Feb 14, 2013
Vine Mpd ppcについて覚書(2)mpdのインストール
どうも自分で調べないといけないということは気づいたんだけど、どこを調べたらいいのか分からない。
起動の方法が違ってるらしいということだけど、どこに書いてあるんだろうということから探し始めた。
実は、ダウンロードしたソースを解凍したら説明のファイルが入ってる。「INSTALL」というファイルが出来ているので、それをちゃんと読んで書いているとおりにやらないとインストールに失敗する。
これは後から考えると当たり前の話のように見えるけど、ネット上で書いているとこがあんまりなかった。あまりに初歩的過ぎて書いてなかったのかもしれない。
手軽にインストールして使えればいいやという甘い考えの初心者だから嵌ったと思う。ここに気付くまでかなりの時間を要した。
Music Player Daemon (mpd) の場合、この「INSTALL」ファイルに起動の仕方が書いてある。
mpdの設定を記載する「config file」をどう扱えばいいかも書いてある。
書いてあるとおりにしたら、あっけなくmpdは動いた。
端末上で「ps x」とコマンド打てばmpdの文字が表示される。
これでiBook G4がmpdサーバーになった。
これには唖然とし、かなり戸惑った。これがLinuxのやり方なのかと腑に落ちるまで、ちょっと時間が必要だった。
今までの苦労はなんだったんだ?という感じ。
追記。
書いてあること読んでそのとおりやればいい、と言うだけじゃ後で分からないかもしれないので「INSTALL」に書いてあることを写しておこうと思った。
mpd-0.16.8とmpd-0.17.3では書いてあることが若干違う。
ここで写しとくのはmpd-0.17.3のほう。
Optional Output Dependencies
----------------------------
You will need at least one of these to compile MPD.
Most of these are available as packages on major distributions.
Be sure to install both the library package as well as the development package.
ALSA - http://www.alsa-project.org/
The Advanced Linux Sound Architecture. Recommended audio output if you use Linux. You will need libasound.
ここの項目にはALSA以外にもいろいろ書いてあるけど「at least」ということなんで、多分alsaだけ入ってたら問題ないんだろうと思う。実際、vine linux ppcにはAlsaとPulseAudioは入っている。他は確認していない。OSのインストールの仕方によっては違ってくるかもしれないが。
Optional Input Dependencies
---------------------------
You will need at least one of these to compile MPD.
MAD - http://www.underbit.com/products/mad/
For MP3 support. You will need libmad, and optionally libid3tag if you want ID3 tag support.
libmpg123 - http://www.mpg123.de/
Alternative for MP3 support.
FLAC - http://flac.sourceforge.net/
For FLAC support. You will need version 1.1.0 or higher of libflac.
Audio File - http://www.68k.org/~michael/audiofile/
For WAVE, AIFF, and AU support. You will need libaudiofile.
FAAD2 - http://www.audiocoding.com/
For MP4/AAC support. You will need libmp4ff.
とりあえず、うちの現状で入れてあるのは上記のような感じ、だったと思う。
読ませたい音楽ファイルに対応しているライブラリをインストールしてないと再生できないので、ちゃんと入れとかないといけない。しかしものによっては異常にインストールに時間がかかったり重そうだったりするので、お好みでということになるだろう。
次はmpd-0.16.8から引用。
「libcue」の項目はmpd-0.16.8にはあってmpd-0.17.3では削除されている。
Optional Miscellaneous Dependencies
-----------------------------------
libcue - http://libcue.sourceforge.net/
For CUE sheet support.
0.17.3では、mpd独自でcue sheetに対応したらしい。
うちではインストールしたままになってると思うんだけど、多分、なくても動作する。
以下、説明にリンク。
https://wiki.archlinux.org/index.php/Music_Player_Daemon/Tips_and_Tricks#Cue_Files
ざっとこんなものかな。
他は省略。
ただ、mpdが動いてもクライアントが繋がらないと使えない。
Clients - Music Player Daemon Community Wiki
ここにどんなクライアントがあるか網羅されている。
まずは手軽に使えるクライアントということで、firefoxプラグインのMusic Player Minionを使ってみた。
Mac miniのfirefoxからサイトにアクセスしてインストール。
しかし、これが全くmpdサーバーに繋がらない。
繋がらない原因も不明。
他のものを試してみようということで、ncmpcppを選択。
Powerbook G4にインストールしたVine linux上で、CUIで使えるクライアントが欲しかった。
というのはGUIだと直ぐにファンが回りだすから。OSXの時はOSが動いてるだけでファンがガンガン回って重くなるので実質何にも使えなかった。Vineだとそこまでじゃないけど、起動して時間がたってくると怪しくなってくる。でもfirefoxを動かせるだけかなりマシだ。
ちなみに、このPBG4は有線LANの端子が壊れていてケーブルがすぐに抜けるようになっている。修理しようと思ったら法外な値段だったので止めたままだ。つまり、NASの使用を見越したmpdサーバーとしては安心して使えないのだ。でも無線LANでmpd clientを動かすことは問題なく出来ると思う。
ところがncmpcppも問題があった。
インストール出来ない。
他のクライアントならできるかとncmpc、mpcも試したけどことごとく不可。
configure: error: libmpdclient >= 2.1 is required!という表示がでてmake出来ない。
libmpdclientはv2.1以上(v2.7)をインストールしているのだけど。
mpdやncmpcppをインストールするときには、ソースを解凍しconfigure、make、make installという手順を踏む。
configureは事前のチェック。
チェックして問題なければ、makeでソースの体裁をインストール可能なように整える。
root権限でmake installで、makeしたソースをインストールする。
だからconfigureの時点でインストールできないかどうかが分かって、make出来ないという旨の表示が端末に表示されるようになっている。
なぜ出来ないかは、実はconfigure.logというファイルに記載されている。
これを読めば対策を打てる。
しかし、この時点で僕はそのことは知らず、試したのはncmpcppのバージョンを下げてみるということだった。
v0.5xは不可。v0.4.1だとエラーが出なかった。
make、make installと順当にインストール出来た。
ようやくmpdを使って音を出すことが出来た。
やれやれ、だ。
この時点での再生環境を記載しとく。
iBook G4 | mpd v0.16.8 |
Powerbook G4 | ncmpcpp v0.4.1 |
RAL-2496UT1 | USB-DAC イヤホンジャック使用。 |
RAL-2496UT1を買ったのは2年以上も前のことだ。
結局、使う機会がなく死蔵していたんだけど、今回、役に立った。
とりあえず、今回はここまで。
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