Apr 12, 2013
Vine Mpd ppcについて覚書(10)NASのマウントについて
これも結構困ったのを思い出したのでエントリーにする。
現在は、PCオーディオ実験室で紹介されてる自動マウントのような、高度な設定はしていない。
iBook G4の起動後、ランレベル3の端末からコマンドを打ち込んで「Music」ディレクトリにマウントさせるという、原始的な手法をとっている。
そんなに困らないから今のままでいいかな、と思っている。
ファイルシステムをマウントするにあたって、まず「マウントポイント」を作る。
うちの場合、「/root/Music」をmpdのmusic_directoryに指定してるので、ここに空のディレクトリを作りマウントポイントにする。
次に、以下のようなコマンドを打ってみた。
以下のようなというのは、はっきり覚えてないからである。
# mount -t nfs //192.168~(マウントするNASのディレクトリのパス) /root/Music/(マウントポイント名)
これが上手くいかなかった。マウントしない。
PCオーディオ実験室のエントリーには「cifs」とか「smbfs」といった文字列が出てくる。ファイルシステムをマウントするにあたって、ファイル形式によって選択する文字列が違ってくるらしい。
nfsじゃダメだったのでcifs、smbfsとやってみたけど、やはり上手くいかなかった。
そこで「man mount」でマニュアルを読んでみたけど、よく分からない。
これにはまいった。
外付けHDDにするなんて手間はかけられない。
ネット上で手がかりをさがしているうち「cifs」というのがあると知る。
Windows上のファイルにLinuxからアクセスするには(mount.cifs編) - @IT
これを試したら当った。
# mount -t cifs //192.168~(マウントするNASのディレクトリのパス) /root/Music/(マウントポイント名)
これで、NAS上のディレクトリをmusic_directoryにマウントできた。
ところがまだ問題があった。
NAS上にはiTunes Libraryの音楽ファイル用ディレクトリも置いてある。これを/root/Music/にマウントしようとしたら出来なかった。
ディレクトリ名に「iTunes Media」が使われているので、コマンドに半角スペースが混じる。そのままでは正しいコマンドとして成り立たなくなるのだ。
対策は簡単で、パスを""(ダブルクォーテーション)で囲むだけでいい。
# mount -t cifs //"192.168~(マウントするNASのディレクトリのパス)" /root/Music/(マウントポイント名)
これで問題なくマウントできた。
\(バックスラッシュ)を使ってコマンドを書く方法もあるということだが、試みていない。
毎回こんな長ったらしいコマンドを打つのは大変なので、「alias」に登録してある。
bashの設定ファイル「.bashrc」に、コマンドをマウントポイント名でaliasに登録してあるので、マウントポイント名を端末に打ち込むだけでマウントできる。
ダブルクォーテーションを使ってるコマンドは、'(クォーテーション)を併用して書いている。
これぐらいなら手間だとあんまり思わないので、これでいけてる感じだ。
writeback message:
Caution!!!
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