Jun 05, 2007
アップル関連2つ
アップル関連で2つのネットニュースにリンク。
アップル、文化庁を激しく非難--「私的録音録画補償金制度は即時撤廃すべき」(cnet japan)
いかにもタイトルが弱い。
括弧の中は「著作権行政は速やかに他省庁に移管すべき」とすべきだろう。
5日、追記。首相官邸からダウンロードできるpdfファイルから引用しとこう。
[総括]
文化庁著作権課に依る一方的な行政運営には理解不能である。徒に著作権者団体の意見のみを汲取り消費者、機器メーカーの立場は無視し続けている。アップル社を私的録音録画小委員会から閉め出し、欠席裁判で物事も決める閉鎖的な体質を持つ文化庁の典型的な隠蔽体質を良く表している。平成19 年3 月27 日、文化審議会 著作権分科会私的録音録画小委員会にても多くの小委員会委員が補償金制度の必要性の根幹の議論提示をしたにも関わらず、作為的に「私的録音録画問題に関する検討の進め方(案)」から削除するなど鼻から「結論ありき」の審議会運営をする著作権事務局には真摯な姿勢は微塵も感じられず、もはや公平公正な著作権行政を運営する適切な省庁とは言い難く、速やかに著作権行政を他の省庁に移管することを強く望む。
アップル、閉め出されたのか。だとしてもこの言い分はなかなかすごい。
さて、アップルに電凸した人がいる。
知的財産推進計画2007 ──“既成事実化”する「アップル」のパブコメ(エンドユーザーの見た著作権)
最終的に回答を貰ったアップルジャパンの広報によると、現時点で、アップルジャパンから確かに送られたものかどうかは判りかねるとのこと。内部で確認をとってみないと誰が送信したのかも明らかでない、また(アップルジャパンでなく)アップル本社から送信されたどうかの可能性についても答えようがない(つまり現時点で判らない)という話でした。
さて、なかなか面白い話です。誰だろうなー、これを送ったのは。
つうか、官邸は送られてきたものが「本当にそこから送られてきたのかどうか」は確認するんでしょうかね。
僕んとこには、確認は来てないなー。
やっぱり、送られたものをそのまま載せてるんでしょうか。
まぁ、アップルとしての意見なのかどうか、アップル社自体の動向に注目せざるを得ませんね。
10日、追記でリンク。件のパブコメコメントの内容について検討が行われています。
Aのパブリックコメントを読む(試される。(ココログ mix))
そして、過去のアップルのパブコメを載せている。比べると今回のはやっぱり極端だなあ。過去の意見募集において「アップル」名で提出されたパブリックコメント(試される。(ココログ mix))
もうひとつはこれ。
「楽曲データに氏名とメールアドレスが」--EFFがアップルを非難(cnet japan)
EFFの記事がこちら。
Apple's DRM-Free AAC Files Contain More Than Just Names and Email Addresses(EFF)
gigazineにも載っていた。
DRMフリーの「iTunes Plus」で購入した楽曲にはAppleIDが埋め込まれる(GIGAZINE)
自分は以前、アップルのFairPlayをオープンにするのと同時に自分の所有する曲に自分の判子(ウォーターマーク)が押せたらいいんじゃないか、ということを書いたことがある。
アップルはDRMフリーという予想以上のとこに行ってくれたわけで。
所有権を明確にするための電子透かしは、自分としては抵抗感が無い。
しかし、個人名とメールアドレスとなるとなぁ、、。
なくした時に拾った人が届けてくれるとかでないもんなー。
Jun 03, 2007
知的財産推進計画2007
知財推進計画改訂(The Casuarina Tree)で知った。毎年出てる計画が今年も出たということだ。
知的財産戦略本部にある、知的財産推進計画2007(首相官邸)
計画のpdfファイルへリンク。
知的財産推進計画2007(H19.5.31)別冊参考資料(H19.5.31)(pdfファイル)
ファイルを読むひまないので、ネットニュースやブログにリンク。
著作権法の親告罪見直し 海賊版の出品・ダウンロード違法化も検討 07年知財計画(ITmedia)
「知財推進計画2007」正式決定、ファイル交換ソフトからの複製禁止など(internet watch)
知的財産推進計画2007に盛り込まれたロクでもない審議項目。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
官邸からは春のパブコメの結果もダウンロードできる。4月中旬には出来てたものを遅れて出してきたらしい。
・結果概要・団体からの意見・個人からの意見(pdfファイル)
概要には寄せられた意見がおおざっぱに網羅されてるが、これって正確に反映されたものなのかねー。
団体からの意見にすごいものがある。
ブログにリンク。
アップルが「文化庁は著作権行政から手を引け」と主張(林檎の歌)
まじかい?
と思って官邸のファイルを確認したら確かに書いてあるよ。
ここまで書くか?とも思ったが、言われてみると、これは僕の本音だよ。
毎年発表される知財推進計画。
アメリカの言い分が国の方針に反映されてるよ、ということでリンク。
つか、いろんなことがアメリカの要望で実現している。
著作権の非親告罪化やP2Pによる共有の違法化は誰が言い始めたのか?(GIGAZINE)
最近はかなり有名になりつつあるので知っている人も多いと思いますが、アメリカ政府が毎年日本政府に「年次改革要望書」というものを出しています。要するに「ここに書いてあることはちゃんとやっておけよ」というアメリカからの命令・指導・要望が書いてあるわけです。法科大学院の設置や郵政民営化、最近では三角合併などはこの年次改革要望書に書いてあったために実行しただけに過ぎません。ホワイトカラーエグゼンプションや労働者派遣法などについても書いてあります。
そしてこの年次改革要望書の最新版に著作権の非親告罪化やP2Pによる共有の違法化などについても書いてあるわけです。つまり元凶はアメリカからの圧力とそれに従わざるを得ない日本政府の弱さにあったわけです。
映画の盗撮を「非親告罪化」するのも、このアメリカの要望書にあったという。
アメリカの映画業界は海賊版が多く作られているというカナダに対してこういうことをしている。
盗撮された映画はカナダから来る:新作映画の公開を遅らせるとの方針も(P2Pとかその辺のお話)
カナダは海賊版「映画の都」〜世界市場の5本に1本(U.S. FrontLine)
日本に対しては、政府を通じて要望書を出して、法制化に成功したというわけだね。
映画館での盗撮、懲役最高10年か罰金1000万円に--盗撮防止法成立(cnet japan)
「映画盗撮防止法案」成立で米映画協会が称讃のコメント(ITpro)
誰が作ったんだこんな法律。(企業法務戦士の雑感)
もしかして、非親告罪化とか保護期間延長がどうとかいって、日本のコンテンツを生む環境が豊かになるかというと、やっぱりアメリカのコンテンツ産業にとってだけしかメリットがないんじゃなかろうか、という気がしてきます。
パブコメ、日本の著作権団体がいろんな要望を出していますが、本当に自分たちの利益になると考えてのことなのだろうか。
暇ができたらパブコメの結果とか計画書2007とか、目を通すつもり。
いろいろあって目がまうよ。
11日、追記。目を通すとか言いながら出来ていない。
他のサイトにリンク。注意すべき項目について網羅(ページ付き)している。
「知的財産推進計画 2007」で私が個人的に注目した項目(エンドユーザーの見た著作権)
いっそ、リストをもらってしまおう。すまんです。
(P.5)
●「知的財産推進計画2007」の基本的考え方
(P.14)
●個人輸入等の取締りを強化する
●インターネットオークション上の模倣品・海賊版の取引を防止する
(P.19)
●デジタルコンテンツの流通を促進する法制度等を整備する
(P.20)
●違法複製されたコンテンツの個人による複製の問題を解決する
●権利者不明の場合におけるコンテンツの流通を促進する
(P.21)
●ネット検索サービス等に係る課題を解決する
●アーカイブ化を促進し、その活用を図る
●インターネット上でのコンテンツの新たな創作・発信を促す
(P.60)
●模倣品・海賊版の税関での取締りを強化する
(P.61)
●差止申立てに係る手続を簡素化する
●インターネットオークション上の模倣品・海賊版の取引を防止する
(P.63)
●劇場内で無断撮影された映像の違法流通への対策を強化する
●著作権法における親告罪を見直す
(P.65)
●模倣品・海賊版に関する国民への啓発活動を強化する
(P.90)
●IPマルチキャスト放送へのコンテンツ流通を促進する
●違法複製されたコンテンツの個人による複製の問題を解決する
●権利者不明の場合におけるコンテンツの流通を促進する
(P.91)
●私的録音録画補償金制度の見直しについて結論を得る
●権利者の利益と公共の利益に留意した権利制限規定を整備する
(P.93)
●権利の集中管理を進める
(P.94)
●利用とのバランスに留意しつつ適正な保護を行う国内制度を整備する
※間接侵害・法定賠償制度・保護期間延長・放送新条約
(P.95)
●ネット検索サービス等に係る課題を解決する
●アーカイブ化を促進し、その活用を図る
※絶版 入手困難著作物・ NHK アーカイブス・フィルムセンター・国立国会図書館
●インターネット上でのコンテンツの新たな創作・発信を促す
※意思表示システム・権利放棄
(P.96)
●音楽用CDにおける再販売価格維持制度について検証する
●安心してコンテンツを利用するための取組を奨励・支援する
(P.99)
●音楽レコードの還流防止措置制度を活用するとともに輸出を拡大する
(P.100)
●コンテンツ・ポータルサイトを支援する
(P.127)
●知的財産を含めた消費者教育を推進する
(付属資料 P.37)
●音楽レコードの還流防止措置等
他にも重要と思われる項目が多々あるから目次は確認しておけとのこと。
これに合わせるような形で、検討のエントリーもあがっている。
知的財産推進計画 2007 からピックアップ(試される。(ココログ mix))
17日、今更だけど追記リンク。小寺信良氏のコラム。
知財推進計画が目指す「コンテンツ亡国ニッポン」 (1/2/3)(ITmedia +D LifeStyle)
Jun 01, 2007
国税庁オークション
笑かしてくれるニュース。でも日経だからホントかどうか分からない?
ざっとみた感じ、国税庁のサイトにも文化庁のサイトにもそれらしき文言は無い。
国税庁の公売サイト、著作権法違反?——文化庁が指摘(nikkei net IT-Plus)
税金滞納者からの差し押さえ品をもとに、国税庁が6月から入札を始めるネットオークションを巡り、文化庁が「著作権法違反の疑いがある」と指摘していることが分かった。洋画家で文化功労者の故東郷青児氏の作品などが既にサイトで紹介されているが、国税庁は著作権者から許諾を得ていない。国税庁は「権利者の不利益ではない」とするが、入札を控え同庁の対応が注目を集めそうだ。
国税庁関連で、こういうのあるのを知った。
官公庁オークション(Yahoo!オークション)、国税庁も出品中だそうだ。
ヤフオク使ってやってたんだねぇ。
May 31, 2007
写真の著作権
写真を無断でデジタル化、小学館に賠償命令・東京地裁(nikkei net)
判決によると、加藤さんは1998—2003年6月ごろまで小学館発行の雑誌「サライ」に掲載するための写真を同社の依頼で撮影。同社は掲載写真を有料データベースに活用しようと、加藤さんの許諾なしに写真(ポジフィルム)計407枚をスキャナーでデジタル化してサーバーに取り込み、複製して著作権を侵害した。
有料データベースって、サライの読者がアクセスするのかいな。
こりゃまた、そういうとこで訴訟になるのかいと思ったら、大きな争点はもっと違うとこにあるような。
ちなみにこちらが判決。
平成17(ワ)24929 損害賠償請求事件(裁判所)
日経以外の記事。
雑誌写真のフィルム所有権は写真家に認定(nikkansports)
フィルムは写真家の物/小学館に320万賠償命令(四国新聞社)
朝日や読売など、大手の新聞社はネット上を見る限り記事が無いような。地方紙が多いね。共同通信かどこかか?
日刊スポーツより。
フィルムの所有権が同社と加藤さんのどちらにあるかなどが争点になったが、清水節裁判長は加藤さんに帰属すると認定。「無断で写真がデータベース化され著作権を侵害された」との主張も「複製権の侵害に当たる」と認め損害額に加えた。
日本写真家協会(東京)は「フィルム所有権の帰属が訴訟で争われるのは異例。所有権をあいまいなままにして写真やフィルムを返さない出版社もあり、非常に評価できる判決だ」と指摘。小学館側は「一般にフィルムの所有権についてはあいまいだった。編集者と写真家の関係への影響は大きい」としている。
判決によると、加藤さんは1998年ごろから約5年半、同誌掲載用の写真を撮影。フィルムを小学館に渡したが、同社は117枚を紛失した。
訴訟では所有権の帰属を中心に争われ、小学館は「フィルム代や現像代などの経費を払っており所有権は社にある」と主張。しかし判決は「すべてのフィルム代が払われたかはっきりせず、所有権を同社に帰属することを考慮した対価も払われていない」と判断した。
つまり、記事から読み取れる争点は2つ。
-
フィルムの所有権
これは写真家の加藤雅昭氏に帰属するという判決。今まで契約とか曖昧だったのかもしれない。逆に今後は契約内容で帰属が決められるようになるかも。音楽とかそうだよね。ミュージシャンに音楽は帰属しない。力関係が問われそうだ。
それにしても、紛失したというのは情けない。生原稿とかもなくなると言うし、、。
出版社っていいかげんなのかね。所有権の帰属問題から派生して、コピーが争点になったということか。
つうかコピーの損害賠償よりも紛失したフィルムの賠償というのはないのかいな。と思ったら、判決文には紛失の賠償も含まれている。 -
写真の著作権
これはなんというか、どうなんだろう。
サライに掲載された写真ということで、小学館がデータを持っていて、過去に出版されているという事実。今回、実は著作権は写真家にあるんだよという判決で、多分、今後こういうことは契約をきちんとしないと、ってことになるんだろう。
そうじゃないと社内にデータベース構築するだけで、著作権使用料を支払わなくちゃいけないんだから。雑誌で掲載される写真の全てについて、いちいちそんなことはできないんじゃないかな。
えーと。
裁判所サイトからダウンロードできる判決文によると、争点は5つ。
- 本件交付ポジフィルム写真に係る送信可能化権又は複製権の侵害の有無(争点1)
- 本件交付ポジフィルムの所有権の帰属(争点2)
- 本件交付ポジフィルムの紛失の有無・枚数(争点3)
- 被告による営業妨害の有無(争点4)
- 原告の損害(争点5)
つうか、有料データベースの話、出てこないんですけど。。。あくまで、社内のデータベースとして使うためにデジタルデータ化したらしい。それが、社員が数百人いるから、送信可能化権の侵害にあたるのだと原告の主張。うーん、、。
実際、判決文では、送信可能化権の侵害にはあたらないと書かれているようだ。「複製権の侵害」ということらしい。そういうことなら話は通るけど。
ちょっと引用。
ポジフィルム自体の所有権と,そこに化体されている著作物である写真の著作権とが別個に考えられるのであるから,費用の負担状況,サライ掲載後の報酬等の支払などの諸事情を考慮した上,原告と被告間の合意において,ポジフィルム自体の所有権をいずれに帰属させることを内容としていたのかを合理的に解釈するのが相当である。
所有権と著作権は、別ってこと。まぁ、それはそうだ。
なるほど、「所有権の帰属問題から派生して、コピーが争点になった」、とは言えないんだね。
争点3については、117枚の紛失。争点4については、原告の主張は退けられている。
争点5について、引用。
被告には,上記において認定したとおり,本件デジタルデータ407枚について,該当するポジフィルムに写された写真についての複製権侵害(上記1)及び本件紛失ポジフィルム117枚についての所有権侵害の不法行為(上記3)が認められるから,以下,これらについての原告の損害を検討する。
その結果は、以下の通り。
本件デジタルデータに係る複製権侵害の損害 | 82万円 |
---|---|
本件紛失ポジフィルム117枚についての所有権侵害の損害 | 246万円 |
合計 | 328万円 |
つうことで、ほとんどがフィルムを無くした賠償なんだった。
とりあえず、日経の記事ってどうよ、ってことで。報道しない大手新聞社もどうかと。印刷紙面では出てるのかな。
と思ったら、原告本人のサイトがあるよ!
小学館サライ著作権侵害裁判報告
6月1日、追記。
行政書士のブログに解説がアップされた。
「サライ写真著作権侵害」事件〜著作権 損害賠償請求事件判決(知的財産裁判例集)〜(駒沢公園行政書士事務所日記)
6月3日追記。
この事例とは違う写真に関する著作権についてもう一件。
二審も角川に販売差し止め=家族写真掲載で著作権侵害−知財高裁(時事ドットコム)
「スナップ写真にも著作権」角川に販売差し止め・知財高裁(nikkei net)
3日の時点で裁判所に判例は上がっていない様子。
前の判例は上がってるのかな。
解説してるブログがある。
出版社、受難の時代。、出版社の災難(企業法務戦士の雑感)
むしろ肖像権とかで問題になりそうなもんだけど。
著作権が及ぶ範囲を広げすぎるのは違和感がある。
意匠法
著作権問題について考えるとやばいことになりそうだから、困ったもんだ。(Web屋さんのココロえ)
知財に関しては、ちょっと前の日経デザインで特集が組まれていたりして、プロダクトデザインは今、網の目を縫うような形で行われているんだと実感し、今さっき、特許庁が画面デザインとかを意匠法で守るときのFAQを出して、ほう、そうですか、と思ったところだったのですが、しかしまあ、なんだか、だんだんどうしたらいいんだかわからなくなる世の中になってきたなあ、と思う今日この頃。
同感だ。
まったく、どうしたらいいんだかわからない感じだ。
リンク先にもある平成18年改正意匠法の運用に関するよくある質問(特許庁)を読むと目眩がしてくるよ。
May 27, 2007
音楽のストレージサービスに違法判断
この辺って、なにげに、大きな話ではないだろうか。
携帯電話向け音楽データのストレージ・サービス 音楽著作物の利用許諾が必要と判断(JASRAC)
音楽保存サービス:ストレージ利用は著作権侵害 東京地裁(MSN毎日インタラクティブ)
副作用が大きすぎるストレージ・サービス違法判決(栗原潔のテクノロジー時評Ver2)から引用。
要は、「自分が所有する著作物を自分が使用するためだけにストレージ・サービスに許諾なくアップすると著作権侵害である」ということになります。
(中略)
いわゆるストレージ・サービスに限らず、メール・サーバを始めとして複製行為を行っているサービスはすべてリスクがあることになります。
関連でリンク。
ストレージの利用がなぜ著作権侵害なのか(ナガブロ)
わいせつ図画公然陳列の疑いで画像ちゃんねる管理人ら7人が逮捕
Googleが日本の法律に従うならば、Googleは確実に違法
リンクを張る行為は本当に犯罪の幇助行為になるのか?
ネット上にデータを保存するサービスはすべて著作権侵害で違法です(GIGAZONE)
サーバー運用に際してどこまで求められるのか、注目が必要か。
まねきTVに関するエントリーも参考になるか?、あんまり関係ないか。
29日追記。あちこちで話題になっている。
以下、リンク。
著作権侵害が厳罰化されることによって運営できなくなるかもしれないWebServiceまとめ(空繰再繰)
JASRACの厚い壁(企業法務戦士の雑感)
MYUTA違法判決は失当ではないか(境真良(実名登録)の“とりあえず、前進!”)
個人用ネットワークストレージの著作権違反判決。gmailやSFは大丈夫?(blog@browncat.org)
そろそろMYUTAのストレージサービスについて一言いっておくか(muumoo.jp)
JASRACもJASARCだし裁判官も裁判官(Web屋のネタ帳)
ネットを理解できない裁判官、利権を守るJASRAC、振り回されるオンラインストレージ(P2Pとかその辺のお話)
著作権保護と通信の秘密が両立しなくなる?(狐の王国)
さらに30日追記。裁判所に判決がアップされた。
平成18(ワ)10166 著作権侵害差止請求権不存在確認請求事件(裁判所)
あちこちリンク。
音楽ストレージサービスには音楽著作物の利用許諾が必要〜東京地裁(internet watch)
MYUTAにおける闘争(cnet japan クロサカタツヤの情報通信インサイト)
「MYUTA著作権侵害」事件〜著作権侵害差止請求権不存在確認請求事件判決(知的財産裁判例集)〜(駒沢公園行政書士事務所日記)
MYUTA事件の判決文が公開されました(栗原潔のテクノロジー時評Ver2)
公衆送信拡大解釈事件について(ものがたり)
ダビング屋か、それとも貸金庫か。(企業法務戦士の雑感)
MYUTA裁判はむしろWeb 2.0を否定してるんじゃないか(狐の王国)
裁判官、まねきTVに関係ないどころか判決出した人だった。
つうか高部真規子裁判官は、何かと著作権関連では有名だ。
高部眞規子判事のオシゴト ベスト10(ナガブロ)
何が正しいのかもはやよく分からない著作権関連だけど、インターネットの利用を妨げない法整備が急がれるんだなぁ、とか当たり障りの無い話で終わるのだろうかなぁ。
さらに31日追記。つうかリンク追加。
対象が限定されればそれで良し、というのは厨房の反応だ(ものがたり)
サーバは複製の「主体」か、著作権がイノベーションを阻害する(池田信夫 blog)
実際、にっちもさっちも著作権でいくことでわけわからんことが、
今日は、出版社が雑誌に使った写真のデータベースを作ったら著作権侵害になるという話が出てきた。
うぅぅぅぅーん、大変なよのなかだ。
互いに首締め合ってるようにしか見えない。
6月3日追記。分かりやすく論点が整理されている。
高部眞規子判事への誤った評価、オンラインストレージサービスを違法とした判決は正しい。「オンラインストレージサービスを違法とした判決は正しい。」の補足(KSTK)
最終的な結論としては、現状で法的に妥当と思われる解釈をしていくと、今回のような判決に至ってしまうのは致し方ない、ということらしい。やはり法からなんとかしないと、ということか。
6月11日、今更だけど追記。
栗原潔のテクノロジー時評Ver2で4、5日に改めて「自分が所有するCDの楽曲を携帯電話にダウンロードして聴けるようにするという形態が、法律的にどこまでOKであるか」検討を試みています。
携帯への音楽ダウンロード:どこまでがOKなのか(1)、(2)(栗原潔のテクノロジー時評Ver2)
もう一件。
池田信夫 blogで5日、改めて著作権の本質について「法と経済学」の立場からおさらい。封建的特権としての著作権(池田信夫 blog)
一部引用。
第一に、著作権によって社会全体の利益が増加するという根拠はない。著作権の本質は、複製を禁止して独占を作り出すことなので、ほんらい経済的には好ましくない。それが許されるのは、独占によって情報生産のインセンティブを作り出す効果が独占の弊害を上回る場合に限られるが、そういう結論は、理論的にも実証的にも証明されていない。知的財産権(独占権)の経済効果は負であるという研究もある。
第二に、著作権は近代的な財産権ではなく、もとは封建的特権(privilege)の一種だった。Wikipediaにも書かれているように、コピーライトは18世紀初頭に、ギルドが版木(copy)を独占することを王が許可する特権としてできたものだ。近代社会でギルドが廃止されたとき、コピーライトも廃止すべきだったが、これを特許権と一緒に「財産権」になぞらえて延命させたのだ(それが財産権ではないことは前述の通り)。
なるほど。
非親告罪化についてとかメモ
例によってメモでリンク。
著作権侵害の非親告罪化に関するリンク。
「著作権法の非親告化」法案の議論がややこしい方向に(切込隊長BLOG(ブログ))
著作権法の非親告罪化はチャンスかも知れない、考えるきっかけを無駄にしない(novtan別館)
著作権法の非親告罪化って話で釣られる人達、じゃあ同人誌の権利処理はどうするか?解決編?(ニセモノの良心)
著作権の非親告罪化で問題なのは、間接的な検閲じゃないだろうか?(少年少女科学倶楽部)
同人誌・パロディは海賊行為?(アニオタフォース)
現在の著作権法で非親告罪化が不可能である理由(ものがたり)
著作権法の非親告罪化は同人誌を殺すのか(煩悩是道場)
著作権侵害の非親告罪化についてひとこと(栗原潔のテクノロジー時評Ver2)から引用しておく。
法律を改正するからには、法体系や法目的との整合性(ソフトウェアで言えばアーキテクチャ(設計思想)との整合性と言い換えられるでしょう)や様々な副作用について、代替案と 比較して考える必要があります。システム開発においてセキュリティの穴を作ってクラッカーに狙われないようにすることが重要なのと同様に、法律の穴を権力 者側に悪用されないよう注意することも必要です。利益よりもリスクの方が大きいと判断されれば改正はすべきではありません。
「海賊版業者は罰されて当然なんだからそういう規定を加えることに何も問題はない。反対するのは海賊版買ってる人だけだ。」というのはあまりにナイーブな主張だと思います。
30日、追記。リンクを追加。
著作権法の非親告罪化、著作権法の非親告罪化(2)(etc)
法律ってのは悪用されることを前提に考えるべきなんだが・・・(誰かの妄想)
同じ資料を読んでいながら解釈が変わる奇妙さと興味深さ(試される。(ココログ mix))
例のiTunes問題がJASRAC崩壊の引き金になるか(novtan別館)
これが真実! iPod vs. JASRAC 著作権料2.5億円不払い騒動(家を建てよう)
どうなるんだろうかね。
同人誌と表現を考えるシンポジウム--論点整理のために(博物士)
同人誌と表現を考えるシンポジウム:
(1)アピール不足だったかもしれない──自主規制の現場(1/2/3/4/5)
(2)イベント会場でマジックで塗るということ(1/2/3/4/5)(ITmedia)
凄い特集だ。
これで第一部終了、つづくということで期待。
May 23, 2007
法制問題小委員会(第3回)
先日エントリーしましたが、著作権侵害の非親告罪化について、あちこちで議論があるようです。
実際、法案になる時にどこまでが「違法」となるのか見えないせいで混乱状態に近い感じか。
zfylで議事録が上がっている。
著作権分科会 法制問題小委員会(第3回)(zfyl)
(非申告罪化に関する議論のみ掲載)、とのこと。おぉー。
内容は、リンク先を参照ください。
まぁ、非親告罪化と言ってもことは単純ではないようだ。
つうか、我々の心配とは全く関係のないところが話し合われているような。
May 21, 2007
著作権の非親告罪化について話し合いが行われている。
著作権の非親告罪化についての動きがあるわけですが、3月19日、文化庁の法制問題小委員会の話がこちら。
そして、内閣の方にも政策会議というのがあって。
知的創造サイクル専門調査会というところで、非親告罪化について話が出ている。去年の11月から今年の2月ということらしい。
とんでもない法案が審議されている(たけくまメモ)
文化庁で話されている内容と内閣での話は違うのか?
とりあえず、議事録。
第8回知的創造サイクル専門調査会 議事録、第9回知的創造サイクル専門調査会 議事録、第10回知的創造サイクル専門調査会 議事録(首相官邸)
第9回の議事録にこうある。
(中村委員発言)
これはいずれ文化審議会の著作権分科会の方に回っていって議論すると思いますけれども、かなり重要な問題でありまして、ここでできなかったような問題も多々議論をしなければいけない。特許権と違いまして、著作権は創作主義が採用されており、創作すればそれだけですぐ権利が発生しますので、何が著作権かよくわからないという面があります。そのような状況において、非親告罪化するとどういう問題が起きるかという点を十分検討しなければいけませんので、このように断定的ではなくて検討の余地が残るような文章にしていただければと思います。
あー、それで3月19日になっていくんだな。
著作権分科会 法制問題小委員会(第1回)議事録、著作権分科会 法制問題小委員会(第2回)議事録、著作権分科会 法制問題小委員会(第3回)議事録・配付資料(文部科学省)
第1回は議事録が上がっている。ちょっと今は体調悪くて読めん。。。
もしも法制化ということならその適応範囲を厳密に規定する必要があるだろう。
いろいろメモ
さらに備忘録としてエントリー。
書籍中古販売に関するちょっとした議論。
繰り返されていると言えば、そういうものだが。
森博嗣氏のよくあるタイプの新古書店批判。というか著作権があるからなんだというのか。 或いは むしろ燃やせ。、私は食い意地の張った魚である(万来堂日記2nd)
著作権を持つ組織なり、人なりが金を払えば解決(O-Lab +Ossan Laboratory+)
中古関連でちょっとメモでリンク。
CDの物々交換サービスの適法性について、その2、CDをリップしてから中古屋に売却問題への対応策を考える、貸しレコードの法的およびビジネス的妥当性について(栗原潔のテクノロジー時評Ver2)
ヒートウェイヴの裁判が結審した。
1月には、THE BOOMが訴えた同様の訴訟が結審している。
判決 - 音楽を取り巻く日々(ROCK'N ROLL DIARY)
「HEAT WAVE対SME」事件〜著作権 送信可能化権確認本訴請求事件・反訴請求事件判決(知的財産裁判例集)〜(駒沢公園行政書士事務所日記)
海外ではネットを美味く利用したミュージシャンの活動が始まっている。
デジタル時代ミュージシャンの収益構造(On Off and Beyond)
その他、海外(主にUS)での動きをいろいろ。
Warner Bros、映画盗作対策としてカナダでのプレビュー上映を禁止(P2Pとかその辺のお話)
著作権法強化の支持者ら、ロビー団体「Copyright Alliance」を結成(1/2)(cnet japan)
ネットラジオ救済法案、上院に提出(ITmedia)
米上院でもネットラジオに対する楽曲使用料値上げを覆す法案提出(japan.internet.com)
ネットラジオ救済法案、上院に提出。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
アップルやMSらにDMCA違反で警告状--米リッピング防止技術企業(cnet japan)
その他、覚え書きでリンク。
もう一つの著作権の話(白田の情報法研究報告)
米国調査:下落するCDセールス、お気に入りのアーティストはCDで、なじみのないアーティストはダウンロードで(P2Pとかその辺のお話)
自分もこんな感じ。
保護期間延長についてメモ
備忘録としてリンク集めてエントリーするのってどうよ。
でもしゃーないのよ。
文化審議会著作権分科会の「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」の第2回、3回会合に関する記事。
アンケート実施中(Copy & Copyright Diary)
著作権保護期間の延長問題、関係各団体が文化審で意見表明(ITpro)
著作権の保護期間等を検討する小委員会、関係者ヒアリングを実施(internet watch)
週のはじめに考える 『ものまね』も文化では(東京新聞TOKYO Web)
著作権保護期間の延長問題、慎重論相次ぐーー文化審(ITpro)
6月1日に追記。
著作権分科会 過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第3回)(zfyl)に議事録が上がっている。
ネット記事へのリンク追加。
著作権保護期間延長への反対意見が多く挙がる、文化審議会小委(internet watch)
今更だが気になった記載。
日本オーケストラ連盟の岡山尚幹氏は、オーケストラにとっては保護期間の延長問題よりも、著作権使用料の額が切実な問題になっていると説明。オーケストラの運営者はJASRACの定めた著作権使用料を規定通りに支払っているが、使用料は2012年までに段階的に値上げされることが決まっており、これが運営に大きな影響を及ぼすことを恐れていると主張した。
うーん、JASRAC。。。
今更だが、ITproの記事。
叫びの人形がムンクに失礼だから保護期間延長すべきっていう、日本美術家連盟常任理事の意見はどうかと。
ああいうのが二次創作の楽しさだろう。
それに20年伸ばしたって、その20年後に誰かがあれを作るだろう。失礼だからというのが延ばす理由になんてならないじゃん。
それともまさか、欧州人があの人形を作るなら失礼に当たらないとでも言いたいのかなー?
文化審議会著作権分科会の「私的録音録画小委員会」、2007年第3回会合(5月10日)に関する記事。
私的録音録画小委員会、レンタルCDが権利者に与える影響を議論(internet watch)
著作物複製料の二重取り論は「ただの交渉道具」?−−文化審で論議(ITpro)
私的録音録画補償金狂想曲と他力本願(万来堂日記2nd)
私的録音録画小委員会、レンタルCDが権利者に与える影響を議論。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
CDVJのサイトから二重取りに関する記述が削除されてるという。うーん、ちょっとどうなのよ。
何がホントかよく分かんないね。
デジタル・コンテンツ著作権の事前許諾を省く新法提案に権利者団体が反発(nikkei BPnet Tech-On!)
「安易なコンテンツ流通」より「まず文化の保護を」——権利者団体が提言(ITmedia)
デジタルコンテンツ著作権:創作者団体が見解提出へ(MSN毎日インタラクティブ)
三田誠広氏は著作者の代表か(池田信夫 blog)
JASRAC関連。
2006年度の音楽著作権使用料は1,110億円、CD低迷で減少〜JASRAC iPod課金の必要性や著作権保護期間延長を訴える(internet watch)
デジタル時代の私的複製を考える:低迷の原因を考えず、どうしたら搾り取れるかを考える音楽産業(P2Pとかその辺のお話)
2007年5月17日付の朝日新聞朝刊記事「iPod vs.JASRAC」の報道について(JASRAC)
iTunes Storeの著作権使用料不払い報道は「誤報」、JASRACがコメント(internet watch)
May 07, 2007
Magic Dreamと黒檀コロの比較
前回のインシュレーター交換から数日たちましたけど。
ううむ、、。
なんだか、どこか不自然な気がして。


黒檀コロと替えて聴き比べです。
コロの端に付いているのはレゾナンスチップ。


黒檀コロの方が聴きやすいけど、Magic Dreamの方が情報量は多い。
当初は、高域が強調されるせいで錯覚するのかもしれないとも思ったのですが、微細な情報はMagic Dreamの方が正確に出ていて、リアリティは確かに向上する。
しかし、どこか聴き疲れする。
理由はよく分かりませんが、黒檀コロのときよりも中高音の音量自体が上がっているように思います。
ソース、ボリューム位置が同じだと、Magic Dreamの方が中高音の音が大きく聞こえる。
前回、低音の量感は保たれている、どこか低域が遅い感じ、と書きました。
あれこれ試すうちに、以前の試みと同じ傾向がスピーカースタンドの下に使用した場合にも現れていると思うようになりました。
中低域は、黒檀コロの方が豊か。
反応の速さは、Magic Dreamのほうが速い。
第一印象の全く逆になってしまった、、、
なんというか、うまく言えないのですが、Magic Dreamを使ったときの音には、何か違和感が付き纏う気がします。
原因は、実はMagic Dreamではないのかもしれない。
他の要因が、Magic Dreamのおかげで明らかになったのかもしれない。
えーと、
低音の量について、どちらがバランスが取れているのか、というと微妙な気がする。
黒檀コロは低域が過量といえなくもない?
でも、ある程度は低音の量感の押し出しがある方が好きだなぁ、、、
Magic Dreamの低音は、僕の好みからいうとやや薄い。
低音のアタック感がくっきり出てくるのは、いい傾向なのだけど、、、
もっと「ガツン」とくる重い低音が好きなんですね。
黒檀コロの低音は、ある程度の量感があるけど、柔らかい。
Magic Dreamの低音は、ハードで速いけど、軽くて量が少ない。
ハードで速く重い低音が理想なのですが、、、
とりあえず当面は、黒檀コロからMagic Dreamに変更して、調子を見てみることにしました。
フィッシュマンズの空中キャンプはまずまず良好に再生してるし、、、でもやっぱりベースが弱い気がするなぁ。気のせいかあ?
May 07, 2007
アメリカのネットラジオ規制・続報
先日の続き。
うちにLive360からCEO名義でメールが来ました。
以前、音楽配信メモのネットラジオを聴くので登録したから、送られてきたんだと思う。
メールからリンクされていたサイトにリンク。
Save Internet Radio(Live365)
アメリカのネットラジオは議会を動かしてこの難局を乗り越えようとしている。
暇がないので、そうしょっちゅうネットラジオを聴く人間ではない。
でも、ときどきネットラジオに繋げて聴く音楽は、とても新鮮だ。
子供の頃から親しんできたラジオの何がいいって、自由な空気が流れ出る感じが好きだった。
他にもリンク。
GWで悔しかったのは、PANDORAのアクセスブロック。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
インターネットラジオ:Pandora、海外(日本を含む)からのアクセスをブロック(P2Pとかその辺のお話)
シリコンバレー101 (221) 米国からインターネットラジオ局が消える日(マイコミジャーナル)
つまんない奴らがのさばってる(hirofmix chronicles(Ver.2) in hatena-diary)
May 03, 2007
Magic Dream、ようやく使ってみた
以前からの懸案だったインシュレーターの交換をやっと行った。
OmicronのMagic Dreamです。
これをスピーカースタンドの下に、黒檀コロの替わりに使ってみようということ。


スピーカーとスタンドを動かすのは一苦労。
そこで、使ってないインシュレーターをスパイクネジの下に置いて、アクリル板片を介してスパイクを下ろしてスタンドを持ち上げる。使ってないからといって捨てないで良かった。
コロを外し、Magic Dreamを挿入しました。
前2後1の三点支持です。

スピーカー振動の床への拡散防止は、コロと同程度か、それ以上に効いている様子。
でも大音量になると振動する。
完全な遮断は困難なようです。
床に伝わる振動の性質が、黒檀コロとMagic Dreamでは少し違うみたい。
音色は、激変しました。
中高域は分離よく引き締まり、今まで聴こえなかった音色や演奏のニュアンスがはっきり現れるようになった。
音像・音場の定位感も安定して明瞭になり、奥行きが出ている。
SNも改善して見通しがいい。
そうそうこんな感じだよ!っていう感じに、かなり近い。
しかし、黒檀コロと比べると硬い音に聴こえます。
音楽の情報がしっかり再生で来ていれば、木目細かくなりながら、逆に耳障りは柔らかくなっていくはず。
Magic Dreamで使われている鉄球(?)の影響かも知れません。
セッティング当初は、低域の感触に違和感を感じました。
中高域の改善に追いつかない感じ。
量感は保たれている。
今までよりも出ていない、ということはないみたいだけど、、、どこか馴染まない感じ。
もっと出方にテンションが欲しい、、。
くっきりした高域と、どこか低域が遅い感じが馴染まない印象。
4425mk2のアッテネーターを少し絞ってみる。

10時半の位置だったのを9時に。少し、バランスが良くなった?
落ち着き過ぎか、、、戻してみる。
ちなみに自分の場合、4425mk2のアッテネーターは9時〜10時半の位置で使うことが多かったです。
12時だと、ちょっと荒っぽくなりすぎることが多いように思いました。
9時よりも絞ると、高域が弱くなりすぎます。
いろんなソフトを試してみる、、、
とか、やってるうちに、徐々にセッティングが馴染んできたのか違和感がなくなってきました。
高域の硬さも取れてきている?
セッティングしてしばらくは、様子を見た方が良さそうです。
アッテネーターは10時。
Apr 23, 2007
需要拡大協力金
CD使用料“値上げ”合意・レコード協会とレンタル業界(nikkei net)
日本レコード協会(東京・港)と日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合(東京・千代田)は、CDレンタル業者がレコード会社から邦楽CDを借りるための使用料を事実上、値上げすることで合意した。新たにCDの広告宣伝を拡大する名目の協力金を設け、従来の使用料に上乗せしてレンタル店側からレコード会社側に支払う。レンタルしたCDの携帯音楽プレーヤーなどへのデジタルコピーが増加していることから、レコード業界は警戒感を強めていた。
21日から「需要拡大協力金」として導入する。対象は2000円以上の邦楽アルバム。新譜、旧譜とも1枚当たりの税抜き価格が2000—3999円で316円、同4000—5999円で475円とする。激変緩和措置として、2007年度のみ半額に抑える。
金額がよく分からないんだけど、2枚組なら475円、ってことか?
1枚で4000円以上するCDって、あまり無いような気がする。
26日未明に追記。
CDVJに今回のことについて記述がある。
CDレンタル業界、レコード会社に協力金、ソフト浮揚へ歩み寄り。
従来は貸与使用料としてアルバム一枚当たり三百三十 - 四百九十五円を納めており、引き続き適用する。新たな協力金は、レコード会社がアルバムのCMやポスターなど広告宣伝費に使う点で趣旨が異なる。
RIAJのサイトからリンクされている平成19年度事業計画書(pdfファイル)に記載がある。
[7]レコード製作者に係る商業用レコードの公衆への貸与に係る報酬等に関する権利行使の受任、金額の取り決めならびに徴収及び分配 1.音楽CD需要拡大協力金の徴収・分配システムを構築し、新しいレンタルルールの円滑な運用を図る。
1年前にこういう話があった。
CDレンタル使用料値上げ(ARTS)
1年前から現行330円(アルバム3000円のもの)のメーカー使用料を、配信使用料を基準に18,800円と実に56倍にしたいとレコード教会がCDVJに言ってきていて交渉していました。
4月7日のCDVJ理事会で「レコード協会の最終案として、2,146円が提示された」と報告がありました。
18800円→2146円→316円・475円、訂正。メーカー使用料330円+316円 or 475円、になるはずですね。
ということなら、CDVJはよく頑張ったってことでしょうか。
しかし実際問題、レンタル料の実質値上げによって借りる人が減るであろうに、レンタル店への利益配分は増えないということ。
店にとっては死活問題です。
訂正なので追記。
CDレンタル1回あたりの使用料は以下のようにCDVJのサイトに出てるんですが。
- 作詞・作曲家:アルバム<70円> シングル<15円>
- 実演家:アルバム<50円> シングル<15円>
- レコード製作者:アルバム<50円> シングル<15円>
330円にならない。あれー。
これはユーザーがレンタルに際して支払う使用料なんですね。
これとは別に、レンタル店はCDを店に置くだけで、使用料を支払う必要があるということ。
nikkeiの記事に「CDレンタル業者がレコード会社から邦楽CDを借りるための使用料」とある。
ARTS掲示板も、これについて書いていると考えないと、話がおかしい。
ということで、「レンタル料の実質値上げによって借りる人が減る云々」は、僕の勘違いです。
すみません、削除しました。
ユーザーの支払いが値上げになるかどうかは店次第ってことになるのかな、、。
店にとっては負担です。