思ったら、日本のサイトでも話題になってますね。
ソニー、自社製プレーヤでも再生できないプロテクトでDVDを保護(Engadget Japanese)
いろいろ詳しいみたい。
Apr 11, 2007
メモ
暇ないのでリンク。
EMIのDRMフリー化についてコラムをITmediaに寄稿しました(音楽配信メモ)
「EMIは打つ手がなかった」——DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は(1/2/3/4/5)(ITmedia)
DRMに関する1万2000字に及ぶ解説。とにかく一読をお勧めします。
そして反論。
国内の著作権団体、アップル・EMIらの「DRMフリー」サービスを牽制(cnet japan)
「DRMフリー」は行き過ぎ、複数デバイスで使えるDRMを〜ACCS久保田氏 「デジタル時代の著作権協議会」が活動報告(internet watch)
■ 目的・事業
第2条 本会は、デジタル化、ネットワーク化時代に則した著作権及び著作隣接権の保護と公正な利用を促進し、併せて研究成果の公開により著作権思想の普及に寄与することを目的とする。■ 会員 第3条 本会の会員は、前条の目的に賛同して入会した権利者及び製作者等の団体とする。
あー、そうですか、と。
著作権思想って、思想だったんですか著作権。
他にもリンク。RIAJ関連。
日本レコード協会、中国での著作権認証機関に(IBTimes)
日本レコード協会、中国での著作権認証機関に版権局が認可(nikkei BPnet)
2006年度「音楽メディアユーザー実態調査」実施(RIAJ)
Apr 06, 2007
今更だけどEMIとアップルの話、ほぼリンクだけ
もうね、暇がねぇ。
だからリンクだけ。
こんなこと言ってる人がいてぐぅとか思っても、今更気にしねえぞ。
そもそも自分の覚え書きサイトだ。
英EMIがDRMフリー楽曲の提供を開始、iTunes Storeが5月から販売(internet watch)
Appleが後押ししたDRM無し音楽配信への道(元麻布春男の週刊PCホットライン)
EMI、全楽曲を「DRMなし」に——iTunes Storeで販売(ITmedia)
EMIとアップル、5月からコピー防止制限なしの楽曲配信(IBTimes)
(追記)AppleとEMIが提携。そして待望のEMI、オンラインストアでのDRM撤廃へ。、東芝EMI、DRMなし販売は「検討中」・・・らしい。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
音楽配信のDRMはもともと意味がない(ascii.jp)
かたやこっちも。
音楽配信でアップルを調査 欧州委、競争法違反で(U.S. Front Line)
欧州委、アイチューンズ独禁法調査も 英紙報道、欧州委、音楽販売制限で米アップルと大手音楽会社を提訴(asahi.com)
欧州委員会、Appleとレコード会社を調査(ITmedia)
欧州委、調査の焦点はiTunesではなくレコード会社【WSJ】(nikkei net IT-PLUS)
欧州委、調査の焦点はiTunesではなくレコード会社なんだって。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
これも。
アップル、アルバム配信で販促策・日本除く21カ国で(nikkei net)
なんかね、どんどん日本はおいてけぼりになる感じだねー。日本の権利者の皆さんはちょっとそろそろ焦るべきだと思うね。国内にばっかり目を向けてるんじゃねーよ。権利者だけの問題じゃなくて、国内ハードメーカーと国民も道連れに時代遅れになりそうじゃん。知財立国とか、狸の皮産業の夢見てるんじゃないよとか思うんだよなー。
Mar 05, 2007
今更だがコピーワンスとかめんどいんだねー
DVDレコーダー:普及進まず 操作の難しさなどで敬遠か(MSN毎日インタラクティブ)
ということなんだけど、以前の私は、そんなもんなの?と思っていた。
普通に繋いでマニュアル見て操作すれば出来るんじゃないの?と。
どうも、僕は甘いようです。
引用。
操作方法を簡単にする取り組みは始まっている。松下電器産業とシャープは、自社の薄型テレビとDVDレコーダーを専用コードで接続し、一つのリモコンで操作できる商品を昨年から投入。ディスクを入れればテレビも起動して再生が始まるといった簡単さが受け、両社はシェア1、2位に躍進した(BCN調べ)。
なんじゃそりゃあ。。。
普通に繋いだら普通に使えるようにはなってないの?
独自の仕様って、そんなにいいもんかね?
最近、ニュースかDVDを見るぐらいしかテレビを使わないから。
まあ、DVDレコーダーなんてあっても使わないよなー、というような暮らしだから知らなかった。
先日、最近の機械がどんなに大変か読んで驚いた。
著作権むずい(あずまきよひこ.com)
、、、そんなことになってるのか。。。
はっきりいって、こんなので売れると思う方がどうかしてる。
つうか、これはDVDレコーダーの話じゃない?
似たようなもんでしょう、記事を読むに。って、乱暴か?
関連でリンク。
コピーワンスだけじゃない、地デジへの移行に残された問題(笠原一輝のユビキタス情報局 pc watch)
コピーワンス制限議論はEPN主導に(本田雅一の「週刊モバイル通信」 pc watch)
「コピーワンス見直し論」に分け入るインテルの戦略(ITmedia)
Feb 11, 2007
RIAAのいうことがよく分からない。
米レコード協会、ジョブズの「DRM有害無益」発言に返答(Engadget Japanese)
引用。
「FairPlay DRMを他社にライセンス供給するというアップルの申し出は歓迎すべきブレークスルーであり、音楽ファンとアーティスト、そしてレーベルにとって真の勝利となるものです。数多くのサービスが、アップルのDRMのライセンスを求めてきました。これにより、われわれが以前から要請してきた相互運用性が実現するでしょう。」
あれー?
話がかみ合ってないように見えるのだが、わざとかい?RIAA。
しかしEMIは違う考えを持ってるようだけど。
[WSJ] EMI、「全曲DRMなし」での販売を検討(ITmedia)
こっちも引用。
今回の件に詳しい筋によると、EMIは当初、12月末にこの問題を検討し始め、オンライン音楽ストアに提案書を配布したという。その中には、将来の売り上げに対して徴収されることのない、一度限りの数百万ドルの「リスク保険」の支払いの要求が含まれていた。この交渉について知る3人の人物は、オンラインストア側はおおむねこの要求に二の足を踏んだと伝えている。
その後EMIは1月末、仏カンヌで音楽カンファレンスが開かれていたころに新たな提案書を携えて交渉に復帰した。同社はオンラインストアに、MP3などの音楽を販売する権利と引き替えに幾ら前払いするか提案するよう求めた。これらの提案は8日に提出される予定だったとこの件を知るある筋は言う。この人物は、EMIが、オンラインストアの提案する金額の合計に基づいてMP3戦略を進めるかどうかを決めると聞いていた。
一回限りとはいえ数百万ドルは高い気がする。
しかし、プロテクトなしでのネット販売って、売る側はすごく心配してるんですね。
まあね、気持ちは分かるけどね。
でも、無駄な不安だと思う。
高音質のファイルを、涼しい顔して売っちゃって欲しいと思いますね。
Feb 10, 2007
著作権侵害中?
Imagine no DRM -- with apols to John Lennon(Boing Boing)
アップルのJobsが言ったことを、John LennonのImagineの替え歌にしたというネタ。
これって著作権違反とあちこちで言われてるんだけど、日本でだったら、ってことだよね?
こういうのもあったし。
Mac Beautiful(YouTube)
でも、これは替え歌じゃないか、、。
海外でも、替え歌を公開するのは違法?
EMIの件(追記、アップルの件。どんな音源が欲しいのか)
メモ。
EMI、「全曲DRMなし」での販売を検討?(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
どうでもいい話:諸行無常(what's my scene? ver.7.0)
全てのCDをコピーコントロールにすると言った頃のEMIのThe CEO & chairmanが、Alain Levy氏だ。
昨年末にCDは死んだと言って、今年に入ってクビになったという話。
そんなEMIが今度はDRMなしだというのは、反動なのかもしれないが。つうか、CDってDRMないんだよね。
そういうのが結局、一番便利。
まず、リンク。
Steve Jobs の公開書簡(仮訳)(maclalalaweblog)
分かりやすい。
まったく、Steve Jobsのいうことはいちいちもっともで、当たり前すぎる。
そんな当たり前のことがなかなか通らない。
えーと、EMIがDRMなしの配信をするかもということだけど、気になるのはどんな配信になるのかということ。
まず、価格。
さすがにDRMなしでも高かったら、買う奴少ないだろう。
ある程度、価格は抑えられるのではと予測。
音質。
mp3ということなんで、期待しない。
思うのだけど、いっそ無圧縮で売ればいいのに。しかも96kHz/24bitとかで。
音がいいし、ファイルが大きいからコピーしずらいし(w。
製作現場の音からCDレベルまで落とす必要ないから楽でしょ、いや、制作現場ではもっと高音質なんだっけ?
mp3が150円、96kHz/24bitが300円なら、自分は96kHz/24bitを買う。
売り方。
それだけで正規音源として売られるケースもあるだろうけど、どうなんだろう、正規音源がmp3だけ?
そういうのに適さない音源も多いはず。
そもそも、ブルーノートがそうだった。
むしろ、CDで売り、mp3でも売り、というのが多いんじゃないだろうか。
mp3だけからの収益はたぶん少ない、おそらくCDも売った方が利益を見込める。
バージョン違いを売るとか。
CDで売られる奴の先行リリース、ショートバージョンとか何とかmix、そんなの。
ファンならどっちもゲットしたがるだろうということで。
、、、なんか、やだね。やっぱり高音質ファイルを売る方がいいよ。
CDで十分な人はCDを、より高音質を求める人はファイルを買う。
コピーされる?
だったら何か?
コピーできるCDは今でも売られている。
しかし、憶測なんだよね。
Feb 08, 2007
アップルの件
Thoughts on Music
Steve Jobs
February 6, 2007(apple)
すげー。
日本のアップルには載らないのかね、これ。
これもとりあえずリンク。
ジョブズからの手紙:「DRMは無意味だし、今後も決して役に立たない」(Engadget Japanese)
「4大レーベルはDRMを捨てよ」、Appleのジョブズ氏が提言(ITmedia)
「レコード会社はDRMの放棄を」--アップルのジョブズCEOが公開書簡(cnet japan)
ジョブズのDRMレター(Lessig Blog (JP))
もうひとつ、アップルの件。
Apple Inc. and The Beatles’ Apple Corps Ltd. Enter into New Agreement(apple)
これもリンク。
Apple商標訴訟がついに決着——“Apple”はApple Inc.のものに(ITmedia)
アップルとビートルズがついに和解--「Apple」めぐる商標問題で(cnet japan)
“Apple”の商標使用、米Appleとビートルズ設立の英Appleが合意(internet watch)
Jan 28, 2007
ノルウェーで違法、追記
先日のエントリーの追記。
アップルのiTunes Store、ノルウェーで違法扱いに(cnet japan)
こんな話だったのだけど。
iTMSは消費者の権利を侵害——消費者団体の訴え認められる(ITmedia)
去年、6月の時点でこういう話があったわけだ。
覚え書きでリンクを追記。上のリンクはノルウェーの話。それが欧州に広がっている。
ドイツとフランスの消費者団体、iTunes問題で北欧諸国に同調(ITmedia)
覚え書きリンクを追記。全て、cnet japanの記事へのリンク。
- 仏の消費者団体、音楽DRMをめぐってアップルとソニーを提訴
- アップル、FairPlay技術公開を求める法案可決で仏下院を非難
- 仏政府、DRM技術の公開を義務付ける法案を修正
- フランスiTunes DRM公開法、緩和へ
- 望まれるDRMの形とは?--iTunes DRM公開法でフランスが残した教訓
- フランスiTunes DRM公開法、大幅な修正--リバースエンジニアリングは罰金に
- フランスiTunes DRM公開法が施行--議論はまだまだ続く
一番下の記事から引用。
今は、Appleの競合企業が、iTunesやiPodと相互運用可能なサービスやMP3プレイヤーを作るために必要な情報の開示をAppleに求めることができるようになっている。この場合、Appleには補償金が与えられる。
あー、、、そういうことになってたのか。
それで、このエントリーの話になってくるわけだ。
アップル、「FairPlay」のライセンス提供を計画中?--英報道(cnet japan blog)
考えてみたら、FairPlayをアップル以外のハードメーカーが使えるようになったら、iTS以外の曲(例えばRealNetworksから配信される曲)をiPodで聴けなくするメリットは、なくなるわけだ。
だって、アップル社以外のハードメーカーのプレーヤーは、iTSの曲もiTS以外の配信のDRMに対応した曲も聴けるのに、iPod、iTunesではiTS以外から買った曲を聴けないということになるんだから。
iPod、アップル社のハードの売り上げに悪影響を及ぼす可能性がある。
つまり、iTS以外から配信される曲も、iPodで聴けるようにしないと行けない。
FairPlayのライセンスを公開する場合、同時に独自のDRMを採用している他の音楽配信会社(例えばソニーのATRAC、マイクロソフトのWindows Media DRMなど)もそのライセンスを公開されていないと、割が合わない。
、、、されてるのだっけ?
マックだとWMAのファイルを開けない、っていう状況では、FairPlayの公開はありえないと思うのだけど。
Jan 27, 2007
ノルウェーで違法
アップルのiTunes Store、ノルウェーで違法扱いに(cnet japan)
25日にも似たような記事へのリンクを張ったけど、こんどは当局だ。
当局か、、。
この記事では、「フランスではiTunes DRM公開法でライバル企業との互換性確立を義務づけようという動きがあったが、この試みは失敗に終わり、」とある。
欧州ではなかなか攻防が厳しいみたいだ。
しかし、何でだろうね、、、
アップルによる世界独占市場は、欧州としては不利益なんでしょうか。