Oct 15, 2025
オーディオ状況報告(2025.10.15.)
さて、現在のシステムはこんな感じ。

構成図で変わったのは、LMSサーバーが Fedora (Mac mini 2010) から、Daphile (x86-64 Note PC) に戻って、有線からWiFi接続に変更になった。WiFiになったことで音質への影響があったかと言えば、少なくとも悪化はないようだ。
あと、サーバー用のUPSが増えたこと。下流のサーバーには以前から使っていて、音質上も必要な機械だが、上流のサーバーへの影響は、どうなのかなあ。あんまりいい変化ではなかった。いずれにしても、あるとないとでは大きく音が違った。
クオリティを取り戻すために、かないまる氏考案のLANオープンピン、LANターミネーターを大量導入することになり、更に LANmute (TOP WING) も購入し、結果的に、以前より改善することになったように思う。雨降って地固まる、だ。
それにしても、UPSで悪化したものが、LANの空き端子への対策で挽回できるというのは、どういうことなんだろう。
デジタルオーディオというのは謎ばかりだ。
ここで思い付く。
LANの空き端子(RJ-45ポート)のピンが浮いていたら振動してデジタル信号に悪さするのなら、AC電源の空きコンセントはどうなんだろう。あれも一種のバネだから、空いていないほうが音が良いのではないか。
上流サーバーをまとめている電源プラグはコーナータップを4連にしていたので、整理して3連にして、空きコンセントを無しにした。
音は、プラセボなのかどうなのか分からないけど、前よりいい感じかな。ほんとかな。
でもね、本当はAC電源経路も、プラグなんか使わずにケーブルをハンダ付けしてしまう方が音は良くなるだろうと思うのだ。流石にやらないけど。
構成図の中でちょっと変わったのが、古い方のmpdサーバーで820G2。
以前はサンプリング周波数の設定を固定していなかった。
テスト用という位置付けの機械で、今でもそういう役割はあるのだけど、これを普段は基本的に44.1/32に固定した。
アップサンプリング無しだ。
32bitの設定なのは、16のままだと受け付けないDACがあるからだ。ここは変えてもビットパーフェクトで伝送される。
こうしたことの理由は、まずDVDドライブからCDを聴くのに、アップサンプリング設定が掛かっていると音が飛ぶことが分かったから。データを取り込み処理するのが間に合わないのだと思われる。これは、うちの2台のmpdサーバーどちらでも同じだった。つまり、新旧性能は関係が無さそうだ。
もうひとつの理由は、MQAを聴くのにビットパーフェクト出力が必要だから。
そういうわけで、所謂ロスレスで固定することにした。テストで必要な時には以前のように設定を書き換えて使う。
ロスレスの音はどうか、というと、侮れない音がする。
以前は、SRCのアップサンプリングと比べたら聴き劣りすると思っていたけど、今や、案外そうでもない。底上げされたんじゃないかと思う。
LANの経路図はこんな感じ。
空き端子への対策も書き込んである。

最初はオープンピンばかりだったが、自作ターミネーターにほとんどが駆逐され、自作ターミネーターは6箇所がLANmuteに置き換えられた。
それぞれに音の傾向があり、使用する数が偏り過ぎたら音にも偏りが生じる印象がある。たぶん、全てLANmuteに置き換えたら、LANmuteの傾向が聴こえるのではないかと思う。
かないまる氏は副作用はないと書かれていたが、僕の印象は、想像以上に固有の傾向があるというものだ。使ったほうが圧倒的に良いけど、音の傾向には注意して、もしも必要なら対策を打つ必要が生じるかもしれない。同じタイプばかり使わず複数のタイプを混在させるとか、いっそSFPを使った接続にするとか。
LANmuteだけど、抜け防止ピンをカットしたら音がどう変わるかというのも気になるところ。今のところ切っていない。
自作使用を通じての経験だと、カットしたほうが音が良くなる。しかし、製品の改造はちょっと勇気が要る。11月までは新規購入が出来ないし。そのうち気が向いたら切ってみるかもしれない。
しかし、なんだか音が落ち着いているので、当面は現状から大きく弄ることはないような気がする。のんびりやる。