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May 23, 2007

法制問題小委員会(第3回)

先日エントリーしましたが、著作権侵害の非親告罪化について、あちこちで議論があるようです。
実際、法案になる時にどこまでが「違法」となるのか見えないせいで混乱状態に近い感じか。

zfylで議事録が上がっている。
著作権分科会 法制問題小委員会(第3回)(zfyl)
(非申告罪化に関する議論のみ掲載)、とのこと。おぉー。
内容は、リンク先を参照ください。

まぁ、非親告罪化と言ってもことは単純ではないようだ。
つうか、我々の心配とは全く関係のないところが話し合われているような。

May 21, 2007

著作権の非親告罪化について話し合いが行われている。

著作権の非親告罪化についての動きがあるわけですが、3月19日、文化庁の法制問題小委員会の話がこちら
そして、内閣の方にも政策会議というのがあって。
知的創造サイクル専門調査会というところで、非親告罪化について話が出ている。去年の11月から今年の2月ということらしい。

とんでもない法案が審議されている(たけくまメモ)

文化庁で話されている内容と内閣での話は違うのか?
とりあえず、議事録。
第8回知的創造サイクル専門調査会 議事録第9回知的創造サイクル専門調査会 議事録第10回知的創造サイクル専門調査会 議事録(首相官邸)

第9回の議事録にこうある。

(中村委員発言)
これはいずれ文化審議会の著作権分科会の方に回っていって議論すると思いますけれども、かなり重要な問題でありまして、ここでできなかったような問題も多々議論をしなければいけない。特許権と違いまして、著作権は創作主義が採用されており、創作すればそれだけですぐ権利が発生しますので、何が著作権かよくわからないという面があります。そのような状況において、非親告罪化するとどういう問題が起きるかという点を十分検討しなければいけませんので、このように断定的ではなくて検討の余地が残るような文章にしていただければと思います。

あー、それで3月19日になっていくんだな。
著作権分科会 法制問題小委員会(第1回)議事録著作権分科会 法制問題小委員会(第2回)議事録著作権分科会 法制問題小委員会(第3回)議事録・配付資料(文部科学省)

第1回は議事録が上がっている。ちょっと今は体調悪くて読めん。。。
もしも法制化ということならその適応範囲を厳密に規定する必要があるだろう。

いろいろメモ

さらに備忘録としてエントリー。

書籍中古販売に関するちょっとした議論。
繰り返されていると言えば、そういうものだが。

森博嗣氏のよくあるタイプの新古書店批判。というか著作権があるからなんだというのか。 或いは むしろ燃やせ。私は食い意地の張った魚である(万来堂日記2nd)
著作権を持つ組織なり、人なりが金を払えば解決(O-Lab +Ossan Laboratory+)

中古関連でちょっとメモでリンク。

CDの物々交換サービスの適法性についてその2CDをリップしてから中古屋に売却問題への対応策を考える貸しレコードの法的およびビジネス的妥当性について(栗原潔のテクノロジー時評Ver2)

ヒートウェイヴの裁判が結審した。
1月には、THE BOOMが訴えた同様の訴訟が結審している。

判決 - 音楽を取り巻く日々(ROCK'N ROLL DIARY)
「HEAT WAVE対SME」事件〜著作権 送信可能化権確認本訴請求事件・反訴請求事件判決(知的財産裁判例集)〜(駒沢公園行政書士事務所日記)

海外ではネットを美味く利用したミュージシャンの活動が始まっている。

デジタル時代ミュージシャンの収益構造(On Off and Beyond)

その他、海外(主にUS)での動きをいろいろ。

Warner Bros、映画盗作対策としてカナダでのプレビュー上映を禁止(P2Pとかその辺のお話)

著作権法強化の支持者ら、ロビー団体「Copyright Alliance」を結成(1/2)(cnet japan)

ネットラジオ救済法案、上院に提出(ITmedia)
米上院でもネットラジオに対する楽曲使用料値上げを覆す法案提出(japan.internet.com)
ネットラジオ救済法案、上院に提出。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

アップルやMSらにDMCA違反で警告状--米リッピング防止技術企業(cnet japan)

その他、覚え書きでリンク。

もう一つの著作権の話(白田の情報法研究報告)

米国調査:下落するCDセールス、お気に入りのアーティストはCDで、なじみのないアーティストはダウンロードで(P2Pとかその辺のお話)
自分もこんな感じ。

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保護期間延長についてメモ

備忘録としてリンク集めてエントリーするのってどうよ。
でもしゃーないのよ。

文化審議会著作権分科会の「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会」の第2回、3回会合に関する記事。

アンケート実施中(Copy & Copyright Diary)

著作権保護期間の延長問題、関係各団体が文化審で意見表明(ITpro)
著作権の保護期間等を検討する小委員会、関係者ヒアリングを実施(internet watch)

週のはじめに考える 『ものまね』も文化では(東京新聞TOKYO Web)

著作権保護期間の延長問題、慎重論相次ぐーー文化審(ITpro)

6月1日に追記。
著作権分科会 過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会(第3回)(zfyl)に議事録が上がっている。
ネット記事へのリンク追加。
著作権保護期間延長への反対意見が多く挙がる、文化審議会小委(internet watch)
今更だが気になった記載。

日本オーケストラ連盟の岡山尚幹氏は、オーケストラにとっては保護期間の延長問題よりも、著作権使用料の額が切実な問題になっていると説明。オーケストラの運営者はJASRACの定めた著作権使用料を規定通りに支払っているが、使用料は2012年までに段階的に値上げされることが決まっており、これが運営に大きな影響を及ぼすことを恐れていると主張した。

うーん、JASRAC。。。

今更だが、ITproの記事。
叫びの人形がムンクに失礼だから保護期間延長すべきっていう、日本美術家連盟常任理事の意見はどうかと。
ああいうのが二次創作の楽しさだろう。
それに20年伸ばしたって、その20年後に誰かがあれを作るだろう。失礼だからというのが延ばす理由になんてならないじゃん。
それともまさか、欧州人があの人形を作るなら失礼に当たらないとでも言いたいのかなー?

文化審議会著作権分科会の「私的録音録画小委員会」、2007年第3回会合(5月10日)に関する記事。

私的録音録画小委員会、レンタルCDが権利者に与える影響を議論(internet watch)
著作物複製料の二重取り論は「ただの交渉道具」?−−文化審で論議(ITpro)
私的録音録画補償金狂想曲と他力本願(万来堂日記2nd)
私的録音録画小委員会、レンタルCDが権利者に与える影響を議論。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)

CDVJのサイトから二重取りに関する記述が削除されてるという。うーん、ちょっとどうなのよ。
何がホントかよく分かんないね。

デジタル・コンテンツ著作権の事前許諾を省く新法提案に権利者団体が反発(nikkei BPnet Tech-On!)
「安易なコンテンツ流通」より「まず文化の保護を」——権利者団体が提言(ITmedia)
デジタルコンテンツ著作権:創作者団体が見解提出へ(MSN毎日インタラクティブ)
三田誠広氏は著作者の代表か(池田信夫 blog)

JASRAC関連。

2006年度の音楽著作権使用料は1,110億円、CD低迷で減少〜JASRAC  iPod課金の必要性や著作権保護期間延長を訴える(internet watch)
デジタル時代の私的複製を考える:低迷の原因を考えず、どうしたら搾り取れるかを考える音楽産業(P2Pとかその辺のお話)

2007年5月17日付の朝日新聞朝刊記事「iPod vs.JASRAC」の報道について(JASRAC)
iTunes Storeの著作権使用料不払い報道は「誤報」、JASRACがコメント(internet watch)

May 07, 2007

Magic Dreamと黒檀コロの比較

前回のインシュレーター交換から数日たちましたけど。
ううむ、、。
なんだか、どこか不自然な気がして。

黒檀コロと替えて聴き比べです。
コロの端に付いているのはレゾナンスチップ。

黒檀コロの方が聴きやすいけど、Magic Dreamの方が情報量は多い。
当初は、高域が強調されるせいで錯覚するのかもしれないとも思ったのですが、微細な情報はMagic Dreamの方が正確に出ていて、リアリティは確かに向上する。

しかし、どこか聴き疲れする。
理由はよく分かりませんが、黒檀コロのときよりも中高音の音量自体が上がっているように思います。
ソース、ボリューム位置が同じだと、Magic Dreamの方が中高音の音が大きく聞こえる。

前回、低音の量感は保たれている、どこか低域が遅い感じ、と書きました。
あれこれ試すうちに、以前の試みと同じ傾向がスピーカースタンドの下に使用した場合にも現れていると思うようになりました。
中低域は、黒檀コロの方が豊か。
反応の速さは、Magic Dreamのほうが速い。

第一印象の全く逆になってしまった、、、

なんというか、うまく言えないのですが、Magic Dreamを使ったときの音には、何か違和感が付き纏う気がします。
原因は、実はMagic Dreamではないのかもしれない。
他の要因が、Magic Dreamのおかげで明らかになったのかもしれない。

えーと、
低音の量について、どちらがバランスが取れているのか、というと微妙な気がする。
黒檀コロは低域が過量といえなくもない?
でも、ある程度は低音の量感の押し出しがある方が好きだなぁ、、、

Magic Dreamの低音は、僕の好みからいうとやや薄い。
低音のアタック感がくっきり出てくるのは、いい傾向なのだけど、、、
もっと「ガツン」とくる重い低音が好きなんですね。

黒檀コロの低音は、ある程度の量感があるけど、柔らかい。
Magic Dreamの低音は、ハードで速いけど、軽くて量が少ない。
ハードで速く重い低音が理想なのですが、、、

とりあえず当面は、黒檀コロからMagic Dreamに変更して、調子を見てみることにしました。
フィッシュマンズの空中キャンプはまずまず良好に再生してるし、、、でもやっぱりベースが弱い気がするなぁ。気のせいかあ?

May 07, 2007

アメリカのネットラジオ規制・続報

先日の続き。

うちにLive360からCEO名義でメールが来ました。
以前、音楽配信メモのネットラジオを聴くので登録したから、送られてきたんだと思う。
メールからリンクされていたサイトにリンク。

Savenetradio.org

Save Internet Radio(Live365)

アメリカのネットラジオは議会を動かしてこの難局を乗り越えようとしている。

暇がないので、そうしょっちゅうネットラジオを聴く人間ではない。
でも、ときどきネットラジオに繋げて聴く音楽は、とても新鮮だ。
子供の頃から親しんできたラジオの何がいいって、自由な空気が流れ出る感じが好きだった。

他にもリンク。
GWで悔しかったのは、PANDORAのアクセスブロック。(ふっかつ!れしのお探しモノげっき)
インターネットラジオ:Pandora、海外(日本を含む)からのアクセスをブロック(P2Pとかその辺のお話)
シリコンバレー101 (221) 米国からインターネットラジオ局が消える日(マイコミジャーナル)
つまんない奴らがのさばってる(hirofmix chronicles(Ver.2) in hatena-diary)

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May 03, 2007

Magic Dream、ようやく使ってみた

以前からの懸案だったインシュレーターの交換をやっと行った。
OmicronのMagic Dreamです。
これをスピーカースタンドの下に、黒檀コロの替わりに使ってみようということ。

スピーカーとスタンドを動かすのは一苦労。
そこで、使ってないインシュレーターをスパイクネジの下に置いて、アクリル板片を介してスパイクを下ろしてスタンドを持ち上げる。使ってないからといって捨てないで良かった。
コロを外し、Magic Dreamを挿入しました。
前2後1の三点支持です。

スピーカー振動の床への拡散防止は、コロと同程度か、それ以上に効いている様子。
でも大音量になると振動する。
完全な遮断は困難なようです。
床に伝わる振動の性質が、黒檀コロとMagic Dreamでは少し違うみたい。

音色は、激変しました。
中高域は分離よく引き締まり、今まで聴こえなかった音色や演奏のニュアンスがはっきり現れるようになった。
音像・音場の定位感も安定して明瞭になり、奥行きが出ている。
SNも改善して見通しがいい。
そうそうこんな感じだよ!っていう感じに、かなり近い。

しかし、黒檀コロと比べると硬い音に聴こえます。
音楽の情報がしっかり再生で来ていれば、木目細かくなりながら、逆に耳障りは柔らかくなっていくはず。
Magic Dreamで使われている鉄球(?)の影響かも知れません。

セッティング当初は、低域の感触に違和感を感じました。
中高域の改善に追いつかない感じ。
量感は保たれている。
今までよりも出ていない、ということはないみたいだけど、、、どこか馴染まない感じ。
もっと出方にテンションが欲しい、、。

くっきりした高域と、どこか低域が遅い感じが馴染まない印象。
4425mk2のアッテネーターを少し絞ってみる。

10時半の位置だったのを9時に。少し、バランスが良くなった?
落ち着き過ぎか、、、戻してみる。

ちなみに自分の場合、4425mk2のアッテネーターは9時〜10時半の位置で使うことが多かったです。
12時だと、ちょっと荒っぽくなりすぎることが多いように思いました。
9時よりも絞ると、高域が弱くなりすぎます。

いろんなソフトを試してみる、、、

とか、やってるうちに、徐々にセッティングが馴染んできたのか違和感がなくなってきました。
高域の硬さも取れてきている?
セッティングしてしばらくは、様子を見た方が良さそうです。
アッテネーターは10時。

Apr 23, 2007

需要拡大協力金

CD使用料“値上げ”合意・レコード協会とレンタル業界(nikkei net)

日本レコード協会(東京・港)と日本コンパクトディスク・ビデオレンタル商業組合(東京・千代田)は、CDレンタル業者がレコード会社から邦楽CDを借りるための使用料を事実上、値上げすることで合意した。新たにCDの広告宣伝を拡大する名目の協力金を設け、従来の使用料に上乗せしてレンタル店側からレコード会社側に支払う。レンタルしたCDの携帯音楽プレーヤーなどへのデジタルコピーが増加していることから、レコード業界は警戒感を強めていた。

21日から「需要拡大協力金」として導入する。対象は2000円以上の邦楽アルバム。新譜、旧譜とも1枚当たりの税抜き価格が2000—3999円で316円、同4000—5999円で475円とする。激変緩和措置として、2007年度のみ半額に抑える。

金額がよく分からないんだけど、2枚組なら475円、ってことか?
1枚で4000円以上するCDって、あまり無いような気がする。

26日未明に追記。
CDVJに今回のことについて記述がある。
CDレンタル業界、レコード会社に協力金、ソフト浮揚へ歩み寄り。

従来は貸与使用料としてアルバム一枚当たり三百三十 - 四百九十五円を納めており、引き続き適用する。新たな協力金は、レコード会社がアルバムのCMやポスターなど広告宣伝費に使う点で趣旨が異なる。

RIAJのサイトからリンクされている平成19年度事業計画書(pdfファイル)に記載がある。

[7]レコード製作者に係る商業用レコードの公衆への貸与に係る報酬等に関する権利行使の受任、金額の取り決めならびに徴収及び分配 1.音楽CD需要拡大協力金の徴収・分配システムを構築し、新しいレンタルルールの円滑な運用を図る。

1年前にこういう話があった。
CDレンタル使用料値上げ(ARTS)

1年前から現行330円(アルバム3000円のもの)のメーカー使用料を、配信使用料を基準に18,800円と実に56倍にしたいとレコード教会がCDVJに言ってきていて交渉していました。

4月7日のCDVJ理事会で「レコード協会の最終案として、2,146円が提示された」と報告がありました。

18800円2146円316円・475円、訂正。メーカー使用料330円+316円 or 475円、になるはずですね。
ということなら、CDVJはよく頑張ったってことでしょうか。
しかし実際問題、レンタル料の実質値上げによって借りる人が減るであろうに、レンタル店への利益配分は増えないということ。
店にとっては死活問題です。

訂正なので追記。
CDレンタル1回あたりの使用料は以下のようにCDVJのサイトに出てるんですが。

  • 作詞・作曲家:アルバム<70円> シングル<15円>
  • 実演家:アルバム<50円> シングル<15円>
  • レコード製作者:アルバム<50円> シングル<15円>

330円にならない。あれー。
これはユーザーがレンタルに際して支払う使用料なんですね。

これとは別に、レンタル店はCDを店に置くだけで、使用料を支払う必要があるということ。
nikkeiの記事に「CDレンタル業者がレコード会社から邦楽CDを借りるための使用料」とある。
ARTS掲示板も、これについて書いていると考えないと、話がおかしい。

ということで、「レンタル料の実質値上げによって借りる人が減る云々」は、僕の勘違いです。
すみません、削除しました。
ユーザーの支払いが値上げになるかどうかは店次第ってことになるのかな、、。
店にとっては負担です。

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Apr 22, 2007

Winnyを取り締まる?

前のエントリーと関連して。

ネットからのダウンロードの規制ということで一番気になるのは「Winnyをどうするのか」ということだ。
著作権侵害よりも、プライバシー侵害のほうが気になる。
個人的には、Winnyは規制の対象となってもやむを得ないという意見に大きく傾いている。
どうやって?
それは、見当もつかないけど、、。

ネット上にはずっと前からそういう意見があって、1年前に意見交換も行われている。
Winny+Antinnyによる情報漏洩を防止する方法(武田圭史)
このエントリー以降も議論は続いている。

そして1年前の記事。
ISPによる「Winny」通信の遮断は「行き過ぎ」、総務省が違法性を指摘(internet watch)
ISPが通信内容を監視すると、通信の秘密に抵触する可能性があるという話。
ネットワーカーのプライバシーって守られてるんだね。
それ自体は大事なことだけど。

プライバシー侵害するのが不特定多数の個人のネットワークだった場合、現在の法律では取り締まれない。
被害者が名誉毀損で起訴しようにも、対象を絞れないし。
個人情報保護法は、「個人情報取扱事業者」が対象で、個人や不特定個人の集合体であるWinnyネットワークは対象にならない。

で、前のエントリーと関連してだけど。
著作権侵害の非親告罪化、共謀罪法制化、違法コピーダウンロードの有罪化のセットで、Winnyを取り締まることが出来る可能性って、どうなんだろうか。

Winnyネットワークではコピーされたコンテンツが共有されてるとのことだし。
そこに繋がってる人は、違法コンテンツのダウンロードという犯罪について「共謀」してるってことになる(のか?)。
著作権侵害の罪が非親告罪化されていれば、何か違法コンテンツがあるということが判明した時点で、そのコミュニティは「違法コミュニティ」となる。

とか言ってて、既に2月のネットニュースに記載があった。
「Winnyのどこが問題か」を上司に説明する17のポイント (1/2)(ITmedia)
引用。

高木氏の指摘は、金子氏の刑事責任とは別の問題だ。またWinnyがその後のP2Pソフト開発の基盤となったという点で有益な存在であったことも認める。その上で、よりコントロール可能なファイル共有ソフトやP2Pネットワークの普及が望ましいという。さもないと、現在は著作権侵害物かどうかに関わらずダウンロードすることは適法に行えるが、著作権侵害物のダウンロードも違法とするような立法につながる可能性があるという。

僕はきちんと追えてなくて気付かなかったけど、ずいぶん前から行政サイド、私的録音録画小委員会とかではそういう話が出ていたのかもしれないね。

で、違法だったらどうするのか。
、、、、。
飲酒運転する人がいても、その人に酒を飲ませないようにすることは出来ない。
酒はその辺に売ってて誰でも買える。
Winnyも、誰でもインストールできる。

だったら厳罰化するしかないだろうか。
飲酒運転自体の刑罰は重くなったし、ドライバーの飲酒を見逃すことも違法になった。
少なくとも今は、Winnyを使うのは合法で、罰を受けることはない。
今後は、、、、

つーか、著作権とかでなく、プライバシーの保護を目的とした法制化が行われるほうがベターじゃないかとか思うけど。
現在の個人情報保護法は、行政組織や法人が個人情報を扱うという視点で作られていて、プライバシーの保護という視点は弱いそうなので、なんとかしたほうがいいのでは、とか。
プライバシーの保護ということでは、Winnyに限った話じゃないですし。

著作権法改悪に対する反対声明

私は、国民が文化に触れ、文化を語り、文化を受け継いでいくことを妨げる法改定には反対します。(エンドユーザーの見た著作権)

読み応えがある声明と解説。
あ、言われてみると確かにそういうことになるのか、と気付かされたり。
一部を引用。

ぶっちゃけた話、現行の、海賊版頒布や無断配信を規制するという手法ですら実効性があるのか定かではありません。それはさて置いても、海賊版の使用や無断配信からのダウンロードを規制しなければ足りないとする言説に従うならば、むしろ海賊版や無断配信を撲滅することは不可能だとの宣言に等しいと判断せざるを得ません。

逆に言えば、ダウンロード規制を実効性のあるものにするには、何をしたらいいのかっていう流れになっていくんだろうか。
そうした流れで法整備が行われる?
プロバイダ責任法とかが変わっていくだろうか。
それとも末端の個人を取り締まる?
非親告罪化されるという話があるし、共謀罪とかとからめたら、、、あれはどうなってるんだっけ、テロ・組織犯罪謀議罪だっけか。

またさらに話をややこしくするのは、仮に「違法」複製が外形的に区別できたとしても、それを再度“私的複製”することで区別できなくすることも可能だということです。これは新たな法規制の枠組みでは「違法」複製とされる筈ですが、適法な私的複製とは到底区別できますまい。つまり“証拠隠滅”目的でこうした行為が多く行なわれるものと考えられます。悪意で複製する人間にとっては、「違法」複製が繰り返される引き金になりこそすれ、何の規制にもならないということです。

CCCDと同じ問題が生じると。
一般的な利用者の合法な利用を「あいまいな違法性」の名の下に制限し、自覚的な違法者に取っては痛くも痒くもない、と。文化の発展を妨害する。
それが法律になると、CCCDのときみたいに「自分は買わない」なんて、言ってられないね。

もし海賊版の私的複製が規制されるとしたら、「違法」複製物から上記の複製行為を行なうことは「違法」複製ということになります。何らかの著作物が目の前にあって、これが「違法」に作られたものなのか適法のものなのか知る手がかりなどありません。そこからの複製が「違法」だとされかねない行為はあまりに広いのです(再度強調しますよ。手書きも私的複製なのです!)。
こんな広すぎる法規制のもとで、私たちはこれまで通り著作物を論じたり研究したり鑑賞したりできるでしょうか?

一体誰が得をするんでしょうかね。
たぶん、絶対、コンテンツホルダーじゃあないと思う。

Apr 21, 2007

なんでSONYは懲りないのだろう

前のエントリーで挙げたEFFのサイトにこんなニュースが。
Sony's Latest DRM Backfire(EFF)

New Sony DVD releases like “Stranger Than Fiction” and “Casino Royale” come with copy protection technologies that makes the movies unplayable on some DVD players — including reportedly at least one Sony machine!

要するに正規のプレーヤーで使えないディスクを、また販売しちゃったってことだ。
おいおい、と思ったら、日本のサイトでも話題になってますね。
ソニー、自社製プレーヤでも再生できないプロテクトでDVDを保護(Engadget Japanese)
いろいろ詳しいみたい。

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欧州の著作権法改正に反対するEFF

タイトル通りの話、
EFF、欧州著作権法に反対(ITmedia)

こっちがEFFのサイト。
Consumers, Librarians, and Innovators Tell EU 'We're Not Criminals'(EFF)
詳しくは読めていない。

However, IPRED2 defines criminal offences so vaguely that creators of legitimate websites, Internet service providers, and even librarians could be investigated by the police and face criminal records as well as fines of hundreds of thousands of euros.

有罪の定義が曖昧で、ウェブ上のクリエーターとかプロバイダ、図書館の司書さえもが、警察の厄介になったり前科者になったり、罰金の対象になり得るのだと。

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Winnyネットワークの危険性

しゃれにならない個人情報が流出してるWinnyについて、報告。

Winnyネットワークはやっぱり真っ黒,NTTコミュニケーションズの小山氏に聞く(1/2/3)(ITpro)

5Mバイト以下の小さいファイルにウィルスが多く含まれてるってことらしい。
実際のとこ、どこまで危険なのかはユーザーじゃないから知らんけど。
真っ黒なんていうほどひどくない、という意見もネット上にはあるみたい。

でも、実際に起きている個人の被害を見たら、ちょっとなんとかしないといけないんじゃないかと思う。

交通事故みたいな感じ。
車には罪はない。でも関係ない人が被害にあう。
今は、問題があると知りながら「自分は大丈夫だ」「大したことはおきない」と言いながら、飲酒して運転してる人がいるのを、誰も止めることが出来ない状態、みたいな。
車に罪はない、技術の進歩を止めるのか、と言ったって、そろそろ説得力はなくなってきた気がする。

Winnyの場合、被害はWinnyネットワークが終焉するまで続く。

技術に使われるままじゃなく、いかに技術を使うかが人智というものの存在意義じゃないかと思うのだけど。
どうするのか、といわれると、どうすればいいんだろうというのはあるけれど。

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Apr 20, 2007

アメリカのネットラジオ規制

以前のアメリカのネットラジオの著作権料支払いに関する話の続きです。
ネットラジオの著作権料、値上げ見直しを却下(ITmedia)
記事から引用。

インターネットラジオ局は4月17日、敗北を喫した。著作権料委員会(Copyright Royalty Board)が、レコード会社とアーティストに支払うべき著作権料を引き上げる決定を見直すよう求めていたラジオ局の申し立てを却下したのだ。

ラジオ局や小規模な新興企業、National Public Radio(NPR)のほか、Yahoo!やTime Warner傘下のAOLといった大手オンラインサイトも参加する公共放送局と民間放送局からなる広範な団体は、3月2日に決定した新規著作権料に反対し、現在業界が5000万人の視聴者に提供しているサービスを大幅に削減しなければならなくなるとして異議を申し立てた。

4月17日の決定で、著作権料委員会はこの再検討の申し立てをすべて却下しただけでなく、5月15日という新著作権料支払いの期限の延長も拒否した。

しかし、この著作権料委員会って、三人らしいんだよね。
こんな権限を持ってるって、何者なんだろう。
ネットラジオを潰すために結成された委員会なのだろうか。

同日にはまた、多数のネットラジオ局が、この問題への関心を喚起し、リスナーに対し米議会議員に手紙を書くよう促すキャンペーンを発表した。

問題の著作権料は音楽のデジタル放送にのみ適用され、地上波ラジオ局には適用されない。従来のラジオ局での放送はレコード会社にとってレコーディングされた楽曲の販売を促進するものと見なされているからだ。音楽の出版社と作曲者に支払う著作権料は、デジタル放送局と従来のラジオ局で異なっている。

放送局はたくさんあるよりも、少ない方が中央集権化しやすいんですよね。
ネットラジオも地上波のように、統制しようということでしょうか。

外のサイトにもリンク。
米国のネットラジオがピンチに!?(音楽配信メモ)

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Apr 19, 2007

カート・ヴォネガットが亡くなった

4月11日、永眠。
追悼。
YouTubeで、ムービーがアップされてる。
So It Goes. (Kurt Vonnegut 1922 - 2007)(YouTube)

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