Jul 29, 2025
上流サーバーの電源環境にUPS(BY50S)を導入する
少々、前回から間が空いた。
システム上流のサーバー群に、TEAC AV-P25を使ってみて2ヶ月弱。
悪い音ではないのだけど、ひと言でいうと、いまいち好みの方向ではないと前に書いていた。そして、正直、徐々になんとなく、オーディオから距離が空くような感じになっていった。やっぱり好みじゃないんだな。
今回、まずは以前の環境に戻してみた。
以前の環境って、どういうものかって、ホームセンターで安価に売ってるタコ足配線用の平べったいタップ(コーナータップというらしい)を4枚数珠つなぎにした塊から、7つの機械が電源をとるというもの。真面目なオーディオマニアが見たら目を背けるようなやり方だ。申し訳に自作のノイズフィルターが2つ刺さっている。
しかし、僕の好みの音が戻ってきた。
AV-P25で行きすぎかなと思っていたところから引き返してきた感じ。
音の隙間の暗さが戻ってきた。そういうメリハリがある方が、好みなので仕方がない。
ただ、そうは言ってもタップ数珠つなぎで今後もいつまでもというのも。
それに、音源によって僅かに何処かしら以前は感じなかった刺々しさを感じる。AV-P25に慣れたからか、どうなのか。
どうしようかね。
UPSをとりあえず、入れることにした。
いずれは入れようと思っていたのだし。
どんな機種にするか多少調べたが、下流のサーバーに使っているのと同じBY50Sにする。下流への使用で有効なのは既に分かっている。問題は、上流サーバーに使って得られる効果が、僕の好みに合うのかどうかということだ。
しかし、改めて機種検討したら、なんでBY50Sを下流サーバーに使うと音が良くなるのか理屈が分からないことが分かった。常時商用給電方式なので、普段は家庭用AC100Vをそのまま使っている、ということなのだ。そんなんで、なんで音が良くなるのだろう。
データシート|ダウンロード|OMRON 無停電電源装置(UPS)
https://socialsolution.omron.com/jp/ja/products_service/ups/support/download/datasheet.html
オムロン無停電電源装置(UPS)常時商用給電方式 BY-S(DS-014F_BY-S_250612-S.pdf)
https://socialsolution.omron.com/jp/ja/products_service/ups/support/download/datasheet/DS-014F_BY-S_250612-S.pdf
このpdfに書かれたブロック図によると、AC電源の経路に充電回路とバッテリーが繋がっている。

これらが何か音に作用しているんだろうか。
常時インバータ給電方式だったら、常にインバーターからAC100Vを作るのでノイズが少ないという理屈になるのだけど、しかしそういう機種には大抵、クーリングファンがついていて、機種によっては常時動作したりする。オーディオ用としてどうなんだろう。それに、そういう機種はそこそこ高価だ。
電源トランス、オーディオ用電源という手もあるんだろうが、かなり高価になる場合もあるし、付帯する音色がどうなのかは、それこそ使ってみないと分からない。
それに、それってそもそもUPSではない。UPS機能が付いてる機械もあるのだろうか。
そんなこんなで、探すのにも疲れて、やっぱBY50Sでとりあえずやってみっか、ということにした。
(停電時のリスク管理という面からは、常時インバータ給電方式が良いらしいのだけど)
とか、考えているうちに、DeezerをLMSで聴けなくなった。
以前から時にそういうことはあって、たいてい、サーバーを再起動するとかarlを入れ直すとか何かしたら程なく治っていたんだけど、今回は難しい。プラグインを入れ直してみたり、設定を変えてみたり、やっぱり再起動してみたり、3日経っても治らない。
何がいけないのかも分からない。
おかしいなあ、と思っていたら、治った。
サーバーの方で何もしていないのに治る。
こうなると、こっちのサーバーだプラグインだというのじゃなく、Deezerのほうに何かあるとしか思えない。
そこで思い当たるのは、Deezerアカウントに接続されているデバイスとしてDeezerに認識されていたスマホとタブレットを、Webブラウザのインターフェイスを通じて削除したこと。アカウントに接続できるデバイスは3つまでとされているので、余裕はある筈だった。削除してすぐには変化がなかったが、1日経ったらLMSでDeezerを使えるようになっていた、ということになる。
関連があるのかどうかは不明だ。偶然かもしれない。
Deezerのサーバーからデータ送信先として認識されるのに時間がかかっているのではないかという疑いもある。これもはっきりしない。
そんなこんなの末、BY50Sを入手し、上流のサーバーを繋いでみた。
なんだか、いまいち、精彩を欠く。
いかんのかなあ、ということで、外していた自作ノイズフィルター2つを刺してみたら、なんだか改善したような、いや、、ひょっとして、僕はノイズフィルターの音が好きなのかな、いや、ここには一般家庭のAC100V同等が来てるんだから、ノイズフィルター入れたら普通に効いてると判断するほうが妥当だろう(ちなみに、AV-P25を使っていたときにはフィルターは外していた。今から思えば、使ってみたら面白かったかもしれない)。
そうなってみての音は、以前よりも派手で力強くメリハリがありくっきりしている。BY50Sの重さの分だけ効いていると説明したら、なんとなく説得力が、あるかな、どうだろう。かなり聴こえ方が変わってしまった。
正直、評価は難しい。大きく音が変わったら、良いのか悪いのか簡単に判断できないのだ。
しかし、ちょっと気になるのは、UPSをコンセントに繋いだ後、暫くは搭載している蓄電池の充電をしている筈だ。充電が済んだら音が変わったりするのだろうか。充電にはどのくらい時間がかかるのだろうか。
とかなんとか書いているうちに、半日ほどで、音色が落ち着いたような気がする。
こういうときに即断は禁物だけど、、、これで、多分いいんじゃないかな。方向はこれが欲しいというど真ん中の音が出ている。
しかし、若干微妙。
というのは、以前より良くなっているようだが、見えすぎてる気がするのだ。見え易すぎるというのかな、、、音量が上がったような、音像の質量が大きくなったような感触がある。膨らんではいないのだけど。これでいいのかな?という微妙さがある。
使いながら様子を見ていく。
AV-P25は、息子が使っているMac mini M2とかテレビモニターとかが繋がっている電源タップと入れ替えた。ハードオフに返すのも面倒だし、コンセント差込口が多くなって便利に使いやすいかな、というぐらいの理由。
結果、すごくMacの処理が速くなったと息子が言う。
タップ付け替えに伴う再起動が理由ではないかと問うと、それは関係ないという。
AV-P25が原因かどうかは不明。検証するにはもとのタップに付け替えてみないといけないけど、けっこう大変なのでそこまではしない。
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Caution!!!
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