Jan 03, 2010

メモ

あけましておめでとうございます。
新年早々のエントリーは他のサイトへのリンクと引用です。
まぁ、ぼちぼちやっていきます。

第207回:著作権の権利制限に関するイギリス政府の意見募集ペーパー: 無名の一知財政策ウォッチャーの独言

要するに、フォーマットシフトとのためとパロディのための権利制限という2つの一般ユーザーにとって重要な意味を持つだろう権利制限は、ガワーズ・レビューで導入が明確に謳われていたにもかかわらず、イギリスでも、例によって権利者団体の難癖と政治力で潰されたということである。

どこの国でも、権利者団体が言っていること、やっていることに変わりはない。技術の進歩に即して補償金制度抜きで私的なフォーマットシフトを認めて著作権法の法的安定性を高めること、表現の自由を考慮してパロディを明確に認めることなどは極めて妥当なことだと私も思うが、それに対して彼らが持ち出すのは、常に、潜在的な「あるかも知れない」不利益や自分たちに都合よく作った国際動向に過ぎない。現実に国民全体に及ぶだろう利益と、一部の団体の架空の不利益ではそもそも同じ秤にかけることすらできないと私は思うが、世界的に見て権利者団体の政治力がまだ強く、どこの国であれ、残念ながら、今後も、このような主張で国民全体を裨益するだろう法改正が潰されることは十分に考えられる。

しかし、今現在権利者団体の政治力が強いとしても、実のところ、彼らが皆、一国の経済はおろか文化すらないがしろにしても、自身の既存のビジネスモデル・既得権益のみ守られれば良いと、その非道な主張を政治力の不当な行使によってごり押ししているに過ぎないということは、この情報化時代にあって、既にほとんどの者に見透かされていることである。彼らがインターネットの無かった時代をいくら懐かしんで足掻こうと、時計の針を戻すことはできない。

こっちもリンク。
第208回:2009年の落ち穂拾い: 無名の一知財政策ウォッチャーの独言

民主党議員が文部科学副大臣に陳情 - Copy & Copyright Diary

民主党の岸本周平議員が、著作権保護期間延長の陳情をしたことをtwitterでつぶやいています。

今日は、ナベプロの渡辺美佐会長と一緒に中川正春文部科学副大臣のところに行きました。著作権の期間を50年から70年に延長する件です。アメリカやヨーロッパと合わせる必要があります。 Twitter / 岸本周平: 今日は、ナベプロの渡辺美佐会長と一緒に中川正春文部科 ...

パブリック・ドメイン・デイに思うこと - Copy & Copyright Diary

ダウンロード違法化が施行されたので合法ダウンロードサイトをお勧めするよ - P2Pとかその辺のお話@はてな

2010年1月1日を迎え、ダウンロード違法化を含む改正著作権法が施行されたが、エルマークのようなRIAJと関係のある配信サイトのみが合法であるとのお墨付きを与えられるような仕組みは支持するつもりはないので、おそらく日本ローカルのエルマークなどつきそうにない海外の合法配信サイトを紹介しようと思う。

リンク先をコピペ。
Jamendo
VODO
FrostClick
Mininova

こっちもリンク。
海外の動きとあわせて、要注意かも。

日本版スリーストライク法に断固反対する - P2Pとかその辺のお話@はてな
日本版スリーストライク法導入議論はJASRACの人が突然言い出したわけじゃない - P2Pとかその辺のお話@はてな

“3ストライク法”検討すべき、Share一斉摘発で権利者団体が主張 -INTERNET Watch
「違法DLでネット切断、国内でも可能か議論したい」--JASRAC菅原常務 - ITmedia News

Posted at 20:34 in NoCCCD | WriteBacks (0) | Edit