Feb 11, 2007
オリコンの件、もう一度
音楽配信メモのエントリーについて、もう一度。
オリコン訴訟問題で烏賀陽氏が株式会社オリコンに対して反訴を行う(音楽配信メモ)
ここからリンクされているネットニュースに、ここからもリンクです。
オリコン対うがや訴訟で、被告経験者がアドバイス 「裁判なんか起こすんじゃなかったと思わせよう!」(OhmyNews)
武富士に訴えられたジャーナリスト三宅勝久氏へのインタビュー記事は興味深い。
企業にも訴える権利はあると言うが、実際それが訴えられる個人に取ってどういう意味を持つのかということが書かれている。まぁ、予想通りと言うか、訴訟って大変なんだよね、日本では(まあ、海外でも大変なんだろうけど)。
それにしても、3年以上戦って勝訴して120万円。
安くないか?
多分、なにが疲弊させるといって、自分の運命が裁判官や弁護士の手のひらの上で転がされ、自分はそれに対して何も出来ない感覚というのがあるんじゃないだろうか。法律って、素人にはわけ分かんないんだよ。勉強しろと言ったって、片手間じゃ限界あるよ。
企業は、専門のスタッフが仕事としてそれをやる。
訴えられた個人は、私生活を犠牲に、さらには仕事も犠牲にやるしかないだろう。
自分の土俵じゃないのだもの。
企業に個人が訴えられた場合、訴訟の経済的負担や弁護団の結成を国が支援するとかした方がいいのじゃないかな。
いろんなケースがあるから極論かも知れないけど。
言論の自由というのは、日本という国の大きな財産だもの。
訴訟によって脅かされるようなことがあったら、国益に反すると思います。
不気味なのは、マスコミがほとんど黙ってること。
彼らにしてみたら、個人の言論の自由なんて、どうでもいいのだろうかね。どうよ?
もうひとつ記事にリンク。
表現者抑え込む大企業の“新戦略” オリコンvs烏賀陽訴訟から透け見えるもの(OhmyNews)
RIAAのいうことがよく分からない。
米レコード協会、ジョブズの「DRM有害無益」発言に返答(Engadget Japanese)
引用。
「FairPlay DRMを他社にライセンス供給するというアップルの申し出は歓迎すべきブレークスルーであり、音楽ファンとアーティスト、そしてレーベルにとって真の勝利となるものです。数多くのサービスが、アップルのDRMのライセンスを求めてきました。これにより、われわれが以前から要請してきた相互運用性が実現するでしょう。」
あれー?
話がかみ合ってないように見えるのだが、わざとかい?RIAA。
しかしEMIは違う考えを持ってるようだけど。
[WSJ] EMI、「全曲DRMなし」での販売を検討(ITmedia)
こっちも引用。
今回の件に詳しい筋によると、EMIは当初、12月末にこの問題を検討し始め、オンライン音楽ストアに提案書を配布したという。その中には、将来の売り上げに対して徴収されることのない、一度限りの数百万ドルの「リスク保険」の支払いの要求が含まれていた。この交渉について知る3人の人物は、オンラインストア側はおおむねこの要求に二の足を踏んだと伝えている。
その後EMIは1月末、仏カンヌで音楽カンファレンスが開かれていたころに新たな提案書を携えて交渉に復帰した。同社はオンラインストアに、MP3などの音楽を販売する権利と引き替えに幾ら前払いするか提案するよう求めた。これらの提案は8日に提出される予定だったとこの件を知るある筋は言う。この人物は、EMIが、オンラインストアの提案する金額の合計に基づいてMP3戦略を進めるかどうかを決めると聞いていた。
一回限りとはいえ数百万ドルは高い気がする。
しかし、プロテクトなしでのネット販売って、売る側はすごく心配してるんですね。
まあね、気持ちは分かるけどね。
でも、無駄な不安だと思う。
高音質のファイルを、涼しい顔して売っちゃって欲しいと思いますね。
Feb 10, 2007
著作権侵害中?
Imagine no DRM -- with apols to John Lennon(Boing Boing)
アップルのJobsが言ったことを、John LennonのImagineの替え歌にしたというネタ。
これって著作権違反とあちこちで言われてるんだけど、日本でだったら、ってことだよね?
こういうのもあったし。
Mac Beautiful(YouTube)
でも、これは替え歌じゃないか、、。
海外でも、替え歌を公開するのは違法?
EMIの件(追記、アップルの件。どんな音源が欲しいのか)
メモ。
EMI、「全曲DRMなし」での販売を検討?(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
どうでもいい話:諸行無常(what's my scene? ver.7.0)
全てのCDをコピーコントロールにすると言った頃のEMIのThe CEO & chairmanが、Alain Levy氏だ。
昨年末にCDは死んだと言って、今年に入ってクビになったという話。
そんなEMIが今度はDRMなしだというのは、反動なのかもしれないが。つうか、CDってDRMないんだよね。
そういうのが結局、一番便利。
まず、リンク。
Steve Jobs の公開書簡(仮訳)(maclalalaweblog)
分かりやすい。
まったく、Steve Jobsのいうことはいちいちもっともで、当たり前すぎる。
そんな当たり前のことがなかなか通らない。
えーと、EMIがDRMなしの配信をするかもということだけど、気になるのはどんな配信になるのかということ。
まず、価格。
さすがにDRMなしでも高かったら、買う奴少ないだろう。
ある程度、価格は抑えられるのではと予測。
音質。
mp3ということなんで、期待しない。
思うのだけど、いっそ無圧縮で売ればいいのに。しかも96kHz/24bitとかで。
音がいいし、ファイルが大きいからコピーしずらいし(w。
製作現場の音からCDレベルまで落とす必要ないから楽でしょ、いや、制作現場ではもっと高音質なんだっけ?
mp3が150円、96kHz/24bitが300円なら、自分は96kHz/24bitを買う。
売り方。
それだけで正規音源として売られるケースもあるだろうけど、どうなんだろう、正規音源がmp3だけ?
そういうのに適さない音源も多いはず。
そもそも、ブルーノートがそうだった。
むしろ、CDで売り、mp3でも売り、というのが多いんじゃないだろうか。
mp3だけからの収益はたぶん少ない、おそらくCDも売った方が利益を見込める。
バージョン違いを売るとか。
CDで売られる奴の先行リリース、ショートバージョンとか何とかmix、そんなの。
ファンならどっちもゲットしたがるだろうということで。
、、、なんか、やだね。やっぱり高音質ファイルを売る方がいいよ。
CDで十分な人はCDを、より高音質を求める人はファイルを買う。
コピーされる?
だったら何か?
コピーできるCDは今でも売られている。
しかし、憶測なんだよね。
Feb 09, 2007
日にちを合わせる。
ふと気付くと、8日にアップしたはずのファイルが9日の0時0分になってる。
ぎりぎり間に合わなかったらしい。
気付かなかった、まずった。
ファイルのURIとの整合性が悪いので、entries_index.datをいじって適当に修正した。
ありがたいことにネット上にはEpoch Timeを計算できるサイトがあるので、利用させていただきました。
Feb 08, 2007
アップルの件
Thoughts on Music
Steve Jobs
February 6, 2007(apple)
すげー。
日本のアップルには載らないのかね、これ。
これもとりあえずリンク。
ジョブズからの手紙:「DRMは無意味だし、今後も決して役に立たない」(Engadget Japanese)
「4大レーベルはDRMを捨てよ」、Appleのジョブズ氏が提言(ITmedia)
「レコード会社はDRMの放棄を」--アップルのジョブズCEOが公開書簡(cnet japan)
ジョブズのDRMレター(Lessig Blog (JP))
もうひとつ、アップルの件。
Apple Inc. and The Beatles’ Apple Corps Ltd. Enter into New Agreement(apple)
これもリンク。
Apple商標訴訟がついに決着——“Apple”はApple Inc.のものに(ITmedia)
アップルとビートルズがついに和解--「Apple」めぐる商標問題で(cnet japan)
“Apple”の商標使用、米Appleとビートルズ設立の英Appleが合意(internet watch)
youtubeの件
とりあえずリンク。
YouTube幹部とJASRACなど23団体が協議、違法投稿について議論(internet watch)
「思ったより友好的に話せた」——YouTubeトップと国内著作権者が初会談(ITmedia)
ユーチューブが著作権団体と協議 投稿者情報掌握を拒否(cnet japan)
どうなっていくのか。
オリコンの訴訟の件
リンク。
オリコンから起訴されている烏賀陽弘道氏が7日、東京・有楽町の「日本外国特派員協会」で記者会見を行ったとのこと。
ジャーナリスト烏賀陽氏への提訴についての要点整理(ORICON STYLE)
これに関して、JANJANに記事がある。
20行のコメントに“5000万の損害賠償”の理由(JANJAN)
興味深い内容なのでJANJANから引用。
記者会見には50人余りの記者・カメラマンが出席したが、大半は海外のジャーナリストだった。日本の大手メディアにとって「ジャニーズ」は最大級のタブーだが、異国のジャーナリストには奇異に写るようだ。「ジャニーズ」と日本のメディアとの関係を問う質問が際立っていた。
海外でどう報道されるんだろうか。
追記。
コメントしてるブログにリンク。
オリコン訴訟問題で烏賀陽氏が株式会社オリコンに対して反訴を行う(音楽配信メモ)
なるほど、そういうもんなのか。
find
My Wandering Wiki: FindPluginからfindをダウンロード。
ブログ内のみをgoogleを使わず検索します。
googleのも残したものか、さて、どうしましょう。
ちょっと、設定とか読まないと、、、
ブログ内検索をfindプラグインに変更(にーやんのブログ)
findプラグイン #3(Ck2 Blogger)
findプラグインと検索結果用フレーバー(Shishimushi)
Feb 05, 2007
paging、titles_index
hail2u.net - Archives - blosxom pluginsからpagingというpluginを導入。
エントリーが増えると、ないと不便です。
上の方に「ページ」が表示される。カテゴリー表示にも対応している。
そのカテゴリーの表示をリスト化するplugin、titles_indexを導入。れっつ日記からダウンロードしたままになっていた。
カテゴリータイトルを表示するようにsub headを追加し改造、他、titles_indexを導入(Really Good Bye)も参考にしました。
設定によって、リスト化するエントリー数を決めることが出来る。
これって、あったほうがいいのかどうか分からない。
しばらく設置し、様子見ます。
追記。
pagingとタグとの相性が最悪です。原因不明。
paging pluginをblosxomのカスタマイズ#7(Extension3)で修正されたものに変更。しかし根本解決には至らず。
こりゃ、どうするかね、、。
Feb 03, 2007
裁判所、何考えてるのか(追記、店も何考えて:追々記、JASRAC何)
デサフィナード判決と「それでもボクはやってない」に見る日本の裁判事情。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
なにがおかしいって、「将来するかも」とピアノ撤去&賠償命令って、そういうのありなの?
エスパーか。
そういう結論を出しちゃうって、法的根拠がよくわからないのだが問題ないのかしら。
4日、追記です。
判決文のpdfファイルを読むと、どうも、被告のレストランは無理いってる感じだなあ、、。
しかし、判決文に書かれているような計算が妥当なのかどうかは、店側とJASRACの主張が食い違った状況で、よく分からない。法廷はJASRACの示した証拠を信用したということだろう。
試算が判決で出されるのは、出されるなりの理由、証拠があるのだろうが、店側は、控訴するようだし。
プライベートな集まりという主張だけど、、、どうなんよ。
ピアノの撤去や楽器の搬入禁止まで認められてしまうというのは、多分、よほど悪質と思われてしまったということだ。
実際、判決文に書かれている店の主張を読む限り、そういう印象を持たれてもやむを得ない、と思う。
しかし演奏差し止めを認めるのはどうなのか、、、
よく分からん。
5日、さらに追記。
メモでリンク。
【知はうごく】「著作権違反は甘くない」著作権攻防(7)−1(sankeiweb)
JASRACと音楽の使用者 著作権を巡り紛争「泥沼」(JCASTニュース)
JCAST、両者の言い分について書いている。
「JASRACの行為は自由な音楽活動を妨害するもので、今回の判決はとんでもない話だ。JASRACは音楽普及を目的とした文化庁の外郭団体であるにもかかわらず、音楽文化の振興を遮断する行為に及んでいる。(レストランでしていたのは)JASRACの管理楽曲以外の演奏だった。むちゃくちゃな判決だ」
「店に入店し、裁判の証拠として録音したものを提出することはあります。(木下氏から訴えられていることについて)今回の判決で、(木下氏の主張が)覆ったことになるんじゃないでしょうか」
ネット上の掲示板に上がっている店側の主張として、楽曲使用についての支払い方法について話し合いを持とうとしたが、JASRACが包括契約を拒否したという話があるようです。
判決文にある内容とまったく違うんですね。いったい、どうなっていたのか、、。
判決文にはこうある。
被告は,原告が再三にわたって音楽著作物利用許諾契約の締結を促しても,これに応じなかったばかりか,自ら本件店舗においては管理著作物は演奏しないという方針を明らかにした後も,管理著作物の演奏を継続してきたものである。
あと、以前こういう話があった。
JASRACに行ってきました!!(正々堂々blog)
新使用料規定の施行までの間、1曲ごとの使用料支払いの方が得だ、とするお店に対しては、事情を聴取した上で最低1ヶ月1000円を下限とする、簡易型包括使用料契約を結ぶことを使用料規定取扱細則の改定により実現したい。
過去分についても、必要な場合には何らかの合意点を見出したい。
これが去年の2月の話。JASRACが包括契約を拒否したとするなら、話が違うんじゃないかと。
著作権保護をどこまで行うのが相応しいのか。
いろいろな意見がある。
しかし現状、大目に見てくれるだろうという利用者の甘い考えは認められにくく、証拠を揃えた著作権者の主張が受け入れられやすい現実があることを、念頭に置いた上で行動する必要はあると思う。
音楽のありようについて、規制されまくって不自由で金を取られ、納得いかない。
そういう気持ちもあるだろうけど。
でも、証拠を出されたら法廷で負けるやり方をあえて選びながら、納得いかないと言っても、説得力はない。
敗訴覚悟で音楽やってるわけじゃないだろうから。
支払いたくないんだろう、と思われるだけだから。
いっそ自衛のため、店ごとに権利者とどういう契約してるか、客にも分かるように表示するってのはどうよ。
包括契約ならどうだとか、曲単位の契約なら客がリクエスト1曲にいくら払うとか。
表示がない店では古い曲以外はダメとか。
店が自ら表示して誰にでも分かるようにしていますよ、という。
どんなもんだろうか。
もしかして権利者サイドから、そういうステッカーとか契約した店に渡したりしてるのかな?
JASRACのサイトをざっと見た感じは見つからないのだけど。
Feb 01, 2007
Audio Diary
Audio Diaryというのをやっていました。
ブログに移行ということで、平成19年からはここでやります。
コロとか球とか使ったインシュレーターは少ないと思ってたんですが、ありました。球を使った製品。
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Stillpoints(Stillpoints)
スティルポイント(アッカコンテンツ)円錐形のボディーの中にセラミックのボール5個を組み込んだインシュレーター。ボディーはデルリンという素材を使っている。
制振効果は高そう。
しかし高い。3個で5万円なんてちょっと出せない。
どうでもいいけど、米国ではインシュレーターのことをSpecificationっていうらしい。 -
OMICRON Magic Dream(KNICOM WEB)
ナイコム・ホームページこいつについては、オーディオアクセサリー誌ではケーブル用のスタビライザーとしての使い方を紹介されていて、インシュレーターとしての紹介はされてなかった気がする。しかし、キモはインシュレーターじゃないだろうか、この製品。
金属の球1個を上下から受け皿型のボディーでサンドイッチする単純な構造。以前、finalというメーカーが作っていたDARUMAっていうインシュレーターと似ている。ボディーの素材はこれもデルリン。海外のサイトにリンク。本社はイタリア。
Pagina Principale Tavoli(OMICRON)
Omicron: disaccoppiatori meccanici Magic Dream(Audiocostruzioni)finalのサイトは見れなくなったが、どうなったんだろうか。
というわけで、Magic DreamをJoshin webのネット通販で注文した。1個3000円弱という比較的求めやすい価格。
どんな感じか、楽しみ。
それにしても日本のサイト、デルリンの綴りが違うんだけど(DelrinとDerlin)、どっちが正しいのだろう。
Jan 29, 2007
和解していたよ
もはや旧聞ということになるか。
穂口雄右「テレビが独占する音楽著作権利益の実態」再録(駒沢公園行政書士事務所日記)
2006年11月04日の記事なんですね、これ。
テレビ朝日ミュージックと穂口雄右氏の間で和解が成立し、昨年中に削除されていた文面を書き直した上で、採録されています。テレビ朝日ミュージックに関する記述は削除されていますが、テレビ局系の音楽出版社の規制に関する主旨は、以前と変わりなく記載されています。