Page 8 / 11 :  « ‹ Prev 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 Next › »

May 21, 2007

著作権の非親告罪化について話し合いが行われている。

著作権の非親告罪化についての動きがあるわけですが、3月19日、文化庁の法制問題小委員会の話がこちら
そして、内閣の方にも政策会議というのがあって。
知的創造サイクル専門調査会というところで、非親告罪化について話が出ている。去年の11月から今年の2月ということらしい。

とんでもない法案が審議されている(たけくまメモ)

文化庁で話されている内容と内閣での話は違うのか?
とりあえず、議事録。
第8回知的創造サイクル専門調査会 議事録第9回知的創造サイクル専門調査会 議事録第10回知的創造サイクル専門調査会 議事録(首相官邸)

第9回の議事録にこうある。

(中村委員発言)
これはいずれ文化審議会の著作権分科会の方に回っていって議論すると思いますけれども、かなり重要な問題でありまして、ここでできなかったような問題も多々議論をしなければいけない。特許権と違いまして、著作権は創作主義が採用されており、創作すればそれだけですぐ権利が発生しますので、何が著作権かよくわからないという面があります。そのような状況において、非親告罪化するとどういう問題が起きるかという点を十分検討しなければいけませんので、このように断定的ではなくて検討の余地が残るような文章にしていただければと思います。

あー、それで3月19日になっていくんだな。
著作権分科会 法制問題小委員会(第1回)議事録著作権分科会 法制問題小委員会(第2回)議事録著作権分科会 法制問題小委員会(第3回)議事録・配付資料(文部科学省)

第1回は議事録が上がっている。ちょっと今は体調悪くて読めん。。。
もしも法制化ということならその適応範囲を厳密に規定する必要があるだろう。

いろいろメモ

さらに備忘録としてエントリー。

書籍中古販売に関するちょっとした議論。
繰り返されていると言えば、そういうものだが。

森博嗣氏のよくあるタイプの新古書店批判。というか著作権があるからなんだというのか。 或いは むしろ燃やせ。私は食い意地の張った魚である(万来堂日記2nd)
著作権を持つ組織なり、人なりが金を払えば解決(O-Lab +Ossan Laboratory+)

中古関連でちょっとメモでリンク。

CDの物々交換サービスの適法性についてその2CDをリップしてから中古屋に売却問題への対応策を考える貸しレコードの法的およびビジネス的妥当性について(栗原潔のテクノロジー時評Ver2)

ヒートウェイヴの裁判が結審した。
1月には、THE BOOMが訴えた同様の訴訟が結審している。

判決 - 音楽を取り巻く日々(ROCK'N ROLL DIARY)
「HEAT WAVE対SME」事件〜著作権 送信可能化権確認本訴請求事件・反訴請求事件判決(知的財産裁判例集)〜(駒沢公園行政書士事務所日記)

海外ではネットを美味く利用したミュージシャンの活動が始まっている。

デジタル時代ミュージシャンの収益構造(On Off and Beyond)

その他、海外(主にUS)での動きをいろいろ。

Warner Bros、映画盗作対策としてカナダでのプレビュー上映を禁止(P2Pとかその辺のお話)

著作権法強化の支持者ら、ロビー団体「Copyright Alliance」を結成(1/2)(cnet japan)

ネットラジオ救済法案、上院に提出(ITmedia)
米上院でもネットラジオに対する楽曲使用料値上げを覆す法案提出(japan.internet.com)
ネットラジオ救済法案、上院に提出。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

アップルやMSらにDMCA違反で警告状--米リッピング防止技術企業(cnet japan)

その他、覚え書きでリンク。

もう一つの著作権の話(白田の情報法研究報告)

米国調査:下落するCDセールス、お気に入りのアーティストはCDで、なじみのないアーティストはダウンロードで(P2Pとかその辺のお話)
自分もこんな感じ。

Posted at 10:03 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: , , , , ,

保護期間延長についてメモ

備忘録としてリンク集めてエントリーするのってどうよ。
でもしゃーないのよ。

文化審議会著作権分科会の「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」の第2回、3回会合に関する記事。

アンケート実施中(Copy & Copyright Diary)

著作権保護期間の延長問題、関係各団体が文化審で意見表明(ITpro)
著作権の保護期間等を検討する小委員会、関係者ヒアリングを実施(internet watch)

週のはじめに考える 『ものまね』も文化では(東京新聞TOKYO Web)

著作権保護期間の延長問題、慎重論相次ぐーー文化審(ITpro)

6月1日に追記。
著作権分科会 過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第3回)(zfyl)に議事録が上がっている。
ネット記事へのリンク追加。
著作権保護期間延長への反対意見が多く挙がる、文化審議会小委(internet watch)
今更だが気になった記載。

日本オーケストラ連盟の岡山尚幹氏は、オーケストラにとっては保護期間の延長問題よりも、著作権使用料の額が切実な問題になっていると説明。オーケストラの運営者はJASRACの定めた著作権使用料を規定通りに支払っているが、使用料は2012年までに段階的に値上げされることが決まっており、これが運営に大きな影響を及ぼすことを恐れていると主張した。

うーん、JASRAC。。。

今更だが、ITproの記事。
叫びの人形がムンクに失礼だから保護期間延長すべきっていう、日本美術家連盟常任理事の意見はどうかと。
ああいうのが二次創作の楽しさだろう。
それに20年伸ばしたって、その20年後に誰かがあれを作るだろう。失礼だからというのが延ばす理由になんてならないじゃん。
それともまさか、欧州人があの人形を作るなら失礼に当たらないとでも言いたいのかなー?

文化審議会著作権分科会の「私的録音録画小委員会」、2007年第3回会合(5月10日)に関する記事。

私的録音録画小委員会、レンタルCDが権利者に与える影響を議論(internet watch)
著作物複製料の二重取り論は「ただの交渉道具」?−−文化審で論議(ITpro)
私的録音録画補償金狂想曲と他力本願(万来堂日記2nd)
私的録音録画小委員会、レンタルCDが権利者に与える影響を議論。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

CDVJのサイトから二重取りに関する記述が削除されてるという。うーん、ちょっとどうなのよ。
何がホントかよく分かんないね。

デジタル・コンテンツ著作権の事前許諾を省く新法提案に権利者団体が反発(nikkei BPnet Tech-On!)
「安易なコンテンツ流通」より「まず文化の保護を」——権利者団体が提言(ITmedia)
デジタルコンテンツ著作権:創作者団体が見解提出へ(MSN毎日インタラクティブ)
三田誠広氏は著作者の代表か(池田信夫 blog)

JASRAC関連。

2006年度の音楽著作権使用料は1,110億円、CD低迷で減少〜JASRAC  iPod課金の必要性や著作権保護期間延長を訴える(internet watch)
デジタル時代の私的複製を考える:低迷の原因を考えず、どうしたら搾り取れるかを考える音楽産業(P2Pとかその辺のお話)

2007年5月17日付の朝日新聞朝刊記事「iPod vs.JASRAC」の報道について(JASRAC)
iTunes Storeの著作権使用料不払い報道は「誤報」、JASRACがコメント(internet watch)

May 07, 2007

アメリカのネットラジオ規制・続報

先日の続き。

うちにLive360からCEO名義でメールが来ました。
以前、音楽配信メモのネットラジオを聴くので登録したから、送られてきたんだと思う。
メールからリンクされていたサイトにリンク。

Savenetradio.org

Save Internet Radio(Live365)

アメリカのネットラジオは議会を動かしてこの難局を乗り越えようとしている。

暇がないので、そうしょっちゅうネットラジオを聴く人間ではない。
でも、ときどきネットラジオに繋げて聴く音楽は、とても新鮮だ。
子供の頃から親しんできたラジオの何がいいって、自由な空気が流れ出る感じが好きだった。

他にもリンク。
GWで悔しかったのは、PANDORAのアクセスブロック。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
インターネットラジオ:Pandora、海外(日本を含む)からのアクセスをブロック(P2Pとかその辺のお話)
シリコンバレー101 (221) 米国からインターネットラジオ局が消える日(マイコミジャーナル)
つまんない奴らがのさばってる(hirofmix chronicles(Ver.2) in hatena-diary)

Posted at 10:00 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: , ,

Apr 23, 2007

需要拡大協力金

CD使用料“値上げ”合意・レコード協会とレンタル業界(nikkei net)

日本レコード協会(東京・港)と日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合(東京・千代田)は、CDレンタル業者がレコード会社から邦楽CDを借りるための使用料を事実上、値上げすることで合意した。新たにCDの広告宣伝を拡大する名目の協力金を設け、従来の使用料に上乗せしてレンタル店側からレコード会社側に支払う。レンタルしたCDの携帯音楽プレーヤーなどへのデジタルコピーが増加していることから、レコード業界は警戒感を強めていた。

21日から「需要拡大協力金」として導入する。対象は2000円以上の邦楽アルバム。新譜、旧譜とも1枚当たりの税抜き価格が2000—3999円で316円、同4000—5999円で475円とする。激変緩和措置として、2007年度のみ半額に抑える。

金額がよく分からないんだけど、2枚組なら475円、ってことか?
1枚で4000円以上するCDって、あまり無いような気がする。

26日未明に追記。
CDVJに今回のことについて記述がある。
CDレンタル業界、レコード会社に協力金、ソフト浮揚へ歩み寄り。

従来は貸与使用料としてアルバム一枚当たり三百三十 - 四百九十五円を納めており、引き続き適用する。新たな協力金は、レコード会社がアルバムのCMやポスターなど広告宣伝費に使う点で趣旨が異なる。

RIAJのサイトからリンクされている平成19年度事業計画書(pdfファイル)に記載がある。

[7]レコード製作者に係る商業用レコードの公衆への貸与に係る報酬等に関する権利行使の受任、金額の取り決めならびに徴収及び分配 1.音楽CD需要拡大協力金の徴収・分配システムを構築し、新しいレンタルルールの円滑な運用を図る。

1年前にこういう話があった。
CDレンタル使用料値上げ(ARTS)

1年前から現行330円(アルバム3000円のもの)のメーカー使用料を、配信使用料を基準に18,800円と実に56倍にしたいとレコード教会がCDVJに言ってきていて交渉していました。

4月7日のCDVJ理事会で「レコード協会の最終案として、2,146円が提示された」と報告がありました。

18800円2146円316円・475円、訂正。メーカー使用料330円+316円 or 475円、になるはずですね。
ということなら、CDVJはよく頑張ったってことでしょうか。
しかし実際問題、レンタル料の実質値上げによって借りる人が減るであろうに、レンタル店への利益配分は増えないということ。
店にとっては死活問題です。

訂正なので追記。
CDレンタル1回あたりの使用料は以下のようにCDVJのサイトに出てるんですが。

  • 作詞・作曲家:アルバム<70円> シングル<15円>
  • 実演家:アルバム<50円> シングル<15円>
  • レコード製作者:アルバム<50円> シングル<15円>

330円にならない。あれー。
これはユーザーがレンタルに際して支払う使用料なんですね。

これとは別に、レンタル店はCDを店に置くだけで、使用料を支払う必要があるということ。
nikkeiの記事に「CDレンタル業者がレコード会社から邦楽CDを借りるための使用料」とある。
ARTS掲示板も、これについて書いていると考えないと、話がおかしい。

ということで、「レンタル料の実質値上げによって借りる人が減る云々」は、僕の勘違いです。
すみません、削除しました。
ユーザーの支払いが値上げになるかどうかは店次第ってことになるのかな、、。
店にとっては負担です。

Posted at 10:00 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: , , ,

Apr 22, 2007

Winnyを取り締まる?

前のエントリーと関連して。

ネットからのダウンロードの規制ということで一番気になるのは「Winnyをどうするのか」ということだ。
著作権侵害よりも、プライバシー侵害のほうが気になる。
個人的には、Winnyは規制の対象となってもやむを得ないという意見に大きく傾いている。
どうやって?
それは、見当もつかないけど、、。

ネット上にはずっと前からそういう意見があって、1年前に意見交換も行われている。
Winny+Antinnyによる情報漏洩を防止する方法(武田圭史)
このエントリー以降も議論は続いている。

そして1年前の記事。
ISPによる「Winny」通信の遮断は「行き過ぎ」、総務省が違法性を指摘(internet watch)
ISPが通信内容を監視すると、通信の秘密に抵触する可能性があるという話。
ネットワーカーのプライバシーって守られてるんだね。
それ自体は大事なことだけど。

プライバシー侵害するのが不特定多数の個人のネットワークだった場合、現在の法律では取り締まれない。
被害者が名誉毀損で起訴しようにも、対象を絞れないし。
個人情報保護法は、「個人情報取扱事業者」が対象で、個人や不特定個人の集合体であるWinnyネットワークは対象にならない。

で、前のエントリーと関連してだけど。
著作権侵害の非親告罪化、共謀罪法制化、違法コピーダウンロードの有罪化のセットで、Winnyを取り締まることが出来る可能性って、どうなんだろうか。

Winnyネットワークではコピーされたコンテンツが共有されてるとのことだし。
そこに繋がってる人は、違法コンテンツのダウンロードという犯罪について「共謀」してるってことになる(のか?)。
著作権侵害の罪が非親告罪化されていれば、何か違法コンテンツがあるということが判明した時点で、そのコミュニティは「違法コミュニティ」となる。

とか言ってて、既に2月のネットニュースに記載があった。
「Winnyのどこが問題か」を上司に説明する17のポイント (1/2)(ITmedia)
引用。

高木氏の指摘は、金子氏の刑事責任とは別の問題だ。またWinnyがその後のP2Pソフト開発の基盤となったという点で有益な存在であったことも認める。その上で、よりコントロール可能なファイル共有ソフトやP2Pネットワークの普及が望ましいという。さもないと、現在は著作権侵害物かどうかに関わらずダウンロードすることは適法に行えるが、著作権侵害物のダウンロードも違法とするような立法につながる可能性があるという。

僕はきちんと追えてなくて気付かなかったけど、ずいぶん前から行政サイド、私的録音録画小委員会とかではそういう話が出ていたのかもしれないね。

で、違法だったらどうするのか。
、、、、。
飲酒運転する人がいても、その人に酒を飲ませないようにすることは出来ない。
酒はその辺に売ってて誰でも買える。
Winnyも、誰でもインストールできる。

だったら厳罰化するしかないだろうか。
飲酒運転自体の刑罰は重くなったし、ドライバーの飲酒を見逃すことも違法になった。
少なくとも今は、Winnyを使うのは合法で、罰を受けることはない。
今後は、、、、

つーか、著作権とかでなく、プライバシーの保護を目的とした法制化が行われるほうがベターじゃないかとか思うけど。
現在の個人情報保護法は、行政組織や法人が個人情報を扱うという視点で作られていて、プライバシーの保護という視点は弱いそうなので、なんとかしたほうがいいのでは、とか。
プライバシーの保護ということでは、Winnyに限った話じゃないですし。

著作権法改悪に対する反対声明

私は、国民が文化に触れ、文化を語り、文化を受け継いでいくことを妨げる法改定には反対します。(エンドユーザーの見た著作権)

読み応えがある声明と解説。
あ、言われてみると確かにそういうことになるのか、と気付かされたり。
一部を引用。

ぶっちゃけた話、現行の、海賊版頒布や無断配信を規制するという手法ですら実効性があるのか定かではありません。それはさて置いても、海賊版の使用や無断配信からのダウンロードを規制しなければ足りないとする言説に従うならば、むしろ海賊版や無断配信を撲滅することは不可能だとの宣言に等しいと判断せざるを得ません。

逆に言えば、ダウンロード規制を実効性のあるものにするには、何をしたらいいのかっていう流れになっていくんだろうか。
そうした流れで法整備が行われる?
プロバイダ責任法とかが変わっていくだろうか。
それとも末端の個人を取り締まる?
非親告罪化されるという話があるし、共謀罪とかとからめたら、、、あれはどうなってるんだっけ、テロ・組織犯罪謀議罪だっけか。

またさらに話をややこしくするのは、仮に「違法」複製が外形的に区別できたとしても、それを再度“私的複製”することで区別できなくすることも可能だということです。これは新たな法規制の枠組みでは「違法」複製とされる筈ですが、適法な私的複製とは到底区別できますまい。つまり“証拠隠滅”目的でこうした行為が多く行なわれるものと考えられます。悪意で複製する人間にとっては、「違法」複製が繰り返される引き金になりこそすれ、何の規制にもならないということです。

CCCDと同じ問題が生じると。
一般的な利用者の合法な利用を「あいまいな違法性」の名の下に制限し、自覚的な違法者に取っては痛くも痒くもない、と。文化の発展を妨害する。
それが法律になると、CCCDのときみたいに「自分は買わない」なんて、言ってられないね。

もし海賊版の私的複製が規制されるとしたら、「違法」複製物から上記の複製行為を行なうことは「違法」複製ということになります。何らかの著作物が目の前にあって、これが「違法」に作られたものなのか適法のものなのか知る手がかりなどありません。そこからの複製が「違法」だとされかねない行為はあまりに広いのです(再度強調しますよ。手書きも私的複製なのです!)。
こんな広すぎる法規制のもとで、私たちはこれまで通り著作物を論じたり研究したり鑑賞したりできるでしょうか?

一体誰が得をするんでしょうかね。
たぶん、絶対、コンテンツホルダーじゃあないと思う。

Apr 21, 2007

なんでSONYは懲りないのだろう

前のエントリーで挙げたEFFのサイトにこんなニュースが。
Sony's Latest DRM Backfire(EFF)

New Sony DVD releases like “Stranger Than Fiction” and “Casino Royale” come with copy protection technologies that makes the movies unplayable on some DVD players — including reportedly at least one Sony machine!

要するに正規のプレーヤーで使えないディスクを、また販売しちゃったってことだ。
おいおい、と思ったら、日本のサイトでも話題になってますね。
ソニー、自社製プレーヤでも再生できないプロテクトでDVDを保護(Engadget Japanese)
いろいろ詳しいみたい。

Posted at 10:33 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: , , , ,

欧州の著作権法改正に反対するEFF

タイトル通りの話、
EFF、欧州著作権法に反対(ITmedia)

こっちがEFFのサイト。
Consumers, Librarians, and Innovators Tell EU 'We're Not Criminals'(EFF)
詳しくは読めていない。

However, IPRED2 defines criminal offences so vaguely that creators of legitimate websites, Internet service providers, and even librarians could be investigated by the police and face criminal records as well as fines of hundreds of thousands of euros.

有罪の定義が曖昧で、ウェブ上のクリエーターとかプロバイダ、図書館の司書さえもが、警察の厄介になったり前科者になったり、罰金の対象になり得るのだと。

Posted at 10:16 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: ,

Winnyネットワークの危険性

しゃれにならない個人情報が流出してるWinnyについて、報告。

Winnyネットワークはやっぱり真っ黒,NTTコミュニケーションズの小山氏に聞く(1/2/3)(ITpro)

5Mバイト以下の小さいファイルにウィルスが多く含まれてるってことらしい。
実際のとこ、どこまで危険なのかはユーザーじゃないから知らんけど。
真っ黒なんていうほどひどくない、という意見もネット上にはあるみたい。

でも、実際に起きている個人の被害を見たら、ちょっとなんとかしないといけないんじゃないかと思う。

交通事故みたいな感じ。
車には罪はない。でも関係ない人が被害にあう。
今は、問題があると知りながら「自分は大丈夫だ」「大したことはおきない」と言いながら、飲酒して運転してる人がいるのを、誰も止めることが出来ない状態、みたいな。
車に罪はない、技術の進歩を止めるのか、と言ったって、そろそろ説得力はなくなってきた気がする。

Winnyの場合、被害はWinnyネットワークが終焉するまで続く。

技術に使われるままじゃなく、いかに技術を使うかが人智というものの存在意義じゃないかと思うのだけど。
どうするのか、といわれると、どうすればいいんだろうというのはあるけれど。

Posted at 10:00 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: , ,

Apr 20, 2007

アメリカのネットラジオ規制

以前のアメリカのネットラジオの著作権料支払いに関する話の続きです。
ネットラジオの著作権料、値上げ見直しを却下(ITmedia)
記事から引用。

インターネットラジオ局は4月17日、敗北を喫した。著作権料委員会(Copyright Royalty Board)が、レコード会社とアーティストに支払うべき著作権料を引き上げる決定を見直すよう求めていたラジオ局の申し立てを却下したのだ。

ラジオ局や小規模な新興企業、National Public Radio(NPR)のほか、Yahoo!やTime Warner傘下のAOLといった大手オンラインサイトも参加する公共放送局と民間放送局からなる広範な団体は、3月2日に決定した新規著作権料に反対し、現在業界が5000万人の視聴者に提供しているサービスを大幅に削減しなければならなくなるとして異議を申し立てた。

4月17日の決定で、著作権料委員会はこの再検討の申し立てをすべて却下しただけでなく、5月15日という新著作権料支払いの期限の延長も拒否した。

しかし、この著作権料委員会って、三人らしいんだよね。
こんな権限を持ってるって、何者なんだろう。
ネットラジオを潰すために結成された委員会なのだろうか。

同日にはまた、多数のネットラジオ局が、この問題への関心を喚起し、リスナーに対し米議会議員に手紙を書くよう促すキャンペーンを発表した。

問題の著作権料は音楽のデジタル放送にのみ適用され、地上波ラジオ局には適用されない。従来のラジオ局での放送はレコード会社にとってレコーディングされた楽曲の販売を促進するものと見なされているからだ。音楽の出版社と作曲者に支払う著作権料は、デジタル放送局と従来のラジオ局で異なっている。

放送局はたくさんあるよりも、少ない方が中央集権化しやすいんですよね。
ネットラジオも地上波のように、統制しようということでしょうか。

外のサイトにもリンク。
米国のネットラジオがピンチに!?(音楽配信メモ)

Posted at 10:00 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: ,

Apr 18, 2007

またメモ

著作権関連で、いーのかよというような動きが国の方であるので、例によってリンクを貼る。
最近、そんなんばっかし。

映画や音楽の二次利用を円滑化、著作権情報の検索サイトが5月公開(internet watch)

日本経団連や日本レコード協会などの業界団体、民法キー局や出版社などが参加するコンテンツ・ポータルサイト運営協議会は、国内の映画や音楽、ゲームなどのコンテンツ情報や権利者情報を検索できるポータルサイトを5月頃に試験的に公開する。12日に開催された「CEATEC JAPAN 2007 デジタルコンテンツフォーラム」で、同協議会の田中純一氏が明らかにした。

ほほう。フォーラムなの?
こんな感じですね。
CEATEC JAPAN、「デジタルコンテンツパビリオン」説明会開催へ(アキバ経済新聞)
コンテンツメーカー関連企業のフォーラムなんですね。議論というよりも宣伝の要素が強そう。

引き続き、internet watchの記事から引用。

これによりコンテンツの二次利用を希望する事業者は、権利者に利用許諾の申し込みや交渉がしやすくなる。なお、ポータルサイトは一般公開するが、消費者が閲覧できるのはコンテンツ情報のみで、権利者情報にはアクセスできない。

ぜんぜん駄目じゃん。使えねーじゃん。

つうか、日本のアマチュアの二次創作は今後も危険な橋を渡っていけということなんでしょうかね。
まあ、法外な使用料支払って二次創作するよりも、黙って作った方が楽しいってか?
儲けすぎなきゃ起訴もされないってか?
でも、非親告罪にするっていう話もあるんだよなあ、著作権って。

海賊版の複製は私的複製の範囲外に--新著作権法整備へ政府が始動(cnet japan)

海賊版の取り締まりを目的に、ファイル交換ソフトなどでネットで違法送信された著作物や、海賊版CD・DVDからの複製が、私的複製の許容範囲から除外される見通しだ。

これは、政府の知的財産戦略本部の話。

こっちが文部科学省。
私的録音録画小委員会、「私的複製」の範囲見直しを議論(internet watch)

著作権法第30条では、自分が購入したCDや友人から借りたCD、レンタルCDなどを私的使用のために複製することを認めている。また、ファイル交換ソフトを含む違法サイトや違法複製物からの私的複製についても30条の範囲内とされているが、同小委員会ではこれらを30条の範囲から除外する方向で議論を進めていた。

あれー、そういう話になっていたんでしたっけ?
ちょっと目を離すと大変なことになるんだなあ、、。

日本レコード協会専務理事の生野秀年委員は、「海賊版行為はすべて押さえなければ、(海賊版対策の)実効性が担保できない」と反論。さらに、違法サイトからの私的複製が30条の範囲外となった場合については、現在の違法サイトの利用状況が変わらなければ違法複製が蔓延する恐れがあるとした上で、日本レコード協会では、著作者の許諾を得た合法の音楽配信サービスを識別できるマークを表示することで、ユーザーに認識してもらう仕組みを検討中とした。この取り組みは5月末までに検討して、同小委員会で発表するという。

そんなんせんでも、ええじゃないか。つうか、そんなマークの有無なんてユーザーは気にせんわい。
つうか、そんなん気にさせるなよ、うざったい。

それに、RIAJだけがそんなことしたから何だつうのか。
何でそんな不毛なことばかり、考えつくことが出来るのか不思議でたまらない。。。

Apr 11, 2007

メモ

暇ないのでリンク。
EMIのDRMフリー化についてコラムをITmediaに寄稿しました(音楽配信メモ)
「EMIは打つ手がなかった」——DRMフリー化と「CCCD」という無駄 そして日本は(1/2/3/4/5)(ITmedia)

DRMに関する1万2000字に及ぶ解説。とにかく一読をお勧めします。

そして反論。
国内の著作権団体、アップル・EMIらの「DRMフリー」サービスを牽制(cnet japan)
「DRMフリー」は行き過ぎ、複数デバイスで使えるDRMを〜ACCS久保田氏 「デジタル時代の著作権協議会」が活動報告(internet watch)

デジタル時代の著作権協議会とは

■ 目的・事業
第2条 本会は、デジタル化、ネットワーク化時代に則した著作権及び著作隣接権の保護と公正な利用を促進し、併せて研究成果の公開により著作権思想の普及に寄与することを目的とする。

■ 会員 第3条 本会の会員は、前条の目的に賛同して入会した権利者及び製作者等の団体とする。

あー、そうですか、と。
著作権思想って、思想だったんですか著作権。

他にもリンク。RIAJ関連。
日本レコード協会、中国での著作権認証機関に(IBTimes)
日本レコード協会、中国での著作権認証機関に版権局が認可(nikkei BPnet)

2006年度「音楽メディアユーザー実態調査」実施(RIAJ)

Posted at 10:00 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: , , ,

Apr 06, 2007

私的複製にかかる網?

リンク。

YouTubeから“コピー”できなくなる日(ascii.jp)
ASCII.jpに著作権がらみの話題でコメントをしました(音楽配信メモ)

ascii.jpの記事の冒頭から引用。

 政府の知的財産戦略本部は3月29日に本部会合を実施し、インターネットで流通する海賊版の取り締まりを強化する内容を含む報告書を提出した。著作者が意図しない海賊版が、個人レベルで不正コピーされることを規制することが目的で、法改正も視野に入っている。該当部分の文章は以下のとおり。

iii)違法複製されたコンテンツの個人による複製
 インターネット上の違法送信からの複製や、海賊版CD・DVDからの複製について、私的複製の許容範囲から除外することについて、合法的で、ユーザーが利用しやすく、クリエーターへの利益還元も適切になされる新しいビジネスの動きを支援するため、情報の流通を過度に萎縮させることのないよう留意しながら、 著作権法の規定の見直しを進める。
“世界最先端のコンテンツ大国の実現を目指して”(PDF)

記事中の津田氏コメントから引用。

極端な話をすれば、私的複製の範囲をいたずらに狭くすることで、何千万人を一挙に犯罪者にしかねないということだ。国民の多くを意識させないままに、そういう法改正を行うことが果たして法治国家として正しい方向なのかという疑問も湧いてくる。個人的には非常に危険な流れだと感じている。

Posted at 10:16 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: ,

今更だけどEMIとアップルの話、ほぼリンクだけ

もうね、暇がねぇ。
だからリンクだけ。
こんなこと言ってる人がいてぐぅとか思っても、今更気にしねえぞ。
そもそも自分の覚え書きサイトだ。

英EMIがDRMフリー楽曲の提供を開始、iTunes Storeが5月から販売(internet watch)
Appleが後押ししたDRM無し音楽配信への道(元麻布春男の週刊PCホットライン)

EMI、全楽曲を「DRMなし」に——iTunes Storeで販売(ITmedia)

EMIとアップル、5月からコピー防止制限なしの楽曲配信(IBTimes)

(追記)AppleとEMIが提携。そして待望のEMI、オンラインストアでのDRM撤廃へ。東芝EMI、DRMなし販売は「検討中」・・・らしい。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

音楽配信のDRMはもともと意味がない(ascii.jp)

かたやこっちも。

音楽配信でアップルを調査 欧州委、競争法違反で(U.S. Front Line)
欧州委、アイチューンズ独禁法調査も 英紙報道欧州委、音楽販売制限で米アップルと大手音楽会社を提訴(asahi.com)

欧州委員会、Appleとレコード会社を調査(ITmedia)

欧州委、調査の焦点はiTunesではなくレコード会社【WSJ】(nikkei net IT-PLUS)

欧州委、調査の焦点はiTunesではなくレコード会社なんだって。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

これも。

アップル、アルバム配信で販促策・日本除く21カ国で(nikkei net)

なんかね、どんどん日本はおいてけぼりになる感じだねー。日本の権利者の皆さんはちょっとそろそろ焦るべきだと思うね。国内にばっかり目を向けてるんじゃねーよ。権利者だけの問題じゃなくて、国内ハードメーカーと国民も道連れに時代遅れになりそうじゃん。知財立国とか、狸の皮産業の夢見てるんじゃないよとか思うんだよなー。

Posted at 10:00 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: , , ,
Page 8 / 11 :  « ‹ Prev 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 Next › »