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Jul 08, 2007

廃盤はなくならないのか

うーむ、、。

[WSJ] Universal Music、iTunes Storeとの関係に距離?(ITmedia)
ユニバーサル、iTunesの契約更新を拒否(Engadget Japanese)

いつまでたっても「廃盤」という概念は消えないのかもしれない(what's my scene? ver.7.0)

単純に、売れないからとか在庫多すぎとかで廃盤になるというんじゃないらしい。
企業が戦略・交渉の道具、弾としてコンテンツを扱うことで、ネット上で廃盤になるということが起きるということらしい。

いや、ちょっと言い過ぎか。
現状、むやみなベスト盤や企画編集盤の販売とか、コンテンツは企業の弾なわけで今更な話。
それは単純にネット販売に移行したからといって変わらないよ、ということか。
記事に拠ると、ユニバーサルはiTSでの販売に不満があるらしい。
以下、ITmedia記事から。

だからといってこの動きは、Universalが見通せる範囲での未来において、エミネム、50セント、スティングを含む自社の膨大な楽曲カタログをiTunes Storeから引き上げることを意味してはいない。市場占有率で世界最大のUniversalは、1年以上の長期ではなく、短期間の販売契約を結びたいと希望している。

個人的に思うのは、どこから販売されようと、DRMフリーでうちのiTunesとステレオ装置で再生できるなら、そこは文句は無いよってことがひとつ。ユニバーサル本社のサーバーからでも買いますよ。

しかし、あんまり安っぽいファイルを1枚300円とかで売られた日には怒る。
ネットショップのインターフェイスが分かりにくくてどこにいったら何が買えるのか分からないってのも困るな。
ウィルスめいたものが埋め込まれていたり専用のソフトが必要でおかしな挙動をするとかはNG、マックで聴けないとか問題外。
希望としては、とりあえず国境を無くしていただきたい。
iTSでは買えない曲が多すぎる。
ユニバーサル本社のサイトで売るなら日本語表示が出来るようにして欲しい。フランス語はわかんね。

いろんな店があるというのも、いいんじゃないかと思う部分があって。

しかし実際、廃盤になるというのであれば、とても残念。
記事では廃盤になると決まったわけじゃあないということだが、しかし、日本のiTSでは安全地帯の音源が半分になっっているという話があったり、どういうことだろうなあ。

SMEとかは、既にネット配信していた音源を廃盤にしている。
ミュージシャンが配信を求めた訴訟ではミュージシャンサイドが敗訴していたり。
売りたい人がいて、買いたい人がいるのに、権利者がどうとか言ってお蔵入りしてるのって、まったくおかしい話だと思う。
一応、裁判所にリンク。

THE BOOM音楽事務所対SME:
平成18(ワ)1769等 送信可能化権確認本訴請求事件 平成19年01月19日 東京地方裁判所(裁判所)

HEAT WAVE対SME:
平成18(ワ)8752等 送信可能化権確認本訴請求事件,反訴請求事件 平成19年04月27日 東京地方裁判所(裁判所)

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Jul 01, 2007

クリップ

いくつか気になったエントリーや記事をクリップ。

アーティストから著作権を譲渡された団体が、アーティストの著作権を保護・拡大すべきだと主張する狡猾さ(P2Pとかその辺のお話)
しっかり書かれた論説。

あなたのケータイやブログは大丈夫か——ネット時代の著作権考 (1/2)(ITmedia)

「高音質配信」は本当に“いい音”か?——iTunes Plus編 (1/2)(ITmedia +D LifeStyle)
こっちはオーディオやってる者として気になる記事。
記事にある通り、コンポによっては音源によって如実に音質差が現れるということは、自分にも実感としてあります。

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PSEが!、、、でもまた何か考えてるらしい?

軌道修正PSE 法改正(よっぱ、酔っぱ)

家電の安全示すPSEマーク、中古品販売不要に(nikkei net)

へーーーーって感じ。
とうぶんいじらずにいくんだと思ってたんだけどなあ(w
甘利経済産業大臣の閣議後大臣記者会見の概要(経済産業省)から引用。

【電気用品安全法】

Q: 電気用品安全法のPSE制度のことでお尋ねなのですけれども、昨日の審議会での内容では、PSEマークのない中古品も出していいというふうな提案がされておりますけれども、これは低下されたような印象を受けるのですが、ご説明をいただきたい。

A: 産構審の製品安全小委員会での議論は、旧法のもとでも新法のものでも、生産されたものの安全性、信頼性は遜色がないということです。経済産業省としては、委員会のご意見を踏まえて、今後さらに全国の中古販売事業者を初めとする関係者の方々の意見交換を通じて、制度の必要な見直しを図ってまいりたいと考えています。安全性に問題がないという判断であれば、不必要な負担は軽減していくというのが趣旨だと思いますが、その辺がこの委員会の結果を踏まえて、関係者との意見交換を図っていきたいと思っています。 製品全般については、この中古の問題で一番問題と私がとらえていますのは、経年劣化の関係です。どんなものでも、何十年間使い続けてトラブルが起きないということはありませんから、そこについていろいろ検討するように申しつけていましたが、この経年劣化問題はユーザーから点検要請があればメーカー、販売店は点検に、そして耐用年数を超えているということであれば、買い換えの勧めをするとか、あるいは修理、整備をし、部品交換をすれば大丈夫ということであれば、そういう進言をするということになろうかと思いますが、製品安全と製品は安全だけれども、経年劣化による問題が発生するということを製品安全行政全体として取りまとめていきたいと思っています。

Q: 先ほどのPSE制度の方に戻るのですけれども、安全性は旧法のもとでも新法のもとでも遜色ないということであれば、PSEの制度そのものの意味とか意義とかが薄れるのではないでしょうか。

A: そうですね。だから、そこのところもどうあるべきかということを関係者と協議、議論したいと思っています。

どうなってるんだろうか、と思ってたら、まだ何かある感じ。
産業構造審議会消費経済部会製品安全小委員会経産省の言い訳(よっぱ、酔っぱ)

追記です(ちょっとファイルに不具合がありファイル名を変更してます)。
以下よっぱ、酔っぱから引用。

7月上旬中古品安全・安心確保プログラム(案)・製品安全小委員会 中間とりまとめ(案)についてのパブリックコメント開始(30日間)
7月以降〜中古品安全・安心確保プログラム(案)・製品安全小委員会 中間とりまとめ(案)についての中古品販売事業者や中古品販売組合等を対象にした全国意見交換会を47都道府県で実施
8月中パブリックコメント締め切り・産業構造審議会 製品安全小委員会を開催し、最終とりまとめ
9月以降〜旧電気用品取締法適合製品の経過措置の見直し(いわゆるPSE制度に係る見直し)について最終とりまとめの結果を踏まえ、今秋の臨時国会に関係法案が提出 できるよう準備を進めていきたい
平成20年4月以降〜中古品安全・安心確保プログラム(事業者による自主プログラム)の運用開始予定

またパブコメがある。

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著作権分科会いろいろ

文部科学省。

著作権分科会 過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第4回)(zfyl)
関連ネット記事。
保護期間延長の是非を問う議論がスタート、文化審議会小委(internet watch)

参考でリンク。

著作権分科会 過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第2回・第3回)議事録を読む
過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会議事録を読む−文芸分野−音楽分野−実演分野−漫画分野−書籍分野(Copy & Copyright Diary)
かなりの分量。気合いがいるかもしれない。

保護期間延長の是非を問う議論がスタート、文化審議会小委 (ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

著作権分科会 法制問題小委員会(第4回)(zfyl)

つい先日、5回目があったと思ったら、もう6回目だ。
著作権分科会 私的録音録画小委員会(第6回)(zfyl)
関連ネット記事。
違法着うたを一目で判別、レコード協会が認証マーク制定(ITpro)
違法音楽配信の識別に“適法”マーク制度、レコ協が秋から運用予定 「私的録音録画小委員会」の会合で取り組みを報告(internet watch)

メモ。
違法配信識別マークはダウンロード違法化への下準備?(P2Pとかその辺のお話)

ダウンロード違法化についての論点整理--知的財産推進計画を見て(KSTK)

総務省

こっちは総務省。
二次利用促進--テレビ番組の著作権情報公開に向け、総務省が答申へ(cnet japan)
2007年1月ごろをめどに、情報通信審議会での答申を開始する予定とあるが、多分2008年だろう。

現行の著作権法では、テレビ番組をネットなど配信し、二次利用する際には、出演者や脚本家など、関係者全員の許諾がその都度必要になる。これに対して政府では、番組の著作権者や二次利用のための申し込み先など、コンテンツの取引に必要な情報を集約して公開する制度を創設し、二次利用を促進する意向だ。

上記の内容、知的財産戦略2007の最終文書から消えてるらしい。
情報通信政策を動かすレコード会社のロビイスト(池田信夫 blog)
コメント欄から引用。

ついでにいうと、ここで岸氏が問題にしている「知的財産戦略2007」も、時代錯誤の産業政策の集大成ですね。特に疑問なのは、事前の各紙の報道で

<映像のネット配信は、出演者などすべての権利者から事前承諾が必要など手続きが煩雑な点が障害になっている。そのため、承諾がなくても、「利用料支払い」で済むよう新法で規定するよう求めた>(産経)

となっていた話が、最終文書から消えていることです。経済財政諮問会議でも出ていた最大の目玉が、土壇場で消えるというのは不可解です。あすのICPFセミナーでは、このへんの議論もしたいと思います。

そして続きがこちら。
知財戦略の天動説(池田信夫 blog)
直接の言及は無いけど、やはり権利者の反対が強い、ということなのか。
ICPFはこちら。
情報通信政策フォーラム(ICPF)第19回セミナー議事録(ICPF)

この計画の最大の勘違いは、依然としてマスメディアが集権的にコンテンツを配信する天動説型の情報流通モデルに依拠していることだ。コンテンツ流通を促進するといいながら、その障害になっている著作権の緩和(登録制や報酬請求権化)には「権利者の反対が強い」という。私が「その権利者とは誰か。文芸家協会の会員は2500人だが、ブロガーは800万人以上いる。この著作者の圧倒的多数は、表現の自由を侵害する著作権の強化に反対だ」というと、大塚氏は「そういう視点は、今回の計画には抜けている」と率直に認めた。

まぁ、知的財産戦略本部は内閣の中にあるもので、総務省とはちょっと違うけど。

それにしても、たしかに岸博幸の「メディア業界」改造計画はつまんないことが多い。
読むと腹が立つことが多いですね。

もうちょっとネットニュースやブログにリンク。
情報通信法構想:自由制約、危惧も ネットに共通ルール(MSN毎日インタラクティブ)
インターネット大検閲を狙う情報通信法構想に注意!!(MAL Antenna)

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Jun 27, 2007

SONYにConnectできなくなる?

今更、SONYの話し。
Sony Disconnects June 20, 2007(EFF)

アメリカでSONYがSony Connectから撤退するという噂があるらしい。
撤退されたらDRMの関係上、SONYから買ったファイルを新しいパソコンで聴けなくなる。

Of course, Sony Connect customers could strip out DRM from their music, or tech creators could reverse engineer the DRM to create compatible devices. But sadly, these solutions are illegal under the Digital Millenium Copyright Act (DMCA).

ユーザーはDRMを無効化して聴けるようにすることも出来るだろうが、それはDMCAで違法とされてると。
アメリカ悲しいのう。

The truth is, these dangers exist whenever you buy DRMed music from any vendor. You're locked into the limited array of players that the DRM is compatible with, and, if that DRM some day is entirely unsupported, you're out of luck.

The continuing appeal of vinyl records shows how wrong-headed this approach is.
LPs continue to play just fine, decades after the makers of the first record players have gone out of business, thanks to the kind of interoperability that DRM lacks. That's not just good value for customers who bought LPs, it's also good value for a society that values archives and the ability to access its cultural history long after the companies that distributed it have died off.

アナログのビニール盤は今でも聴けると。ここでもDRM無しの優位性が。

しかしハードがなくなって聴けなくなるソースって過去にもありました。
ベータはもちろん。昔は4chのアナログレコードってのがあったらしい。
DRMなしのファイルと言ったってパソコンが無かったら聴けないわけで、まあ、そんなこと言ってたらきりがないか。

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Jun 24, 2007

メモ

メモでリンク。
[WSJ] Webラジオ局、新著作権料に抗議の「沈黙放送」(ITmedia)
いろんなスタンスのラジオ局があるらしい。

必読:これからの10年(Lessig Blog (JP))

IFPI委員会メンバー、ブロガーを脅す:RIAAに不都合なリンクを削除せよ、さもなくば・・・(P2Pとかその辺のお話)
かなり非道い話。
この人は、ここで話題になっている人だろう。
メジャーレーベル、DRMの継続を断念?「DRMは終わった」と語った真意:Paul Birch氏の返答(P2Pとかその辺のお話)

これって、昨年の晩秋の話。
メジャーレーベルの中でDRMが終わるという予測をした人がいたんですね。
そして今年2月のアップルの話になる、と。
そんな人が、こんなことをするようになるというのは、どうなんだろうなあ、、。

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青空文庫の署名活動

遅くなりましたが、リンク。
6月1日、青空文庫の署名活動で集まった署名が、請願書と合わせて提出されています。
著作権保護期間の延長を行わないよう求める請願署名 第一期分の署名数(青空文庫)

川内博史衆議院議員に託された請願・署名簿は、高井美穂議員、牧義夫議員、 高山智司議員、松本大輔議員、笠浩史議員の協力を得て、衆議院議長に提出され、議長から文部科学委員会に付託された、とのこと。

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総務省からパブコメが2つ

まず平成19年6月19日。
「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会 中間取りまとめ」に対する意見募集(総務省)

総務省は、「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会」(座長:堀部政男 一橋大学名誉教授)において取りまとめられた標記「中間取りまとめ」について、平成19年(2007年)6月20日(水)から同年7月20日(金)までの間、御意見を募集します。

ネットニュースやブログにリンク。
総務省研究会が中間報告 ブログ、2chも対象にする「情報通信法」(仮)とは(@IT)
通信・放送の融合に対応する新法体系案、総務省が中間とりまとめ公表 通信・放送法制を「情報通信法」として一本化することを提案(internet watch)
ネットにも規制を——放送法と通信法、一本化へ(ITmedia)
通信・放送を一本化した新法制定へ--総務省の中間報告書(cnet japan)

ネット規制はどこまで想定されているのか(P2Pとかその辺のお話)
(追記)ネット配信番組も規制されたくなかったら、まずはこのパブコメに参加すべし(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

25日、こっちも追記。読み違えていなければいいけど。
まず@ITの記事から引用。

中間報告は「ホームページなど公然性を有する通信コンテンツ」と公然通信を定義する。電子メールなど特定の人とだけ行う私信以外のすべてのネット上のコンテンツが、対象になると見られる。「2ちゃんねる」などの掲示板や、個人のブログも公然通信だ。

中間報告は、現在は「プロバイダ責任制限法」くらいしかない公然通信コンテンツに対する規制について、違法・有害コンテンツが社会問題化しているとして「保護の範囲と程度を捉え直すべきである」と指摘。その上で、「有害コンテンツを含め、表現の自由と公共の福祉の両立を確保する観点から、必要最小限の規律を制度化することが適当である」としている。

具体的には業界団体の自主規制やガイドラインを参考に、違法・有害コンテンツの流通に関して、関係者が守るべき最低限の「共通ルール」を策定することを提言。プロバイダーが違法・有害コンテンツを削除したり、レイティングする場合の法的根拠にすべきとしている。さらに特定の行為に関して一定の範囲内に限り規制を行う「ゾーニング規制」を導入することも検討するとしている。

違法・有害コンテンツを規制するとする一方で、有害コンテンツを含め、表現の自由と公共の福祉の両立を確保する観点から、必要最小限の規律を制度化することが適当であると。
かなり、もめたんだろうかね(もめて当然とも思うが)。
「共通ルール」から外れるコンテンツが、違法・有害コンテンツってことになろうか。

しかし、何が「有害」なのか決める「共通ルール」っていうのは、誰がどうやって決めるのか。
恣意的な運用が可能な法制化がなされるようなら、言論の自由の危機ですから、必ず条文に歯止めが必要だと思います。
そして、それに当てはまるサイトかどうか判断するのは誰がするのか。

誰がやるんだってことになるけど、報告によると「違法・有害コンテンツ流通に係る最低限の配慮事項として、関係者全般が遵守すべき「共通ルール」の基本部分を規定し、ISPや業界団体による削除やレイティング設定等の対応指針を作成する際の法的根拠とすべきである。」ってことらしいし、プロバイダ責任制限法など可能な限り一元化すべき、と言ってるから、結局、プロバイダにやれってことになるんだろうね。
要するにプロバイダに「検閲の義務」が生じるってことになろうか?
まじか?
このときにも、プロバイダ責任法だけでは足りないというような話があって、どうするのだろうと思っていたけど、、。
あと、プロバイダだけでなく「業界団体」というんだけど、どんな団体を想定してるんだろうか。
P2Pとかその辺のお話ではビデ倫みたいな「ネット倫理機構」というものが想像されたりされていますが。

関係者全般が遵守すべき、とあるから、関係者をどう考えるかで、ずいぶん違うことになるだろう。
2ちゃんねる管理人のひろゆき氏が含まれるのかどうか。
Winnyをインストールしてるパソコンの所有者は含まれることになるのかどうか。、、これは、かなり考え過ぎな感じですかね。

総務省ではこんな話しも。
「P2P活用を」「ヘビーユーザーの帯域制御OK」——総務省懇談会、ネット混雑緩和へ提言(ITmedia)
ネットワークの中立性に関する懇談会、報告書案を公表 帯域制御ガイドラインの策定などを提言(internet watch)

へー、って思ったら、こっちもパブコメ。
平成19年6月22日。
「ネットワークの中立性に関する懇談会」 報告書案の公表及び本案に対する意見の募集(総務省)

総務省は、「ネットワークの中立性に関する懇談会」(座長:林敏彦放送大学教授)において取りまとめた報告書案について、平成19年(2007年)6月22日(金)から7月23日(月)までの間、意見を募集します。

25日追記。ざっとpdfファイルを流し読みした感じ、こっちのほうは著作権は関係ないような、って総務省だからあたりまえか。p2pについて、災害時などの障害に強い特性が評価されていたりする。
こっちは、自分にはパブコメで書くことはないというか、知識が無い。

災害時のp2pの有用性については、こういう話しもある。
iCare:災害被災者援助のためのP2Pネットワークの構築(P2Pとかその辺のお話)
日本でも、地震情報の共有に対応すべくソフトが配付されているんだって。知らなかったよ。

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Jun 20, 2007

非親告罪化についての事務局の説明

著作権分科会 法制問題小委員会(第4回)(zfyl)
ありがたい議事録である。
事務局の説明の一部を引用。

今後親告罪ということで維持されるべきかどうかだが、(中略)、取り締まりへの影響という観点から申し上げると、非親告罪とし たことによって捜査機関的考え方、あるいは捜査実務の現場を考えると、非親告罪化すれば取り締まりが強化されるのかということについては、直ちにそうはな らないのではないかという感触を持っている。というのは、被害者からの申告や協力がなければ、実際問題、著作権に当たるとか、著作権侵害による影響という ことが判断できないので、実際には訴追することが非常に困難であると。いずれにせよ、被害者からの協力などなしに訴追することは考えられない。

例えば、コミケに参加してる特定のサークルを指して、××の著作権を侵害してるよと、なんつうの、警察に密告されたとして、多分、警察は「被害者××」に、このケースは著作権侵害にあたるのですかどうですか、と問い合わせなり何なりすることになるのでしょうが。
そうなったときに××は「ああ、それは侵害じゃないです」と言いますかね。

ほぼ100%、「それは侵害です」と言うんじゃないかな。

だって、そう言わないと××は「二次創作を公認した」ってことになるもんね。
現在の日本の法制度、運用上、権利者は問われたら侵害だと言わざるを得ないし、逆に言うと、二次創作を黙認してる権利者からしたら警察からの問い合わせが来ませんようにと祈る、なんてことになるんじゃないだろうか。

事務局の説明は、「直ちにそうはならないのではないかという感触を持っている。」と、歯切れが悪い。
じゃあ「将来、そうなるという確信」はどうなんだ。
つうか、感触で説明されてもちゃんとした議論にならないのでは?
それが狙いか?

警察庁古谷氏の説明も興味深い。
一部引用。

非親告罪化による実務上のメリット。非親告罪化すれば、社会に警鐘を鳴らずうえで検挙する価値が非常に大きい事件について、ある程度捜査が進 んで証拠もある程度確保された段階で示談が成立したから告訴が取り下げられて捜査が頓挫するといった問題は解消されるだろう。

先日のドラえもんの和解したケースってどうなのかな。あれって一旦は告訴まで行ったんだっけ?
非親告罪ということになれば、あれはアウトかもね。
和解したいと言っても通用しないってことか。

権利者の協力なしには捜査が進展しないという話しだけど、警察の人は「告訴がいらなくなると、捜査への協力意識にどう影響するやや気になるところ。」と言っている。
変な話、二次創作を黙認したい権利者の場合、捜査に協力しないケースがでてくるのかな?

でも、たしか経団連が商用コンテンツのデータベースを作ったんだよね?
経団連主導のコンテンツポータルがオープン(ITmedia)
日本のコンテンツ情報を国内外に発信、ポータルサイト開設(internet watch)
ここと照らし合わせたら、警察は簡単に証拠を集められるんじゃないのかな、違うかな?
やっぱり、権利者の「証言」が必要なんですかね。

まだぜんぜんちゃんと読めていない。
また暇な時に読もう。

Jun 18, 2007

第3回thinkCが開催された一方で、政府事務方のマイペースぶり

15日、著作権保護期間延長問題を考えるフォーラム 公開トークイベント vol.3が開催された。
ネットニュースにリンク。
著作権問題はカネ次第? YouTubeや2次創作を考える (1/2)(ITmedia)
YouTubeやコミケはコンテンツ業界の発展に有効か--著作権のあり方をめぐる議論(cnet japan)

報告が上がっています。
第3回thinkCの私的メモ(半可思惟)
2007-06-15(ものがたり)
誰がなんといおうとあの時の白田准教授はとてもカッコよかったのだ。(境真良(実名登録)の  “とりあえず、前進!”)

19日、追記。
著作権問題を「創る」(雑記帳)
白田先生、なんで国会議員に話をしないのですか?(bewaad institute@kasumigaseki)

政治家を動かすか、、。
まぁ確かに音楽の著作権に関しては、川内議員をはじめ多くの議員さんにずいぶん世話になった過去がある。↓
役人にせよ、政治家にせよ、マトモな話しが通じそうな人と意思疎通していくのは大事かも。
しかしPSEの顛末見ても、役人にマトモな反応を期待して話をしても大丈夫なのかなあって思うんだよなあ、、。

24日、さらに追記。
白田教授のサイト、白田の情報法研究報告で騒ぎに対して緊急声明が上がっている。

その一方、同日に私的録音録画小委員会の07年第5回会合が行われた。
私的録音録画小委員会、見直し議論は「補償の必要がある」ことが前提?(internet watch)

「補償の必要性がある」という前提の資料を用意して議論を開始、っていうのがすごい。
つうか、役人にかかると「議論した」ということが重要で、意見が反映されているかいないかは、報告としてまとめるのに際して大きな問題ではないという姿勢だから、ちょっと注意しないといけないと思う。
昔、輸入権の法制化に際しては、委員会で上がった反対意見は「等」で括られたのだ。
これは議事録が残っており、国会で問題があると指摘もされている。

屈辱的な話だ。
臆面無く詐欺が行われているのに、やめさせることが出来ないとは。

今回のことは「資料が配られ、補償の必要性がある等の意見が述べられた。」でまとめられるかもしれない。
また、政治を舞台に茶番が繰り広げられるんだろうか。

こっちも19日追記。ありがたい議事録が上がっている。
著作権分科会 私的録音録画小委員会(第5回)(zfyl)

internet watchの記事には、「次回の小委員会は6月27日に開催。今回、小委員会が提出した資料をもとに議論が進められる予定」とある。
ということは、今回配布された資料は重要ってことか?
上がってる議事録、資料ともども、あとでじっくり読ませてもらうつもり。

デジタル指紋

前のエントリーから続いて。いるのか?
iTunes Plusのファイルには、ファイルを特定する「署名のようなもの?」が付いているらしいことがわかった。
これは「透かし」ではないらしい。
しかし、違法アップロードに対してある程度の抑止力を持つだろう。

デジタル指紋によるビデオ共有サイトのフィルタリングは「機能していない」:NewTeeVeeの実験(P2Pとかその辺のお話)

所謂、「デジタル指紋」というものがどういうものなのか、良く知らないんで何ですが、、。

ネット上で軽く調べると、電子透かしと混同されてるという話もあったり。
8年前に書かれた説明 をちょっと引用。
暗号化について(大坪家の書庫)

デジタル指紋:これはIBMの定義によれば、デジタル透かしと対をなす技術のことだ。IBMの定義ではデジタル透かしとは送り手側の情報を埋め込む事を指し、デジタル指紋とは、受取手側の情報を埋め込む事を指すらしい。もっとも他の「電子透かし」のページを見てみると両者を合わせて「電子透かし」と読んでいる場合も多いような気がするが。

つらつら読むに、電子署名は見えるが透かしは見えないということらしい。
しかもコンテンツデータそのものの中に気付かれないよう埋め込むらしい。

うーーん。
思うんだけど、フィルタリングは機能していないと言う記事、初歩的な疑問で悪いんだけど、実験でアップロードされたファイルに指紋なり透かしなりは入っていたのかい?
入ってないなら、何度もアップロードできて当たり前だと思うわけで。
Daily Showのクリップってのは、入ってるという前提でやってるんだよね、、?
このクリップのファイルには「誰に売りました」という情報が埋め込まれてるということなんだろうか。

  1. YouTube上で「Daily Show」を検索する。
  2. Jon Stewartの本物のDaily Showの最初のクリップを選択肢、KeepVid.com経由でダウンロードする。
  3. Soapboxにアップロードできるフォーマットに変換する
  4. SoapboxにDaily Showのクリップをアップロードする
  5. Soapboxが処理し、変換し、そして(おそらく)著作物かどうかのスキャンのためにかかる時間を待つ

こういった過程で得られ、いじられたファイル、それでも消えない指紋なり透かしっていうデジタル技術は、自分のような素人には想像がつかない。データベースと比較するというのも、すさまじい話だなあと思い、どうも何か違うと思い、、。

オープンソースのデジタル音楽ファイル識別サービス(hotwired)
4年前の記事だけど。

音響デジタル指紋技術は、米リレータブル社が開発したもので、曲に固有のオーディオ的特徴1分当たりの拍数、高音域と低音域の量などを抽出し、『ミュージックブレインズ・タガー』によってそれぞれに独自の識別マークをつける。

これって、まったく前述のIBMの定義の話と違ってくるんですが。
しかしこっちのほうが、問題になっている「デジタル指紋」に近い技術のように見えます。曲や映像の「固有の特徴からデータを抽出してデータベースと比較する」という。
気が遠くなるけど。

機能していないという記事が載ったAudible Magic社の技術だけど、5月のネットニュースにリンク。
マイスペース、著作権保護技術「Take Down Stay Down」を導入へ--不正動画の再投稿防止(1/2/3)(cnet japan)

どえらいことを言っている。

Ikezoye氏は「人間が同じコンテンツだと認識する作業をシミュレートしている」と語っている。

どういうフィルターなのだろう。
これが「デジタル指紋」ということなら、権利者がファイルに何か埋め込んでいるとか、そういうのは一切関係ないってことになる。YouTubeからダウンロードしようがフォーマット変換しようが、関係ない。
すごくファジーな部分をカバーする技術だと思う。

実際どこまで機能するのか疑問、とあるが、さもありなん。
だって人間って見間違いするし。それをコンピュータがシミュレートするなら見間違いも増えそうだよね。

しかし、記事を読んでいて、「デジタル指紋」がどのようなものを指すのかというのは、混乱しやすいんじゃないかと思った。

MySpaceのプレスリリースによると、著作権所有者はTake Down Stay Downを無料で利用できるという。MySpaceは、ホスティングサービス「MySpace Videos」経由でホスティングされた著作権で保護された動画の排除を要請する通知を受け取ると、その新機能がその動画の「デジタル指紋」を採取し、コンテンツの再投稿を阻止する著作権フィルタにデータを登録する。Audible Magicの最高経営責任者(CEO)であるVance Ikezoye氏によると、「これは、コンテンツに印を付け、それを特定できるようデータベースに登録する機能だ」という。

これを読むと、あらかじめファイルに組み込まれた指紋を、要請によってデータベースに登録する、というふうにも受け取れる。
しかし「あらかじめファイルに組み込まれた指紋」があるなら、「新機能がその動画の「デジタル指紋」を採取」なんてことはしなくても、その指紋のデータそのものを著作権所有者がMySpace・Audible Magicに送りつければいいだけの話では?

コンテンツに印を付けるという言い方は、あたかも「そのコンテンツに指紋を埋め込む」かのように見える。そして、その指紋を「それを特定できるようデータベースに登録する」というふうに読んでしまう。
しかし、その印はどこに付いているのか。
どうやら「ファイル自体に組み込まれた指紋が印」なわけじゃなく「データベースに登録された=印が付いている」と考えた方が話が通る。

英語記事の原文は、
「 "(It's) the ability to have a piece of content imprinted and put in a database so we can identify it," said Vance Ikezoye, CEO of Audible Magic.」
意訳してみる。
「(それは)コンテンツの一部を刻印にしてデータベースに入れることで、それを特定可能にする能力だ、とAudible MagicのCEO、Vance Ikezoye氏は言った。」
こう言った方が分かりやすいのでは。

電子フロンティア財団(EFF)の弁護士スタッフであるCorynne McSherry氏によると、ビデオフィルタリングから人の介入を排除すると、不当に排除されるコンテンツが出てくる可能性があるという。

(中略)

McSherry氏は、「デジタル指紋を組み込みたいなら、最終的な安全対策や防止対策が必要だ。特定の素材に関する対抗通知があったら、適切でない可能性もあるため自動デジタル指紋の削除が必要になるかもしれない。少なくとも、判断は人が行うべきだ」と語っている。

「デジタル指紋を組み込みたいなら、」という言葉のせいで分かりにくい。
うっかりすると、コンテンツに指紋を組み込むかのように読み違える。

英文記事原文では「"If you want to build in a digital fingerprint,」とある。
「デジタル指紋に取り込みたいなら」とか「デジタル指紋を取りたいなら」としたほうがいいと思う。

同氏は、「コンテンツの特定に関しては指紋の方がはるかに堅牢だ。ハッシュはファイルを特定するだけだ」と説明している。もし、Viacomの依頼を受けて「Colbert Report」の映像を排除したとすると、MySpaceのフィルタはMPEGファイルからAVIファイルまで、同映像のあらゆる品質の全形式をブロックする。また、排除された作品のごく一部しか含まれないビデオクリップも排除可能だ。Ikezoye氏は「人間が同じコンテンツだと認識する作業をシミュレートしている」と語っている。

うーむ、「ファイルを特定する」だけではないらしい。
いや、むしろファイルの特定なんかの機能があったら邪魔で、コンテンツの集合が引っ掛かってくれればいいということなんだろう。だって、コンテンツとしては同じでもファイルは無数に存在するもんね。長さとかフォーマットとか違うのはいくらでもアップされている。

これって「デジタル指紋」というような呼び名から受けるような正確さを持ったものとは考えにくい。
モンタージュとか、似顔絵レベルのもんじゃないのかなあ、、。
IBMの言葉の使い方のケース(8年前のものではあるけど)もあることだし、まぎらわしい呼び方はして欲しくないのだけど。
指紋っていうと、あたかもファイル・コンテンツ自体にくっついていて正確に他との識別が可能な属性のように感じられますから。

もしかして、自分が間違ってる?、ちょっとよく分からないんですよね、、。

Posted at 10:03 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit Tagged as: ,

ウォーターマークじゃなくて署名があるらしい

iTunes Plusのライブラリアップデートって作品別で出来ない。一括なんだよね。
これは不満。
作品別で出来るようにして欲しい。

さて、以前のエントリーの続き。もはや旧聞か。
iTSから買ったファイルに個人名とメールアドレスが刻印されているという話。
そもそも以前から、iTunesでファイルの情報を見ると、名前、メールアドレス(iTSのアカウントとして)、購入日まで見れるわけで、何を今更という感もあったが、しかし、暗号化も何もなされていないというのでちょっとなー、、。
名前はともかくメルアドまるみえは(w;。
まあ今回は、ネット上にアップロードするには憚られるってことが周知されたってことでしょうか。

実際、エディタでファイルを開くとメルアドがある。
しかし名前がない。文字化けしてるのか。
iTunes Plusかどうかは関係なく、メルアドは見れるが名前は見れず、nameという単語がある。。。

その組み込まれた名前がこうやったら簡単に見れるのだと。
マックでTerminalを使うと言うんだけど。
Watermarked iTunes files(Playlist)

strings ファイルのパス | grep name

これでファイルに登録された自分の名前が見れるよというが。
やっぱりnameと出るだけで見れないぞ、、。

僕は自分のマック本体のユーザー登録をする時に漢字で登録している。
ファイルに書かれてる名前がそれだとしたら、うちのTerminalでは日本語表示が出来ないから見れない。残念。

もうひとつ、他に何か組み込まれていないかってことでEFFが調べている。もしかしてこれも旧聞。
An Update on the Innards of iTunes Plus Files(EFF)

「電子透かし」と言えるものは、なかったとのこと。
しかし過去のDRMありのファイルにはなかったフィールドが、追加されているらしい。これは購入者・トラックによって全く個別のものになってるんだと。いうなればファイルごとの署名みたいなものか。
引用。

While there are no watermarks, there are some other interesting fields that are likley to have privacy implications. In particular, there is a 1024 bit variant field labeled sign and a 630 byte variant field labeled chtb. These are unique for every combination of user and track we've seen. Neither of these fields existed in the FairPlay DRMed .m4p tracks that Apple has been selling in the past.

It's best to assume that either the sign or chtb field could be used by Apple to identify the user who purchased a track (that would be true if Apple logs what it writes in these fields, or if sign is, as it seems, a cryptographic signature). It's also safe to assume that they can be used to tell the difference between real and forged names / Apple IDs in tracks.

cryptographic signature、つまり暗号化された署名。
ファイルに入った名前やアップルID(メルアドね)を偽造されたとしても、これを見たらバレる、と。
以前、ファイルにユーザーの判子を押せたらいいと思ったことがあったが、それ以上のことをアップルは勝手にしてくれてるみたいだ。
おそらくDRMフリーにするためにはファイル所有者の識別が出来るようにする必要があったんだろう。

しかし、こういうのって予め教えてくれてもいいのにね。
個人の情報をいかに管理するかについては各方面でナーバスになってるから、説明した上でやったほうが心証はいいと思うんですが、どうでしょうね。

Jun 17, 2007

Sony-BMG rootkitCDの補償期間が終わる、といってもアメリカでの話

半年前の記事。
SONY BMG、rootkit問題でFTCと和解へ(ITmedia)
引用。

和解案で提示されているCDの無償交換は、2006年12月31日までに販売されたCDが対象。2007年6月31日までの間、SONY BMGがDRMソフトを含まないCDとの無償交換に応じるよう求めている。また、PCの修理代の支払いについては、上限150ドルまでとしている。

あれ、6月31日はないはずだけど。いつまでなんだろうね。

FTC(米連邦取引委員会)はこの和解案について、一般からのコメントを3月1日まで受け付けた上で、最終の和解条件を決定するということなんだけど、続報が無いということは、これで決着したのでしょう。
日本ではついにホショウのホの字も無かったなあ。

アメリカでは、スパイウェアについて行政サイドで監視しようとする動きがある様子。
EFFは、行政が主体になるとカリフォルニアでSony-BMGに対して行われたような「一般市民が不公平・無法な企業を訴える」ことが出来なくなる、という理由で、問題があると思っているようです。
H.R. 964: Another Misguided Spyware BillAction Alert - Stop the SPY Act!(EFF)
英文は苦手だから正確ではないかも。リンク先を読んでください。

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Jun 11, 2007

知的財産推進計画2007・有識者本部員会合議事要旨

前のエントリーの続きというか何というか。

知的財産推進計画2007(首相官邸)では、有識者本部員会合というのがあって、第1回が4月17日に、第2回が5月22日に開催されている。構成員はこちらの「有識者」に掲載されている10名。知的財産戦略本部・構成員(首相官邸)

この「議事要旨」というのが、有識者本部員会合自体は非公開でもあり、どこまで実際の議論を反映しているのかは分からないけど、一応、何を行ったか、どんな意見が上がったかがリストになって公開されている。

ここに書いてある内容を見ると、4月17日の時点で「知的財産推進計画2006」の見直しに関する意見募集(3月のパブコメ)の結果について、報告が行われたらしい。
その報告内容については不明。
サイトには結果概要、団体からの意見、個人からの意見の3つのファイルがあるけど。

そこでの議論、意見を踏まえて、5月22日に「知的財産推進計画2007の草案」について審議したとのこと。
議事要旨の最後に「※ 知的財産推進計画2007の草案については、会合で出た意見を踏まえ必要な修正を行うこととし、最終的なとりまとめと知的財産戦略本部会合における報告は相澤本部員に一任されることとなった。」とある。
そして5月31日付けで公開された、と。

相澤本部員、名簿を見たらこう書いてある。
「相澤 益男 総合科学技術会議議員/東京工業大学学長」
総合科学技術会議といえば、第2回議事要旨に記載があった。

総合科学技術会議が本年5月18日に取りまとめた「知的財産戦略について」及び自由民主党知的財産戦略調査会が5月17日に取りまとめた提言「世界最先端の知財立国を目指して」の内容並びに「アジア・ゲートウェイ構想」やイノベーション25戦略会議の状況について、それぞれ報告が行われた。

総合科学技術会議のサイトにリンク。
5月18日には第67回総合科学技術会議というのがあって、資料が配布されたということらしい。
総合科学技術会議(第67回)議事次第
ここにpdfファイルが2つ置いてある。これのことらしい。
資料2−1 知的財産戦略について(案)資料2−2 知的財産戦略について(案)

他にも総合科学技術会議からは、イノベーション25戦略会議にもリンクがある。

アジア・ゲートウェイ構想ってなんだってことで、リンク。
アジア・ゲートウェイ戦略会議(首相官邸)
去年の11月8日に第一回目の会議が行われているらしい。知らなかったよ。
サイトから引用。

本格的な景気回復が現実のものとなる一方、日本は、少子高齢化をはじめとするさまざまな課題に直面しています。日本が今後安定した経済成長を続け、世界にとって魅力のある「場」となるためにも、成長を続けるアジアをはじめとした、海外の成長や活力を日本に取り込むことが重要な課題となっています。
このためにも、世界に誇れる自然、歴史、文化、伝統をあらためて評価し、「美しい国、日本」の魅力を世界にアピールするとともに、新たな「創造と成長」を目指して、人・モノ・カネ・文化・情報の流れにおいて、オープンな経済社会を構築することが重要です。
「アジア・ゲートウェイ構想」は、日本が魅力ある国となるために必要な政策を実現するための構想であり、そうした日本の魅力を広く海外に発信することを目指しています。こうした構想を議論し、具体的な政策に結びつけるために、「アジア・ゲートウェイ戦略会議」を開催しています。

また美しい国ですかよ、いいけどさ。
ここにアジア・ゲートウェイ構想(pdfファイル)、その他ファイルが置いてあります。

あと、世界最先端の知財立国を目指してっていう提言。
これは、何だ?

総合科学技術会議の専門調査会の中に、知的財産戦略専門調査会にリンクがあるけど、これは自民党の知的財産戦略調査会とは別物。そりゃそうか。知的財産戦略調査会は、2006年4月25日に発足した自民党内の調査会であって、どうもネット上には情報公開していないらしい。

知的財産戦略本部会合(第17回)議事次第の配布資料[資料9]に、世界最先端の知財立国を目指して〜「知的財産推進計画2007」の策定に当たっての提言〜(自由民主党)というpdfファイルがある。
これのことだった。

とりあえず、あちこちリンク。
目を通すのはいつになるやらです。

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