Feb 10, 2008
遅れてしまったけどサンクスギヴィング
SMEが出していたレーベルゲートCD2のサポートがこの年度末で終了するので、久しぶりにこっちのファイルをアップロード。
CCCD EXPLANATION February.2008
今までに部分的更新を繰り返してつぎはぎだらけになってるファイルだけど、多少は体裁も整えてみた。
しかし実際、Vistaに読ませるとどうなるか分からないようなディスク、いつまでもサポートなんてしていられない。DRMの不自由さがこんなところにも現れている。
上のファイル、多分、これが最後のアップデートになるだろう。
次にアップするときには新たなCCCDの問題が出てきたとき。
そんなん願い下げだ。
そして、そんなことは多分もうない。
私的録音録画小委員会、補償金問題の結論は来期に持ち越し(internet watch)
とりあえず、今回は勝ったってことなのかな。
でも、早ければ今月末から来期の小委員会が始まるのだと。
なかなか、気を抜けないですね。
中山教授は主査を続けるのだろうか、最終講義があったというけど。津田氏はどうするのだろう。
えーと。
今後しばらくここの更新はかなりのスローペースになると思う。
つうか、いつ更新するか分からない。
僕の身辺、環境が大きく変化するので、今までと同じようにやっていけない。
今までも時々、更新を休むことがあったけど、今回はもうちょっと長い休みになると思う。
でも何かしなくちゃならないこともあるだろうと思うので、ネット上の情報は追いかけ続けるつもりですが。
ここからは礼状。
ここは、あちこちのサイトからの情報をもらって成り立ってたサイトです。皆様に感謝。
サイトの更新はなくても、これからもいろいろ教えてもらうと思いますので、よろしく。
そして数多くのクリエーターに感謝。
ニール・ヤングの悲痛なメッセージ:「音楽で世界は変えられない」(暗いニュースリンク)
それでも世界は変わると僕は思う。
望むように動かないように見えても少しずつでも変わっていくはずだ。
こんな感じで。【鏡音リン】 俺のロードローラーだッ! 【鏡音レン】(YouTube)
ニールヤングだって、本気で何も変わらないなんて思ってないはずだ。
そうでなければ、あんなことやってるもんか。
楽しんで、いらだって、悩んで、落ち込んで、また笑って、そうして転がりながらじりじり何かが前進していく。しびれを切らし焦りながら。
それでいいじゃないかって思う。世界は重い。簡単に動くようでも困るもんね。
そして音楽はいつだって僕らの側にある。
ていうか、僕らの側にあるものこそが音楽なんだと思う。
よくわからん。サンクス。
Jan 28, 2008
メモ
これはなかなか話題になっている。
例によって権利者から見た一面的主張ということを、ユーザーはきっちり認識しないといけません。
権利者団体が「Culture First」宣言、文化保護で補償金の拡大求める(internet watch)
著作権団体、統一標語「Culture First」で補償金制度維持の結束図る:ITpro
「iPod課金」は「文化を守るため」--権利者団体が「Culture First」発表 - ITmedia News
市川團十郎とか三遊亭小遊三とか、出てくる人が違うんじゃないかと思うんですが。
さらにリンク。
benli: Culture First、新しい「Culture」を作るのは、「挑戦者の皆さん」と、テレビ等の前の「あなたたち」です。
what's my scene? ver.7.2:どうでもいい話:文化の明るい未来(笑)
ちょっとinternet watchを引用。
Culture First連合が発足した背景には、欧州における補償金制度の動向が挙げられる。欧州委員会(EUの行政執行機関)では2005年末、消費者の私的複製を制限する著作権保護技術(DRM)を考慮し、補償金制度の段階的な廃止を検討する意向を表明。これを危惧したCISACなどがCulturre First連合を設立した。Culture First連合では、DRMのデメリットを主張した結果、2006年12月、欧州委員会委員長に補償金制度の見直し計画を放棄させたという。
日本のCulture FirstはDRM批判をしていないと思う。そこがずるいとこだ。
そうそう、レベゲーCD2のサポートが今年度で終了するとのこと。
レーベルゲートCDを覚えていますか?/そうだ、単価上げよう - 万来堂日記2nd
私的録音録画小委員会、つい先日の16回会合で、文化庁がDRMがどうとか言っていて。
上の「Culture First」とやらと相反するんですが、そんな状況で今期は終結。
第17回会合が、23日に行なわれました
草案の最終段落には,「これらの事務局からの提案は,関係団体が検討している最中であり,今期の小委員会では報告書を作成できなかった。しかし関係団体における検討が進展することを期待しつつ,来期も(私的録音録画補償金制度の見直しに関する問題を)継続して検討する必要があると考えている」という趣旨の記述を盛り込んだ。
私的録音録画小委員会,親会に提出する審議経過報告の内容を決定:ITpro
報告案では「DRMと補償金の関係など一部の論点について関係者間で意見がまとまらず、今期は報告書を提出できない。来期も継続して議論する必要がある」などとまとめた。
私的録音録画小委員会:録音録画補償金問題、来期に持ち越しへ - ITmedia News
川瀬氏によれば、来期の小委員会は早ければ2008年2月下旬、遅くとも3月上旬にはスタートしたいとしている。参加委員については、特別な事情がない限り今期の委員が再任される予定だという。
私的録音録画小委員会、補償金問題の結論は来期に持ち越し(internet watch)
とりあえず、今回は勝ったってことなのかな。
中山教授の最終講義があったとの記事。こういうことが記事になる御時世。
「従来は権利者側だけだったが、情報を扱う機器のメーカーも、すべてのユーザーもプレーヤーとして登場した。そのことを印象づけたのが、2004年に起こった海外向け邦楽CDの還流(逆輸入)禁止の動き。当時のネットユーザーたちから、著作権法の改正に対する反対の声が巻き起こり、ネットユーザーの力をまざまざと見せつけられた」
「ここ5年ほどの法整備は、いずれも知財強化の流れ。とりわけ著作権ではそうした(知財強化の)傾向が強い。著作権は、声なき一般ユーザーから権利者へ財を移転する仕組みである。創作者の権利が強ければ強いほど良いというものではない。創作者の権利と消費者の利便性の確保が不可欠。権利者の利益だけでなく、社会全体の利益との調和点を探ることが必要だ」
「インターネットとデジタル技術による社会の変化に著作権がどう対応するかが今後の課題となる。著作物が増え、プレーヤーが増えたのだから、ルールの変更の要求が出るのは当然。この流れに法制度は十分対応できていない。これは日本だけでなく、世界の著作権制度が抱えている課題だ。技術が今後どう変化するかも分からず、学会も解決策を提示できていない」「サイモン&ガーファンクルは、ペルーの民謡を元に『コンドルは飛んでいく』を発表、世界中で大ヒットとなった。これに対し、ペルー側から著作権を主張する声が出ている。伝統的な知識や風習は、現在の著作権体系では保護の対象外とされるのが通説だ。それに基づけば、サイモン&ガーファンクルには何の問題もない。だが、『コンドルは飛んでいく』のヒットにより米国の財産は拡大したが、ペルーには何ももたらしていない」
「途上国はDNAを提供しながら、新薬の権利は先進国の製薬会社に独占され、発明による恩恵を途上国が享受できないでいる例がある。アフリカではエイズ治療薬が高価すぎて買えず、『命と特許、どちらが大切か』との声が挙がっている」
「『昔軍隊、今特許』と言われるように、先進国が途上国から略奪する手段として知財が使われてはいないか。こうした途上国の声を無視することはできず、どこかで折り合いを付けなければいけない。21世紀の知財のあり方において、途上国問題は大きな影響を及ぼすだろう」「知財が社会的に重要な財となり、実務と研究の関連も緊密になっている。実務ももちろん重要だが、研究者は研究者にしかできないことを追求すべき。研究者の仕事は、実務家と違いすぐに役立つ必要がないという特権がある。特権を生かさず、実務に埋もれてはいけない。体系的な思考が望まれる。今の大学は実務者教育に舵を切っている。それもいいが、時流を超越した研究も必要だろう。学生教育も同様。賞味期限の短い即戦力より、賞味期限の長い未完成の人材の方が重要になるだろう」
知財法の権威、東大の中山信弘教授が最終講義:ITpro
中山信弘先生最終講義 - 企業法務戦士の雑感
こんな事件が。
ウイルス作者逮捕、「放流神」を騙る: YOMIURI ONLINE(読売新聞)
けっこう、痛い人みたいだ。
壇弁護士の事務室: 原田ウイルスの作者逮捕
斯くの如く、別件逮捕に使われる著作権法を非親告化すべきではない - novtan別館
Winnyについて。
「P2Pネットワークと法的問題~Winnyをめぐって」というシンポジウムがあったと。
産業技術総合研究所の高木浩光氏は、まず「P2P」という用語の混乱を問題点として挙げた。高木氏は、P2Pという単語は主に、1)いわゆる「ファイル共有ソフト」を指す用語として使われる場合、2)自律分散型の接続方式を指す技術用語「peer-to-peer」の略語、3)peer-to-peer接続の中で、暗に端点の管理が個人に委ねられているもの--といった3種類の使われ方をされていると指摘。「P2Pは将来有望な技術なので、ファイル交換ソフトは悪くない」といった主張は、こうした用語の混乱(「P2P」と「ファイル共有ソフト」の同一視)による弊害の側面があり、P2Pを巡る議論においてはそれぞれを区別することが重要だとした。
また、ファイル交換ソフトを通じた情報漏洩は、海外においてはあまり深刻な様子ではないとして、日本と海外ではなぜこうした違いが生じているのかという点についての考察を紹介。海外では、暴露ウイルスをばらまいて楽しむ者が日本のように多くないという可能性もあるが、ソフトウェア自体の問題もあるのではないかとして、英語圏で代表的なファイル共有ソフト「LimeWire」とWinnyの構造上の違いを挙げた。
特に、Winnyではファイルの流通に暗号化された“キャッシュ”を用いているため、「自分が流通させているファイルをユーザーが認識しない」「暗号化されているキャッシュにはウイルス対策ソフトが有効に働かない」といった問題があり、これが流出ファイルやウイルスの流通が止まらない要因となっているのではないかと指摘。また、「自動ダウンロード」機能により、流出ファイルを専門に収集している者が多数存在しているといったような状況もあり、こうした仕組みを持つWinnyやShareなどのソフトが広く使われていることも、日本で情報漏洩が深刻化している一因なのではないかとした。ファイル共有ソフトの現状については、日本レコード協会などが2007年末に発表したアンケート調査では、ファイル共有ソフトのユーザーは増加しているという分析がされていたのに対して、弁護士の壇俊光氏は「その調査は実態を反映しているとは思えない。ユーザーはYouTubeやニコニコ動画などに移っており、ファイル共有ソフトの利用者はむしろ減っているという認識」とコメントした。
高木氏もこの意見に同意し、高木氏が個人的に行なっているWinnyのノード数を調べたグラフを紹介。観測しているWinnyのノード数は徐々に減っており、特にニコニコ動画がサービスを開始した頃からはノード数の減少幅も大きくなっているとして、動画共有サイトへのユーザーの移行が進んでいる可能性が高いとした。Winny開発者の金子勇氏「開発続けていれば流出ファイルは止められた」(internet watch)
ミク、別にエロくてもいいじゃんね?というか、削除も別にいいけど。
公序良俗に反する歌詞を含む楽曲について - ピアプロ開発者ブログ
初音ミクには「ソフトとしての初音ミク」、「絵としての初音ミク」、「キャラクターとしての初音ミク」という権利があり、それぞれ違う形で保護されていますので、一般的ソフトとはちょっと性質が違うということです。
栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > 初音ミクの権利の多重性について : ITmedia オルタナティブ・ブログ
ミクの名や絵を出さなかったらオーケイだったんかなー。どうなんでしょうかね。
クリプトンは公序良俗に反する歌詞を含む合成音声を公開または配布することを禁じているけど。
Jan 17, 2008
おしめだって嫌わないで欲しいだろう
どうでもいいっちゃいいんだけど、なんだか気になってしまったのでエントリー。
Sony/ATVは、曲の使われ方に対し生存するメンバーや遺族から承諾を得る義務はなく、おしめを選んだことに関してファンの間から強い不満の声が上がっている。
ビートルズ初のCMソングは、おしめ(BARKS NEWS)
想像してみて欲しい。おしめのない世界を。
そうすれば誰でも、おしめほど人類の文化的生活に寄与している布はないことが分かる。
最近は布じゃなくてポリマーだけど。
個人的には、おしめのCMのバックに流れるAll You Need Is Loveを聴いてみたいです。
Jan 07, 2008
自由を殺す気か?
前のエントリ上げた後、だらだらネット見てたら何だよ。
有害サイト削除、民主が独自法案・プロバイダーに義務化(nikkei net)
民主党ではこうした事態を深刻に受け止め、子どもの健全な育成を阻害する恐れがあるインターネット上の情報閲覧を制限すべきとの観点で、携帯電話有害サイト接続制限法案を提出した。
同法案では現在携帯電話所有者の2・1%の利用に止まっている有害サイト等を規制するフィルタリングサービスの促進を目指し、電気通信事業者に対し、携帯電話契約時にサービス内容を説明しなければならないと定めている。
有害サイト削除法案?(企業法務戦士の雑感)
有害サイト削除、民主が独自法案・プロバイダーに義務化(弁護士 落合洋司(東京弁護士会)の「日々是好日」)
「言論の自由」の大切さに関して一言(Life is beautiful)
情報に有害も有益もない(404 Blog Not Found)
有害サイト規制の経緯を学ぼう(雑種路線でいこう)
2006年の議論では政府が前面に出ようにも様々な課題があるので民間主導で対策を進めることになっていたのだが、民主党が党内調整を勧めている新法案は、当時の議論を充分に踏まえていない疑義がある。報道の通りだとしたら、規制推進派以外の利害関係者とも議論して、きっちり勉強しているかどうか疑わしい。そして僕が懸念しているのは、今の政局が彼らの追い風になるかも知れないことだ。
うーん、、、また調べなくちゃかー。ゆとりないよー。
ミクが自由に歌えるように
更新滞りまくっている。
まったく、去年の文化庁の言い分には全くあきれるのを通り越して疲れたよ。霞ヶ関の官僚が優秀だと言うのは嘘だね。いや、ちょっと特殊な能力が高くないと、あれはやれないと思う。
風邪引いてしんどくて、治るのに今までかかってしまった、つうか、まだ動くとダルいが。
今年の風邪は長いねえ。寒いので皆様ご自愛を。
なんか、久しぶりに書いたら長々だらだらした文になった。
さて。
初音ミク熱は収まる気配がない。リン・レンもなかなか良さそうな感じらしいし。
こんな楽しいムーブメントを日本国内で留めておくのはもったいない。
外国語でも歌えるようにならないかな。多分、初めての日本発の世界的ポップミュージックムーブメントになるよ。
英語のマニュアルつけたら海外でも売れるんじゃないか?
今にして思えばRadioheadのin rainbowsに間に合わなかったのは残念だった。
と思ってたら、英語は苦手なんだね。
初音ミク 英語の発音を何とかしたい(ニコニコ動画(RC2))
ミク以外に外国語で歌えるボーカロイドはあるようだけど、どうなんかなー。
とりあえずミク関連年末のごたごたをメモでリンク。
「みくみく」JASRAC登録で「手違い」 ドワンゴ・ミュージックが謝罪、ドワンゴ、「アーティスト名:初音ミク」のJASRAC登録で「クリプトンと協議中」、「初音ミク作品」契約をめぐりドワンゴ・クリプトンが説明、「初音ミク作品」騒動、ドワンゴとクリプトンが“和解”コメント、News Weekly Access Top10「初音ミク作品」騒動から考える、「次の著作権のかたち」(ITmedia News)
ドワンゴ・ミュージック、「みくみく」のJASRAC登録について経緯を説明、「みくみく」JASRAC登録問題で、クリプトンとドワンゴの双方がコメント、ドワンゴとクリプトンが「初音ミク」で協業へ、共同コメント発表(internet watch)
着うた配信の経緯、着うた配信の経緯(2)、着うた配信及び今後の協業に関する共同コメント(メディアファージ事業部 ブログ)
クリプトン社の謝罪に対するコメント、着うた配信及び今後の協業に関する共同コメント(ニコニコニュース)
職人さんの権利関係まとめwiki(RC)[旧・みくみく登録問題まとめ] - トップページ
この件についてはいろいろ考えさせられた。ネット上では、そもそも何でミクでボーカロイドなのかというとこまで話は広がった。
引用しつつリンク。
何かというと、初音ミクは旧来メディアやJASRACといった権利者および権利者代行団体に対するアンチテーゼシンボルとして祭られて来ていたのだ。
これまでに「初音ミクとニコニコでCGMが花開く」という言葉がどれくらい記事の上に舞ったことか。ジャンヌ・ダルクは捕らえられたのか(rerofumiのつぶやき)
また、関係者がダメージコントロールに成功したとしても、「みっくみく〜」がJASRACに登録されるという事実は当面動かないので、この曲の再利用が漠然とリスキーになった事に変わりはない。ひょっとしたら何も起きないかもしれないが、自分が一匹目の羊になりたいと思う奴はいない
ニコ動 vs クリプトン 第2回戦(Usada’s Backyard)
実際、初音ミク ブログパーツ・フルみっく伝染歌プレーヤーからは「みっくみく〜」が消えた。
このプレーヤー好きなんだけどねー。
集まってる曲は凄くポテンシャルが高い。熱くて伝達力つうかエネルギーが大きい。すばらしすぎる。
翻って、音楽業界に同レベルの曲を作る能力がないとは思えないのに、なんで活気がないんだろう。というか、なんで業界の提供する音楽になんで熱くなれないんだろうというのがある。
え? そりゃそうだろうって? まあねぇ、、、
音楽配信メモのエントリーを引用。
いや、年末に昨年購入したCDって何枚あったかなーと思って数を確認したんだけど、50枚弱くらいしかなかったんだよね。18くらいからずっと年間100枚切るなんてことはなかったんだけど、自分の中で音楽に純粋に向き合えなくなってプライオリティーが落ちていることがこういう客観的な数字として出てくるのはいろいろ考えますよ。なんか、ホントにCD買えなくなった。
あけましておめでとうございます(音楽配信メモ)
50枚なんて、僕より少ない。うーん、、、
かくいう僕も、減ってるんですね。特に邦楽が少ない。
物理的にスペースがないというのが大きな理由で、極力ディスク買いは減らしてネット配信利用に意図的に傾けている私です。iTSでの購入はかなり増えた。
しかしCharaとかiTSで買ったのにディスクで欲しくて買ったのとかある。そういえばiTSで知ってディスクを買うというパターンはけっこうあったな、、、
まだ、iTSにない作品は多いので、どうしてもCDDAを買ってしまうことに。
それでも減ってる。
なんか、盛り上がりに欠けるんですね。熱くなれない。
ときどきスペースシャワーTVとかぼーっとながしてるの見たら、作品としてのクオリティは低くはないように思うんですけどね。
音楽ビジネスはもともと純粋な音楽ファンを相手にした商売ではなかった。
それよりも、音楽自体に対する関心の強弱とは関係なく、音楽を媒介にしたコミュニケーションに興味ある一般層がターゲットだった。「終わりの始まり」—— 音楽業界の2007年と2008年(くだらない踊り方)
物心ついた頃から僕の音楽的志向は、たまたまか必然か、たいていは周囲の志向とは相容れないもので、関係性を築くために聴くというのは全く選択肢になかったんですねー。
音楽を全く個人的な行為として楽しむ僕のようなのは、基本的には音楽業界の「メインの顧客」ではなかったかもしれませんが、コンスタントに何かを買っていく「上客」ではあったと思うんですね。
基本的に万引きとかしないしね。
CCCDだとか、そういう客をないがしろにすることを繰り返してきたら、熱も冷めようというものか。
ないがしろにするつもりはなくとも、著作権の窮屈さというのは本当に息が詰まる。
本当は、音楽ファンはそういうのに気付かずに楽しめる方が幸せ。
でも、寝た子は叩き起こされてしまって、今や寝付くすべも忘れてしまった。
そういう人間には、ミクの歌声はとてもピュアで汚れなきもののように聞こえる、のか?
この騒動の背景には、コミケットや2ちゃんねるといったオープンソース主義のアマチュア文化と、クリエーターをネタに儲けようと考える資本主義の対立という構図が見えるんだが、今回はドワンゴだけが資本主義社会を生きていて、クリプトンをはじめとして他の連中がみんな、プロかアマかを問わず、オープンソースをベースとするアマチュア文化を生きているという、そもそも「生きる世界が違う」という問題があるわけだな。
初音ミクはオレのモノ(ネットゲリラ)
しかし今や、ニコニコ動画のように、才能と大衆が勝手に集まってきて音プロもJASRACもなしで楽しく遊ぶ場が動き出してしまった。
もちろん、ヒット曲には対価が必要だろう。カラオケ配信で儲けたっていい。そこにJASRACが入ったってまあ良し。
でも、そこだけにしといてもらいたいというのが、多くの人の感じるところじゃないだろうか。ネット配信の制限だの、マッシュアップが著作権侵害だの、JASRAC余計なことしてくれるな、ということだろう。それでも、私は今回のドワンゴ、クリプトン間の合意の文面で、エイベックス流の「原盤権よこせ」ではなく、「音楽データ(原盤)に関する権利は、「初音ミク」ソフトウエアの使用許諾契約書の諸条件のもと、音楽データ(原盤)の制作者が保有することを確認」と、はっきり原盤権がそれぞれの作者にあることが明記されたことは大きな意味があると考える。
初音ミクのオリジナル曲の場合、作者が作詞作曲から、最終的にリスナーの耳に届く音データに至るまでを制作している。音プロがレコードを企画して、歌手が乗っかるだけというのとは根本的に事情が異なる。
自分の曲をどうネットで配信すべきかは、レコード会社が決めることではない。
それぞれの作者が、自分の保有する原盤権に基づいて決めるべきことだろう。初音ミクと原盤権(松浦晋也のL/D)
でも前述の通り、ブログパーツからは「みっくみく」は消えてるわけで。
皆が納得しているのならいい。カラオケで歌えるというのはすごいことだしね。
ただ、カラオケで歌えて、なおかつネット上で自由に使えるなら、もっと良いのになあ、とか思う。こんなこと考える僕の方が悪いのかも知れないが。
こんなのがあった。
JASRACへの信託話([電波とどいた?])
引用。
E-licenseが、 今年の4月からカラオケの信託を受け付けてるのに気づきました。
問題はカラオケに関して委託するとき、同時にその他での利用の決定について、どの程度の自由度を著作権者が持ちうるのかってとこですけど。管理委託契約約款は今年の1月1日にも若干変更されてますが、ざっと読んだだけではよくわからない、、。
自分の作品を自分のサイトで配信する場合はどうなりますか?(e-license::作品使用について)
著作権管理団体に登録していない作品であれば自由に無料で配信することができます。
しかし、第三者に無断で使用させないためには、著作権管理団体に作品を登録し著作権を守ることが必要になります。
e-Licenseは“使用料の上限設定”という新たな仕組みを採用し、 自分の作品を自分のサイトで配信するケースになど個別のケースに応じて柔軟な対応を可能にしています。e-Licenseの使用料率は、どうなっていますか?(e-license::e-License との契約について)
上限設定とは、利用者からの申請があった場合、利用料規程通りの料率であれば自動的に利用が許諾され、規程より低い料率で利用申請があった場合には、権利者へ確認を行い、同意が受けられれば利用を許諾するといったものです。
ただし、第3者からの申請であり、権利者にとって明確にメリットのある場合に限ります。
どうなんだ?
これって、カラオケに関してだけ登録して、ネット配信では登録しない(自由に無料で配信状態)っていうのは、可能なのか?
我ながら初心者ですね、、。
えーと。話はいきなり変わる。たまたま目にした周辺雑事。
初音ミク・エクスプロイテーション:第一期ブームの終焉がなんとなく見えてきたと思う(what's my scene? ver.7.2)
エロですか。まあ、そっちからは来るような気はしていたけど。
でも実写なんですなあ。そういう使い方?、、、
まあ、それってミクじゃない気がする、とか言って。
なんというか、ミクの持ち味・強さって匿名性だと思うので。なんたって楽器なんだから。ストーリー性とか共感とか欲望惹起するキャラクター添えてみたりとか、これまでのコンテンツビジネスに利用されていた付加価値は、かえって異物だと思う。
むしろ、作り込んだもののほうが、逆に淘汰されちゃうんじゃないかな、、。
あと、こんなことも。
柊巫女初詣祭(らき☆すた)・ネギ畑で捕まえて!(初音ミク)(Get The World!(夢彗星) まとめ@Wiki )
伝説の青龍刀系同人誌即売会、川崎に降臨!!(STRIKE HOLE)
いろんな騒動があるもんですねー。
昨年12月頃に考えてたこと。
初音ミクのわくわく感、楽しさというのは何だろうと。
こういう感覚って昔味わったことがあったかなあ、何だろうと思っていたんだけど。
僕がリアルタイムで体験したポップミュージックのムーブメントといえば、まずインディーズブームからバンドブームにかけての日本のポップミュージックシーンの盛り上がり。
最近は、自分の音楽の聞き方もシーンの中で盛り上がってというよりは、珍しいものを追っかけていくという感じになっていってました。オーディオが良くなったのをいいことに、ジャズ・クラシックに守備範囲を広げ、ポップミュージックはロックからレゲエ、ハワイアン、ボサノバ、ラテンミュージックへと流れ。
もちろんそういうのを聴くのって楽しいんだけどさ。
でもやっぱりインディーズブームは楽しかったなあ。
周り誰も聴いてないから一人で聴いてるんだけどさ。
20年も前になろうか。
当時は、インディーズからメジャーに行くことに抵抗感を示すファン心理というのがあったという。今もあるのかな。
僕は地方のファンでメディアを通じて触れていたせいか、全くピンとこなかった。
しかし都会で直にミュージシャンに接していたファンからしたら、遠くに行ってしまうというのは現実的な問題としてあったんだろうな。
そしてミュージシャンにとっては、契約・著作権で縛られるというのは大きな環境変化だっただろうと、今になって思う。
地方在住の子供には分からなかったけどね。
えーと。
数年前に局地的なムーブメントで中原小麦ちゃんがいた。
ネット展開するバーチャルアイドルというのは既に珍しくもなかったけど、小麦はかなり多くのファンを巻き込んだように思う。僕も一時巻き込まれていた。
2ちゃんねるというネット文化の日陰部分(当時)を前面に出して肯定したというのも面白かったし、中の人の才能もありーの、権利者サイドが二次創作に比較的寛容だったのも相まって、あれはなかなか楽しかった。ネットラジオ、インターネットが原動力になったという点でも新しかったんじゃないかな。
でもそんなムーブメントの中で、やっぱり「著作権」というものはそこかしこで障壁と言いますか、権利者とユーザーの間に壁として見え隠れしていたと思う。小麦ちゃんの場合、権利者とユーザーが近いにも関わらず、いや、近いが故というべきか、ちょっとデリケートな部分としてありました。
中原小麦はバーテャルアイドルだったが、中の人がいることは自明でそれコミでのムーブメントだった。というか、ファンと中の人とスタッフがいっしょに中原小麦を持ち上げていたというのかな、そういう構図だったと思う。
桃井はる子がいたからこそ、あれは可能だったんだろうと思う反面、それが中原小麦の限界だったとも思う。
で、初音ミクですが、やっぱり最初に思い付いたのは中原小麦との類似性だった。ネットアイドルだしね。
でもミクには中の人がいない。ミクが歌った作品にミクの著作権は生じない。
記憶の彼方なので正確でないかも知れないが、昔、シンガーソングライターについて「自分で下手な歌を歌うよりもうまい歌手に歌わせた方がいいのに」という話があった。それに対して「自分が歌うことで自分の歌になる。他人が歌ったら他人の歌だ」という反論があった。
楽曲に対する歌手の支配力というのは大きいのだ。
歌手のパーソナリティが歌に反映される。歌に説得力を与えるという考え方。
現在のポップミュージックシーンでは自作自演が主流だけど、その理由は著作権云々ということと同時に、そういうこともあるわけで、というか、歌にパフォーマーの「商品価値」を付加して売るということが、ずっとポップミュージックシーンでは行われてきてたわけで。
一方、匿名性ということが強く言われるシーンもある。テクノとか。
それはこうした「人格」を「商品価値」として売るシーンに対しての反動という面があったと思う。テクノでボーカルが前面に出ることが少ないのは、歌手のパーソナリティーが、場合によっては存在するだけでも、匿名性を妨げることがあるからだろう。そこに多くの物語、感情が宿るからだ。
と思うのだけどどうだろう。
ミクのムーブメントは、中の人なしで、ユーザーが皆でミクを持ち上げている。
うざったい業界著作権団体の思惑とか、歌手のパーソナリティに左右されない。
ミクは完全なユーザーの音楽の依り代として機能している。
ミクがヤマハのシンセをモチーフにした姿をしているのはだてではない、彼女は楽器であって、歌手ではない。生身の人間が背負ったしがらみや物語からは無縁だ。だから何でも歌える。
匿名性の極致であり、同時に姿形を与えられたイコンでもある。
あの姿が与えられたというのも何かの巡り合わせなんだろうな。面白いところだ。
で、何のイコンかって、やっぱり、自由な音楽そのもののイコンってことになるだろう、僕にとっては。
あのJASRAC登録のゴタゴタがあって以降も、そういう印象は変わらない。
多分、無名のクリエーターが作品を作り続けている限り、僕にとってボーカロイドはそういうものなんだろう。
昔の音楽シーンは自由だった気がしたんだよね。
だから多分、楽しかったのかなと思う。
音楽業界が、自由で楽しい音楽を売ることが出来なくなって。
多分その空気って、ダウンロード違法化がどうとか、そういう世界の窮屈さをもろに被ってるからだと思う。
音楽業界はかわいそうですね。
ミクはin rainbowsに間に合わなかったとか最初に書いたが、日本特有の事情で局地的なムーブメントなんだろうか。海外でも著作権がらみの音楽事情は厳しいから、ニーズはあるかもしれないとか思いますけどね。
霞が関はダウンロード違法化とかいってますが、ミクが自由に歌えるネット環境は何としても維持したいと思っています。
将来はミクに適法マーク?、、、似合わないと思います。
Nov 28, 2007
SR制度のパブコメ結果公示
産業構造審議会消費経済部会製品安全小委員会 中間とりまとめ(案)に対する御意見への回答が公開されているのに今気付いた。
とりあえずメモ。
(12月3日追記)
えーと。
上記のリンク先から「産業構造審議会消費経済部会製品安全小委員会中間とりまとめ(案)に対するパブリックコメント意見概要と回答」というpdfファイルがダウンロードできます。内容はパブコメで送られた内容の「抄録集」というようなものです。
自分は3000字強の文面を送ったんですが、上記ファイルでは100字弱になっていました。文字数にして1/30以下になっています。
まあ、内容が薄かったのかもしれませんがね。
(12月9日追記)
naka氏から「tags=SR」から経産省が来てるというコメントあり。公開サーバーではSRは非表示にしました。さて、どうなるでしょうかね。
Nov 24, 2007
メモ
ついにレコードの時代が終わる(ココロ社)
ニコニコ動画がなくなれば、アニメ産業の未来は明るくなるのか、著作権議論においてなぜ公益が軽視され、私益が重視されるのか(P2Pとかその辺のお話)
「ひこにゃん調停」に見る著作権問題、みんながハッピーになるためには、「インターネットと著作権」を考えるカンファレンス、ユーザーが著作権侵害行為、プロバイダーはどう対応すべき?(internet watch)
議事録(川内議員)、議事録(吉井議員)+付帯決議、議事録(川合議員)(よっぱ、酔っぱ)
パブリックコメントは、意見提出後が大事だと思います(cnet japan)
著作権という魔物(壇弁護士の事務室)
初音ミク関連、メモ。MIDIの復讐戦としての初音ミク、TBSがなぜ「初音ミク」を誹謗したか(カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの虚業日記)
電通とマスコミは初音ミクが嫌いという話。
「冤罪と死刑」(ツァラトゥストラはこう言っている?)
2007/10/30 (火) 控訴棄却!(さるさる日記 - きっこの日記)
KSB 瀬戸内海放送 - 地域ニュース
恐ろしや、、。
「旧台帳」の年金記録の保管数確認出来ず、調査要求へ(保坂展人のどこどこ日記)
日本の医療制度が崩壊する?!(三重県医師会)
なかなか良くできたフラッシュ。
皮膚細胞から万能細胞:研究の原動力は政府の無能さに対する怒り:政府は迅速に経済的および人的支援を(★阿修羅♪)
Nov 18, 2007
パプコメ出したけど
「文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整理」に関する意見募集の実施について(e-Gov)
平成19年11月15日(木)必着(文化庁長官官房著作権課)
「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会中間まとめ」に関する意見募集の実施について(e-Gov)
平成19年11月15日(木)必着(文化庁長官官房著作権課)
パブコメが終了した。自分のをさらす。
参考にさせていただいたのは、主にこちら。無名の一知財政策ウォッチャーの独言
他にもあちこち世話になった。
「私的録音録画小委員会中間整理に関する意見」
個人/団体の別:個人
氏名/団体名(団体の場合は、代表者の氏名も御記入下さい。):(abk1)
住所:×××
連絡先(電話番号、電子メールアドレスなど):(----)
該当ページおよび項目名:以下小見出しに記載
意見:以下、該当ページおよび項目ごとに記載
●100ページ「第7章第2節 著作権法第30条の見直しについて」について。
違法録音録画物や違法サイトからの私的録音録画を30条の範囲から明確に除外することに反対します。
同時に、適法配信事業者から入手した著作物からの私的録音録画を30条の範囲から除外することについても反対します。
30条の見直しの根拠は余りにも矛盾が多いものです。過去の小委員会議事録も読みましたが、これが議論かと驚き呆れるようなものでした。茶番をもとに提出される「私的録音録画小委員会中間整理」(以下、「中間整理」と記載)をもとに法制化が議論されることについて容認できません。
この「中間整理」は提出を中止すべきです。中止できないということであれば、日本のIT産業、文化、言論の自由の将来について大きな禍根を残すことになるでしょう。数十年後の未来、あのときに歴史の歯車が狂ったのだ、なんと馬鹿なことをしたのだろうと言われることでしょう。
●101ページの「(2)私的録音録画や契約の実態」の項目ですが、根拠となっている調査報告はダウンロード違法化を目的として、権利者という「議論の当事者」が行った調査です。このようなものを根拠に議論を進めること自体が恣意的な結論を導き出すための茶番だと考えます。
●102ページの「b レンタル店から借りた音楽CDからの私的録音」の項目について。
恣意的であり、過誤を含んだ報告です。
「貸与使用料の中にどのような利用に対する対価が含まれているかは、当事者間の意思解釈に係る問題であるが、当事者の認識として、私的録音の対価が含まれていると確認できる材料はなかった。また、レンタル店と利用者との契約(会員規約)では私的録音に関する条項は一般になく、レンタル業界としては利用者の支払うレン タル料には私的録音の対価は含まれていないとの認識であることが分かった。」とありますが、それは間違いであり、過去においてレンタル業者が「対価が含まれている」と主張したことがあります。このことは私的録音録画小委員会自体の議事においても記録されています。それがなかったかのように書かれており、さらに、需要 拡大協力金という形で実質的な補償金の上積み・使用料値上げが行われていることについても触れられていない事は、この「中間整理」が恣意的な要素を多分に含んでいる事の表れだと考えます。
消費者の権利について、消費者のいないところで、レンタル業界と権利者が勝手に決定した事実のみを行政が「あたかも法的な根拠があるものであるかのように」提示している様は、談合の事実を報告書として書いているようなもので、国民に対して詐欺行為を行っているものです。
こうしたことが刑事告発されないのは法の不備ではないかと思います。
●103ページの「(1)権利者に著しい経済的不利益を生じさせ、著作物等の通常の利用を妨げる利用形態」の項目について。
違法録音録画物や違法サイトからの私的録音録画を30条の範囲から明確に除外することに反対します。どのような利用形態であれ、第30条の適用範囲から除外することが適当と考えられる利用形態を特定し法制化してはならないと考えます。
●104ページの「i 第30条の適用範囲からの除外」の項目で、除外の理由がア、イ、ウ、エの項目で記載されていますが、これらを根拠に法制化しようということであれば納得できません。違法録音録画物や違法サイトからの私的録音録画を30条の範囲から明確に除外することに反対します。
アの項目について。
「権利者側としては容認できる利用形態ではない」ということですが、容認できないから権利として法制化しましょうというのでは、権利者の言いなりの委員会です。理由にならないと考えます。ドイツで違法複製されたコンテンツのダウンロードを違法化したということですが、これは過剰な権利の拡大であり日本が追随する必要はありません。
イ、ウの項目について。
ともに利用者の良識を期待した上での意見ですが、いつも「利用者は権利侵害をしている」と主張している権利者がこのような二枚舌の意見を述べることは奇妙です。そもそも一般的なユーザーが、違法コンテンツか合法コンテンツかを区別してネットにアクセスすることは出来ません。
現在、一部の権利者団体(日本レコード協会)が「適法マーク」で合法サイトの指定を行っていく方針を取っているようですが、もし私がサイトを開設し、私が作詞作曲した音楽をアップロードしたとしても、権利者団体からの指定は受けられません。違法の可能性があるから私のサイトにアクセスしてくれる人はいなくなるでしょ うか。もしもアクセスしてくださって私の音楽をダウンロードしたいと希望する人がいたとして、その人は私のサイトが合法であると確信してダウンロードするのでしょうか。私のサイトが将来、権利者から起訴されるかどうか、その人に予測判断が出来るでしょうか。
情を知って、という判断基準は極めてあいまいであり「適法マーク」がないサイトからのダウンロードをユーザーが恐れるようになるとしたら、これはネット上の音楽文化を日本レコード協会が独占する、ということになります。
文化を独占したいが為の法制化は認められません。
権利者が利用者に期待することが、権利者による市場独占の支援であるということであれば、行政はこうした動きに歯止めをかけるべきです。共に法制化に邁進するなど愚の骨頂です。
エの項目について。
「効果的な違法対策が行われ違法サイトが減少すれば、」と仮定の話が出ていますが、これは現行法規で十分対応可能なことです。新たに「第30条の適用範囲からの除外」を法制化する根拠はないと思います。
105ページに上述の項目を根拠に「第30条の適用を除外することが適当であるとする意見が大勢であった。」とありますが、この決定自体が権利者が多数を占める委員会であり、ユーザーの意見を締め出しているのだから当然の結果です。
日本の将来を左右する審議について、委員会で挙がった意見は権利者の近視眼的で一方的な主張ばかりだった、と報告しているに等しい「中間整理」の文面は「この委員会の人選は行政の指針を作成するには不適切であった」ということを吐露していると思います。
そのような文面の中、105ページに「違法対策としては、海賊版の作成や著作物等の送信可能化又は自動公衆送信の違法性を追求すれば十分であり、適法・違法の区別も難しい多様な情報が流通しているインターネットの状況を考えれば、ダウンロードまで違法とするのは行き過ぎであり、インターネット利用を萎縮させる懸念も あるなど、利用者保護の観点から反対だという意見があった。」との記載がありますが、このような意見こそが将来を見越して重視されるべき意見であり、今後の行政に生かされるべきだと考えます。
また、104ページの注釈51に「なお、視聴のみを目的とするストリーミング配信サービス(例 投稿動画視聴サービス)については、一般にダウンロードを伴わないので検討の対象外である。」とありますが、委員会で両者の明確な区別は審議されておらず、技術的にもあいまいで区別が困難なものについて違法・合法の区別を行うことは無理があると考えます。
●105ページの「ii 第30条の適用範囲から除外する場合の条件」について。
「利用者保護の観点から、次の点について法律上の手当が必要であるとされた。」とのことですが、ア、イ、ウの項目に記載された内容だけでは利用者保護には不十分であり、違法録音録画物や違法サイトからの私的録音録画を30条の範囲から明確に除外することに反対します。
「ア」の項目に「違法サイトと承知の上で(「情を知って」)録音録画する場合や、明らかな違法録音録画物からの録音録画に限定する」とありますが、情を知ってという判断基準はあいまいで弊害が多いと思います。
アメリカでの事例では、権利者が利用者を告発し多額の賠償金を利用者が支払わされる場合があるようです。日本でも権利者が告訴する可能性があると小委員会席上で発言していますが、情を知らずにダウンロードしたにも係わらず「情を知っていただろう」と追求された場合、証拠を示すことは困難だと思われます。 結果的に、ネット利用の萎縮効果を来たすだけであり、ネット文化・産業の発展の芽を詰む結果に至ると思われます。
また「利用者が明確に違法サイトと適法サイトを識別できるよう、」と記載がありますが、こうしたことは、既存の権利者による文化の独占、ひいては自由な発展の阻害を生むということは、104ページの項目について述べた内容のとおりですが、「利用者が明確に違法サイトと適法サイトを識別できるようにする」ことは、インターネットの自由な文化的利用を認める限りにおいて不可能だと思います。先に述べましたが、私が作詞作曲した音楽を自らのサイトにアップロードしたとして、私のサイトが違法か合法かを利用者が判断する術は現在はありません。私が「僕の曲は自由にコピーしたり歌ったりしてくださっていいですよ」といってサイトを開設したと仮定して、そこにレコード協会が認定する「適法マーク」がなかったら 、私のサイトは「違法サイト」ということになるのでしょうか。
そのようなことを決め付けられる謂れはありません。「中間整理」で違法サイトという言葉が何を意味しているのかは非常に曖昧だと思います。
もしも利用者が明確に違法合法を判断出来るようにしようとしたら、個人のインターネット利用に大きな障壁が生まれます。個人が音楽を作曲してネット上で公開したいと思ったら必ず何らかの著作権管理団体に登録するようにしなければいけなくなるでしょうし、もし利用者がその音楽を利用したいと思った場合には著作権管理団体の規約 に沿わなくてはならなくなります。私が「僕の曲は自由にコピーしたり歌ったりしてくださっていいですよ」と希望したとしても、著作権管理団体はそれを許さないかもしれません。
そのような縛りをインターネットに持ち込むことは文化発展の阻害です。権利者団体は自由に利用出来るコンテンツの流通を阻害できて喜ぶかもしれませんが、長期的には日本の文化は破壊されるでしょう。
「イ」の項目に第30条から除外する行為は「権利者の不利益が顕在化している『録音録画』に限定すること」とありますが、録音録画に限定する根拠はきわめて薄く、書籍やその他の権利者からもダウンロード違法化の適用を求められるのが自然の成り行きと思われます。
適用されれば、表現の自由・言論の自由・知る権利について、著しい問題が生じることになると思われます。
そして106ページの「ウ」の項目には「罰則の適用を除外している」とありますが、権利者が民事訴訟を起こすことは可能です。そして利用者には違法・合法の判断が出来ないですから、日本中のインターネット利用者は、違法行為を意図せずに行うリスクを背負うことになります。インターネット利用の萎縮効果は非常に大きくなります 。
現在の著作権制度では、既存のコンテンツを原作として利用する2次創作、例えばパロディのような批評的な視点を含む作品は、権利者から起訴された場合は、司法から違法と判断される場合がほとんどです。海外では法制化されたフェアユースの概念をもってこうした作品の利用が認められていますが、日本では「権利者の裁量」 によって、こうした作品を楽しむ文化が維持されています。
今後、ネット上のコンテンツが第30条の適用範囲から除外された場合、そうした作品をダウンロードした人も起訴されるリスクを背負うことになります。2次創作の締め出すような法制化は多様な文化の発展を阻害するものです。過剰な権利の拡大であり、反対です。
●106ページの「(2)音楽・映像等のビジネスモデルの現状から契約により私的録音録画の対価が既に徴収されている又はその可能性がある利用形態(契約モデルによる解決)」の項目について。
適法配信事業者から入手した著作物からの私的録音録画を30条の範囲から除外することについて反対します。
106ページの「 著作権保護技術の普及やビジネスモデルの新たな展開と第30条の適用範囲の見直し」の項目ですが、議論されている内容は一部の大手コンテンツ配信企業の採用しているDRMを使った配信形態についてであり、DRMを採用しない配信形態や、アマチュアによる小規模なコンテンツ配信については言及されていないように思わ れます。
107ページには「第30条以下の権利制限規定が定めている自由利用の態様や範囲を契約により「オーバーライド」する(ひっくり返す)ことが可能かどうか等について(中略)等の見解をまとめ、権利制限規定を維持しつつ、契約によって対象行為の対価を徴収することは、原則として認められるとした。また、同報告書 では、オーバーライド契約に基づく私的録音録画の対価と補償金の二重取りの懸念が指摘されているところであり、第30条の適用範囲を上記のように見直すことは、このような懸念を解消する意味もあることに留意すべきである。」と記載されています。
二重取りの懸念を解消するために、権利者の権利を拡張するというのは、俄かには納得しがたい説明です。
そもそもCDDAではDRMは存在しませんでした。ネット配信に際して権利者の利益を確保するためにDRMを権利者が採用しており、そのために私的録音録画補償金(利用者の過剰な不利益)が問題になっているというときに、その問題を解消するために権利者の権利を拡張(30条の範囲から除外)して補償金を正当化すると いう考え方が、成立しうるということが理解できません。
利用者が一方的に不利益を被ってもいいという考え方が、容易に正当化され法制化されるのは納得できません。
108ページの「a 適法配信事業者から入手した著作物等の録音録画物からの私的録音録画」の項目で、「前述した利用実態から、配信事業者の一定の管理の下で私的録音録画が許容されており、また、それに伴う対価には私的録音録画の対価も含まれうるとすれば、契約による解決に委ねる趣旨から第30条から除外するのが適当であるという意見 が大勢であった。」ということですが、根拠となる利用実態自体が偏った内容であり、インディーズやアマチュアによる小規模などによる無料の配信、プロモーションのための配信、DRMなしの配信、コピーフリーを謳う配信や黙示の許諾により提供されている配信など様々な形態のことが考慮されていません。
30条の範囲から除外するのに十分な検討がなされていない状況であり「適当であるという意見が大勢であった。」と結論付けるには、審議不十分と考えます。このような根拠で法制化を行うのは反対です。
問題は手違いで16日未明の発送となったことだ。
手違いっつうか、日付を間違えていたんだけどね。
書きながら、締め切り日を過ぎつつあることに気が付いたときには、ちょっと気が遠くなりましたよ、えぇ。
落ち込みのあまり、法制問題小委員会の方は出すのを忘れちまった。許してくれよ。
つうわけで、発送の報告もこんなに遅くなったってわけさ。
パブコメ担当の役人さんが受け付けてくれるといいのだが。多分、大丈夫ではなかろうかと気を取り直して、このエントリを書いているわけです。こうして晒してるのは少々やけっぱちな感じではあります。
皆様、おつかれさまでした。
Oct 29, 2007
MiAUのパブコメ対策
MiAUにパブコメ対策がアップされたのでリンク。
大いに参考にさせていただく。
パブリックコメント案
ダウンロード違法化に反対するパブコメ素材
パブリックコメントへの意見提出方法(MiAU)
関連リンク。
MIAUのパブリックコメント案(ものがたり)
MIAU のパブコメ案を読んだ、読み終わったあとのマインドマップ(狐と学ぶ空想猫力学入門)
ちょっとすごいのでリンク。参考にさせていただこう。
2007-10-25-木
2007-10-26-金
2007-10-27-土
2007-10-28-日(風のはて)
他にもパブコメ関係でリンク。
「ダウンロード違法化」問題:中間整理の検討中(ICHINOHE Blog)
ダウンロード違法化の流れ。(Electric Cafe)
先進ユーザーについての個人的見解、lawful good, lawful evil, chaotic good, chaotic evil(ものがたり)
引用。僕もそう思う。
ダウンロード違法化って、その目的はもっと泥臭いところにあって、要はRIAJその他が合法マークとか自分たちに従わないサイトを「違法サイト」呼ばわりすることで、自分たちの市場力を競争原理以外の方法で強化することが目的なんだろう、と僕は思っている。
Oct 28, 2007
青空文庫がDVDを全国の図書館に無料配布
青空文庫を図書館の書架に! 『青空文庫 全』寄贈計画のお知らせ(青空文庫)
寄贈計画に寄せて(そらもよう:青空文庫)
これはすごいことだ。
そらもようから引用。
青空文庫では、著作権の切れたファイルの利用には制限を設けていない。自由に利用してもらって構わないとしてある。理想は、全ての人が利用したいと思った時に利用できる、という状態になることだろう。インターネットは、その理想を実現するために効果的に機能したと言える。しかし、インターネット環境そのものの普及は完全ではなく、それを補う為に、青空文庫では一時期、「ドットPC」などのアスキー発行のいろいろな雑誌の付録に収録作品を収めたCDをつけてもらっていたことがあった。現在では、年に一度作成されるCD、DVDを除いて、公開されたファイルを利用するにはインターネットを用いなければならない。利用してみると便利だけれど、インターネットへの接続環境がないと、知る事さえ出来ない、こういった状況では理想に近づくことが難しい。だからこその寄贈計画なのである。全国の公共図書館、そして高校図書館で、青空文庫を収めたDVDを貸し出ししてもらえれば、利用者はさらに増えることだろう。この冊子は、DVDを含めてコピーをすることは自由である。必要ならば、図書館でDVDを焼いて増やしてもらってもいいのだ。
うちの地元の図書館には来るのかな?
僕はネット環境からダウンロードして使うことが多かったが、こうなったら記念に1枚コピーが欲しいなあ♪
どうなんでしょうね?図書館で焼いてもらうサービスって。
ハードがない?
あと、経費ってどういう扱いになるんだろうねー。
ニュースにリンク。
Googleニュース
6500作がDVD1枚に 青空文庫、図書館に無料配布(asahi.com)
6500作品DVDで無料配布 青空文庫が8000図書館に(中国新聞)
青空文庫、6500作品収録のDVDROMを全国の図書館に寄贈(知財情報局)
青空文庫、漱石や芥川など6,500作品収録のDVDを全国の図書館に寄贈 著作権の保護期間延長への反対活動の一環で(internet watch)
青空文庫、収録作品6500点を収めたDVD-ROMを8000の図書館に寄贈(ITpro)
青空文庫、6500作品入りDVD-ROMを図書館に寄贈(ITmedia)
ブログにもリンク。
青空文庫が快挙、図書館は青空文庫のDVDをどう活用するか(Copy & Copyright Diary)
引用。
工夫次第で、様々なサービスに展開できる。
逆に言うと、図書館は試されているのだと思う。
6500作品のデジタルデータをどのように活用するのかと。
全国の図書館に寄贈されるので図書館間の競争と言ってもいいかもしれない。
知恵を絞って、どのように活用するかを競い合って欲しい。
「青空文庫 全」どう活用するか(DORA-LOG)
このような、デジタルアーカイブを所蔵資料として提供する時代はいづれやって来るという事は、10年ぐらい前にはわかっていた筈?なのだから、システム自体対応できるようなものでなければ仕様がないのに...今の図書館システムときたら、固定媒体の資料を貸出する事しか眼中にないのだから、ブツブツブツ(>_<)
著作権の軛から解かれた「青空文庫」だから出来たことだと思う。
逆に言えば、現代のコンテンツはそれだけ著作権で「使えなく」されているということだ。法律からなんとかならないと難しい。
ちょっと関連でリンク。
改正著作権法の施行で、びぶりおネットの提供録音図書が倍増(Current Awareness Portal)
英国図書館、著作権法の改正を訴え--デジタルコンテンツ規定の盛り込みを要請(cnet japan)
cnetの記事は1年前のもの。Current Awarenessのほうは先月の記事。コンテンツをデジタルで扱うのに著作権法規が壁になるというのは世界的な話で。
青空文庫を図書館の書架に!(サブミハリータ)
今回「快挙」などという表現まで飛び出たDVD化。もちろんDVD化がすごいのでなく,プロジェクトとしてこれに載せられて運ばれる希望の重みというものが「快挙」なのだけれど,その辺が理解されているのかしら。
図書館への無料配布を行うということだ。うちの学校にも来るかしら。使い方は利用者が積極的に考えなくてはね。
青空文庫によると「10月27日からの読書週間に合わせ、公共図書館、大学、短大、高専付属図書館計約3000には10月末に、高校図書館5000には11月20日ごろ届けます。」とのこと。
報道によると、寄贈に要する費用約300万円は、青空文庫トップページの広告収入から支出されるとのこと。全国の図書館は、紛失したり破損したりすることのないよう、きちんとバックアップ、コピーして管理してほしい。
ひょっとしてねつ造じゃないのかと疑ってるのだけど(自分ひどい)、最近はこんな話もあるようだから。
Oct 20, 2007
パロディとかって楽しいのにね
騒動もなんとやらの華とばかりにもりあがっています、初音ミク。
短期連載:企業にとってのニコニコ動画 第1回:「初音ミク」に注目すべき理由を考えてみた(1/2)(ITPro)
ほんの数年前に,アニメや楽曲が顔も名前も知らない会ったこともない複数人のコラボレーションによって生み出されることを誰が予測しただろうか。ネットワークを生かした集合知の活用はまだ始まったばかりである。
なんか、わけわかんないダイナミズムを感じるミクなわけですが、気になる話が海外から。
気になる話:米メディア大手がCGMに関するルール作りに着手(what's my scene? ver.7.2)
どうやら、米メディアの大手企業が協力してCGM(米国での一般呼称は「UGC:User Generated Content」)に関するルール作りに着手した模様。同ルールに関する提案は「User Generated Content Princeples」として公開されており、参加企業リストには、Viacom、Disney、News Corp.、NBC Universal、CBS、Microsoft等の名前が連なっている。
ルールって、しかし、権利者主導でいくのかね?アメリカ。現状は「提案」ということらしいけど。
日本は二次創作が基本的に黒に近いグレーゾーンだから即影響を受けるということはないかもしれない?だろうけど、フェアユースの国アメリカでユーザーの権利が縮小させられるのは、周り周ってこっちにも影響する、かもしれない。のか?
一見関係ないようなエントリーだけどリンク。
「初音ミク」事件について(たけくまメモ)
特に俺の場合「パロディ」をやりますしね。これ、日本の著作権法では厳密にいえばアウトの可能性があるんです。それなのに、なぜそういうことを何十年も続けてこられたのかといえば、一番の理由は「著作権侵害は親告罪」だからです。要するに、告発マニアがなんと言おうと、パロディもとが「気にしない」なら、それですべてOKなわけです。俺は、この「著作権は親告罪である」ことに、ずいぶん助けられてきた気がします。
非親告罪化というけど、考えてみたら基準が要りますよね、今まで「親告罪」だったのが、非親告罪となれば罪かどうかを決めるのが権利者以外の第三者になるわけだから。
そこで基準が曖昧だから、どうなることやらと言われてる訳で、、、
でも、だったら基準が出来ればいいんじゃないかというと、そういうもんでもなさそうですね。
窮屈この上ない、楽しくない状況に至りそうです。
多分、ミクで遊べなくなるー。
そしてこんなことも。高校の文化祭で劇をやるのも大変。
権利制限の意味(Copy & Copyright Diary)
著作権料を払うようにとの連絡をした著作権管理会社のインターナショナル・ミュージカル新社の西村英方社長がインタビューに答えていて、文化祭では上演時間の関係でオリジナル作品を短縮版に改変している、「同一性保持権を侵害しているので、教育目的であっても著作権料を支払うべきだ。払えないというのなら、あきらめてもらうしかない」という趣旨のことを述べていた。
だから金払えってか?、高校生が文化祭でただで客に見せてるのに。
短くしたからって何だというのか。
でもこういうことって、JASRACとかのやってることとかも見てると、管理団体てのは歯止めがないとどこまでもエスカレートするんだなあ、って思う。
そりゃー好意的に見れば彼らは仕事してるだけー。
でも常識的なアタマがないかのように見えるところが何ともJASRAC。
管理団体ってない方がいい?、そうもいかないかなー。
ちょっと、どこに落としどころを見つけたもんだか、考える必要もあるかな。
メモ。
CGMとは、Consumer Generated Media(消費者生成メディア)の略ということらしい。覚えとこ。
Oct 18, 2007
例によってメモ
誰のための独禁法なのか?(企業法務戦士の雑感)
「初音ミク」の画像が検索できない〜発売元は「削除は依頼していない」(internet watch)
【圧力?】「初音ミク」でイメージ検索かけてもヒットせず。さらにwikipediaからも削除【TBS?】(⊂⌒⊃。Д。)⊃カジ速≡≡≡⊂⌒つ゚Д゚)つFull Auto)
電波な話:初音ミクは検閲されている?(what's my scene? ver.7.2)
引用。
about 3,040,000 for 初音ミク(Google.com)
初音ミク の検索結果 約 462,000 件(Google.co.jp)
ずっと待っていた(追記あり)
こういうことが起きるようになったんだなあ。。。
著作権問題でネットユーザーの声を集約、津田大介氏らが団体設立(internet watch)
ネットユーザー団体「MIAU」設立 まず「ダウンロード違法化」反対へ(ITmedia)
つうわけでリンク。
MIAU設立について(音楽配信メモ)
MIAU設立のお知らせ(mhatta のジャーナル)
津田さん・小寺さん・白田先生たちと明日記者会見を開きます、MIAU設立発表会に行けないという方へ朗報(半可思惟)
MIAU launched(ものがたり)
集え猫の御旗のもとに(コデラノブログ 3)
いつか、こういうことが実現してほしいといつも思っていた。
自分が動くことが正直、なかなか出来ないので、お願いしたり助けられたりすることの方が多いだろうけど、でも協力は惜しまず行きたいと思います。
他にもリンク。
インターネット先進ユーザーの会(MIAU)設立(The Casuarina Tree)
インターネット先進ユーザーの会設立(Copy & Copyright Diary)
MIAU、誕生(真紀奈のメモ帳)
言い方悪いけど、いよいよ面白くなってきました。
19日追記。あちこちリンク。まずネットニュースの追加。
「ダウンロード違法化に反対」新団体MIAU設立で協力呼びかけ(internet watch)
「海賊版ダウンロード違法化」に反対・津田氏らがネットユーザー団体立ち上げ(nikkei net IT-PLUS)
「みゃっうみゃうに盛り上げたい」──インターネット先進ユーザーの会が発足(1/2)(ASCII.jp)
ブログにもリンク。
MIAU設立: インターネットを(未来の)みんなのものにするために(崎山伸夫のBlog)
「インターネット先進ユーザーの会(MIAU) 設立発表会」のご案内(tairadaのひとりごとver2.0)
「みゃっうみゃう」は打ちにくい(苦笑)(かたつむりは電子図書館の夢をみるか)
MIAU(インターネット先進ユーザーの会)が設立されました。(CONTENT'S FUTURE)
ネットユーザー団体「MIAU」が設立(what's my scene? ver.7.2)
インターネット先進ユーザーの会 MIAU (Movements for the Internet Active Users) 設立!(無印吉澤)
パブコメ関連(追記あり)
津田氏コメントによる解説記事。
第7回 日本の著作権はどう変わる──「6つの論点」のまとめ(ASCII.jp)
他にもリンク。
私的録音録画小委員会中間整理について、要点をまとめる努力をしてみた(あかさたの日記)
箇条書きで簡単な説明があります。
実際、161枚のpdfを隅々まで読むのは大変な作業です、、。
著作権分科会(第23回)・意見募集(zfyl)
議事録あり。
そして、知りたいことを教えてくれそうなフォーラム。
複写と著作権メーリングリスト 第2回オープンフォーラム 「無許諾コンテンツのダウンロード違法化を考える -パブリックコメントに向けて-(仮)」
関連リンク。
10月28日(日)に「複写と著作権メーリングリスト 第2回オープンフォーラム」で講演します(音楽配信メモ)
パブコメに向けてのアクション(Copy & Copyright Diary)
オープンフォーラム 「無許諾コンテンツのダウンロード違法化を考える -パブリックコメントに向けて-(仮)」10月28日(日)14:00-16:00(MAL Antenna)
19日、いちいち追記。
ダウンロード違法化の中間整理にパブコメしよう(OTO-NETA)
著作権保護期間の延長について(1)、(2)、(3)+α(【宅録】 自宅録音で大切なこと★ 【DTM】)
あと、業界団体もここに来て補償金の見直しを主張。
「録音録画補償金、抜本的な見直しを」とJEITA(ITmedia)
エレクトロニクスメーカーの業界団体・電子情報技術産業協会(JEITA)はこのほど、私的録音録画補償金制度について検討してきた文化審議会著作権分科会の「私的録音録画小委員会」が発表した中間整理について「議論が尽くされていない」とし、補償金制度について抜本的な見直しを求める意見書を「協会の見解」として公表した。
意見書では(1)補償の必要性に関する議論が尽くされていない、(2)制度の維持・対象機器の拡大を前提とした議論は問題、(3)DRMなどでコピー制限されているコンテンツは、補償の対象とする必要がない——と主張している。
また「消費者が広くこの問題に興味を持ち、率直な意見を表明することを期待する」としている。とのこと。
Oct 17, 2007
メモ
六ヶ所村でトリチウムを検出(壊れる前に…)
stop-rokkasho.org/information
最近の著作権業界って××だよ、って話をまとめて。
Yahoo! Music VPによる痛烈な音楽業界批判 あるいは「失われた8年」(B3 Annex)
YahooのIan Rogers、音楽産業に苦言 「不便の押し付けはいいかげんにしろ」(TechCrunch Japanese)
着うた配信を考える:Webとケータイ、2つのパラレルワールド、着うた配信から考える音楽のこれから(1/2)、(2/2)(P2Pとかその辺のお話)
先週を越えてどこまでも…。、10月14日のテレビ放映に関しましてご報告とお詫び(メディアファージ事業部 ブログ)
Blu-rayのコピープロテクト強化で再生に問題(ITmedia)
この懲りない感じはなんとかならんか。
公共性って、まだまだ遅れている部分。
アクセシビリティと権利は表裏一体、アクセシビリティはJISから法律化へ、時代遅れの文化庁に物申す!(げんくろうの小ブログ2)
著作権者側の勝手な言い分に怒る 責任を果たすべきだ(難聴者の生活)
このやり取りは、まだ、情報を隠すことに快感と優越感を感じている省庁の姿とでも言うんでしょうかね。(Sasayama’s Weblog)
他、いくつか覚え書きメモ。
コミック貸与権についてちょっと(てくてく糸巻き)