Jan 03, 2021
Deezer Web Player使用をサポートするデータベースを運用してみる
Deezer Web Playerを使うことがめっきり増えた。主に聴いたことのない音源を追いかける役割を担っている。
これはつまり、最近は一つの音源を繰り返しじっくりという聴き方をすることが減ったということを意味する。
これは実は昔の聴き方に近い。
CD音源を買うことは殆ど無くなった。
今やDeezerはうちのメイン音源になっていて、768kHz-PPAPを鳴らすことが減ってしまっている。
それでもストリーミングだけに一本化はしたくない。
理由の一つは音質。
たまにNAS音源の768kHz-PPAPをSM-SX100で鳴らすとやっぱり良いので、外すわけにいかない。
普段はDeezer-384kHzはM500、Brooklyn Ampに継いでいるが、ときに入れ替えてADI-2 DAC、SM-SX100で鳴らしてみることがある。音質は若干良くなるけど、768kHz-PPAP音源のほうが更に良さそうな感じ。
将来的にpulseaudioで768kHzまでアップサンプリングできるようになったら、どうなるか分からないけど。
もう一つの理由は、音源の保証だ。
ストリーミングサーバーに置かれた音源が、何かの拍子に無くなったら聴けなくなる。
僕は音源提供元への信用が薄いとでもいうのか、いつ何時どんな理由によってか知らないが、特定の音源が消えないとも限らないと思っている。そもそもストリーミング元に音源を置くように契約している著作権保持者がいるはずだ。どういう契約なのか知らないけど、著作権者の都合でストリーミングを止めるとなれば、それまで聴けていた音源が無くなってしまうことになる。
そんな理由で、Deezerで聴けても気に入った音源はCDかダウンロードかで買おうと思っている。
音質の向上と音源確保の保証、両方が理由だ。
そういう運用をしているDeezerだけど、1回聴いた音源をまた聴きたいと思うことも多々ある。
僕の場合、あれって何だったかな、となるのが困る。
音源のイメージだけはあるけど固有名詞が出てこない。こうなると再発見するのが難しい。
Web Playserやアプリの機能を使って「お気に入り」にしておくという手もあるが。登録数が100件ぐらいならなんとかなるけど、今後、数100件以上とかになったらアートワークを見て探すというのは困難になってくると予想する。スクロールも大変だし、検索機能も探せるデータが限られているので、便利とは言い難い。
そういうわけで、自前のデータベースを用意してみようと思うようになった。Deezer音源のWebアドレスをデータベース登録して、そこからDeezerを開くようにしたら、Deezer自体のインターフェイスを使うよりも便利になるのではないか。
まず試したのは、うちで借りているレンタルサーバーでサービス提供されているデータベースを使うというアイデア。
phpMyAdminというソフトが使える。
データの登録をDeezer Web Playerが動いているウェブブラウザからできる。
手始めに、長岡鉄男のA級外盤のデータベースを作ってみた。
参考にしたのは、共同通信社から出版されている本2冊と、まとめサイト、Discogs、といったところ。
紹介されているディスク200枚のうち、Deezerには4割強の音源がアップされていることが分かった。長岡A級外盤はレアな音源も多いけど、意外なものがDeezer上にあったりする。
データベースを作りながら同時平行で使って、という感じだったんだけど、使いながら、どうもこれは違うなという感じになってきた。
しっかりした業務用にも使えそうなデータベースで(多分、本来はそういう用途で使うものなのだろう)、見た目は固い感じで、使い方もきちんとしないと上手く使えない。慣れてないのもあるんだろうけど、帯に短し襷に長しという感じなのだ。
もっと気軽、手軽に使いたい。
そこで、うちのブログに使っているblosxomでなんとかならないかと思い付いた。
blosxomというのは手軽で柔軟なのが持ち味だ。
1から構築するのは無理なので「blosxom starter kit」を使う。
https://github.com/blosxom-fanatics/starter-kit/wiki
細かいことは、オーディオとは関係ないし、ここでは省略(後日、気が向いたら別エントリーにでもしようと思う)。
あちこち設定に手を入れて、データベースらしい体裁に整える。
こんな感じ。
http://blown-lei.net/raisin/blosxom.cgi
かなり大雑把でデータの記載もいい加減にしているが、僕が個人的に使うには十分な感じ。
もともとブログキットなので、データ登録をウェブブラウザ上からできる。
検索はデータベース上のデータ全体を広範にカバーするので、細かい指示指定が必要なphpMyAdminの検索よりも手軽に使える。
加えて今回、タグがどのくらい使えるかを試してみようと思っている。ブログではいまいち上手く運用できないと感じたけど、データベースだとどうだろうか。ちなみに、phpMyAdminにはタグはない。
本当は、Roonあたり導入したらこういう悩みは少ないのかもしれないけど、うちのようなイレギュラーな運用の中でどういう納まり方が出来るのか見当も付かない。そもそも使えないかも知れないし。2週間の無料試用期間があるというが、うちで試すには期間が短すぎると感じるのもあって、手を出しにくい(個人的には最低2ヶ月欲しい。甘い?)。
そのうち飽きるか投げ出すか、しばらく運用してみようと思う。
writeback message:
Caution!!!
Now, Anyone cannot post a comment.