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Mar 26, 2009

ミク歌アルバム4

さて、4回目。
キーワードはエバーグリーン。

  1. Breeze
  2. 廻り出すセカイ
  3. ソラノカナタ
  4. for my dear
  5. キミにアイに
  6. after resolution
  7. 電空少女
  8. encore
  9. packaged
  10. ストロボ ナイツ -STROBO NIGHTS-
  11. Voice
  12. 永夢
  13. シューティング☆スター
  14. Wish

1、11、14が19's Sound Factoryの曲。
その間にいろいろ、基本的に切なさとポジティブな感じでまとめたつもり。
こういう感じのは気恥ずかしいけど、車なんかで聞くには良かったりする。春のドライブ向けというか。

さて。
Waste Of Pops 80s-90s|カバー曲・消えたバンド・ニュース
■03/24より。

俺はニコニコ動画を「ジャンル」、初音ミクやVocaloidを「ツール」と捉えていたからわからなかったんだ。
ニコニコ動画は「ジャンル」ではなく「メディア」であり、初音ミクが「ジャンル」だということ。
そう考えると非常に単純に理解できたような気になってきた。

そこのところは、僕も読んでて違和感を感じたとこだった。
初音ミクがジャンルというのは、うなずける感じ。
僕のiTunesでは、Vocaloidというジャンルが設定されてますしね。
ちなみに、先日リンクしたちょうちょ氏の歌も「Vocaloid」に分類しています。悩んだけど。
その意味するところはやっぱり、ボーカロイドがらみでニコニコ動画で盛り上がってるものは、そのジャンルっていう風に、僕の頭が分類したってことですね。

僕は、ニコニコ動画やピアプロは、ネットというストリートに生まれたライブハウスでありスタジオであると認識しています。
音楽ファンやクリエーターが集う場所なんですね。
そういう意味で「強烈な帰属意識」が生まれる。リアルでも、ライブハウスって固定ファンが付くことありますよね。潰れるとかなったら大騒ぎになったり、思い当たると思う。ミク歌の場合、クリエーターとファンの間の垣根が今まで前例なく低いから、多分、今までにない楽しさがあるんだろうと思いますし。
そういうジャンルということ。

先日、ボーカロイドがうけてるのは、人の生身の声への信頼が失われたからだ、と書きました。
でもなんか、少し違う気がしてきた。
今の音楽シーンで生身の声への信頼感がなくなってるという考えは変える気はないけど、ボーカロイドが受けてるのは、やっぱりその「場」が魅力的だからだと思います。エネルギーが集まってる場所から、魅力的な作品が生まれている。
単純な話だけど、そういうことかと思います。

さて、そこで。
初音ミクという看板の意味について。
僕の中でそれは、「JASRACじゃない」ということ、だった。
僕の中では、ミクの看板は「JASRAC非登録」とほぼ同義だったと思う。
それが、どうもね。
このネット上のライブハウスで生まれた作品であれば、ミク印でいいんじゃないか、って感覚になってきてる気がする。つまり、ニコニコ動画やピアプロというライブハウスから飛び出すクリエーターがいるのはありだと。
昔、インディーズブームの中からメジャーに行ったミュージシャンたちのように。
ただ、メジャーはいい話ばかりじゃないよ、っていうのはさんざん先人が言ってますがね。

でも、そのネット上のライブハウス兼スタジオ以外の場所で作られたミク歌は、なんか、ひょっとしたら、僕の中ではミク歌じゃなくなるのかも知れない。
なんか、メジャー音楽業界のどこかで、ミク使って作品作って売って、、、
ちっとも面白くなさそう。
なんか、根本的に違う気がするんですね。よくわからんが。

今回は、このへんで。

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Mar 23, 2009

ミク歌アルバム3

3回目です。
忙しくしてるうちに日が過ぎるんだよなー。
今回は2セット。

  1. 初音ミクの暴走
  2. ファインダー
  3. Dragoon
  4. White Letter
  5. 歌に形はないけれど
  6. は☆あ☆と☆にキスしてっ
  7. 白の季節
  8. 俺のロードローラーだッ!
  9. リラホルン
  10. lalaway
  11. Holy Star
  12. Ievan Polkka (Rin & Len)
  13. SUPER HATSUNE BEAT Vol.1
  14. 電脳スキル
  15. ハジメテノオト

イメージカラーは白
でも白ばっかりじゃクールすぎるので、色が濃い曲でアクセントを入れてます。
あと、僕は「ミクの気持ちを歌った歌」は苦手なんですが、それでもいい曲だなと思う歌があります。そういう曲を集めた。
なんでもありで抜けた感じに。

  1. 恋は戦争
  2. 0.5秒
  3. 0
  4. ワールドイズマイン
  5. 恋愛ボーカロイド
  6. Favor
  7. 星姫
  8. CELLULOID
  9. Haruna
  10. あいのうた
  11. 斜陽
  12. ブラック★ロックシューター

こっちは黒。
supercellの曲が3曲。その間を実験的だったり夜に向いた楽曲で埋める感じ。
若干甘味も加えています。
切ない暗さが出ればいいな、と。

前々回に書いたことの反省。

>詳細なキャラ設定なんて全く必要ないんだ
と書いたんですが、そう思っていない人もいるということが分かった。
キャラ設定を作るのが楽しかった人、「ミクという歌姫の歌」を楽しんでいた人もいる、と。
そりゃ、そうか。
ちょっと、前々回は断定的に過ぎたと思った。いろんな受け止め方があるんよね。

それから、
>いろいろ思うところはあったんですけど、最終的に思ったのは、
>「この人、ちゃんとミク歌聴けてるのかな、、、」
ちょっと言い草が失礼だったなと。
いろいろ考えた末の疑問がそれだったんですね。ミクのキャラクターについてどの程度重きを置くか、ミクというイコンに何を見るかによって、感じ方は違うんでしょう。

また話変わって。supercellのCD買って聴いてみた。
CDで聴くボーカロイドってどんなんだろう、と。
メルトを聴き比べようと思ったらバージョン違ったw。
個人的には、ネット上のオリジナルバージョンの方が勢いがあって好きです。リズムといいピアノといい、あれは意外に乱暴でパンクなバラードだと思うんだよね。そういうアレンジで切なくロマンチックなとこが好きですね。

CDを聴いて分かったのは、ボーカロイドに関しては「高解像度なほうがいい」という訳ではなさそうだということ。
mp3をiTunesからコンポに飛ばした音のほうがマイルドでなじみやすい。
CDのメルトは、かなり機械な感じ。
嘘つきのパレードとか、曲によってはそんなに機械っぽさが気にならないけど、やっぱり新しい曲の方がスムーズになってるのかな。

でも、機械っぽさに違和感を感じる人は少なくないと思いました。
パフュームとか人の声にエフェクトかけた声とはやっぱり違うんですね。

そんなこんなで、これを聴いてしまった。
【高音質+MP3】「Last Night, Good Night」を歌ってみた(ちょうちょver.)
ちょっと、頭抱えてしまいました。
半年前のアップじゃん。すっかり遅れてるじゃんおれ(しゃーないけど。
「ミク歌を歌ってみた」って、いつの間にかすごいことになってるんだね、、、

以前、僕は、音楽業界で制作されている音楽のクオリティは低くない、でも何でか魅力がないと書いてました。
でも、これを聴いてしまうと。前言撤回。

ミク歌をきちんと人間の歌い手が歌ったら、数段以上クオリティがアップする。
音楽業界の商品は、曲としてのクオリティが低くても、歌手の上手さや声の耳あたりの良さで底上げされて良くきこえていたらしい、と、僕は思ってしまった。どうなんかね、間違ってるかもしれないけど。

もちろん、いい音楽もあるのは知ってるし。
でも、ほんとにちょっと、本気でどうすればいいか考えた方がいいと思ってしまいました。

あれ?
じゃあやっぱりミク歌が売れるのって不自然なのか?

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Mar 20, 2009

ミク歌アルバム2

さて、2回目ですが。

  1. スマイリーxスマイリー
  2. ストロボ ナイツ -STROBO NIGHTS-
  3. 夏の横顔 (ducky arrange)
  4. 仕方ないのよね
  5. サイハテ
  6. 404 not found
  7. やくそく
  8. ハト
  9. エッチな娘
  10. コドクノオト
  11. きみの体温(ぬくもり)
  12. 翌日の恋 修正バージョン
  13. ホタルギター 修正版
  14. Tears In Blue
  15. 子猫のパヤパヤ
  16. 桜ノ雨

テーマは孤独、お別れ、ってことでセレクト。トータル64分ぐらい。
そのわりに1曲目、それかよですが、まあこの曲は僕の中では悲しい歌なんですね。
1回目の1曲目が世界征服だったので、これは世界平和ということで合わせてみようってことで。

これらセレクションは、以前ただダラダラ聴くのも飽きてきた頃に、自分なりに気持ちよく聴けるコンピを作ろうっていうことで組んだものであります。
それなりに、その曲がそこにある理由というのは僕の中にはあるんですね。

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Mar 19, 2009

ミク歌アルバム

Waste Of Pops 80s-90s|カバー曲・消えたバンド・ニュース

■03/16

supercellが売れて、「音楽としてのVocaloid論」的な議論があちこちで為されているわけですが。
自分としては、「音楽」としては普通にアリですが、「売れること」については正直なところ
猛烈な違和感があります。というか正直、何か薄気味の悪さを感じています。

上記のエントリーを読んで。
いろいろ思うところはあったんですけど、最終的に思ったのは、
「この人、ちゃんとミク歌聴けてるのかな、、、」
ということ。
ちゃんと聴けていたら、

初音ミクってイラストのイメージは
あっても詳細なキャラ設定とかはないんだろ?
何でそこまで入れ込めるのか。
---
つまりそれって、二次元に本気で恋愛感情を持ったことのある人間じゃないと、
少なくとも「売れること」についての本質はわからないということじゃないのか。

少なくとも、こうは考えないと思うんだよね。
詳細なキャラ設定なんて全く必要ないんだということは、ちゃんと聴いてれば自明なはず。
僕は、ミク歌はほとんど音楽だけで成立してると思っています。
そういう入り口から間違ってるから答えにたどり着けないんじゃないか、と。

なにしろミク歌って、膨大なんですね。
どこから手を付けていいやら分からない。
あちこちでアルバム形式にまとめていたりしますが、どうも僕が考えるアルバムというパッケージに集まっているのを見たことがない。寄せ集めに見えるんですね。
そういう状況だから、根性ないと数曲なぞっただけになるんじゃないかと。
もっと聞き込んだ上でのお気持ちだったら、ごめんなさいね。

つーわけで。
僕の好きなミク歌をアルバム形式にセレクトしてリストしちゃおうという企画。
こういうのは書くのに大して時間かからないだろうし。
問題は、選曲がほとんど2008年春以前からになるだろうということ。
この1年、ほとんど新曲のチェックが出来てないんだよね。

まず1回目

  1. 最終兵器「初音ミク」
  2. 夕闇メロディ
  3. 「やきとりはちゅね」の店内ソング
  4. メルト
  5. オモカゲレディオ
  6. 夕日坂
  7. クローバークラブ
  8. あるお節介な言葉
  9. ぐるぐる -full version-
  10. 恋の三角関数☆
  11. 中学生
  12. 嘘ついてるの
  13. Winter Story
  14. 夕暮れノスタルジック - remix -
  15. coffee & chocolate
  16. ぶちぬけ!2008!

トータル63分ぐらい。
テーマは思春期。子供と大人ですね。1曲目はまあ、イントロということで。
クリックで聴けたらいいんだけど、そこまで親切じゃないのですんません。

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Mar 13, 2009

ミク歌と生身の歌

おひさです。
今回はミクCDがオリコン2位につけたということで記念で今更書いてみようというわけだ。
しかも、早く寝ないといけないから30分で1本書き上げようという挑戦だ(むりぽ。
少々アルコールも入ってる。
ではゴー。

渋谷センター街に「メルト」が - what's my scene? ver.7.2

オリコンのアルバム・デイリーチャートで初登場2位だったらしい。週間チャートでどこまでいくのかは謎だけど、良くも悪くも、色々と考えさせられる事態なのかもしれない…。

そう、大変なことですよ。
一方で、生身のミュージシャンの歌はなかなか売れないらしい。でもチャットモンチー1位じゃん、がんばってるじゃん。
僕はそれでもCDを買い続けている人間だと思うけど、昔ほど歌に思い入れることがなくなった。
にもかかわらず、実はミク歌の歌詞は検索して調べて、iTunesにつっこんだ各々の曲に貼付けている。

ミク歌の歌詞はいいよ。
言いたいことがストレートなのがストリートミュージックらしくていい。
ネットはストリートだから、そこで歌われる歌はパンク的なんですね。
商業音楽のような、もってまわったような、売らんかなというような、耳障りが良ければいいみたいな、あざとい感じがなくて。
ミュージシャンのワークシェアリングのような、なんでいっしょにやってんのというようなコラボもないし。まあ、不景気だからワークシェアリングを責めはしないよ。でも音楽的必然がないっつうの。ホントにお前等今それ歌いたいのかという。
そんなこと商業音楽に言っても仕方ないけど。

さっきamazonのCDランキングを見たが、本当に唖然とした

何であれがいいと思うの? なんであれのCD買うの? 本当に分からない。あれ機械じゃん。機械の声だよ?

この人、反省してたりするんだけど、僕は気にしないよ。
いいたいことは分かる気はするよ、ひどい言い方してるのはマズかったと思うけど。
機械の歌に感動できるか、と。自然な感覚だよ。

そういう疑問は僕にもある。
ただ、僕の場合は逆に、何で機械の歌に感動してしまうんだろう、という。
人の歌に、感情移入しにくくなったのは、なぜなのか。

前から考えていたよ。
僕の答えはいつも独断的で支離滅裂で偏ってる。僕向けの答えだからしかたないや。

例えば、こんなことがあるわけで。
無断配信コンテンツのダウンロードは違法に - 著作権法改正案を閣議決定 | ネット | マイコミジャーナル
違法「着うた」入手も規制 著作権法改正を閣議決定 - 47NEWS(よんななニュース)

なんだそれは?
要するに、ユーザーの声とかそういうものは国政に反映されないと。
だったら、僕らが声を挙げるイミは何なんだい?
僕らの肉声に、何の意味があるんだい?

日々、仕事を失う人たちの声はどこに行くのか。
結婚したくても出来ない人たちの声はどこに行くのか。
子供を生み育てたくても、不安で生めない人の声はどこに行くのか。
一生懸命仕事してるのにささやかな願いも満たせない人の声はどこに行くのか。

こんな、世の中の片隅のあちこちで起きる出来事。

そんな声にイミなんかない、と、この国は言っている。
お前等の声なんか一分たりとも聞く気はないから、とこの国は言っている。
役人が損しないようにするのが国益だと、この国は言っている。
それを誰も切り崩せない。
世の中なんてそういうもんだよと、世の中は黙って言っている。

ボーカロイドの声、機械の声が、僕らのリアリティを体現するのは当たり前だ。
僕らの肉声には何のイミもない。僕らの声には何の力もない。
そんな声で歌われる歌に誰が感動するものか。
歌うことしか出来ない、現実にコミットできない初音ミクの歌だからこそ、僕の心に届く。
悲しいことに。

だから、他人の肉声の歌に価値はない。
僕らは、自分の肉声を自分の手で握りしめておくだけでも精一杯だ。
この国は、この社会は、僕の肉声なんかあってもなくてもどうでもいいというから。
そんなときに、自分と関係ない他人の肉声なんかに、感動してる暇なんかないんだよ。

ミクの歌は違う。
作者がそこに込めたものは、他人の声ではない、聞き手自らの声と同等のものとして共有される。
それは多分、ボーカロイドだからこそ出来る。
共有されることが前提で、同時に、全く押し付けがましくない、心がこもった歌。

YouTube - 【初音ミク】 サラリーマンのうた 【オリジナル曲】
YouTube - 【初音ミク】僻地医療崩壊を歌う
こんな歌、CDで売れないよ。
でも、よっぽど僕らにとってリアルな、肉声に近い歌じゃないのかな。
ほとんど、叫びに近いんじゃないかな。
ミク歌はなんでもありだ。
人が肉声で歌うと、悲しくなるばかりの歌が、ミクが歌うとすんなりなじむ。笑って皆に共有される。
意外にミク歌には、そういう懐の深さがある。

えーと、問題は、

肉声はリアリティを持つのか。

人間のボーカリストは、何を歌えばいいのか。

最近数年間の音楽業界、売り出されてるのは企画ものや奇をてらったものがすごく多い。そういうものが売れていて求められているのは、お祭り騒ぎを求める人が多かったということだ。別にそういうのが悪いとは言わないけど、シリアスな歌は、求められていないということだ。
その一方、一昨年だったか、一番売れた歌は死者からのメッセージソングだ。
9.11と関係があるらしいけど、何で日本で売れるのか僕的には謎だ。
生きてる人の歌をききたい人は減っているというのに。
死んでる人の歌は聴きたいのか。
生きてる人が歌いたいこともないということか。

でも、生きてる人のかわりにミクが歌っている。
歌いたいことがある生きてる人の依り代として。
そういえばミク歌にも死者からの歌がある。僕は、そっちのほうが好きだ。コミカルだけど泣ける歌だ。

ミクのムーブメントには「ミク歌を歌ってみる」というのがある。
逆転の発想だ。ミク歌によって肉声がリアリティを得られるなんて。
すごく簡単なこと。
みんなのうたを、みんなで歌おうよってこと。
ほんとうは、ミク歌でなくてもいいはずだけど、今のみんなのうたはミク歌だから、それを歌えば、そこに僕らの肉声のリアリティが宿る。

死者からのメッセージソングは、たくさんの人が歌ったりしてるらしい。
でも、あれは僕が歌いたい歌じゃない。
ミク歌の方が、よっぽど僕にとっては身近で、琴線に触れる音楽だ。

ミク歌をカバーして歌うミュージシャンが出てきたら、面白いだろうなと思う。
つうか既にネット上には、マイナーな(失礼)ミュージシャンがミク歌を歌ってるのがアップされている。
そういえば、桜の雨を歌うプロジェクトもあったっけ。あれはミュージシャンが関わっている。

何年か前までは、音楽は音楽出版社がCDで供給していた。音楽ファンは好きなミュージシャンのもとに集い、CDやグッズを買ったりライブに出かけた。それが、音楽がみんなのうたになる過程だった。
それが、ちょっと変わってきつつあるってだけの話。

大事なのは「人が歌うCDが売れるかどうか」とか「ミク歌CDを買うかどうか」ではない。
「僕らがリアリティを感じられる歌があるかどうか」ってことだ。
それがミク歌だということもありだと思う。
なにげに名曲が多いし、自由な雰囲気が心地いい。

想像だけで根拠はないけど、今ほど、個人が自信を失ってる時代は、ないんじゃないかと思う。
それは社会情勢によるもので、今の日本の音楽シーンはそれを反映しているのだろう。
こんな時代だからこそ、リアリティを感じる肉声のボーカルを聴きたいと思う。
なかなか、難しいとは思うけど。
ミク歌が元気なばっかりじゃ寂しいような気がする。
ミク歌、好きだけどね。

30分で書くつもりが3時間経った。酔いはすっかり醒めたけど眠い。
おやすみなさい。

(そして日があけてからアップロード。ねむい、、、)

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Oct 10, 2008

僕らは権力にならない

パブコメです。
パブリックコメント - Copy & Copyright Diary
orphan works, リバースエンジニアリング等に関するパブリックコメント募集 - ものがたり

文化審議会著作権分科会「法制問題小委員会平成20年度・中間まとめ」に関する意見募集の実施について
文化審議会著作権分科会「過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会中間整理」に関する意見募集の実施について

さて。
「第5権力」としてのウェブ(池田信夫の「サイバーリバタリアン」ASCII.jp)

総務省の「デジタル・コンテンツの流通の促進等に関する検討委員会(デジコン委員会)」は9月26日、地上デジタル放送のB-CASを見直すことを決めた。6月にまとめられた第5次答申では「消費者や権利者の立場からB-CASについてさまざまな指摘が行なわれた」ことを理由に廃止の方向を打ち出している。放送局も反対していないので、B-CASの廃止が事実上決まった。

メディアは「第4権力」と呼ばれ、国家権力を監視する役割を果たすことになっている。しかしメディアを監視する機関はないので、彼らはその権力を使って業界の既得権を守ろうとする。特に日本ではテレビと新聞が系列関係になり、しかも各系列が横並びで報道管制して、電波利権や新聞の再販制度などの談合構造を守ってきた。

しかしウェブは、こうしたメディアの情報独占に風穴を開け始めている。インターネットは、その生い立ちからユーザーによるユーザーのためのネットワークである。それは誰にも批判されないというメディアの特権を奪い、彼らの業界のタブーについても多くの消費者が追及する「第5権力」になろうとしているのかもしれない。

しかし、そもそも権力などという言い方、ネットには似合わない。
ネットは開かれたストリートだ。
だからこそ、リアルで血の通った言論が息づくことが出来ている。
そんな言論だからこそ意味があり、そこに共感する人が多かったからこそ行政を動かすだけの力を持てたと思う。

不特定多数の無名の者が第5の権力?
ナンセンスだ。
力は、何らかの主体が意図して行使しなければ始まらない。
そもそも輸入権のときは、ネットの声を吸い上げて動いた有志の努力があったから政治が動いたんだ。
今も、そういう人がいるから政治に声が届いているに過ぎない。
そういう人がいなくなったら、そうした「力」は行き場を失うだろう。

僕らには何の権力もない。
僕は権力など欲しくない。ふつうの人権さえあればいい。
ネットの言論は、ふつうの人権を下敷きにしたものにすぎないし、僕はそんなものであるべきだと思っている。
ストリートの言論とはそういうものだと思う。

ストリートの声を政治に届けるかどうかは、別の問題。
今はそれが必要と感じる状況だから、僕はパブコメも書く。

既得権益に縛られ言うべきことも言えないマスコミの死にかけた論調が、ネット言論に太刀打ちできないのは当たり前のこと。彼らが言えない「言うべきこと」について、ネット言論は語るのだから。
僕らは大事なことについて知りたいし語りたい。
マスコミの情報だけでは、大事なことを見失う。
ネットの言論がこれだけクローズアップされるのは、あまりにもマスコミがだらしないからだ。
第4の権力?
権力というのはいずれ腐るというけど、、。

ネットはストリートであり続ける限り、腐ることはない。
有象無象が跋扈するけどね。デマにも左右されやすいけどね。
そのへん、いかにきれいなストリートにするかということが、青少年へのネット規制をどうするかってことで語られてるんだと思うんだけども。

えーと。

ネットを第5権力というなれば、どう考えればいいか。

いくばくかのネット上の主体者が、多数の無名のネットユーザーに情報を提供して、既成権力や問題のある業界や企業を監視する行動を取らせれば良い。
それは電凸かもしれないし、パブコメかもしれない。
そうなったらネット上の主体者が権力を持つってことになるのかな。

主体者は、情報提供の信憑性を高めるために、匿名ではまずいかもしれない。
不特定無名の者の声は場合によってはノイズになることもあるかもしれない。
そんなこと考える人もいるかもね。
穿った見方だ。

僕は、ネット上で一定の匿名性については確保すべきという考えで。実名にして責任ある意見だけにしようという考えは、ストリートとしてのネットにはそぐわない。アカデミズムを重視した考えであって、そういう場があってもいいと思うけど、今のネットの持っている役割を考えると、その役割を果たせなくなると思われるので反対。今のネットの役割とは、無名の人間による言論のために必要な場、マスコミに期待できない生きるための情報を得るために必要な場、ということです。
選民性の強化はストリート性の排除につながる。
誰が言ったかじゃなくて何を言ってるかが大事、というのは基本だと思っています。

話を戻して。

僕の知る限り、特定企業や団体への電凸の場合、特定できる情報提供者ではなく不特定多数無名者の声に導かれてネット言論は動いてる。
かたや、著作権やネットの方向性に関してはMIAUやThinkCなど声を集める場所がある。これは2004年の輸入権以降の経緯で生まれたもので「政治的な力」を発信していく基地としての期待、実績がある。
で、そういうのってネット言論としてはレアケースなんですね。

食品衛生とか医療介護関係とか、多くの分野で同様の基地が生まれるべきなんでしょう、ネット第5権力活性化のためには。
え?今の電凸でいいじゃんって?
そこはどうなんかなあ。

MIAUは比較的ユーザー寄りの活動を行っていると思うので僕は期待もしています。
でも、もしもネット世論を偏った方向に誘導しようとするような団体が出てくるようなことになると、そしてそこが情報を独占するとかなったら、、
いやですね。
今のマスコミと変わらないようなものがネット言論上に出来てしまう。
そんなんだったら2ちゃんねるのほうがいい。

たいした結論がない。
いつものことか。
なんというか、今のネットは粗暴な力をたたえているとは思いますが、統制のとれたコントロールが出来なくて、権力というにはゲリラ的すぎる気がします。
良くも悪くも。
そして、下手に権力になる必要もないとも思います。
なるなら巧くやらないと、既存の市民団体に毛が生えたのみたくなっても意味ないような気がします。
開かれた自由さ故の活力がネットの身上で、旧来の閉じたやりかたはネットでやる意味があまりない。

第4の権力というのが気になって。
ちょこっと検索したらこんなん出た。
「第四の権力」という誤訳がマスコミとマスコミ批判者を誤解させている件について(←こういうのサイテー) - 愛・蔵太のもう少し調べて書きたい日記
おそまきながらEPIC2014について〜「第四の権力」についての誤解 - 【海難記】 Wrecked on the Sea
aku1009 「第4番目の権力」に成り下がった「メディア」との甚だしき誤解に基く岩波書店全4冊仰天早仕事

第4がこれだから、第5の権力と言っても実態ない感じがするのは当然かも、か。

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Sep 08, 2008

MIAUについて

ひさしぶりのエントリーです。
引っ越して職場も変わったけど生きてますよ。

ちょっと、支持表明だけしとこうと思って。
MIAUの後見人問題と池田信夫氏のブログ、今後について(音楽配信メモ)
ゼロと透明を証明する話(コデラノブログ 3)

ほんと、元気出せ、と言いたい。

MIAUの出自と志に共感する者としては、それを最初から表明し続けていた両氏が、今もその初心を忘れずにいてくれることを、すごくありがたく感じる。
運営は大変だと思う。
今後は会費制をとる方針だということなので、協力させていただくつもり。

MIAUにリンク。
インターネットリテラシ読本「”ネット”と上手く付き合うために」公開(MIAU)

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Feb 10, 2008

遅れてしまったけどサンクスギヴィング

SMEが出していたレーベルゲートCD2のサポートがこの年度末で終了するので、久しぶりにこっちのファイルをアップロード。
CCCD EXPLANATION February.2008
今までに部分的更新を繰り返してつぎはぎだらけになってるファイルだけど、多少は体裁も整えてみた。
しかし実際、Vistaに読ませるとどうなるか分からないようなディスク、いつまでもサポートなんてしていられない。DRMの不自由さがこんなところにも現れている。

上のファイル、多分、これが最後のアップデートになるだろう。
次にアップするときには新たなCCCDの問題が出てきたとき。
そんなん願い下げだ。
そして、そんなことは多分もうない。

私的録音録画小委員会、補償金問題の結論は来期に持ち越し(internet watch)
とりあえず、今回は勝ったってことなのかな。
でも、早ければ今月末から来期の小委員会が始まるのだと。
なかなか、気を抜けないですね。
中山教授は主査を続けるのだろうか、最終講義があったというけど。津田氏はどうするのだろう。

えーと。
今後しばらくここの更新はかなりのスローペースになると思う。
つうか、いつ更新するか分からない。
僕の身辺、環境が大きく変化するので、今までと同じようにやっていけない。
今までも時々、更新を休むことがあったけど、今回はもうちょっと長い休みになると思う。
でも何かしなくちゃならないこともあるだろうと思うので、ネット上の情報は追いかけ続けるつもりですが。

ここからは礼状。

ここは、あちこちのサイトからの情報をもらって成り立ってたサイトです。皆様に感謝。
サイトの更新はなくても、これからもいろいろ教えてもらうと思いますので、よろしく。

そして数多くのクリエーターに感謝。
ニール・ヤングの悲痛なメッセージ:「音楽で世界は変えられない」(暗いニュースリンク)
それでも世界は変わると僕は思う。
望むように動かないように見えても少しずつでも変わっていくはずだ。
こんな感じで。【鏡音リン】 俺のロードローラーだッ! 【鏡音レン】(YouTube)
ニールヤングだって、本気で何も変わらないなんて思ってないはずだ。
そうでなければ、あんなことやってるもんか。
楽しんで、いらだって、悩んで、落ち込んで、また笑って、そうして転がりながらじりじり何かが前進していく。しびれを切らし焦りながら。
それでいいじゃないかって思う。世界は重い。簡単に動くようでも困るもんね。

そして音楽はいつだって僕らの側にある。
ていうか、僕らの側にあるものこそが音楽なんだと思う。
よくわからん。サンクス。

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Jan 28, 2008

メモ

これはなかなか話題になっている。
例によって権利者から見た一面的主張ということを、ユーザーはきっちり認識しないといけません。

権利者団体が「Culture First」宣言、文化保護で補償金の拡大求める(internet watch)
著作権団体、統一標語「Culture First」で補償金制度維持の結束図る:ITpro
「iPod課金」は「文化を守るため」--権利者団体が「Culture First」発表 - ITmedia News

市川團十郎とか三遊亭小遊三とか、出てくる人が違うんじゃないかと思うんですが。
さらにリンク。

benli: Culture First新しい「Culture」を作るのは、「挑戦者の皆さん」と、テレビ等の前の「あなたたち」です。
what's my scene? ver.7.2:どうでもいい話:文化の明るい未来(笑)

ちょっとinternet watchを引用。

Culture First連合が発足した背景には、欧州における補償金制度の動向が挙げられる。欧州委員会(EUの行政執行機関)では2005年末、消費者の私的複製を制限する著作権保護技術(DRM)を考慮し、補償金制度の段階的な廃止を検討する意向を表明。これを危惧したCISACなどがCulturre First連合を設立した。Culture First連合では、DRMのデメリットを主張した結果、2006年12月、欧州委員会委員長に補償金制度の見直し計画を放棄させたという。

日本のCulture FirstはDRM批判をしていないと思う。そこがずるいとこだ。

そうそう、レベゲーCD2のサポートが今年度で終了するとのこと。
レーベルゲートCDを覚えていますか?/そうだ、単価上げよう - 万来堂日記2nd

私的録音録画小委員会、つい先日の16回会合で、文化庁がDRMがどうとか言っていて。
上の「Culture First」とやらと相反するんですが、そんな状況で今期は終結。
第17回会合が、23日に行なわれました

草案の最終段落には,「これらの事務局からの提案は,関係団体が検討している最中であり,今期の小委員会では報告書を作成できなかった。しかし関係団体における検討が進展することを期待しつつ,来期も(私的録音録画補償金制度の見直しに関する問題を)継続して検討する必要があると考えている」という趣旨の記述を盛り込んだ。

私的録音録画小委員会,親会に提出する審議経過報告の内容を決定:ITpro

報告案では「DRMと補償金の関係など一部の論点について関係者間で意見がまとまらず、今期は報告書を提出できない。来期も継続して議論する必要がある」などとまとめた。

私的録音録画小委員会:録音録画補償金問題、来期に持ち越しへ - ITmedia News

川瀬氏によれば、来期の小委員会は早ければ2008年2月下旬、遅くとも3月上旬にはスタートしたいとしている。参加委員については、特別な事情がない限り今期の委員が再任される予定だという。

私的録音録画小委員会、補償金問題の結論は来期に持ち越し(internet watch)

とりあえず、今回は勝ったってことなのかな。
中山教授の最終講義があったとの記事。こういうことが記事になる御時世。

「従来は権利者側だけだったが、情報を扱う機器のメーカーも、すべてのユーザーもプレーヤーとして登場した。そのことを印象づけたのが、2004年に起こった海外向け邦楽CDの還流(逆輸入)禁止の動き。当時のネットユーザーたちから、著作権法の改正に対する反対の声が巻き起こり、ネットユーザーの力をまざまざと見せつけられた」
「ここ5年ほどの法整備は、いずれも知財強化の流れ。とりわけ著作権ではそうした(知財強化の)傾向が強い。著作権は、声なき一般ユーザーから権利者へ財を移転する仕組みである。創作者の権利が強ければ強いほど良いというものではない。創作者の権利と消費者の利便性の確保が不可欠。権利者の利益だけでなく、社会全体の利益との調和点を探ることが必要だ」
「インターネットとデジタル技術による社会の変化に著作権がどう対応するかが今後の課題となる。著作物が増え、プレーヤーが増えたのだから、ルールの変更の要求が出るのは当然。この流れに法制度は十分対応できていない。これは日本だけでなく、世界の著作権制度が抱えている課題だ。技術が今後どう変化するかも分からず、学会も解決策を提示できていない」

「サイモン&ガーファンクルは、ペルーの民謡を元に『コンドルは飛んでいく』を発表、世界中で大ヒットとなった。これに対し、ペルー側から著作権を主張する声が出ている。伝統的な知識や風習は、現在の著作権体系では保護の対象外とされるのが通説だ。それに基づけば、サイモン&ガーファンクルには何の問題もない。だが、『コンドルは飛んでいく』のヒットにより米国の財産は拡大したが、ペルーには何ももたらしていない」
「途上国はDNAを提供しながら、新薬の権利は先進国の製薬会社に独占され、発明による恩恵を途上国が享受できないでいる例がある。アフリカではエイズ治療薬が高価すぎて買えず、『命と特許、どちらが大切か』との声が挙がっている」
「『昔軍隊、今特許』と言われるように、先進国が途上国から略奪する手段として知財が使われてはいないか。こうした途上国の声を無視することはできず、どこかで折り合いを付けなければいけない。21世紀の知財のあり方において、途上国問題は大きな影響を及ぼすだろう」

「知財が社会的に重要な財となり、実務と研究の関連も緊密になっている。実務ももちろん重要だが、研究者は研究者にしかできないことを追求すべき。研究者の仕事は、実務家と違いすぐに役立つ必要がないという特権がある。特権を生かさず、実務に埋もれてはいけない。体系的な思考が望まれる。今の大学は実務者教育に舵を切っている。それもいいが、時流を超越した研究も必要だろう。学生教育も同様。賞味期限の短い即戦力より、賞味期限の長い未完成の人材の方が重要になるだろう」

知財法の権威、東大の中山信弘教授が最終講義:ITpro

中山信弘先生最終講義 - 企業法務戦士の雑感

こんな事件が。
ウイルス作者逮捕、「放流神」を騙る: YOMIURI ONLINE(読売新聞)
けっこう、痛い人みたいだ。

壇弁護士の事務室: 原田ウイルスの作者逮捕
斯くの如く、別件逮捕に使われる著作権法を非親告化すべきではない - novtan別館

Winnyについて。
「P2Pネットワークと法的問題~Winnyをめぐって」というシンポジウムがあったと。

産業技術総合研究所の高木浩光氏は、まず「P2P」という用語の混乱を問題点として挙げた。高木氏は、P2Pという単語は主に、1)いわゆる「ファイル共有ソフト」を指す用語として使われる場合、2)自律分散型の接続方式を指す技術用語「peer-to-peer」の略語、3)peer-to-peer接続の中で、暗に端点の管理が個人に委ねられているもの--といった3種類の使われ方をされていると指摘。「P2Pは将来有望な技術なので、ファイル交換ソフトは悪くない」といった主張は、こうした用語の混乱(「P2P」と「ファイル共有ソフト」の同一視)による弊害の側面があり、P2Pを巡る議論においてはそれぞれを区別することが重要だとした。
また、ファイル交換ソフトを通じた情報漏洩は、海外においてはあまり深刻な様子ではないとして、日本と海外ではなぜこうした違いが生じているのかという点についての考察を紹介。海外では、暴露ウイルスをばらまいて楽しむ者が日本のように多くないという可能性もあるが、ソフトウェア自体の問題もあるのではないかとして、英語圏で代表的なファイル共有ソフト「LimeWire」とWinnyの構造上の違いを挙げた。
特に、Winnyではファイルの流通に暗号化された“キャッシュ”を用いているため、「自分が流通させているファイルをユーザーが認識しない」「暗号化されているキャッシュにはウイルス対策ソフトが有効に働かない」といった問題があり、これが流出ファイルやウイルスの流通が止まらない要因となっているのではないかと指摘。また、「自動ダウンロード」機能により、流出ファイルを専門に収集している者が多数存在しているといったような状況もあり、こうした仕組みを持つWinnyやShareなどのソフトが広く使われていることも、日本で情報漏洩が深刻化している一因なのではないかとした。

ファイル共有ソフトの現状については、日本レコード協会などが2007年末に発表したアンケート調査では、ファイル共有ソフトのユーザーは増加しているという分析がされていたのに対して、弁護士の壇俊光氏は「その調査は実態を反映しているとは思えない。ユーザーはYouTubeやニコニコ動画などに移っており、ファイル共有ソフトの利用者はむしろ減っているという認識」とコメントした。
高木氏もこの意見に同意し、高木氏が個人的に行なっているWinnyのノード数を調べたグラフを紹介。観測しているWinnyのノード数は徐々に減っており、特にニコニコ動画がサービスを開始した頃からはノード数の減少幅も大きくなっているとして、動画共有サイトへのユーザーの移行が進んでいる可能性が高いとした。

Winny開発者の金子勇氏「開発続けていれば流出ファイルは止められた」(internet watch)

ミク、別にエロくてもいいじゃんね?というか、削除も別にいいけど。
公序良俗に反する歌詞を含む楽曲について - ピアプロ開発者ブログ

初音ミクには「ソフトとしての初音ミク」、「絵としての初音ミク」、「キャラクターとしての初音ミク」という権利があり、それぞれ違う形で保護されていますので、一般的ソフトとはちょっと性質が違うということです。

栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > 初音ミクの権利の多重性について : ITmedia オルタナティブ・ブログ

ミクの名や絵を出さなかったらオーケイだったんかなー。どうなんでしょうかね。
クリプトンは公序良俗に反する歌詞を含む合成音声を公開または配布することを禁じているけど。

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Jan 17, 2008

おしめだって嫌わないで欲しいだろう

どうでもいいっちゃいいんだけど、なんだか気になってしまったのでエントリー。

Sony/ATVは、曲の使われ方に対し生存するメンバーや遺族から承諾を得る義務はなく、おしめを選んだことに関してファンの間から強い不満の声が上がっている。

ビートルズ初のCMソングは、おしめ(BARKS NEWS)

想像してみて欲しい。おしめのない世界を。
そうすれば誰でも、おしめほど人類の文化的生活に寄与している布はないことが分かる。
最近は布じゃなくてポリマーだけど。

個人的には、おしめのCMのバックに流れるAll You Need Is Loveを聴いてみたいです。

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Jan 07, 2008

自由を殺す気か?

前のエントリ上げた後、だらだらネット見てたら何だよ。

有害サイト削除、民主が独自法案・プロバイダーに義務化(nikkei net)

民主党ではこうした事態を深刻に受け止め、子どもの健全な育成を阻害する恐れがあるインターネット上の情報閲覧を制限すべきとの観点で、携帯電話有害サイト接続制限法案を提出した。
同法案では現在携帯電話所有者の2・1%の利用に止まっている有害サイト等を規制するフィルタリングサービスの促進を目指し、電気通信事業者に対し、携帯電話契約時にサービス内容を説明しなければならないと定めている。

青少年の健全育成にむけ 携帯電話有害サイト接続制限法案提出(民主党)

有害サイト削除法案?(企業法務戦士の雑感)
有害サイト削除、民主が独自法案・プロバイダーに義務化(弁護士 落合洋司(東京弁護士会)の「日々是好日」)
「言論の自由」の大切さに関して一言(Life is beautiful)
情報に有害も有益もない(404 Blog Not Found)

有害サイト規制の経緯を学ぼう(雑種路線でいこう)

2006年の議論では政府が前面に出ようにも様々な課題があるので民間主導で対策を進めることになっていたのだが、民主党が党内調整を勧めている新法案は、当時の議論を充分に踏まえていない疑義がある。報道の通りだとしたら、規制推進派以外の利害関係者とも議論して、きっちり勉強しているかどうか疑わしい。そして僕が懸念しているのは、今の政局が彼らの追い風になるかも知れないことだ。

うーん、、、また調べなくちゃかー。ゆとりないよー。

Posted at 10:03 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit Tagged as:

ミクが自由に歌えるように

更新滞りまくっている。
まったく、去年の文化庁の言い分には全くあきれるのを通り越して疲れたよ。霞ヶ関の官僚が優秀だと言うのは嘘だね。いや、ちょっと特殊な能力が高くないと、あれはやれないと思う。
風邪引いてしんどくて、治るのに今までかかってしまった、つうか、まだ動くとダルいが。
今年の風邪は長いねえ。寒いので皆様ご自愛を。
なんか、久しぶりに書いたら長々だらだらした文になった。

さて。
初音ミク熱は収まる気配がない。リン・レンもなかなか良さそうな感じらしいし。
こんな楽しいムーブメントを日本国内で留めておくのはもったいない。
外国語でも歌えるようにならないかな。多分、初めての日本発の世界的ポップミュージックムーブメントになるよ。
英語のマニュアルつけたら海外でも売れるんじゃないか?
今にして思えばRadioheadのin rainbowsに間に合わなかったのは残念だった。

と思ってたら、英語は苦手なんだね。
初音ミク 英語の発音を何とかしたい(ニコニコ動画(RC2))
ミク以外に外国語で歌えるボーカロイドはあるようだけど、どうなんかなー。

とりあえずミク関連年末のごたごたをメモでリンク。

「みくみく」JASRAC登録で「手違い」 ドワンゴ・ミュージックが謝罪ドワンゴ、「アーティスト名:初音ミク」のJASRAC登録で「クリプトンと協議中」「初音ミク作品」契約をめぐりドワンゴ・クリプトンが説明「初音ミク作品」騒動、ドワンゴとクリプトンが“和解”コメントNews Weekly Access Top10「初音ミク作品」騒動から考える、「次の著作権のかたち」(ITmedia News)

ドワンゴ・ミュージック、「みくみく」のJASRAC登録について経緯を説明「みくみく」JASRAC登録問題で、クリプトンとドワンゴの双方がコメントドワンゴとクリプトンが「初音ミク」で協業へ、共同コメント発表(internet watch)

着うた配信の経緯着うた配信の経緯(2)着うた配信及び今後の協業に関する共同コメント(メディアファージ事業部 ブログ)
クリプトン社の謝罪に対するコメント着うた配信及び今後の協業に関する共同コメント(ニコニコニュース)

職人さんの権利関係まとめwiki(RC)[旧・みくみく登録問題まとめ] - トップページ

この件についてはいろいろ考えさせられた。ネット上では、そもそも何でミクでボーカロイドなのかというとこまで話は広がった。
引用しつつリンク。

何かというと、初音ミクは旧来メディアやJASRACといった権利者および権利者代行団体に対するアンチテーゼシンボルとして祭られて来ていたのだ。
これまでに「初音ミクとニコニコでCGMが花開く」という言葉がどれくらい記事の上に舞ったことか。

ジャンヌ・ダルクは捕らえられたのか(rerofumiのつぶやき)

また、関係者がダメージコントロールに成功したとしても、「みっくみく〜」がJASRACに登録されるという事実は当面動かないので、この曲の再利用が漠然とリスキーになった事に変わりはない。ひょっとしたら何も起きないかもしれないが、自分が一匹目の羊になりたいと思う奴はいない

ニコ動 vs クリプトン 第2回戦(Usada’s Backyard)

実際、初音ミク ブログパーツ・フルみっく伝染歌プレーヤーからは「みっくみく〜」が消えた。
このプレーヤー好きなんだけどねー。
集まってる曲は凄くポテンシャルが高い。熱くて伝達力つうかエネルギーが大きい。すばらしすぎる。
翻って、音楽業界に同レベルの曲を作る能力がないとは思えないのに、なんで活気がないんだろう。というか、なんで業界の提供する音楽になんで熱くなれないんだろうというのがある。

え? そりゃそうだろうって? まあねぇ、、、

音楽配信メモのエントリーを引用。

いや、年末に昨年購入したCDって何枚あったかなーと思って数を確認したんだけど、50枚弱くらいしかなかったんだよね。18くらいからずっと年間100枚切るなんてことはなかったんだけど、自分の中で音楽に純粋に向き合えなくなってプライオリティーが落ちていることがこういう客観的な数字として出てくるのはいろいろ考えますよ。なんか、ホントにCD買えなくなった。

あけましておめでとうございます(音楽配信メモ)

50枚なんて、僕より少ない。うーん、、、
かくいう僕も、減ってるんですね。特に邦楽が少ない。
物理的にスペースがないというのが大きな理由で、極力ディスク買いは減らしてネット配信利用に意図的に傾けている私です。iTSでの購入はかなり増えた。
しかしCharaとかiTSで買ったのにディスクで欲しくて買ったのとかある。そういえばiTSで知ってディスクを買うというパターンはけっこうあったな、、、
まだ、iTSにない作品は多いので、どうしてもCDDAを買ってしまうことに。
それでも減ってる。

なんか、盛り上がりに欠けるんですね。熱くなれない。
ときどきスペースシャワーTVとかぼーっとながしてるの見たら、作品としてのクオリティは低くはないように思うんですけどね。

音楽ビジネスはもともと純粋な音楽ファンを相手にした商売ではなかった。
それよりも、音楽自体に対する関心の強弱とは関係なく、音楽を媒介にしたコミュニケーションに興味ある一般層がターゲットだった。

「終わりの始まり」—— 音楽業界の2007年と2008年(くだらない踊り方)

物心ついた頃から僕の音楽的志向は、たまたまか必然か、たいていは周囲の志向とは相容れないもので、関係性を築くために聴くというのは全く選択肢になかったんですねー。
音楽を全く個人的な行為として楽しむ僕のようなのは、基本的には音楽業界の「メインの顧客」ではなかったかもしれませんが、コンスタントに何かを買っていく「上客」ではあったと思うんですね。
基本的に万引きとかしないしね。

CCCDだとか、そういう客をないがしろにすることを繰り返してきたら、熱も冷めようというものか。
ないがしろにするつもりはなくとも、著作権の窮屈さというのは本当に息が詰まる。
本当は、音楽ファンはそういうのに気付かずに楽しめる方が幸せ。

でも、寝た子は叩き起こされてしまって、今や寝付くすべも忘れてしまった。

そういう人間には、ミクの歌声はとてもピュアで汚れなきもののように聞こえる、のか?

この騒動の背景には、コミケットや2ちゃんねるといったオープンソース主義のアマチュア文化と、クリエーターをネタに儲けようと考える資本主義の対立という構図が見えるんだが、今回はドワンゴだけが資本主義社会を生きていて、クリプトンをはじめとして他の連中がみんな、プロかアマかを問わず、オープンソースをベースとするアマチュア文化を生きているという、そもそも「生きる世界が違う」という問題があるわけだな。

初音ミクはオレのモノ(ネットゲリラ)

しかし今や、ニコニコ動画のように、才能と大衆が勝手に集まってきて音プロもJASRACもなしで楽しく遊ぶ場が動き出してしまった。
もちろん、ヒット曲には対価が必要だろう。カラオケ配信で儲けたっていい。そこにJASRACが入ったってまあ良し。
でも、そこだけにしといてもらいたいというのが、多くの人の感じるところじゃないだろうか。ネット配信の制限だの、マッシュアップが著作権侵害だの、JASRAC余計なことしてくれるな、ということだろう。

初音ミクと終わりのはじまり

それでも、私は今回のドワンゴ、クリプトン間の合意の文面で、エイベックス流の「原盤権よこせ」ではなく、「音楽データ(原盤)に関する権利は、「初音ミク」ソフトウエアの使用許諾契約書の諸条件のもと、音楽データ(原盤)の制作者が保有することを確認」と、はっきり原盤権がそれぞれの作者にあることが明記されたことは大きな意味があると考える。

初音ミクのオリジナル曲の場合、作者が作詞作曲から、最終的にリスナーの耳に届く音データに至るまでを制作している。音プロがレコードを企画して、歌手が乗っかるだけというのとは根本的に事情が異なる。
自分の曲をどうネットで配信すべきかは、レコード会社が決めることではない。
それぞれの作者が、自分の保有する原盤権に基づいて決めるべきことだろう。

初音ミクと原盤権(松浦晋也のL/D)

でも前述の通り、ブログパーツからは「みっくみく」は消えてるわけで。
皆が納得しているのならいい。カラオケで歌えるというのはすごいことだしね。
ただ、カラオケで歌えて、なおかつネット上で自由に使えるなら、もっと良いのになあ、とか思う。こんなこと考える僕の方が悪いのかも知れないが。

こんなのがあった。
JASRACへの信託話([電波とどいた?])
引用。

E-licenseが、 今年の4月からカラオケの信託を受け付けてるのに気づきました。

問題はカラオケに関して委託するとき、同時にその他での利用の決定について、どの程度の自由度を著作権者が持ちうるのかってとこですけど。管理委託契約約款は今年の1月1日にも若干変更されてますが、ざっと読んだだけではよくわからない、、。

自分の作品を自分のサイトで配信する場合はどうなりますか?(e-license::作品使用について)

著作権管理団体に登録していない作品であれば自由に無料で配信することができます。
しかし、第三者に無断で使用させないためには、著作権管理団体に作品を登録し著作権を守ることが必要になります。
e-Licenseは“使用料の上限設定”という新たな仕組みを採用し、 自分の作品を自分のサイトで配信するケースになど個別のケースに応じて柔軟な対応を可能にしています。

e-Licenseの使用料率は、どうなっていますか?(e-license::e-License との契約について)

上限設定とは、利用者からの申請があった場合、利用料規程通りの料率であれば自動的に利用が許諾され、規程より低い料率で利用申請があった場合には、権利者へ確認を行い、同意が受けられれば利用を許諾するといったものです。
ただし、第3者からの申請であり、権利者にとって明確にメリットのある場合に限ります。

どうなんだ?
これって、カラオケに関してだけ登録して、ネット配信では登録しない(自由に無料で配信状態)っていうのは、可能なのか?
我ながら初心者ですね、、。

えーと。話はいきなり変わる。たまたま目にした周辺雑事。
初音ミク・エクスプロイテーション:第一期ブームの終焉がなんとなく見えてきたと思う(what's my scene? ver.7.2)
エロですか。まあ、そっちからは来るような気はしていたけど。
でも実写なんですなあ。そういう使い方?、、、
まあ、それってミクじゃない気がする、とか言って。

なんというか、ミクの持ち味・強さって匿名性だと思うので。なんたって楽器なんだから。ストーリー性とか共感とか欲望惹起するキャラクター添えてみたりとか、これまでのコンテンツビジネスに利用されていた付加価値は、かえって異物だと思う。
むしろ、作り込んだもののほうが、逆に淘汰されちゃうんじゃないかな、、。

あと、こんなことも。
柊巫女初詣祭(らき☆すた)・ネギ畑で捕まえて!(初音ミク)(Get The World!(夢彗星) まとめ@Wiki )
伝説の青龍刀系同人誌即売会、川崎に降臨!!(STRIKE HOLE)
いろんな騒動があるもんですねー。

昨年12月頃に考えてたこと。

初音ミクのわくわく感、楽しさというのは何だろうと。
こういう感覚って昔味わったことがあったかなあ、何だろうと思っていたんだけど。

僕がリアルタイムで体験したポップミュージックのムーブメントといえば、まずインディーズブームからバンドブームにかけての日本のポップミュージックシーンの盛り上がり。
最近は、自分の音楽の聞き方もシーンの中で盛り上がってというよりは、珍しいものを追っかけていくという感じになっていってました。オーディオが良くなったのをいいことに、ジャズ・クラシックに守備範囲を広げ、ポップミュージックはロックからレゲエ、ハワイアン、ボサノバ、ラテンミュージックへと流れ。
もちろんそういうのを聴くのって楽しいんだけどさ。
でもやっぱりインディーズブームは楽しかったなあ。
周り誰も聴いてないから一人で聴いてるんだけどさ。
20年も前になろうか。

当時は、インディーズからメジャーに行くことに抵抗感を示すファン心理というのがあったという。今もあるのかな。
僕は地方のファンでメディアを通じて触れていたせいか、全くピンとこなかった。
しかし都会で直にミュージシャンに接していたファンからしたら、遠くに行ってしまうというのは現実的な問題としてあったんだろうな。
そしてミュージシャンにとっては、契約・著作権で縛られるというのは大きな環境変化だっただろうと、今になって思う。
地方在住の子供には分からなかったけどね。

えーと。
数年前に局地的なムーブメントで中原小麦ちゃんがいた。
ネット展開するバーチャルアイドルというのは既に珍しくもなかったけど、小麦はかなり多くのファンを巻き込んだように思う。僕も一時巻き込まれていた。
2ちゃんねるというネット文化の日陰部分(当時)を前面に出して肯定したというのも面白かったし、中の人の才能もありーの、権利者サイドが二次創作に比較的寛容だったのも相まって、あれはなかなか楽しかった。ネットラジオ、インターネットが原動力になったという点でも新しかったんじゃないかな。
でもそんなムーブメントの中で、やっぱり「著作権」というものはそこかしこで障壁と言いますか、権利者とユーザーの間に壁として見え隠れしていたと思う。小麦ちゃんの場合、権利者とユーザーが近いにも関わらず、いや、近いが故というべきか、ちょっとデリケートな部分としてありました。

中原小麦はバーテャルアイドルだったが、中の人がいることは自明でそれコミでのムーブメントだった。というか、ファンと中の人とスタッフがいっしょに中原小麦を持ち上げていたというのかな、そういう構図だったと思う。
桃井はる子がいたからこそ、あれは可能だったんだろうと思う反面、それが中原小麦の限界だったとも思う。

で、初音ミクですが、やっぱり最初に思い付いたのは中原小麦との類似性だった。ネットアイドルだしね。
でもミクには中の人がいない。ミクが歌った作品にミクの著作権は生じない。

記憶の彼方なので正確でないかも知れないが、昔、シンガーソングライターについて「自分で下手な歌を歌うよりもうまい歌手に歌わせた方がいいのに」という話があった。それに対して「自分が歌うことで自分の歌になる。他人が歌ったら他人の歌だ」という反論があった。

楽曲に対する歌手の支配力というのは大きいのだ。
歌手のパーソナリティが歌に反映される。歌に説得力を与えるという考え方。
現在のポップミュージックシーンでは自作自演が主流だけど、その理由は著作権云々ということと同時に、そういうこともあるわけで、というか、歌にパフォーマーの「商品価値」を付加して売るということが、ずっとポップミュージックシーンでは行われてきてたわけで。

一方、匿名性ということが強く言われるシーンもある。テクノとか。
それはこうした「人格」を「商品価値」として売るシーンに対しての反動という面があったと思う。テクノでボーカルが前面に出ることが少ないのは、歌手のパーソナリティーが、場合によっては存在するだけでも、匿名性を妨げることがあるからだろう。そこに多くの物語、感情が宿るからだ。
と思うのだけどどうだろう。

ミクのムーブメントは、中の人なしで、ユーザーが皆でミクを持ち上げている。
うざったい業界著作権団体の思惑とか、歌手のパーソナリティに左右されない。
ミクは完全なユーザーの音楽の依り代として機能している。

ミクがヤマハのシンセをモチーフにした姿をしているのはだてではない、彼女は楽器であって、歌手ではない。生身の人間が背負ったしがらみや物語からは無縁だ。だから何でも歌える。

匿名性の極致であり、同時に姿形を与えられたイコンでもある。
あの姿が与えられたというのも何かの巡り合わせなんだろうな。面白いところだ。

で、何のイコンかって、やっぱり、自由な音楽そのもののイコンってことになるだろう、僕にとっては。
あのJASRAC登録のゴタゴタがあって以降も、そういう印象は変わらない。
多分、無名のクリエーターが作品を作り続けている限り、僕にとってボーカロイドはそういうものなんだろう。

昔の音楽シーンは自由だった気がしたんだよね。
だから多分、楽しかったのかなと思う。

音楽業界が、自由で楽しい音楽を売ることが出来なくなって。
多分その空気って、ダウンロード違法化がどうとか、そういう世界の窮屈さをもろに被ってるからだと思う。
音楽業界はかわいそうですね。

ミクはin rainbowsに間に合わなかったとか最初に書いたが、日本特有の事情で局地的なムーブメントなんだろうか。海外でも著作権がらみの音楽事情は厳しいから、ニーズはあるかもしれないとか思いますけどね。
霞が関はダウンロード違法化とかいってますが、ミクが自由に歌えるネット環境は何としても維持したいと思っています。
将来はミクに適法マーク?、、、似合わないと思います。

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Nov 28, 2007

SR制度のパブコメ結果公示

産業構造審議会消費経済部会製品安全小委員会 中間とりまとめ(案)に対する御意見への回答が公開されているのに今気付いた。

とりあえずメモ。

(12月3日追記)
えーと。
上記のリンク先から「産業構造審議会消費経済部会製品安全小委員会中間とりまとめ(案)に対するパブリックコメント意見概要と回答」というpdfファイルがダウンロードできます。内容はパブコメで送られた内容の「抄録集」というようなものです。
自分は3000字強の文面を送ったんですが、上記ファイルでは100字弱になっていました。文字数にして1/30以下になっています。
まあ、内容が薄かったのかもしれませんがね。

(12月9日追記)
naka氏から「tags=SR」から経産省が来てるというコメントあり。公開サーバーではSRは非表示にしました。さて、どうなるでしょうかね。

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Nov 24, 2007

メモ

ついにレコードの時代が終わる(ココロ社)

ニコニコ動画がなくなれば、アニメ産業の未来は明るくなるのか著作権議論においてなぜ公益が軽視され、私益が重視されるのか(P2Pとかその辺のお話)

「ひこにゃん調停」に見る著作権問題、みんながハッピーになるためには「インターネットと著作権」を考えるカンファレンスユーザーが著作権侵害行為、プロバイダーはどう対応すべき?(internet watch)

議事録(川内議員)議事録(吉井議員)+付帯決議議事録(川合議員)(よっぱ、酔っぱ)

パブリックコメントは、意見提出後が大事だと思います(cnet japan)

著作権という魔物(壇弁護士の事務室)

初音ミク関連、メモ。MIDIの復讐戦としての初音ミクTBSがなぜ「初音ミク」を誹謗したか(カルトvsオタクのハルマゲドン/カマヤンの虚業日記)
電通とマスコミは初音ミクが嫌いという話。

「冤罪と死刑」(ツァラトゥストラはこう言っている?)
2007/10/30 (火) 控訴棄却!(さるさる日記 - きっこの日記)
KSB 瀬戸内海放送 - 地域ニュース
恐ろしや、、。

「旧台帳」の年金記録の保管数確認出来ず、調査要求へ(保坂展人のどこどこ日記)

日本の医療制度が崩壊する?!(三重県医師会)
なかなか良くできたフラッシュ。
皮膚細胞から万能細胞:研究の原動力は政府の無能さに対する怒り:政府は迅速に経済的および人的支援を(★阿修羅♪)

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Nov 18, 2007

パプコメ出したけど

「文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会中間整理」に関する意見募集の実施について(e-Gov)
平成19年11月15日(木)必着(文化庁長官官房著作権課)

「文化審議会著作権分科会法制問題小委員会中間まとめ」に関する意見募集の実施について(e-Gov)
平成19年11月15日(木)必着(文化庁長官官房著作権課)

パブコメが終了した。自分のをさらす。
参考にさせていただいたのは、主にこちら。無名の一知財政策ウォッチャーの独言
他にもあちこち世話になった。

「私的録音録画小委員会中間整理に関する意見」

個人/団体の別:個人
氏名/団体名(団体の場合は、代表者の氏名も御記入下さい。):(abk1)
住所:×××
連絡先(電話番号、電子メールアドレスなど):(----)
該当ページおよび項目名:以下小見出しに記載
意見:以下、該当ページおよび項目ごとに記載


●100ページ「第7章第2節 著作権法第30条の見直しについて」について。
違法録音録画物や違法サイトからの私的録音録画を30条の範囲から明確に除外することに反対します。
同時に、適法配信事業者から入手した著作物からの私的録音録画を30条の範囲から除外することについても反対します。

30条の見直しの根拠は余りにも矛盾が多いものです。過去の小委員会議事録も読みましたが、これが議論かと驚き呆れるようなものでした。茶番をもとに提出される「私的録音録画小委員会中間整理」(以下、「中間整理」と記載)をもとに法制化が議論されることについて容認できません。
この「中間整理」は提出を中止すべきです。中止できないということであれば、日本のIT産業、文化、言論の自由の将来について大きな禍根を残すことになるでしょう。数十年後の未来、あのときに歴史の歯車が狂ったのだ、なんと馬鹿なことをしたのだろうと言われることでしょう。

●101ページの「(2)私的録音録画や契約の実態」の項目ですが、根拠となっている調査報告はダウンロード違法化を目的として、権利者という「議論の当事者」が行った調査です。このようなものを根拠に議論を進めること自体が恣意的な結論を導き出すための茶番だと考えます。
●102ページの「b レンタル店から借りた音楽CDからの私的録音」の項目について。
恣意的であり、過誤を含んだ報告です。
「貸与使用料の中にどのような利用に対する対価が含まれているかは、当事者間の意思解釈に係る問題であるが、当事者の認識として、私的録音の対価が含まれていると確認できる材料はなかった。また、レンタル店と利用者との契約(会員規約)では私的録音に関する条項は一般になく、レンタル業界としては利用者の支払うレン タル料には私的録音の対価は含まれていないとの認識であることが分かった。」とありますが、それは間違いであり、過去においてレンタル業者が「対価が含まれている」と主張したことがあります。このことは私的録音録画小委員会自体の議事においても記録されています。それがなかったかのように書かれており、さらに、需要 拡大協力金という形で実質的な補償金の上積み・使用料値上げが行われていることについても触れられていない事は、この「中間整理」が恣意的な要素を多分に含んでいる事の表れだと考えます。
消費者の権利について、消費者のいないところで、レンタル業界と権利者が勝手に決定した事実のみを行政が「あたかも法的な根拠があるものであるかのように」提示している様は、談合の事実を報告書として書いているようなもので、国民に対して詐欺行為を行っているものです。
こうしたことが刑事告発されないのは法の不備ではないかと思います。

●103ページの「(1)権利者に著しい経済的不利益を生じさせ、著作物等の通常の利用を妨げる利用形態」の項目について。
違法録音録画物や違法サイトからの私的録音録画を30条の範囲から明確に除外することに反対します。どのような利用形態であれ、第30条の適用範囲から除外することが適当と考えられる利用形態を特定し法制化してはならないと考えます。

●104ページの「i 第30条の適用範囲からの除外」の項目で、除外の理由がア、イ、ウ、エの項目で記載されていますが、これらを根拠に法制化しようということであれば納得できません。違法録音録画物や違法サイトからの私的録音録画を30条の範囲から明確に除外することに反対します。
アの項目について。
「権利者側としては容認できる利用形態ではない」ということですが、容認できないから権利として法制化しましょうというのでは、権利者の言いなりの委員会です。理由にならないと考えます。ドイツで違法複製されたコンテンツのダウンロードを違法化したということですが、これは過剰な権利の拡大であり日本が追随する必要はありません。
イ、ウの項目について。
ともに利用者の良識を期待した上での意見ですが、いつも「利用者は権利侵害をしている」と主張している権利者がこのような二枚舌の意見を述べることは奇妙です。そもそも一般的なユーザーが、違法コンテンツか合法コンテンツかを区別してネットにアクセスすることは出来ません。
現在、一部の権利者団体(日本レコード協会)が「適法マーク」で合法サイトの指定を行っていく方針を取っているようですが、もし私がサイトを開設し、私が作詞作曲した音楽をアップロードしたとしても、権利者団体からの指定は受けられません。違法の可能性があるから私のサイトにアクセスしてくれる人はいなくなるでしょ うか。もしもアクセスしてくださって私の音楽をダウンロードしたいと希望する人がいたとして、その人は私のサイトが合法であると確信してダウンロードするのでしょうか。私のサイトが将来、権利者から起訴されるかどうか、その人に予測判断が出来るでしょうか。
情を知って、という判断基準は極めてあいまいであり「適法マーク」がないサイトからのダウンロードをユーザーが恐れるようになるとしたら、これはネット上の音楽文化を日本レコード協会が独占する、ということになります。
文化を独占したいが為の法制化は認められません。
権利者が利用者に期待することが、権利者による市場独占の支援であるということであれば、行政はこうした動きに歯止めをかけるべきです。共に法制化に邁進するなど愚の骨頂です。
エの項目について。
「効果的な違法対策が行われ違法サイトが減少すれば、」と仮定の話が出ていますが、これは現行法規で十分対応可能なことです。新たに「第30条の適用範囲からの除外」を法制化する根拠はないと思います。
105ページに上述の項目を根拠に「第30条の適用を除外することが適当であるとする意見が大勢であった。」とありますが、この決定自体が権利者が多数を占める委員会であり、ユーザーの意見を締め出しているのだから当然の結果です。
日本の将来を左右する審議について、委員会で挙がった意見は権利者の近視眼的で一方的な主張ばかりだった、と報告しているに等しい「中間整理」の文面は「この委員会の人選は行政の指針を作成するには不適切であった」ということを吐露していると思います。
そのような文面の中、105ページに「違法対策としては、海賊版の作成や著作物等の送信可能化又は自動公衆送信の違法性を追求すれば十分であり、適法・違法の区別も難しい多様な情報が流通しているインターネットの状況を考えれば、ダウンロードまで違法とするのは行き過ぎであり、インターネット利用を萎縮させる懸念も あるなど、利用者保護の観点から反対だという意見があった。」との記載がありますが、このような意見こそが将来を見越して重視されるべき意見であり、今後の行政に生かされるべきだと考えます。
また、104ページの注釈51に「なお、視聴のみを目的とするストリーミング配信サービス(例 投稿動画視聴サービス)については、一般にダウンロードを伴わないので検討の対象外である。」とありますが、委員会で両者の明確な区別は審議されておらず、技術的にもあいまいで区別が困難なものについて違法・合法の区別を行うことは無理があると考えます。
●105ページの「ii 第30条の適用範囲から除外する場合の条件」について。
「利用者保護の観点から、次の点について法律上の手当が必要であるとされた。」とのことですが、ア、イ、ウの項目に記載された内容だけでは利用者保護には不十分であり、違法録音録画物や違法サイトからの私的録音録画を30条の範囲から明確に除外することに反対します。
「ア」の項目に「違法サイトと承知の上で(「情を知って」)録音録画する場合や、明らかな違法録音録画物からの録音録画に限定する」とありますが、情を知ってという判断基準はあいまいで弊害が多いと思います。
アメリカでの事例では、権利者が利用者を告発し多額の賠償金を利用者が支払わされる場合があるようです。日本でも権利者が告訴する可能性があると小委員会席上で発言していますが、情を知らずにダウンロードしたにも係わらず「情を知っていただろう」と追求された場合、証拠を示すことは困難だと思われます。 結果的に、ネット利用の萎縮効果を来たすだけであり、ネット文化・産業の発展の芽を詰む結果に至ると思われます。
また「利用者が明確に違法サイトと適法サイトを識別できるよう、」と記載がありますが、こうしたことは、既存の権利者による文化の独占、ひいては自由な発展の阻害を生むということは、104ページの項目について述べた内容のとおりですが、「利用者が明確に違法サイトと適法サイトを識別できるようにする」ことは、インターネットの自由な文化的利用を認める限りにおいて不可能だと思います。先に述べましたが、私が作詞作曲した音楽を自らのサイトにアップロードしたとして、私のサイトが違法か合法かを利用者が判断する術は現在はありません。私が「僕の曲は自由にコピーしたり歌ったりしてくださっていいですよ」といってサイトを開設したと仮定して、そこにレコード協会が認定する「適法マーク」がなかったら 、私のサイトは「違法サイト」ということになるのでしょうか。
そのようなことを決め付けられる謂れはありません。「中間整理」で違法サイトという言葉が何を意味しているのかは非常に曖昧だと思います。
もしも利用者が明確に違法合法を判断出来るようにしようとしたら、個人のインターネット利用に大きな障壁が生まれます。個人が音楽を作曲してネット上で公開したいと思ったら必ず何らかの著作権管理団体に登録するようにしなければいけなくなるでしょうし、もし利用者がその音楽を利用したいと思った場合には著作権管理団体の規約 に沿わなくてはならなくなります。私が「僕の曲は自由にコピーしたり歌ったりしてくださっていいですよ」と希望したとしても、著作権管理団体はそれを許さないかもしれません。
そのような縛りをインターネットに持ち込むことは文化発展の阻害です。権利者団体は自由に利用出来るコンテンツの流通を阻害できて喜ぶかもしれませんが、長期的には日本の文化は破壊されるでしょう。
「イ」の項目に第30条から除外する行為は「権利者の不利益が顕在化している『録音録画』に限定すること」とありますが、録音録画に限定する根拠はきわめて薄く、書籍やその他の権利者からもダウンロード違法化の適用を求められるのが自然の成り行きと思われます。
適用されれば、表現の自由・言論の自由・知る権利について、著しい問題が生じることになると思われます。
そして106ページの「ウ」の項目には「罰則の適用を除外している」とありますが、権利者が民事訴訟を起こすことは可能です。そして利用者には違法・合法の判断が出来ないですから、日本中のインターネット利用者は、違法行為を意図せずに行うリスクを背負うことになります。インターネット利用の萎縮効果は非常に大きくなります 。
現在の著作権制度では、既存のコンテンツを原作として利用する2次創作、例えばパロディのような批評的な視点を含む作品は、権利者から起訴された場合は、司法から違法と判断される場合がほとんどです。海外では法制化されたフェアユースの概念をもってこうした作品の利用が認められていますが、日本では「権利者の裁量」 によって、こうした作品を楽しむ文化が維持されています。
今後、ネット上のコンテンツが第30条の適用範囲から除外された場合、そうした作品をダウンロードした人も起訴されるリスクを背負うことになります。2次創作の締め出すような法制化は多様な文化の発展を阻害するものです。過剰な権利の拡大であり、反対です。

●106ページの「(2)音楽・映像等のビジネスモデルの現状から契約により私的録音録画の対価が既に徴収されている又はその可能性がある利用形態(契約モデルによる解決)」の項目について。
適法配信事業者から入手した著作物からの私的録音録画を30条の範囲から除外することについて反対します。

106ページの「 著作権保護技術の普及やビジネスモデルの新たな展開と第30条の適用範囲の見直し」の項目ですが、議論されている内容は一部の大手コンテンツ配信企業の採用しているDRMを使った配信形態についてであり、DRMを採用しない配信形態や、アマチュアによる小規模なコンテンツ配信については言及されていないように思わ れます。
107ページには「第30条以下の権利制限規定が定めている自由利用の態様や範囲を契約により「オーバーライド」する(ひっくり返す)ことが可能かどうか等について(中略)等の見解をまとめ、権利制限規定を維持しつつ、契約によって対象行為の対価を徴収することは、原則として認められるとした。また、同報告書 では、オーバーライド契約に基づく私的録音録画の対価と補償金の二重取りの懸念が指摘されているところであり、第30条の適用範囲を上記のように見直すことは、このような懸念を解消する意味もあることに留意すべきである。」と記載されています。
二重取りの懸念を解消するために、権利者の権利を拡張するというのは、俄かには納得しがたい説明です。
そもそもCDDAではDRMは存在しませんでした。ネット配信に際して権利者の利益を確保するためにDRMを権利者が採用しており、そのために私的録音録画補償金(利用者の過剰な不利益)が問題になっているというときに、その問題を解消するために権利者の権利を拡張(30条の範囲から除外)して補償金を正当化すると いう考え方が、成立しうるということが理解できません。
利用者が一方的に不利益を被ってもいいという考え方が、容易に正当化され法制化されるのは納得できません。
108ページの「a 適法配信事業者から入手した著作物等の録音録画物からの私的録音録画」の項目で、「前述した利用実態から、配信事業者の一定の管理の下で私的録音録画が許容されており、また、それに伴う対価には私的録音録画の対価も含まれうるとすれば、契約による解決に委ねる趣旨から第30条から除外するのが適当であるという意見 が大勢であった。」ということですが、根拠となる利用実態自体が偏った内容であり、インディーズやアマチュアによる小規模などによる無料の配信、プロモーションのための配信、DRMなしの配信、コピーフリーを謳う配信や黙示の許諾により提供されている配信など様々な形態のことが考慮されていません。
30条の範囲から除外するのに十分な検討がなされていない状況であり「適当であるという意見が大勢であった。」と結論付けるには、審議不十分と考えます。このような根拠で法制化を行うのは反対です。

問題は手違いで16日未明の発送となったことだ。
手違いっつうか、日付を間違えていたんだけどね。
書きながら、締め切り日を過ぎつつあることに気が付いたときには、ちょっと気が遠くなりましたよ、えぇ。
落ち込みのあまり、法制問題小委員会の方は出すのを忘れちまった。許してくれよ。

つうわけで、発送の報告もこんなに遅くなったってわけさ。
パブコメ担当の役人さんが受け付けてくれるといいのだが。多分、大丈夫ではなかろうかと気を取り直して、このエントリを書いているわけです。こうして晒してるのは少々やけっぱちな感じではあります。

皆様、おつかれさまでした。

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