Jun 18, 2007
ウォーターマークじゃなくて署名があるらしい
iTunes Plusのライブラリアップデートって作品別で出来ない。一括なんだよね。
これは不満。
作品別で出来るようにして欲しい。
さて、以前のエントリーの続き。もはや旧聞か。
iTSから買ったファイルに個人名とメールアドレスが刻印されているという話。
そもそも以前から、iTunesでファイルの情報を見ると、名前、メールアドレス(iTSのアカウントとして)、購入日まで見れるわけで、何を今更という感もあったが、しかし、暗号化も何もなされていないというのでちょっとなー、、。
名前はともかくメルアドまるみえは(w;。
まあ今回は、ネット上にアップロードするには憚られるってことが周知されたってことでしょうか。
実際、エディタでファイルを開くとメルアドがある。
しかし名前がない。文字化けしてるのか。
iTunes Plusかどうかは関係なく、メルアドは見れるが名前は見れず、nameという単語がある。。。
その組み込まれた名前がこうやったら簡単に見れるのだと。
マックでTerminalを使うと言うんだけど。
Watermarked iTunes files(Playlist)
strings ファイルのパス | grep name
これでファイルに登録された自分の名前が見れるよというが。
やっぱりnameと出るだけで見れないぞ、、。
僕は自分のマック本体のユーザー登録をする時に漢字で登録している。
ファイルに書かれてる名前がそれだとしたら、うちのTerminalでは日本語表示が出来ないから見れない。残念。
もうひとつ、他に何か組み込まれていないかってことでEFFが調べている。もしかしてこれも旧聞。
An Update on the Innards of iTunes Plus Files(EFF)
「電子透かし」と言えるものは、なかったとのこと。
しかし過去のDRMありのファイルにはなかったフィールドが、追加されているらしい。これは購入者・トラックによって全く個別のものになってるんだと。いうなればファイルごとの署名みたいなものか。
引用。
While there are no watermarks, there are some other interesting fields that are likley to have privacy implications. In particular, there is a 1024 bit variant field labeled sign and a 630 byte variant field labeled chtb. These are unique for every combination of user and track we've seen. Neither of these fields existed in the FairPlay DRMed .m4p tracks that Apple has been selling in the past.
It's best to assume that either the sign or chtb field could be used by Apple to identify the user who purchased a track (that would be true if Apple logs what it writes in these fields, or if sign is, as it seems, a cryptographic signature). It's also safe to assume that they can be used to tell the difference between real and forged names / Apple IDs in tracks.
cryptographic signature、つまり暗号化された署名。
ファイルに入った名前やアップルID(メルアドね)を偽造されたとしても、これを見たらバレる、と。
以前、ファイルにユーザーの判子を押せたらいいと思ったことがあったが、それ以上のことをアップルは勝手にしてくれてるみたいだ。
おそらくDRMフリーにするためにはファイル所有者の識別が出来るようにする必要があったんだろう。
しかし、こういうのって予め教えてくれてもいいのにね。
個人の情報をいかに管理するかについては各方面でナーバスになってるから、説明した上でやったほうが心証はいいと思うんですが、どうでしょうね。