abk1's scratched blog 3::AUDIO DIARY

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Apr 03, 2013

オーディオ状況報告

いろいろ変わったので、現在のオーディオシステムについて記録しておく。

4月6日、ちょっといろいろ追記。
一部、書き間違えを訂正している。

BY50S HDL2-A2.0
(LAN: KB-FL7-05BK)

mac mini4.1 2.4GHz 8GB
OSX 10.6.8
audirvana plus / itunes
96/24 TOS
(TOS: HK50/huji parts)
AT-HDSL-1
TOS > RCA
(RCA: 型番不明)
ibook G4 12" 512MB
Vine Linux 5.2 ppc
mpd 0.17.3
88.2/24 USB
(USB: RAL-2496UT1付属ケーブル)
RAL-2496UT1
USB > TOS
(TOS: OPC-M1/SAEC)
DP-5090
44.1/16 RCA
NBR271
RCA > BNC
(BNC: BNC59/HOSA)
BJC-XP-TRC
BNC > XLR
SRC2496
>> 96/24 RCA
(RCA: D-75/DH LABS)
PB-500-2 odeon-lite
(RCA: basis1.4/AC Design)
SM-SX100
(5.5mmスケアキャブタイヤ/協和電線)
4425mk2 (omni8/Space&Time)
T900A

昨年9月のエントリーで書いたのと比べて、DACの上流が変わっている。

まずCDプレーヤーだけど、TEACのVRDS-25xsを外して、KenwoodのDP-5090に変更している。
理由は、実はVRDS-25xsだとCDを入れっぱなしにするとターンテーブルにCDがくっついてしまうことがあるから。めったにはないんだけど、そうなると天板を開けるなりしてCDを取り出さないといけない。僕以外の家族が使うことを想定しているので、マニアックで高音質目指した機種よりトラブルが少ない機種のほうが望ましい。
VRDS-25xsよりもいい音がPCトランスポートで得られる目星がついたかも?ということもある。

RCA(COAX)出力をBNC、さらにBJC-XP-TRCでXLRに変換してDACに入力している。
なぜか分からないけど、odeon-liteのRCA入力周りの状態によって、たびたびodeon-liteのリレーが動くということがある。25xsでもDP-5090でも同じで、電源ケーブルその他対策を講じてみたけど、なかなか直らない。
CDプレーヤーからの出力をBJC-XP-TRCをかませてXLRに入れると、この不具合がない。
これでいいや、ということにしてしまった。

PCトランスポートとしてibook G4を追加している。
mac miniのAudirvana Plusと、ibook G4のmpdを使い分けできるようにしているが、最近は主にmpdを使っている。
理由は、実はmac miniを子供に占拠されてるからだ。4才の子がPOCOYOを観てるのにいちいちどけと言ってゴソゴソするのは面倒だ。メモリを8GBも積んでいてメインマシンにするつもりだったんだけど、そうもいかなくなっている。
その点、mpdなら離れた場所にあるクライアントからオーディオ再生の指示が出せる。音質は、未だ試行錯誤中だけど定評どおり期待できそうな感じだ。

mpdの出力は、現在は88.2kHz/24bitにしている。
アップサンプリングの周波数は元のファイルの整数倍がいいという話を随所で聞くので44.1kHzの倍にした。
あと、整数倍でのアップサンプリングのほうがibookへの負担が少ないだろうと思ったから。デジタルオーディオではシステムが安定して動くという事が音質上極めて重要だと個人的に思っている。そのためには負荷が少ないほうがいいのではと考えた。
96kHzのときと聴き比べは出来ていないが、なんとなく音がしっかりしたような気がする。
じゃあなぜmac miniは96kHzなのかというと、こっちはなんとなく96kHzのほうがいいような気がしたから。理由はよく分からない。気のせいかもしれない。メモリ8GBが効いてるのかも知れない。

以前は、mac miniからの光出力を直接SRC2496の光入力に繋いでいたが、今はAT-HDSL-1に繋いで同軸出力に変換している。
代わりにibook G4、RAL-2496UT1からの出力を光入力に繋いでいる。以前はこっちをAT-HDSL-1に繋いでいたんだけど、USBから光、さらに同軸と、こんなに変換を繰り返すことにどういう意味があるのかと感じて入れ替えた。

ibook本体は、ラック下の床に邪魔にならないように置いている。のぞきこむと白いリンゴが光っているのが見える。
mac miniはコンポから若干離れたとこのTV台に、モニター付けてセッティングしている。前述したとおり最近はもっぱら子供が使っている。AudirvanaとiTunesからの音声を5mもの長さの光ケーブルでオーディオコンポに出力している。

トランスポートからのデジタル出力は全てSRC2496に入れている。
これはDDコンバーターで「リサンプリング」することでジッターを低減するという。
mac miniからの5mの光ケーブルをDACに繋ぐ場合、直接だととてもVRDS-25xsの音質に届かなかったが、SRC2496を間にかますだけで超えてしまった。それからというもの僕はリサンプリング信者になってしまった。

ほかにもいくつか変更がある。
以前は繋いであったTU-875を外している。これはスイッチが壊れてしまったから。
アナログプレーヤーを使う際に必要なのでいずれは修理したい。

DEQ2496によるイコライジング・室内音響調整は、したいけど出来ないまま。
繋いではいるけど使ってないので今回は書いていない。
本当はカセットデッキのテープ再生をデジタル変換してPCに記録するのにも使いたいんだけど、出来ていない。

AirMac Expressは繋ぐとこがなくなったしオーディオとして使ってないので外した。
別室のプリンタに繋いだら便利かも、とか考えている。

あと、ここには書いていないが、SRC2496の外部クロックに某製品を繋いでいた。
SRC2496の内部クロックは良くないという話を読んだことがあったから、ものは試しと。
しかし、これがどうも繋いでいるとポップノイズが出る。音声再生中に限らずクロックのスイッチを入れているとプチ、プチ、というので、クロックの不具合のような気がする。あれこれ思いつく対策をとってみたけど、結局、外部クロックを使わなかったら不具合ないようだということで、外してしまった。
使う方がいい音がするということもないように思ったので、当面は外部クロックなしで使うつもり。
もしかしたら、ヤフオクで落とした中古だったので壊れているのかもしれない。

odeon-lite以下の下流は、SM-SX100、4425mk2、T900A、と10年前から変わっていない。
それだけ気に入ってる構成なわけで、換え難いところがある。

今後の課題。まず、いずれはNASを変更したい。
オーディオルームで使うには静粛性に難がある。しばしばファン?の音が気になる。

次にDAC。
odeon-liteはいい音だと思うけど、DSDに対応してないし、ノイズに対してデリケートすぎるとこがあるので配線とか気を使う。
最新のDACの音に興味があるということもあるし、ibookのmpdからのUSB出力を受けるのが、そのUSBから電源供給を受けるRAL-2496UT1というのはどうなんだろうか、という気持ちもあったりする。外部電源が製品化されてるけど4万円もする。それなら新しいDACを買いたい。
ただ、odeon-liteが壊れない限り当分先のことになるとは思う。

Mar 15, 2013

Vine Mpd ppcについて覚書(9)twmについて(2014.03.14.追記)

2014.03.13.追記。
PBG4にVine Linuxを再インストールしたら、例によって覚書が役に立たず環境再現に手間取ったので追記・修正しておくことにした。

実は今回はmpdはまったく関係なくて「twm」についての覚書。
Powerbook G4 12inchは発熱がひどくてOSXでは使えないので、Vine Linuxとmpdクライアントのncmpcppをインストールして使っているわけだけど、それでも発熱する。少しでも負荷を減らしたい。
cuiでncmpcppを使えれば負荷が減ると思うんだけど、日本語表示はフォントが悪いのか汚くて読みにくい。
そこで、GNOMEよりも軽いGUI環境を使おうということでtwmを選択した。
若干だけど、発熱は減っている気がする。

Twm's Wiki

twmはvine linuxに標準でインストールされているとネット上では書かれているが、うちの5.2ppcには何故かインストールされていなかったので、インストールから開始。
Synapticパッケージマネージャを使って簡単に出来る。

twm専用にするつもりで新規アカウントを作成。
ホームディレクトリにncmpcppの設定ファイルなど諸々、今まで使っていて要りそうなものをコピーし、chmodでアクセス権限を再設定する。そこで、twnの設定ファイルとして「.twmrc」を置くんだけど、どこにあるのか分からない。
ネット上にどこそこにあるという情報はあるけど、うちの環境と違っているらしく見つからない。
findで探すと簡単に見つかるのでコピーする。

.twmrcは/etc/X11/twm/system.twmrcをホームにコピーしてあとで必要に応じて編集する。

さて、Vine Linux 5.2ppcは起動に際してGNOMEが起動する設定になっている。
twm用アカウントでログインすると、.twmrcが設定してあってもGNOMEで起動する。
これはどうしたら変えられるのか分からない。セッションからtwmを選ぶという話があるが、選択に出てこない。
そこでrootで再ログインし、telinit 3、再度twm用アカウントでログインして、xstartstartxを打つとtwmが起動する。こんなのでは面倒なので、/etc/inittabを書き換えて最初からrunlevel3で起動するようにしておく。

ここまで書いた通りにやってもうまくいかない。
.xinitrcを設定する必要がある。
以下のリンク先によると、ランレベル3でのログインだと.xinitrcを読みランレベル5だと.Xsessionを読み込むらしい。
VineLinux/システム設定/アプリケーションの自動起動 - Linux wiki

.xinitrcは/etc/X11/xinit/xinitrcをホームにコピーして編集する。
既存の内容は全てコメントアウトして、最後の数行の記述を参考にして以下を記載。

/usr/bin/xclock -geometry 100x100-5+5 &
xterm -geometry 80x40-50+150 &
/usr/bin/twm

twmが起動するのと同時にxclockとxtermが起動する設定。
xtermの設定は80x50から80x40に変更している。これで使える体裁になる。
.Xclientsは/etc/X11/xinit/Xclientsにあるけど、ホームにコピーして何か書き込んでも関係ないようだ。

2014.03.14.追記。
xtermの設定で以下を~/.Xresourcesに書き込み保存。

XTerm*utf8              : 1
XTerm*locale            : true
XTerm*selectToClipboard : true
XTerm*faceName          : 'Monospace'
XTerm*faceSize          : 9
XTerm*cjkWidth          : true
XTerm*background        : white
XTerm*foreground        : seagreen
XTerm*saveLines         : 2000

以下のコマンドで次のxterm起動から設定が反映される。
$ xrdb .Xresouces

ところが、再ログインしたらもとに戻ってしまうので、再度コマンドを打たないといけない。
面倒なので、.xinitrcにコマンド自体を書き込んでみたが上手くいかない。twm起動と同時に開くxtermウィンドウには反映されないのだ。twm起動した後に、twmからxtermを開くと反映される。.Xdefaultsに書くというのもやってみたが反応なし。
どこかで設定できるのかもしれないが分からない。
結局、.xinitrcのxtermの項目をコメントアウトして、起動時にはxtermを開かないことにした。
何か分かったらまた追記すると思う。

現在の.xinitrcは以下のような感じ。

xrdb .Xresouces
/usr/bin/xclock -geometry 100x100-5+5 &
# xterm -geometry 80x40-50+150 &
/usr/bin/twm

twmの起動画面(ルートウィンドウという)は、何にも表示されない。真っ暗だ。
マウス左クリックでメニューが表示される。
メニューからxtermを選択。
これでシェルが使える。

twmの設定だけど、色を変えるぐらいのことしか現在はしていない。

.twmrcでウィンドウの色設定が出来る。
使える色は、/usr/local/X11R6.4/lib/X11/rgb.txtに書いてあるので、好きな色を.twmrcに書き込んだらいい。
こういうところが参考になる。
X Window System 色見本

ルートウィンドウは真っ暗。ここは.twmrcでは設定できない。
xsetrootというコマンドで設定する。
xsetroot -solid "colorname"
モニターと大きさが合っていれば画像を貼ることも出来るらしい。
display -window root "file name"

ここは訂正。
.twmrcに以下のようにコマンドを記載することでルートウィンドウに画像などの設定ができる。
display -window root ファイル名を含むフルパス
うちの環境ではモニターと画像の大きさが合っていなくてもタイル張りしてくれるようだ。
これはどこで設定されているのかはっきりしない。

参考リンクを追記。

xtermの設定について
xtermの設定をするよ - ちなみに
「xterm」の設定方法 - OpenBSD日記
xtermを使ってみる いつも『あとちょっと…』/ウェブリブログ
xtermを動かす | ちりぢりな記憶の寄せ集め

Xの設定について
xinitrc (日本語) - ArchWiki
.xinitrcの設定
X Window System の環境設定 Turbolinux 10 Server: コマンドガイド
Miya×2@wiki - Xwindow設定

さらに追記。
FreeBSD QandA 1032 Q. ~/.Xresourcesと~/.Xdefaultsって、どう違うんですか?
VineLinux/システム設定/アプリケーションの自動起動 - Linux wiki
[vine-users:056450] ssh-add (Re: .xinitrc ファイルは、 どこにあるのか ?)
GNOME以外の選択肢

さらに追記。だいぶ設定は落ち着いてきた。
twmの起動画面が真っ暗なのは落ち着かないし起動してるのが目に見えないのも不便なので、xclockを起動して右下隅に常駐させておくように設定している。xeyesも起動させていたけど、目障りになってきたので止めた。
あとはフォントの設定をしている。

使用目的がncmpcppと多少のネット利用程度に限定された状況なら不満がない感じ。
sshでibook G4に繋がるようにしたいんだけど、これは追々と思っている。

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Mar 02, 2013

Vine Mpd ppcについて覚書(8)サンプリング周波数とビットレートの変更+追記:mpd.confの設定

以前、覚書(5)で、以下のようなことを書いた。

usb出力が44.1kHzから48kHzになってしまった。
ファイルは44.1kHzなのでアップサンプリングしてる。
どうもこれはalsaのデフォルト設定らしく、どこかで変更も出来るらしいということが分かった。

いつまでも48kHzのままというのもどうなのかなということで、44.1kHzに戻すことにした。
以下のサイトを参考にした。

>Tuning - Music Player Daemon Community Wiki : ALSA dmix

Since version 1.0.9-rc2, ALSA enables dmix (allows multiple applications to play audio on a single sound card) by default. dmix is a little overhead, if you want direct output to the device, use something like the following syntax:

audio_output {
	type "alsa"
	name "my ALSA device"
	device "hw:0,0"
}

Another reason to bypass dmix is that dmix forces 48khz (see here). So if you playback 44.1khz this will require resampling even if your soundcards supports 44.1khz samplerate, this causes extra cpu usage.

前半を約してみる。
「version 1.0.9-rc2以降、ALSAはデフォルトでdmixを有効にしている(dmixによって複数のアプリを1つのサウンドカードで対応させて音を出すことが出来るようになる)。dmixというのは、デバイスにダイレクトに出力したい向きには、ちょっとやりすぎの感があるので、以下のような記述を使うといい。」

ここで書かれている記述には見覚えがある。mpd.confの、alsaの設定である。
というわけで、書かれているように直してみた。
mpdを終了し、mpd.confを編集する。

##	device		"hw:0,0"	# optional

文頭の##を削除して保存。
mpdを再起動する。

usb出力が44.1kHzになった。
なんと簡単なことか。

ここで「top」コマンドを打つと、mpdのCPU使用率が2、3%になっている。
48kHzだったときの1/10になってしまった。
システムへの負担は相当少ないみたい。
そもそもVoyage MPD Starter Kitとかみると、かなりのロースペックで動かしている。

後半も約してみる。
「dmixをバイパスするもう一つの理由は、dmixが強制的に48kHzにしてしまうことだ。例えば、サウンドカードが44.1kHzをサポートしていて、44.1kHz戻すためにリサンプリングする必要があるといった場合、余分なCPU負荷の原因になる。」
dmix自体のせいで無駄にCPU負荷が10倍になるのなら、バイパスするほうが順当だろう。

ちなみに、mpd.confのalsaの設定には、サンプリングレートを決める項目もある。

##	format		"44100:16:2"	# optional

コメントアウトを削除して96000:24:2にしたら、usb出力が不安定になった。
ブチブチ出力が途切れてしまう。
アップサンプリングして出力するには他の方法じゃないと駄目なようだ。
ちなみにこのときもCPU負荷は数%しかなかった。

音質がどうなったかというと、例によってちゃんとした比較は出来ていないんだけど、48kHzのときのほうがゆったりして暖かい音が出ていた印象がある。44.1kHzにしてからシャープな音になった。固いといえば固いのだけど、こちらのほうがリアルなような気もする。
そのうち余裕が出来たらじっくり聴き比べてみよう。

4月6日追記。
今更だけどmpd.confの記載内容を記録しておく。
うちでは「~/.mpd/mpd.conf」で設定している。
これは「INSTALL」ファイルに記載されてるデフォルトだ。

# Files and directories ####

music_directory		"~/Music"
playlist_directory		"~/.mpd/playlists"
db_file			"~/.mpd/database"
log_file			"~/.mpd/log"
pid_file			"~/.mpd/pid"
state_file			"~/.mpd/state"
sticker_file			"~/.mpd/sticker.sql"
#

rootでMPDを動かしてるので、~はrootディレクトリである。

# General music daemon options ####
#user				"nobody"
#group				"nogroup"
# For network
#bind_to_address		"any"

#bind_to_address		"~/.mpd/socket"

port				"6600"

#log_level			"default"
#gapless_mp3_playback			"yes"
#restore_paused "no"
#save_absolute_paths_in_playlists	"no"
#metadata_to_use	"artist,album,title,track,name,genre,date,composer,performer,disc"

auto_update	"yes"
auto_update_depth "6"
#

# Symbolic link behavior ####

follow_outside_symlinks	"yes"
follow_inside_symlinks		"yes"
#

portは6600で固定。
auto_updateは効いてるのかどうか分からない。ライブラリがオートアップデートしたの見たことないし。
depthは一応、深めに設定している。
MusicディレクトリにNASのディレクトリをマウントしてるんだけど、結構深いとこまで辿らないと音楽ファイルとか辿り付かない場合があるので。設定しなかったらどうなるかは試していない。

# Zeroconf / Avahi Service Discovery ####

# Permissions ####

# Input ####

ここは触っていない。

# Audio Output ####

# An example of an ALSA output:
#
audio_output {
	type		"alsa"
	name		"My ALSA Device"
	device		"hw:0,0"	# optional
##	format		"44100:16:2"	# optional
##	mixer_type      "hardware"	# optional
##	mixer_device	"default"	# optional
##	mixer_control	"PCM"		# optional
##	mixer_index	"0"		# optional
}

audio_output_format		"88200:24:2"
#

ここの項目で有効にしてるのはalsaの項目と、ずっと下のほうの「audio_output_format」という項目。
以前は「pulseaudio」の項目も有効にしていたんだけど、不具合があって現在はコメントアウトしている。

ここから4月1日に追記していた内容。

サンプリング周波数とビットレートの変更はalsaの設定以外でもできる。
mpd.confの、alsaのずっと下のほうに、以下のような記載がある。

# This setting will change all decoded audio to be converted to the specified
# format before being passed to the audio outputs. By default, this setting is
# disabled.
#
#audio_output_format		"44100:16:2"

ここのセッティングでは、デコードされた全てのオーディオ信号を出力される前に指定されたフォーマットに変換する、とある。
ここを以下のように書き変え、コメントアウト削除した。

audio_output_format		"96000:24:2"

これでusb出力を24bit/96kHzに変換できた。
alsaの設定でしたときのような不具合はないようだ。
CPU負荷は4%ぐらい。フォーマット変換を設定する前の倍ぐらいになっている。

音質の変化は、まだちゃんとした比較はしていない。
なかなか比較する余裕がないのが現状だ。

ここからまた4月6日追記分。

# Normalization automatic volume adjustments ####

replaygain			"album"
#replaygain_preamp		"0"
#volume_normalization		"no"
#

ここはよく分からない。
「See <http://www.replaygain.org>」とか書いてあるけど、充分読めていない。
リプレイと関係あるらしく、ここの設定を変えるとncmpcppでYを打ったときのmpdの反応が違ってくるようだ。しかしどうなってるのか充分に把握できていない。

# MPD Internal Buffering ####

audio_buffer_size		"384"
buffer_before_play		"5%"
#

ここの設定は音質にも影響があるらしい。
audio_buffer_sizeは多分「kb」だと思う。256だと音が出ない。
buffer_before_playだけど、何の割合か分からない。メモリのなのかファイルのなのか。現在少なめに設定している。

# Resource Limitations ####
# Client TCP keep alive ####

ここは触っていない。

# Character Encoding ####

filesystem_charset		"UTF-8"
#id3v1_encoding			"ISO-8859-1"
#

一応、UTF-8で、コメントアウト削除。

# SIDPlay decoder ####

ここは触っていない。

ざっとこんな感じ。
今後、変わるところもあるかもしれないけど

とりあえず、今回はここまで。

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Feb 25, 2013

Vine Mpd ppcについて覚書(7)というよりEACの設定について

前回はEACで作ったcue sheetがおかしいという話だった。
CDの読み取りの問題なのだろうと目星をつけ、EACの設定を確認してみた。

メニューの中に「Drive Options...」というのがある。
選択すると「これは重要なとこだよ」みたいな警告表示が出る。
これを閉じたら設定項目が表示される。
表示されるタブの中に「Gap Detection」というのがある。
ここの設定が、
Gap/Index retrieval method : Detection method B
Delection accuracy : Inaccurate

になってるのに気付いた。
いつこんなにしたのか記憶がないが、さすがにInaccurateはまずそうだ。

たまたま手元にあったCDを読み込んで、cue sheetだけ作ってテストしてみた。

PERFORMER "Wes Montgomery"
TITLE "Full House"
FILE "Range.wav" WAVE
  TRACK 01 AUDIO
    TITLE "Full House"
    PERFORMER "Wes Montgomery"
    INDEX 01 00:00:00
  TRACK 02 AUDIO
    TITLE "I've Grown Accustomed to Her Face"
    PERFORMER "Wes Montgomery"
    INDEX 00 04:38:04
    INDEX 01 09:11:62
(以下略)

INDEX 00 04:38:04、INDEX 01 09:11:62、、、やはり、酷い数字が出ている。
EACの「Gap Detection」の設定を以下のように変更。
Gap/Index retrieval method : Detection method A
Delection accuracy : Secure

同じCDを読み込んで、もう一度cue sheetを作ってみた。

PERFORMER "Wes Montgomery"
TITLE "Full House"
FILE "Range.wav" WAVE
  TRACK 01 AUDIO
    TITLE "Full House"
    PERFORMER "Wes Montgomery"
    INDEX 01 00:00:00
  TRACK 02 AUDIO
    TITLE "I've Grown Accustomed to Her Face"
    PERFORMER "Wes Montgomery"
    INDEX 00 09:11:38
    INDEX 01 09:11:62
(以下略)

問題のない数値が表示された。CDを正確に読み取っているようだ。

EACをちゃんと使えていなかったのが、INDEX 00の問題の原因だった。
多分、使用するドライブによっても、こうした結果は違ってくると思う。
今回、設定を見直したことで、今までのようなトラブルがなくなることを期待したい。

気になるのは、リッピングの設定が違ったら出来たファイルも違うのかということ。
データがきちんと取れていれば違わないはずだけど、どうもそこが心もとない。
実際にリップして、比べてみることにした。

前述した2つの設定で、1つのCDをリップしてみる。
それにしても、前者で8倍速出てたのが後者だと5、6倍速にしかならない。
それだけ正確を期してるってことなんだろうけど。
出来上がったファイルに違いがあるかどうか、Hash値というのを比べてみた。

HashMyFileというツールを使った。
MD5、SHA1、CRC32、SHA256、SHA-512、SHA-384、全て同一だった。
cue sheetは間違えていても、リッピング自体は正確に出来ていると思っていいかも。
たくさんのFLACをリップしなおさなくていいらしいので、ほっとした。サンプル1つで決めていいのかというのはあるが、まあ、今回はよしとしとく。

とりあえず、今回はここまで。

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Feb 23, 2013

Vine Mpd ppcについて覚書(6)不良cue sheetによる再生の不具合

前回は、mpdが順調に動作し始めたとこまで。
この覚書もだいぶリアルタイムでの状況進行に近づいてきている。
これから書くのは、2月中旬以降の話だ。

うちでは以前からCD1枚を1つのFLACファイルにしてNASに保存している。
今は持っているCDの一部だが徐々に増やすつもり。
リッピングに使うのはもっぱらEACで、cue sheetもリッピングと同時に作っていた。EACにはそういう機能があるのだ。
これをLAN経由で、Mac miniの「Audirvana Plus」を使って再生していた。

mpdでもcue sheetが使えるようになり、これは便利だと思っていたんだけど不具合が出てきた。
楽曲再生に際してトラックの開始がおかしくなる。
おかしくなるというのは、楽曲の途中から再生を開始するのだ。
それも前の曲の途中から再生される。
cue sheetを使って再生している時に限られるので、この関係で不具合があるんだろうと考えた。

分かりにくいので追記。
前の曲の途中から再生」というのは、前の曲が再生中に途切れて、続くトラックの頭が再生されるという意味。前の曲が途中から繰り返し再生されるという意味ではない。

Cue sheet - Hydrogenaudio Knowledgebase

cue sheetには「INDEX 01」という項目を必ず記載することになっていて、というのは、楽曲開始時間を指定する項目がこれにあたるから。
INDEX 00」というのもあって、これを記載すると楽曲開始前の「ギャップ」を設定できる。
CD再生してるとき、ときにトラックが始まる前に数秒間の無音があって、プレーヤーの再生時間表示に「マイナス」が出ることがある。こういうのをWAVやFLACのファイルからCDを焼くときなどに反映させるのに、cue sheet上に「INDEX 00」の時間を記載し、指定しておくということらしい。

再生に問題があったcue sheetをエディタで確認してみたら、「INDEX 00」と「INDEX 01」に指定された時間が、酷いときには数分以上も違っていることが分かった。

つまり、トラック再生開始時間の前にあるのは数秒間の無音どころではなく、トラック開始の数分前の部分からトラック開始時間までの楽音。つまり、FLACファイル上にある前のトラックの途中からトラック開始時間までの部分、ということになっていた。
EACでcue sheetを作ったときにこうなったということになる。
なぜこんなことになったのかは、はっきりしない。
今まで、foober2000やAudirvanaで再生している分には全く気付かなかったので、これらのソフトは「index 01」しか読まないのかもしれない。

とりあえず「INDEX 00」は削除してもcue sheetの体裁としては問題がないということなので削除してみたら、mpdでの再生の問題もなくなった。
つまり、mpdはINDEX00を読んで再生したから再生の不具合が生じたということだ。

こうした不具合がうちだけのものなのかどうか、はっきりしない。
ネット上で検索してみても、検索が下手なのか?、ひっかかってこないのだ。

原因は分かったけど、ではどうするかが問題になる。
今までにCDをリップして作ったcue sheetは数百万枚数百枚。1枚ずつチェックしていては、とても終わらない。
それどころか、これからもリッピングは続ける予定なのだ。

EAC以外のリッピングソフトを使うのか。
正直、この半年の間に使い慣れてしまって換える気にならない。なにしろスピードが速いというのが僕のニーズにあっている。
EACでcue sheet作成の設定が出来ないかと考えたけど、ないようだ。

では、mpdのほうで「INDEX 00」を読まない設定に出来ないか。
調べたけど、よく分からない、、。

では、cue sheetの書き換えをコンピューターにしてもらおう。
人間がやるよりずっと早いはず。
Linuxは、数百枚のファイルの内容を一瞬で書き換えるコマンドを打つことが出来るはず。

しかし結局、僕が使った手段はApple Storeで「Jedit X standard」を買うことだった。
このエディタには複数ファイルの内容を検索して書き換える機能が付いている。
Mac mini上のJeditからNAS上のフォルダを選択し、ファイルの種類に「cue」を指定して、「INDEX 00 .+/n」を検索して「/n」に書き換えるように、としてクリックすると、INDEX 00とこれに続いて記載された時間を表す数列が、削除される。
ちなみに「.+」は1文字以上の文字列、「/n」は改行という意味。

これで、自宅NASにあったcue sheetの「INDEX 00」とそこに指定された時間は、数分間で削除された。非常に助かった。
途中で文字コードの指定でひっかかるファイルがいくつかあった。UTF-8でいいか?ということなので、いいよとenter。確認していないが多分問題ないだろう。
無料のお試し版「Jedit X Rev.2」で同様の操作が出来るかどうかは知らない。

ちなみに、EACでリッピングしてcue sheetを作った時点で同様の操作をするのには「Mery.exe」というエディタを使った。こっちはWindows用のフリーウェア。
やはり複数のファイルの中を検索して、文字列を一括で置換できる。
操作する内容も大体同じだ。
今後はこっちで処理してからNASに持っていくと思うので、Jeditは今後の出番は少ないかもしれないが、まあ、いい仕事してくれたので高いという気がしない。

追記。
何で自宅NASのファイルを修正するのにMeryを使わないのかということだけど、自宅のWindowsXPにMeryをインストールして使ってみたら、なぜか前述の捜査が出来なかった。マシンのスペックの問題かもしれない。自宅のマシンはペンティアム3だ。
どこでリップしてるかというと、実は職場。夜勤で仕事がない時間帯に、自宅から持ち込んだもっと使えるノートでリップしてる。普段見ないTVとかぼーっと見てるよりいいかと思って始めた。それ以外の時間でリップできる時間はない。
だからリッピングが高速にできるというニーズは切実なのだ。
仕事さぼってるわけじゃないけど、こんなことあんまり進んで公言したくはない。しかし行きがかり上仕方ないので書いた。

しかし、INDEX 00だけでは終わらなくて、実は「INDEX 02、INDEX 03、、、」というような記述があるcue sheetがあることが分かった。ちなみに、このようなシートはAudirvanaでも受け付けない。foobar2000で使えるかどうかは、不明だ。
これは、もしかしたらと思って「INDEX 02」をJeditで複数ファイル検索して、ひっかかった。
そんなに多数ではなかったので、検索結果からファイル自体を開いて削除した。
この際に、03、04、、、とかあるのに気付いた。
たぶん、02を飛び越えて03、、、とかいうcue sheetはないと思うのだけど、今の時点では検索していない。

ちなみにそういうcue sheetの一例。
こんな感じのファイル
INDEX 00がないのは、Jeditで削除された後だからだ。

とりあえず、今回はここまで。

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Feb 21, 2013

Vine Mpd ppcについて覚書(5)alsa関連で要らないものを入れすぎていた

mpdでcueシートが使えるようになった。
この時点のシステムの状況。

追記。mpdのバージョン書き間違いを訂正した。0.17.2を0.17.3に。

iBook G4 vine linux 5.2ppc runlevel 5mpd v0.17.3
Powerbook G4vine linux 5.2ppc runlevel 5ncmpcpp v0.5.10
RAL-2496UT1DD Converter(USB >> TOS)44.1kHzで動作・SRC2496に出力

mpdも0.17.3にヴァージョンアップしている。
多分、1月中旬にしてると思う。

「runlevel 5」にしてるのは、3では使えなかったから。
runlevel 3にしたらusbデジタル出力しなくなる。
どこを直せば出力できるようになるのか分からなかったので、runlevel 5で当面は使うことにした。
ネット上の情報によると、runlevel 5では音質上のメリットは得られないということらしく、目標はrunlevel 3での運用だったので残念だけど、仕方ない。使いながら設定の仕方を模索することにした。

実際のところ、それで音質はどうだったかというと、小音量で時々鳴らす程度だったのではっきりしたことは言えないというのが正直なところ。
少なくともBGMとして流す分には申し分ない。
求めるところはそんなレベルじゃないので、出来れば音量を上げてじっくり聴きこみたかったけど、あれこれするうちに機会がなくなった。
なぜ機会がなくなったかというと、他の問題に対処した結果、runlevel 3で動くようになってしまったから。
現在はそれで動かしていて、なかなかrunlevel 5に戻す機会がない。
比較できれば面白いかもしれない。

他の問題というのは、mpd、ncmpcppの挙動が安定しないということだった。
ncmpcppを操作するとフリーズしてしまう。
次曲に飛ぶ、早送り、cue sheetから選曲する、といった操作で動かなくなってしまう。

mpdの方もクライアントからの信号を受け付けなくなって端末で「netstat -t」とコマンドを打つと止まってる6600ポートがずらずらと表示される。音楽は流れ続けて、止めようがないのだ。
こうなると「kill」も受け付けないので、iBook自体をrebootするしかない。
しかし酷いときはrebootのコマンドを受け付けないのでスイッチを押して終了したり。
こんなでは落ち着いて使えない。

システムが不安定な理由は、「alsa」が安定しないからじゃないかと目星をつけた。
根拠はないのだけど、実は最初にalsa関係はいろいろインストールしたという経緯がある。こうして書いていて思い出したのだけど、mpdをインストールしたあとに動かせなかった期間がずいぶんあった。実はmpdの設定自体を間違っていたんだけど、その間に、何が必要か分からないので兎に角目に付いたものから入れていた。
alsa関連は色々あるので、余分なものもインストールしてしまっていたのだ。

とりあえず、必要最低限と思われる「alsa-lib」と「alsa-lib-devel」以外でいろいろ入ってたのをアンインストールした。もしかしたらalsa-lib-develも要らないのかもしれないけど、置いとく。alsa-toolsとalsa-utilsは、多分動作の邪魔はしてないと想定して置いとく。

そうしたら、RAL-2496UT1をvine linuxが認識しなくなった。
要るものがあったらしい。
「kernel-module-alsa-driver」を再インストールしたら、認識した。

参考リンク。
Advanced Linux Sound Architecture (日本語) - ArchWiki
AlsaProject

結局、alsa-firmware 、alsa-plugins-pulseaudio 、alsa-plugins-usbstream 、bluez-alsa をアンインストールしたら、安定して動作するようになった。
ncmpcppが止まることもない。
ただ、usb出力が44.1kHzから48kHzになってしまった。
ファイルは44.1kHzなのでアップサンプリングしてる。
どうもこれはalsaのデフォルト設定らしく、どこかで変更も出来るらしいということが分かった。

システムが不安定だったときは、iBookの端末でtopを打つとmpdとpulseが表示されてて、それが当たり前なのかと思っていたのだけど、前述の操作をしてシステムが安定した後には、pulseは表示されなくなってしまった。無駄に動いていたらしい。
mpdだけで音声出力しているようで、CPU使用率の半分をmpdが食っている。
これは多分、アップサンプリングしてるのが原因じゃないか?と思っているんだけど。
96kHz/24bitにして出力出来ればいいとか考えたこともあったけど、多分無理だ。

この時点で、ふと思いついてrunlevelを3にしたら問題なく動作した。
RAL-2496UT1にusbデジタル出力している。
何が邪魔してたのかは分からないけど、とりあえず目標に到達したということだ。

iBook G4 vine linux 5.2ppc runlevel 3mpd v0.17.3
Powerbook G4vine linux 5.2ppc runlevel 5ncmpcpp v0.5.10
RAL-2496UT1DD Converter(USB >> TOS)48kHzで動作・SRC2496に出力

とりあえず、今回はここまで。

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Vine Mpd ppcについて覚書(4)ncmpcppのインストール

いろいろ忘れてしまうという話のあと間が空いて、やっぱり忘れてる気がするので、やや焦って書いている。
後々何かあったときに役立てばと思うのに、書き忘れてたら役に立たないじゃないか。

今回は、ncmpcppのインストールに際しての覚書き。
当初インストール出来たのはv0.4.1で、最新のv0.5.10は出来なかった。
それがどうやったら出来たのかという話だ。

以前のエントリーで「configure」でうまくいかないことがあれば、実は「configure.log」に記載されている、と書いた。
configure: error: libmpdclient >= 2.1 is required!という表示が出て、makeできない理由について、最初は対処が分からなくてバージョンを下げることでncmpcppをインストールした。本当は「configure.log」に残された失敗の記録を読んで対策を打てばよかったのだ。
で、その対策の内容について徐々に忘れてきてるということだ。
全く、年波には勝てない。
configure.logには以下のようなことが書いてあった。

configure:15321: checking for pkg-config
configure:15339: found /usr/bin/pkg-config
configure:15351: result: /usr/bin/pkg-config
configure:15376: checking pkg-config is at least version 0.9.0
configure:15379: result: yes
configure:15389: checking for libmpdclient
configure:15396: $PKG_CONFIG --exists --print-errors "libmpdclient >= 2.1"
Package libmpdclient was not found in the pkg-config search path.
Perhaps you should add the directory containing `libmpdclient.pc'
to the PKG_CONFIG_PATH environment variable

No package 'libmpdclient' found

libmpdclientが見つからないと。

Perhaps you should add the directory containing `libmpdclient.pc' to the PKG_CONFIG_PATH environment variable
これは「libmpdclient.pc」があるディレクトリのパスを環境変数PKG_CONFIG_PATHに設定したらいいかもよ、って感じの意味らしい。

PKG_CONFIG_PATHの設定はシェルによって使うコマンドが違うということらしく、ちょっと戸惑った。
vine linux ppc の場合は「bash」なので「export」を使う。

export PKG_CONFIG_PATH=/(libmpdclient.pcがあるディレクトリのパス)

これでパスが通ったので、その同じ端末からconfigureする。違う端末を開いてconfigureしようとしても受け付けてくれないらしい。
というわけで、めでたくconfigure成功。
make、make installと順調に進んで、ncmpcpp v0.5.10がインストールできた。

ncmpcppの最新版がインストールできたということは、cueシートに対応できるはずってことだ。
cueシートを使えるようにするには、mpdサーバーのiBookにcueシートを扱えるようにするライブラリをインストールしなくちゃならない。
たしか、↓から落としたと思うけどはっきりしない。
http://mirror.transact.net.au/sourceforge/c/project/cy/cygwin-ports/release-2/libcue/

4月1日追記。
mpd-0.17.3は、独自でcue sheetに対応したらしい。
だから多分、libcueがなくても動作する。
以下、説明にリンク。

https://wiki.archlinux.org/index.php/Music_Player_Daemon/Tips_and_Tricks#Cue_Files

libcueをインストールしてmpdを起動する。
ncmpcppを起動。
uキーを押すとライブラリがアップデートされる。
3キーを押すとブラウザ表示になる。
カーソルキーとenterキーを使って、ディレクトリの階層を辿っていく。
端末の画面に表示される音楽ファイル一覧の下方に、cueシートのファイル一覧が表示された。
カーソルキーでファイルを選択しspaceキーを押してプレイリストに送る。
2キーを押すとプレイリスト表示となる。cueシートに載っている曲がリスト表示されてるので、カーソルキーで曲選択。enterを押すと音楽が再生される。

なかなか良く出来たインターフェイスだと思う。

Ncmpcpp - ArchWiki

とりあえず、今回はここまで。

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Feb 14, 2013

Vine Mpd ppcについて覚書(3)ncmpcppの設定

さて、mpdを動かしてUSB-DACに繋いだイヤホンから音を出すことに成功した。
けど、なんだかその音が変だった。
2重にきこえる。
カエルの歌じゃないけど、輪唱してるみたいな。
リヴァーブっていうんでしょうか?こういうのは。

これは、mpdの設定ファイルを書き換えたら解決した。
「mpd.conf」ファイルの「Audio Output」の設定で、"alsa"と"pulse"を有効にしていた。これが良くなかったようで、"pulse"だけコメントアウトして無効にしたら直った。

しかし、いろんなことになるもんだと思った。

実はこの時点では、ncmpcppとmpdを同じiBook G4で動かしていた。
Powerbook G4のncmpcppからのアクセスをiBookが受け付けなかったのだ。
fire wallも切っていたしpingは通ってる。なぜ外からのアクセスをiBookが受け付けないのか分からなかった。

最初はmpdかiBookの設定に問題があるのかと思っていた。
しかし、いくら探しても分からない。
そのうちに、もしかしたらncmpcppのほうの問題?と思うようになった。だって考えてみたら何の設定もせずに動かしてるほうがおかしい。

よく見たらncmpcppのソースを解凍した際に出来る「doc」というフォルダの中に「config」というファイルがあって、開くと
## this is example configuration file, copy it to ##
## ~/.ncmpcpp/config and set up your preferences ##
と書いてある、、、
こんなのがあったとは。

このファイルには、
#mpd_host = "localhost"
#mpd_port = "6600"
と書かれている。
多分これがデフォルトの設定ということで、configを書き換えて設定しなければ、ncmpcppは"localhost"のmpdにしかアクセスしない。つまりncmpcppとmpdが同じパソコンにインストールされてないと動かない状況になってしまうわけだ。

Powerbookにインストールしたncmpcppのconfigを設定する。
homeに「.ncmpcpp」を作ってconfigをコピー。
#mpd_host = "localhost"のlocalhostをiBookのIPアドレスに書き換え#を削除。
#mpd_port = "6600"のほうも#を削除。
これでようやく、PowerbookからiBookのmpdをコントロールできるようになった。

実は、前述の部分で記憶が曖昧なところがある。
初めて音が出た時点でncmpcppのconfigを設定してたのかどうかが、はっきりしない。
設定してたとしたら、たぶん#mpd_port = "6600"のコメントアウト削除だけで済ませていて、そのせいで外部のクライアントが使えなくなっていたんだと思う。でもたぶん、設定していなくても"localhost"で使う分には音が出てたんじゃないかと思うのだ。
どうやってたか忘れてしまった。

何かあったときはツイッターにメモ書きしていたんだけど、いじってるパソコンはPPCマシンなものだから、当然、ウェブブラウザなんか動かしておく余力はない。ツイッターなんて重いサイトを開きっぱなしに出来ない。それら以外のパソコンから書けばいいということになろうけど、実はこうした作業は家族が寝静まった夜中にしていることが多くて、あんまりゴソゴソも出来ない。メモしない間に次に移行したら、忘れちゃうというわけで、ちょっといろいろ曖昧なとこがある。

とりあえず、今回はここまで。

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Vine Mpd ppcについて覚書(2)mpdのインストール

どうも自分で調べないといけないということは気づいたんだけど、どこを調べたらいいのか分からない。

起動の方法が違ってるらしいということだけど、どこに書いてあるんだろうということから探し始めた。
実は、ダウンロードしたソースを解凍したら説明のファイルが入ってる。「INSTALL」というファイルが出来ているので、それをちゃんと読んで書いているとおりにやらないとインストールに失敗する。
これは後から考えると当たり前の話のように見えるけど、ネット上で書いているとこがあんまりなかった。あまりに初歩的過ぎて書いてなかったのかもしれない。
手軽にインストールして使えればいいやという甘い考えの初心者だから嵌ったと思う。ここに気付くまでかなりの時間を要した。

Music Player Daemon (mpd) の場合、この「INSTALL」ファイルに起動の仕方が書いてある。
mpdの設定を記載する「config file」をどう扱えばいいかも書いてある。
書いてあるとおりにしたら、あっけなくmpdは動いた。
端末上で「ps x」とコマンド打てばmpdの文字が表示される。
これでiBook G4がmpdサーバーになった。

これには唖然とし、かなり戸惑った。これがLinuxのやり方なのかと腑に落ちるまで、ちょっと時間が必要だった。
今までの苦労はなんだったんだ?という感じ。

追記。
書いてあること読んでそのとおりやればいい、と言うだけじゃ後で分からないかもしれないので「INSTALL」に書いてあることを写しておこうと思った。
mpd-0.16.8とmpd-0.17.3では書いてあることが若干違う。
ここで写しとくのはmpd-0.17.3のほう。

Optional Output Dependencies
----------------------------
You will need at least one of these to compile MPD.
Most of these are available as packages on major distributions.
Be sure to install both the library package as well as the development package.

ALSA - http://www.alsa-project.org/
The Advanced Linux Sound Architecture. Recommended audio output if you use Linux. You will need libasound.

ここの項目にはALSA以外にもいろいろ書いてあるけど「at least」ということなんで、多分alsaだけ入ってたら問題ないんだろうと思う。実際、vine linux ppcにはAlsaとPulseAudioは入っている。他は確認していない。OSのインストールの仕方によっては違ってくるかもしれないが。

Optional Input Dependencies
---------------------------
You will need at least one of these to compile MPD.

MAD - http://www.underbit.com/products/mad/
For MP3 support. You will need libmad, and optionally libid3tag if you want ID3 tag support.

libmpg123 - http://www.mpg123.de/
Alternative for MP3 support.

FLAC - http://flac.sourceforge.net/
For FLAC support. You will need version 1.1.0 or higher of libflac.

Audio File - http://www.68k.org/~michael/audiofile/
For WAVE, AIFF, and AU support. You will need libaudiofile.

FAAD2 - http://www.audiocoding.com/
For MP4/AAC support. You will need libmp4ff.

とりあえず、うちの現状で入れてあるのは上記のような感じ、だったと思う。
読ませたい音楽ファイルに対応しているライブラリをインストールしてないと再生できないので、ちゃんと入れとかないといけない。しかしものによっては異常にインストールに時間がかかったり重そうだったりするので、お好みでということになるだろう。

次はmpd-0.16.8から引用。
「libcue」の項目はmpd-0.16.8にはあってmpd-0.17.3では削除されている。

Optional Miscellaneous Dependencies
-----------------------------------
libcue - http://libcue.sourceforge.net/
For CUE sheet support.

0.17.3では、mpd独自でcue sheetに対応したらしい。
うちではインストールしたままになってると思うんだけど、多分、なくても動作する。
以下、説明にリンク。

https://wiki.archlinux.org/index.php/Music_Player_Daemon/Tips_and_Tricks#Cue_Files

ざっとこんなものかな。
他は省略。

ただ、mpdが動いてもクライアントが繋がらないと使えない。
Clients - Music Player Daemon Community Wiki
ここにどんなクライアントがあるか網羅されている。

まずは手軽に使えるクライアントということで、firefoxプラグインのMusic Player Minionを使ってみた。
Mac miniのfirefoxからサイトにアクセスしてインストール。
しかし、これが全くmpdサーバーに繋がらない。
繋がらない原因も不明。

他のものを試してみようということで、ncmpcppを選択。
Powerbook G4にインストールしたVine linux上で、CUIで使えるクライアントが欲しかった。
というのはGUIだと直ぐにファンが回りだすから。OSXの時はOSが動いてるだけでファンがガンガン回って重くなるので実質何にも使えなかった。Vineだとそこまでじゃないけど、起動して時間がたってくると怪しくなってくる。でもfirefoxを動かせるだけかなりマシだ。
ちなみに、このPBG4は有線LANの端子が壊れていてケーブルがすぐに抜けるようになっている。修理しようと思ったら法外な値段だったので止めたままだ。つまり、NASの使用を見越したmpdサーバーとしては安心して使えないのだ。でも無線LANでmpd clientを動かすことは問題なく出来ると思う。

ところがncmpcppも問題があった。
インストール出来ない。
他のクライアントならできるかとncmpc、mpcも試したけどことごとく不可。
configure: error: libmpdclient >= 2.1 is required!という表示がでてmake出来ない。
libmpdclientはv2.1以上(v2.7)をインストールしているのだけど。

mpdやncmpcppをインストールするときには、ソースを解凍しconfigure、make、make installという手順を踏む。
configureは事前のチェック。
チェックして問題なければ、makeでソースの体裁をインストール可能なように整える。
root権限でmake installで、makeしたソースをインストールする。
だからconfigureの時点でインストールできないかどうかが分かって、make出来ないという旨の表示が端末に表示されるようになっている。
なぜ出来ないかは、実はconfigure.logというファイルに記載されている。
これを読めば対策を打てる。
しかし、この時点で僕はそのことは知らず、試したのはncmpcppのバージョンを下げてみるということだった。

v0.5xは不可。v0.4.1だとエラーが出なかった。
make、make installと順当にインストール出来た。
ようやくmpdを使って音を出すことが出来た。
やれやれ、だ。

この時点での再生環境を記載しとく。

iBook G4 mpd v0.16.8
Powerbook G4ncmpcpp v0.4.1
RAL-2496UT1USB-DAC イヤホンジャック使用。

RAL-2496UT1を買ったのは2年以上も前のことだ。
結局、使う機会がなく死蔵していたんだけど、今回、役に立った。

とりあえず、今回はここまで。

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Vine Mpd ppcについて覚書(1)前書き・OS選択

さて、譲り受けたiBook G4と埃をかぶってるPowebook G4をMusic Player Daemon (mpd)を使ってオーディオ再生の要にしちゃおうという目論見を開始してから2月がたとうとしてるわけで、ようやくそれなりに動きはじめた。
とりあえず、けつまづいたとこ覚書にしとこうと。

まずPPC版のMacにインストールできるLinuxが少ない。
あれこれ試してみたけど、初心者はVine Linux 5.2 ppcが一番使いやすいという結論に達した(ちなみに最新のVer.6はppcに対応していない)。日本語環境が確保されてるので日本語使った音楽ファイルも使えるし、英語は苦手なので日本語の情報がネット上に蓄積されてて設定とかの参考にしやすいのは助かった。
他、UbuntuとかDebian、FreeBSDも試みたけど、なんでか起動しなかったり表示が出なかったり、BSDはインストールすら出来なかった。分かるもの使えるもの使ってやるしかない。もうVineでいいやって感じ。

というわけでiBook G4にVine Linux ppcをインストールしたわけですが、インストール自体はLinuxをいじった経験が少しあればさくさくいけると思う。インストールDVDから起動して、HDのパーティション切ってboot、root、swapを設定してインストール。OSXとのデュアルブートも簡単にできる。
本当はパーティションの切り方も使い方考えてやったほうがいいらしいけど、今回はそこまでは考えなかった。

始めは軽いほうがいいのかなとか考えてサーバー専用とかインストールしてたけど、linux初心者にはGUIがないと無理ということが分かったので通常仕様で再インストールした。
あと、これはPC用のv6で経験したことだけど、インストールCDからだと開発環境がインストールされないので後から必要なものがインストールできないとか出てくる。DVDからインストールしたほうが後からの手間が要らない。

インストールに際して日本語を選択してたら、最初の起動・ログインに際してホームフォルダに「ミュージック」とか「ダウンロード」とか使いにくい日本語名のフォルダが作られるようになっている。
あとでフォルダ名をいちいち直すのは面倒だし、どこでどう関連付けされてるか分からないのでいじりにくい。
これを防ぐには、インストール後の最初のログインに際して左下をクリックして英語でログインを選択。
これで「music」「download」とか英語表示のフォルダが作られるので、そこでログアウト。再ログインして、ここで日本語を選択。
日本語表示でデスクトップ表示されるのにあわせて、日本語表記に戻すか?再度この質問するか?みたいなこと訊いてくるので「No」を選択。これで使いにくいフォルダをいじる必要がなくなる。
新規アカウントでログインする際も同様にすればいい。
ここでは触れないけど、この手順はv5.2 ppcとv6では少し違う部分がある。

OSをインストールできたら、mpdサーバーにすべく必要なものをインストールしていく。
mpdはMusic Player Daemon Community Wikiからダウンロードできる。
Server - Music Player Daemon Community Wikiにmpdのソースがある。

Vine Linuxでのmpd使用は以下のサイトで詳しい。
「Vine MPD」を構築する | PCオーディオ実験室
しかし書かれてるとおりに始めたのだけど、どうもうまくいかない。何が悪いんだろうとあれこれするうちに気付いたのは、どうも情報が古いみたいだということ。mpdの起動の方法から今と昔は違ってるみたいなのだ。

Note: "mpd --create-db" is now deprecated.

Music Player Daemon Database Updating - Music Player Daemon Community Wiki

どうも自分で調べないといけないみたいだ、と遅まきながら気付いた。
あとで気付いたけど、前述のサイトでもこういう記載が上がっている。
MPDをソースからコンパイルしてインストールする方法

この情報は2013年1月の段階ではかなり古くなっています。最新事情はこちらをご覧ください。

こうしたことに気付く前に自分なりにlinuxをいじっていて気付いたのは、分かりにくいようで実は作法に則って見るとこ見たら分かるようになってるというのがlinuxだということ。
インストールがうまくいかないときは、その理由がどこかに書いてある。
linuxを使うならとにかくファイルを読むことが重要ということが分かった。
感覚的に扱うことが前提のMacの対極にある。

とりあえず、今回ここまで。

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Sep 13, 2012

 オーディオ状況報告

前回オーディオ関連での更新が2010年だから、2年もたっている。
あまりに開きすぎなのでシステム一覧をアップしておく。

オーディオシステム構成
CD player/transportVRDS-25xs : TEAC
NASHDL2-A6.0 : I-O DATA
PC transportMac mini : apple
LAN transportAirMac Express : apple
DD converter/equalizerAT-HDSL1 : audio-technica
SRC2496 : behringer
DEQ2496 : behringer
DA converterOdeon-Lite : birdland audio
AmplifierSM-SX100 : sharp
TU-875 : elekit
speaker4425mk2 : JBL
T900A : Fostex
Uninterruptible Power SupplyBY50S : omron
Speaker Cable5.5mmスケアキャブタイヤ : 協和電線
omni8 : Space&Time
Interconnect Cablebasis 1.4 : AC Design
MX-100 : AUDIOCRAFT
Digital CableEFF-2000 : SAEC
STARLIGHT Series6 STA6BAL/1.0 XLR : wire world
OASIS OBA6BAL/1.0 XLR : wire world
HK-50 : FujiParts
OPC-M1 : SAEC
AME Stereo Connection Kit with Monster Cable
Plug BoxPB-500-2 : kripton
InsulatorOPT-1 : Audio Replus
A40R : J1-Project
Speaker StandMST-40H : TAOC
Acoustic ConditionerGAC-1150・GAC-1010 : 東京防音

詳細はまた書く暇があったら。

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Oct 06, 2010

4年前との違い

前回、久しぶりにオーディオ関連のエントリーを上げました。
なんとなく、当サイトの過去の記録を読みかえしました。
当時はブログエントリーじゃなかった。
2006 02.05. iTunes & AirMacExpress
AirMac Expressの音について、ちょっと気になったことが。
引用。

Lossless、AIFFよりもCDプレーヤーからの方が音がいいというのは、かなり僅差です。
ブラインドでは区別がつきません。

自分で書いた事ながら、かなり意外。
ブラインドで区別がつかない?
現在はそうは思いません。
前回のエントリーで「VRDS25xsで再生するCDの音質は、AME経由より数段よろしい。」と書いています。
個人的表現ですが「数段良い」というのはブラインドで区別が付かないとは言えない。
ブラインドで違いが分かるどころか、はっきりどっちがいいか分かるレベルだと感じていました。

この4年で何が違ったのか。

1.マックが変わった。
Powerbook G4 alからMacbook Proへの変更。
そしてiTunesのアップデート。2006年にはv6、2010年現在v9.2.1。
iTunesのバージョンによって音質が違うという話を聞いた事があります。僕には何とも言えません。
しかし、重いソフトが音楽再生の負担になる可能性はあると思っています。
それは後述の経験によるものですが。

しかし、これは今のほうがAMEの音が悪い理由にはなりません。

2.接続方法が変わった。
2006年の記録によると、当時は無線LANで接続してたんですね。
しかし実はその後、再生が途切れる、音質悪化などの理由で、有線LAN接続に変更しています。
詳しくは以下にリンク。
Apple Discussions - Japan: 曲が再生中に止まるケース

上記のディスカッションにflyingnote名で参加してます。
というか、ほぼ一方的に自分が報告上げてるわけですが。
2008のことだったんですね。当時のiTunesはv7。

当時、あれこれやった結果、音楽デジタル信号の伝送というのは想像以上にデリケートで、その良し悪しが音質を大きく左右するということが分かりました。
環境が悪い場合、再生音が途切れたり、途切れないまでも酷く音色が変わったりします。
リンク先から引用しておきます。

結局、何が一番効いたのかはよく分かりません。
試みたのは、
1)電波干渉の制御を使用
2)AirMac Expressの無線機能の停止、他の無線端末への接続
3)チャンネルの変更
4)ipアドレスの変更
5)スイッチングハブの追加
6)ファームウェアのアップデート

2は効果がありましたが、効果が持続せずやめています。
4は効果がないと判断しました。
1、3、5、6は改善があったように思いました。
何が一番効果的だったかは、よく分かりませんが、良好に再生するにはネットワークが安定していることが重要だということだけはよく分かりました。

コリジョンについて「通信用語の基礎知識」というサイトにリンクします。
http://www.wdic.org/w/WDIC/コリジョン
http://www.wdic.org/w/WDIC/無線LAN
これらの説明を読むに、IEEE 802.11系の無線LANは半二重通信なのでコリジョンを生じうる、ということになります。
当方で起きている再生の中断がコリジョンによるものだとしたら、iTunesがインストールされているPowerbookを有線LAN接続にすれば、確実な対策になる可能性がありますね。

実際、有線LANにしてから再生は安定するわ音質も良くなった気がするわで、以降は無線にすることはありませんでした。
あちこち移動できない利便性低下はありましたが。

しかし、これも今回とは関係ない。なぜAMEの音が悪くなった?

3.住居が違う。
2008年の春に引っ越したんでした。
住居環境が全く違います。
特にVRDS再生の肝「床」の状況が違う。フローリングからコンクリートの床に変わってます。
つまりAMEが悪化したんじゃなくて、VRDS25xsの音が数段改善しているということ。
これなら、すごく納得できます。

何で以前は気付かなかったんだろうという謎はありますが。
多分、音が途切れて聴くに堪えないAME無線LANで聴いてばかりで、比較以前の問題になってたんだと思います。
そのうちVRDS25xsはCDを読み込まなくなり修理に出され、戻ってからもラックに戻されず休眠していたわけでした。

VRDS25xs、メーカーにピックアップの在庫が無くなったという話があります。
もう壊れても修理できない?本当なのかな。非常に残念です。
大事に使っていこうと思っていますが、今後壊れたときに替えがないのが辛いところです。
多分、ファイル再生で代替するしかない。
Afplay、Core Audioは可能性を見せてくれました。今後の発展を期待します。

Created by ez-HTML

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Sep 30, 2010

ファイルオーディオ現状

久しぶりにオーディオ。
このエントリーは自宅外で書いてます。自宅では忙しなくて、まとまった文章は書けないので。しかし、そういった事情のため画像などはありません。できればアップしたいけど無理だ。
さて、最近の自宅のオーディオ状況ですが。

以前からの主力ソースはiTunes→AME→DACで再生するオーディオファイルです。ちょっとゆるい音質です。ファイルにも拠りますが、これはロスレスファイルでも同様です。
今まで、それでもいいかと思っていましたが、ちょっと残念な気分でした。
まあ、それでもまあいいか、と我慢できる程度の音質は確保されてるはずだ、と思ってたのですが。
ちょっとやっぱり我慢できないかな自分は、ということになりました。

今年の5月、メインマシンがPowerbookG4al/12inchから、MacbookPro/13inchになりました。
PBG4、ファン周りがおかしくなりまして騙し騙し使っていたけど限界かと。あと、Remote+iPod touchを使ってiTunesを操作できたらいいなというのもあって(結局、これは使ってないのですが)。
この機種変更に伴い、マック本体からのデジタル光出力が使えるようになりました。
と言いながら、すっかり失念してました。ネット上ではafplayの話題が上がって来ていましたが、自分に関係あることという目で見ていなくてスルーしていました。
多分、音質に拘るのはもっと先のこと、という頭があったのかもしれません。

9月、ツイッターのタイムラインに触発され一回繋いでみようという気になりました。
MacbookProの光出力をDAC(Odeon-Lite)に繋ぎafplayで音を出してみました。
とりあえずAME経由よりも音がいいと思いました。
というか、VRDSみたいな音という第1印象。
afplay以外では、X11+Wine+foober2000での再生、iTunesでの再生を試みています。これらの音質差は少ない。あまり比較試聴に時間が取れない状況ですが、僕には聴き分けられませんでした。
iTunesもMBProの光出力からだと侮れない音なんですね。

光出力からの音声出力はCore Audioからの出力のようです。
Audio MIDI設定というソフト(ユーティリティフォルダの中にあります)で、Core Audioのサンプリング周波数と量子化ビット数を変更できます。
単純に、これらの数値を大きくしたほうが音がいいと感じました。
低音質のファイルでも若干、音が良くなります。例えば128kbpsのmp3みたいな音源もアップサンプリングして出力してるみたい。これは、うちのDACが入力された信号のサンプリング周波数を表示できることからの推測です(ちなみにOdeon-liteは24bit/96kHzまで対応してます)。

そんなこんなで、VRDS25xsを復帰させました。
どうしたって、比べたくなります。
VRDS25xsで再生するCDの音質は、AME経由より数段よろしい。
音が流れ出た瞬間、求めるのはこの音だよという感触がありました。
家庭ユース利便性のために音源を一本化するというコンセプトで1年前にしまい込んだのですが、結局、CDプレーヤーがあった方が女房も使い易いらしい、ということで戻しました。
つくづく戻して良かった。

VRDS25xsの同軸出力の音と、MBProの光出力の音の比較は、十分な時間が取れないので出来ていません。
VRDSのほうが若干良さそうに聴こえる?でも自信は全くない。好みかも。

そういうわけで現在、うちのDACには3つのデジタル入力が繋がっています。
以下に羅列。

  • MacbookPro:LAN→ AirMacExpress:光出力→ DAC
  • MacbookPro:光出力→ AT-HDSL1:同軸出力→ DAC
  • VRDS25xs:同軸出力→ DAC

AT-HDSL1というのは、オーディオテクニカ製のDDコンバーターで同軸と光を変換します。96kHz/24bitまで対応してるので、うちのDACにぴったり。
ジッターがどうなってるのかは気になりますが。

とりあえず、少しずつオーディオを再開したい。
時間がないなら、ないなりに。

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Posted at 01:06 in audio_diary | WriteBacks (0) | Edit Tagged as:

Dec 27, 2009

ザ・ビートルズBOX USBをEMI Japanから買った

なにも好き好んで国内輸入盤を買うことはないだろうに、という声もあろうけど、ともかく。
ビートルズUSBのファイルを聴いたので拙いながら報告します(ちょっと違うか?)。

1)まず再生状況。
普段は音楽ファイルをiTunes→AME→コンポで聴いている。
ハードはPowerBook G4 12"で、OXは10.4.11。iTunesはv8.2.1。iTunes→AMEは有線。
コンポは以下の通り。

DAC:birdland Audio / OdeonLite
アンプ:Sharp / SM-SX100
スピーカー:JBL / 4425mk2、Fostex / T900A

DACとAMEの間は光ケーブルで繋いでます。

2)flacはiTunesで扱えない。
そこで、XLDをダウンロード。で、ロスレスに変換(44.1kHz/24bitは不変)。
これをiTunesで鳴らそうということ。
CD音源のロスレスと比較してみたいと思うんだけど、うちのCDは旧盤でリマスターとは音自体が違う。
なんだそりゃだが、今回はそういうことだ。まぁ、何かやってみたら分かるだろう。

3)さて、聴いてみた。
リマスターの方がやや音圧が高い。コンポのボリュームで音量を合わせて比較。
それでもリマスターの方が楽音のメリハリが強く明瞭に聞こえる。リズム楽器系の音量が高い。これは旧盤とリマスター盤の違いであちこちで言われていたこと。
音質自体の方だけど、24bitなので音質がCDより上と言われている。
しかし、うちでは音色が現代的になっただけでトータルの情報量自体はそんなに増えてないのでは?と感じた。

iTunesからAMEに伝送される過程で24bitのメリットが失われた可能性もある。
技術的なことはわからないけど、「Come Together」のロスレスを比較すると、24bitが47.2MB、16bitが23.1MB。
両者の伝送をアクティビティモニター(Macのソフトでそういうツールがある)で確認すると、iTunesからAMEに送信されているデータは16bit、24bitともに110〜120KB/sで変わらない。
つまり、iTunesが24bitを16bitにコンバート(ていうのか?)してるっぽい。

うちの環境で聴く限り、24bitの恩恵はなさそう。
新しいOSやハードでは違うのか?そこは不明だけど、、、

4)mp3も聴いてみる。
細かい音色のニュアンスはロスレスには劣るけど、これで十分という人は多いだろうと思った。320kbpsともなればかなり音がいいと思う。

5)iTunes以外のソフトではどうか。
flacのメリットは出るのか?いうことで、Play v0.3をインストールし、パワーブックにイヤホンでflac、ロスレス、mp3を聴いてみたが正直、違いは分からなかった。
これじゃ、やりかた悪いだろうと思う。USBポートから出力してDACに送るとか方法はありそうだが、現状、そんなことする暇はないのだった、、、

6)国内盤を買うメリットはあるのか。
まず、日本国内盤USBに、歌詞とか解説等の追加ファイルは無い。
包装に貼られたシールに日本の取り扱いサイトへのリンクが書いている。そこにいくとflacのプレーヤーへのリンクとかが書かれています。しかし、これだけのために1万円高いのはやっぱりどうかと思う。

以上です。何かのご参考になれば。

ちなみに、うちのDAC、Odeon-Liteには入力信号のサンプルレート周波数が表示されるんですけど、OTOTOYのHQD、24/48のファイルを鳴らしても44.1と表示される。やはり、ファイルそのまま伝達されてない。

追記。タイトル修正しました。USBが抜けてた。

Posted at 18:33 in audio_diary | WriteBacks (0) | Edit Tagged as:

Sep 13, 2009

abk1

久しぶりにオーディオについてです。大したことは書かないけど。

前回が2007年の夏だから、2年以上開いたことになる。
その間に引っ越し。
2008年の春にリアルで。
それまでは響きやすいフローリングの床と格闘してましたが、現在はコンクリートに化粧板を貼った頑丈な床です。
そういうわけで、以前フローリングの床で好結果を得ていたMagic Dreamは、現在は使っていません。特にインシュレーターなしでも良好な再生音が得られています。
しかし、やや低音が膨らみ気味かな。

こんな感じ。

この大きな柵は何。

身辺の変化は他にもある訳で。

こんなのと同居するようになった。昨年の末から。

上の写真、机の下にミネラルウォーターの箱を突っ込んでいたり、机の縁にクッションを貼っていたり、それらは危険防止のためなんですね。どこにでも危険を省みず行くから。
そういう訳で、上のような柵も必要な訳ですね。
まあ、音響レンズのような効果が多少あるかもしれません。

最初は危険なため、コンポを片付けるという意見もありました。
スピーカースタンドは鋳鉄製で、しかもネジか突き出ているから、そこで転びでもしたら怪我をしかねません。あと、コードが多く引っ張ったりする可能性は高い。

しかし、新しい同居人は音楽が好きなようで、不機嫌でぐずっているときでもステレオを鳴らすと聴き入ってるんですね。
そういうわけで撤去案はお蔵入りになりました。
特に好きなのはアンネ・ゾフィー・フォン・オッターとエルヴィス・コステロの作品とか、エリン・ボーディの新譜、フィービー・スノウ、ジョイスなどの母・姉系の女性ボーカルですが、意外にディヴィッド・ボウイとかダイア・ストレイツのようなロックも好きなようです。
しかしメロコアとかだと逆に泣く。

そうした事情で、もっぱら比較的小音量での再生で、音量を上げるということがなくなりました。Waltz for Debbyの地下鉄は聴けるようになったのか、など、懸案は積み残したまま暮らしています。
CDをコンポに入れるには柵を乗り越えることになるので、CDプレーヤーのVRDS-25xsは使わなくなりました。替わりにiTunesに音源を取り込み、有線LANのAirMac Express経由でデジタル信号をDACに送っています。

オーディオ関係など趣味に時間を割くことが出来るようになるには、もうしばらくかかると思います。

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